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2005.09.30
▼勝利!そして夢は続く!▼
29日、アウェーで行なわれたUEFA杯1回戦第2戦・対プロブディフは、ボルトンが第1戦に続いて1−2の逆転勝ちをおさめた。この結果、トータルスコア4−2でグループステージ進出が決まった。
 
▼ヒデは途中出場▼
試合開始時、ブルガリアのピッチ上には中田英寿の姿はなかった。引き分け狙いの守備的作戦のためだった。しかし、プロブディフに先制を許すと、アラダイス監督は攻撃的選手を投入。後半21分から中田英寿が途中出場を果たした。中田英寿は後半27分、デイビスがペナルティエリア左隅で得たフリーキックを蹴ったが、精度を欠き、ゴールキーパーが正面でキャッチした。そして後半30分には第1戦に続いてイエローカードをもらってしまった。
 
▼試合詳細▼
◎出場メンバー
(4-5-1)
GK:ウォーカー
DF:ベン・ハイム、エンゴティ、ファイ、ペデルセン
MF:ヤンナコプロス、オコチャ、オブライエン(66分・中田)、フェルナンデス(56分・ノーラン)、ディウフ
FW:ボルヘッティ(56分・デイビス)
 
◎試合経過
前半はホームのプロブディフペースで進んだ。序盤はプロブディフが70%ものボールを支配した。コーナキックは前半で6本もあり、2度ほど決定機を与えてしまうが、無失点に抑えた。ボルトンのチャンスは2度あった。23分、ディウフの16mのシュートは右にそれ、29分のフェルナンデスの22mの左足ハーフボレーはバーを越えた。前半終えて0対0だったが、ポゼッションはプロブディフ58%、ボルトン42%とプロブディフ有利だった。ハーフタイム、スタジアムに発煙筒の煙が立ちこんだたため、後半の開始は5分程度遅れた。そして後半6分、ゲオルギ・イリエフに23mのシュートを決められ先制を許してしまう。このままではアウェーゴールルールで敗退が決まるボルトンは、後半11分にノーラン、デイビスを投入、その10分後に中田を投入した。一気に攻勢を仕掛けるボルトンだが、守るプロブディフを攻めきれず、シュートを打つ事はできなかった。後半27分の中田のフリーキックでもゴールを挙げることができなかった。しかし後半34分、ペデルセンキーパーとディフェンダーの間に上げた低いクロスをプロブディフが痛恨のオウンゴール!形勢は逆転し、試合終了4分前にはノーランが鮮やかなゴールを決めて逆転した。ボルトンは残り約10分で逆転し、欧州の夢を繋いだ。
 
◎stats

プロブディフ チーム名 ボルトン
得点
枠内シュート
枠外シュート
ブロックされたシュート
コーナーキック
19 ファウル 18
オフサイド
1 警告 1
退場
71.8% パス成功率 60.1%
29 タックル数 29
86.2% タックル成功率 86.2%
50.1% ボール支配率 49.9%

▼アラダイス監督コメント▼
「我々にとって非常に難しいゲームだった。結局の所、振り返ると我々は十分すぎるほど第1戦のリードを守ろうとして、そして(守備的に)引いていたと言うことだ。しかし私のチームは素晴らしいキャラクターを持っている。彼らはどんな戦いにも決然と立ち向かい、負けたくないんだ。我々は最初のオウンゴールで幸運に触れたのかもしれない。しかしそれはペデルセンからの素晴らしいクロスだった。ノーランが驚嘆すべき技術で素晴らしいゴールを決め、我々はそうありたい場所、つまりグループステージに進むことになったんだ。ファンタスティックな夜だった。」
 
▼採点▼
マンチェスター・イブニング・ニュースによる採点と評価は以下の通り。
ウォーカー:7 ゴールチャンスを与えず、ほとんどする事がなかった。
エンゴティ:7 巨大なフランス人は典型的にたくましいパフォーマンス。
ファイ:7 後方の強い存在。
ベン・ハイム:6 右サイドでいくらか揺れた。
ペデルセン:7 オウンゴールを引き出すクロスを上げるまで静かだった。
フェルナンデス:6 彼のプレースタイルに合わなかった
ヤンナコプロス:6 進んで走った。しかし彼のスリップからプロブディフのゴールが生まれた。
オブライエン:6 中盤での役割を担えなかった。
オコチャ:6 ベストパフォーマンスを回復するために奮闘した。
ボルヘッティ:6 きちんとポゼッションしていたように見えたが、ほとんど持てなかった。
ディウフ:6 凸凹のピッチで奮闘した。
ノーラン:8 中盤でかき回して、よい効果を発揮。勝利へと導いた。
デイビス:8 役に立つターゲットとなり、2点目をお膳立てした。
中田:6 インパクトを残す時間がなかった。しかし技術的に良い
 
2005.09.29
▼先発濃厚▼
本日行なわれるUEFA杯1回戦第2戦のプロブディフ戦(アウェー)への中田英寿の先発が濃厚だ。28日付のエクスプレス紙は「他人にはマニアックに映る過去の名選手、今年でいえば中田をプリマドンナに仕立て上げている」とアラダイス監督の再生工場ぶりを称賛。復権の道を歩む中田英寿を軸に据え、グループステージ進出を目指す。
 
▼アラダイス監督「中田を1試合にして」▼
アラダイス監督が、日本代表での中田の出場制限を日本協会に直訴するようだ。同監督は27日の会見で、「中田を東欧遠征の2試合で酷使するのはやめてほしい。できれば1試合にしてほしい」と話し、日本協会にも申し入れる意向を明らかにした。
 
▼アラダイス監督コメント▼
「選手達はこの遠征について私ほど心配していない。私は大志ある人間だし、大志ある監督だ。試合に勝利する事だけでなく、クラブがこれまでできなかった事を成し遂げたことを認識して欲しい。私はいつもそれを誇りに思うと言ってきた。しかし状況を監督する事は難しいんだ。10月の始まりを前にして、我々はディフェンス陣の怪我にみまわれている。我々がより多くの試合をこなしていくとき、怪我人はもっと多くなるかもしれない。それが心配だ。我々にできることはベストを尽くす事であり、グループリーグに進出できる事を望むよ。私は、チームが持っている運動量を失いたくない。我々は勝利の効果を持っている。そしてそれは全ての試合で必要とされる。マン・シティ戦で起こった事を見てください。敗戦の効果が彼らにはあった。シティはカーリングカップで負けてからプレミアで連敗した。私はそのような状況にはなりたくない。一つの結果が他の結果に影響するのだ。敗戦の効果は突然あふれてくるんだ。そして困難に陥る。我々はそれを昨シーズンに経験した。敗戦の効果は容易に再び起こってくる。しかし今は、選手達はどこへ行っても負けないと感じている。プロブディフ戦に立ち向かおう。我々は勝たなければいけないわけではないんだ。引き分けでも十分なんだ。」
 
▼遠征メンバー発表▼
ボルトンはプロブディフ戦の遠征メンバー16名を発表した。スピードとジャイディが外れたが、ファイはブルガリアへ向かうようだ。また、アカデミーのポーランド人センターバックJarik Fojut(17歳)を遠征メンバーに加えた。遠征メンバーは以下の通り。
GK:ヤースケライネン、ウォーカー
DF:エンゴティ、ペデルセン、ファイ、Fojut
MF:ノーラン、ヤンナコプロス、オコチャ、ガードナー、中田、オブライエン、フェルナンデス
FW:デイビス、ボルヘッティ、ディウフ、
 
▼ディウフのコメント▼
「俺は夏の間に休みが取れなかったのでほんの少し疲れている。この夏はセネガル代表でプレーしていたし、その後はボルトンのチームメイトとバンコクと日本へ行った。アラダイス監督は知的だよ。そして俺は彼のローテーション制にも同意するさ。俺たちのチームは選手が少ないんだ。多くの試合に出場する選手を休ませるような少しの変化は普通だよ。俺たちは良いチームだし、良い監督を持っている。そしてすごく調和が取れているのさ。それは俺たちが全てのゲームを勝つためにベストを尽くすということなんだ。俺たちが醜いプレーをするか良いプレーをするかは重要ではないんだ。俺たちはグループリーグに進出するためにブルガリアへ行くんだ。もし、無失点に抑える事ができたら、それでオッケーなのさ。プロブディフは良いサッカーをする良いチームだから難しいだろうけど、俺たちは強いチームだし、グループリーグに進出できるだろう。ベストを尽くすよ。もし俺たちがグループリーグに進出できたとしたら、それ以上先を見るべきではない。俺たちは小さなクラブだし、俺たちの新しい経験なんだ。俺たちはチェルシーやアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドではないんだ。」
 
▼アラダイスの楽しみ▼
アラダイス監督は中田英寿とオコチャの共演を楽しみにしている。アラダイス監督はオコチャ同様にクリエイティブなプレーをする選手(=中田)を見つけたことを確信している。アラダイス監督は、「我々は決定的なチャンスをつくる創造性とオコチャのようなパス能力を持った選手(=中田)を見つけた。オコチャと中田を同じチームに持つことは何かを起こすだろう。」と語った。また、最近のオコチャについては、「最近のオコチャは我々が知っているオコチャではない。しかし彼がスピードと技術を発揮し始める時、中田とオコチャは我々にとって素晴らしいものになるだろう。」と語った。
 
▼アラダイスを駆り立てるもの▼
アラダイス監督はいつも『解雇されるかも』という状況に立ち向かうことで奮い立っているようだ。アラダイス監督は「私はいつも言ってきた。私を駆り立てるものは、すぐそこに来ているものだと。それは”解雇”だ。不公平なようにも思えるが、もし我々が一定期間の間にうまく働かなければ、それがファーガソン監督であろうとサム・アラダイスであろうとモウリーニョ監督であろうと我々監督みんなに起こるものだ。もし実績を残さなければ、人々は監督に敵対したり、変化を望むようになることは必然的なことなんだ。それが我々監督業に携わる者のシナリオなんだ。」と語った。
また、昨シーズン、ボルトンが9試合で2ポイントしか勝ち取れなかった時期(6連敗を含む)に、ガートサイド会長や株主であるエディー・ルイス氏が信用してくれたことについて、「オーナーは昨年、私に素晴らしい支持を与えてくれた。6連敗の時でさえも、私は自分の立場が脅かされていなかったことを知っているんだ。その時は本当にありがたく思ったし、それ以来、彼らに恩返ししたいと思っているんだ。」と続けた。さらに、「私がこれまで指揮してきたクラブでは野次られることはなかったから、たぶん私は幸運なのだろう。しかし、どこかで野次られるような時が来るだろうと予測もしている。そしてそれは(野次)このクラブを今までよりも良くすることによって起こってくる期待のためだったり、成功に慣れたファンによるものだろう。チームの調子が少し狂い始める時、ファンは不愉快さを表わすだろう。それは受け入れるべきものなんだ」と語った。
 
▼ヤースケライネン▼
ボルトンの正GKヤースケライネンがsky sportsが選ぶ9月の月間最優秀選手のトップ4に選ばれた。ヤースケライネンは多くのファインセーブで失点を防ぎ、ボルトンの好スタートに大きく貢献した。
 
2005.09.28
▼東欧遠征先発決定▼
日本サッカー協会は27日、ラトビア、ウクライナと対戦する東欧遠征の日本代表21人を発表。当然、中田英寿も選出された。ジーコ監督は、体制下での最多4失点を喫した今月7日ホンジュラス戦の反省と奮起を促すため、中田英寿らホンジュラス戦時と同じMFとFWの布陣でラトビア戦(10月8日)に臨むことを明言した。また、「ヒデも俊輔も大きなモチベーションでイキイキとプレーしているのがうれしい。代表もその恩恵をこうむるし、この調子で続けてもらいたい」とコメントした。
 
▼9点!▼
26日付のサッカー専門夕刊紙『ピンクスター』が全試合を通じ最高点タイの9点をつけた。アラダイス監督も「今のボルトンで一番技術がある」と絶賛するなど、復権ロードを順調に歩み出した。
 
▼故障者の復活はあるか?▼
29日のプロブディフ戦に向けて故障者の復活はあるのだろうか?骨折のカンポとハントは完全に出場不可能。残るは背中とハムストリングス(太もも裏)を故障しているスピードと、ハムストリングスを故障しているジャイディ、そしてソケイ部を故障しているファイだ。アラダイス監督はクラブの公式サイトで「少なくとも3人(スピード、ジャイディ、ファイ)のうちの1人木曜日に間に合うだろうと希望を持っている」と語った。
 
▼右サイドバックは?▼
ニッキー・ハントの骨折により、誰かがどうポジションを務めなくてはならない。現時点で最も有力視されているのはベン・ハイムだろう。その場合はジャイディかファイが怪我から復帰してセンターバックに入る必要があるだろう。または、リカルド・ガードナーかペデルセンも考えられるが、本来FWのペデルセンを再びポジションチェンジして右で起用するとは考えにくい。左利きだが右サイドのプレーを得意とするフェルナンデスの起用もあるかもしれない。
 
▼アラダイス監督コメント▼
「スピードとファイとジャイディはプロブディフ戦出場のチャンスはある。しかし、ハントとカンポは確実に無理だ。ファイとジャイディが無理であれば我々はディフェンス面において苦労するだろう。我々は、共にプレーしたことがない4バックでプレーする必要があるかもしれない。故障者たちは試合までに回復するだろうと楽観しているけれども、そうでないにしても何人かは出場可能だろう。合理的な堅固な4バックには少なくともファイとジャイディが必要だ。ベン・ハイムは右サイドバックでプレーすることができるが、彼をセンターDFから動かしたくないんだ。私は日曜日のウィガン戦についても考えておかなければならない。それはプレミアシップでの我々に重要なものなんだ。我々は短期間の2試合に対処する必要がある。そして不幸にもディフェンスエリヤで怪我人を出すことは許されない。我々にとっての大きな心配事だ。」
 
▼ノーランのコメント▼
ノーランはプロブディフ戦について「僕は前回対戦時は先発でなかったから、先発するであろう今度の対戦を楽しみにしているよ。」と語った。また、ボルヘッティが決勝点を挙げる直前のシーンについて「重要なことは、プロブディフの選手が倒れた直後に点を取ったということだ。私はその選手に触っていないし、彼は怪我をした振りをしていたんだ。プロブディフの選手は不幸だったよ。しかし、彼らは倒れたふりをすることで時間を無駄に使ったんだ。僕たちはあのような振る舞いに慣れなければならない。でも、欧州初挑戦のシーズンでそんなことはしないけどね。」と語った。更に「彼らはリーボックスタジアムでうまく戦った。多くの人はプロブディフを見限ったけれども、彼らはいいチームだ。向こうでは簡単な試合にはならないだろうね」とコメントした。
 

2005.09.27
▼ヒデmail▼
昨日付けでヒデからメール『Debut!!』が届いています。プレミアの展開の速さ、フィジカルコンタクトに戸惑う反面、自分のプレーができてきているようですね。こちらです。
 
▼絶賛の声は続く▼
メール紙は、ポーツマス戦の中田英寿を「光る真珠であることを証明した。ピークに達すればより光る」と絶賛した。エクスプレス紙、ミラー紙も両軍唯一の最高点8点をつけた。サン紙もDFエンゴティと並び、最高の8点と最大級の評価を与えた。
 
▼カッティングエッジ▼
中田英寿が、アラダイス監督から「カッティングエッジ」という、ゲームメーカーとして最大級の賛辞を受けた。アラダイス監督は試合後、質問されていないにもかかわらず、中田英寿の話題を切り出した。「ボルトンにテクニックのある選手がいないと言われたら、オレは笑うね。今日の場合、それはヒデ・ナカタだったよな」。中田英寿のプレーに満足したように話し始めると、「He has shown us cutting edge with his play.(彼はそのプレーでカッティングエッジを見せた)」と続けた。「カッティングエッジ」とは直訳すれば「鋭い切り口」。だが、通常はファッション用語などで「最先端」「革新性」という意味で使われる。サッカーのプレーで使う場合は「決定的なチャンスをつくる創造的なプレー」という意味。ワンプレーで展開を一変させる、最も危険なタイプのゲームメーカーに使う言葉だ。
 
▼ベストイレブン▼
ボルトンMFケヴィン・ノーランとDFニッキー・ハントがスカイスポーツが選ぶベストイレブンに選出された。
 
▼ハントが骨折!▼
DFニッキー・ハントが左腓骨(ひこつ・脛の外側の骨)を骨折している事が明らかになった。ポーツマス戦の試合終了間際に傷めたもので、骨折線は非常に細いらしい。ハントは6週間の離脱となる。アラダイス監督は「非常にガッカリしている。試合終了数分前の怪我だ。彼は5試合は出場できないだろう。怪我の状況についてはあまり心配していないが、チームは鍵となるポジションで選手層が薄くなった。我々は状況に対処してブルガリアでの試合に挑むべきだ。」とコメントした。
 
▼アラダイスがディウフに警告▼
次節ウィガンと対戦するボルトン。ウィガンにはディウフにとって因縁のDFアルヤン・デ・ゼーヴが在籍している。デ・ゼーヴは昨季ポーツマスに所属していた時、ディウフに唾をかけられたのだ。アラダイス監督は、「昨季ポーツマスに対して起こった出来事はディウフのキャリアにおける汚点だ。そのような事を繰り返さないように祈るよ。しかし今のディウフはかなりいいよ。たぶん彼はもはやローンの選手ではないからだろう。より安定しているように思える。ディウフはこのクラブで人気を得たように思うかもしれないが、パフォーマンスは同じように維持しなければならない。さもなければリバプールの時のように控えになる。」と語った。
 
▼ノーランが将来のイングランド代表を目指す▼
ケヴィン・ノーランが将来のイングランド代表入りという野心を語った。「僕はまだ23歳なんだ。たぶんいくらかの出場機会を得るだろう。将来のある日、代表入りすることができるだろう。しかし僕はボルトンでの日々に満足している。レギュラーとしてプレーできる事は素晴らしいし、希望に満ちてここで働き続ける事ができる。今のイングランド代表には世界でも最高レベルの素晴らしいミッドフィルダーが揃っているし、優れた控え選手もいる。たぶん彼らが代表を引退する4,5年のうちに僕はチャンスを得るだろう。」
ノーランはボルトン在籍7年目で208試合出場、前節に行なわれたポーツマス戦のオーバーヘッドで30得点目を決めている。7試合に1得点挙げている計算だ。
 
▼プロブディフ戦予想オッズ▼
英ブックメーカーのウイリアムヒルによるアウェーでのプロブディフ戦(現地時間29日15時55分キックオフ)の予想オッズは、ボルトンの勝利が2.15倍、引き分けが3.30倍、敗戦が2.80倍と、ボルトン有利となっている。
 
2005.09.26
▼ヒデのコメント▼
クラブの公式HPは『中田英がマン・オブ・ザ・マッチ級の働きをみせた』と絶賛した。また、中田英寿はクラブの公式HP上で、「(初先発したことは)とても幸せだが最も重要なことは勝利。調子はまだベストではない。もっと試合に出る必要がある。いずれにしても試合には慣れてきているし、ここでの時間を楽しんでいる」とコメントした。
 
▼試合後のヒデ▼
試合後のスタジアム正面玄関前でファンへサインをしているとき、報道陣から「ナイスゲーム」と声をかけられた中田英寿は「サンキュー」と答えた。
 
▼アラダイス監督の賛辞▼
アラダイス監督は「今日の試合を見たら、中田の素晴らしさを語らないわけにはいかないだろう。ちょっと引いてキラーパスを放っていた。我々の攻撃陣に鋭さを与えた。これからもクリエイティブなプレーで多くの得点機をつくってくれるだろう。去年はオコチャとイエロ(元スペイン代表DF・引退)がいいパサーだったが今年は違う。中田が自分の力で切り開き、ムードメーカーとなりチャンスを作り出した」と語った。
 
▼各紙採点▼
サンデー・ミラー紙は8点の評価を与えてマン・オブ・ザ・マッチに選び「中田はボルトンにスターのタッチを吹き込んだ。中田の質はポーツマスには重荷過ぎた」と報じた。一方、ニュース・オブ・ザ・ワールド紙は「プレミアのペースに苦しんでいる」と5点にとどまった。
 
▼現地の掲示板では▼
boltonwanderers.rivals.netの掲示板でも中田英寿へ賞賛の声が寄せられている。以下、そのコメントです。
「彼はパス、動きは素晴らしかった。ロングボールのみの攻撃と呼ぶ人たちへの解毒剤」
「どのようにボールを扱うかオコチャにレッスンをした」
「ニュース・オブ・ザ・ワールド紙の5点は信じられない」
「ピッチ上のベストプレイヤーだった」
 
▼次戦は?▼
ボルトンは29日、ブルガリアの地に渡ってプロブディフとの第2戦を戦う。ボルトンのMF陣はファイ、スピード、フェルナンデス、カンポなど故障者が続出しており、中田英寿の先発は濃厚だ。1回戦突破後は5クラブ総当たりのグループリーグ。進出か敗退かではスポンサー、放映権料などで5〜10億円の差額が出るといわれる。財政的に恵まれていないボルトンとしては是非とも勝利してグループリーグに進出したい所だ。(日程が一層厳しくなるけど)
 
▼カーリングカップ組み合わせ▼
24日、カーリングカップ(イングランド・リーグカップ)3回戦の組み合わせ抽選が行なわれ、中田英寿の所属するボルトンはウェストハムと対戦することになった。カーリングカップ3回戦は10月下旬に行なわれる。
 
▼マン・Uからコーチ?▼
マンチェスター・ユナイテッドのリザーブチームの監督Ricky Sbragia氏がボルトンのコーチに就任するという噂がある。Sbragia氏は、昨季のリザーブリーグでマン・Uを優勝に導いている。
 
2005.09.25
▼初先発!▼
中田英寿が24日、ポーツマス戦(ホーム)でプレミア初先発・フル出場を果たした。中田英寿は4−5−1の攻撃的MFでプレー。豊富な運動量と切れのいいパスで決定機を何度も演出した。また、得点こそなかったものの、シュート5本を放つなど積極的に攻撃に参加、存在感を示した。中田英寿は17日のマンチェスターC戦(アウエー)で途中途中出場でプレミアデビューしている。
 
▼アラダイス監督のヒデ評▼
「中田は非常に良かった。チームに合流して間もないが攻撃面はいっそう良くなっている。パスを含め、攻撃の技術には素晴らしいものがある」と絶賛した。
 
▼3位浮上!▼
ボルトンは24日、ホームでポーツマスを1−0で下し、4勝2分け1敗の勝ち点14とした。順位は、チェルシー、チャールトンに次ぐ3位に浮上した。
 
▼現地で大絶賛!▼
WorldSoccerNews.comでは『中田のシャンパンスタートがプレミアシップに火を灯す』との見出しで中田英寿を絶賛した。
「9月15日のUEFA杯で現れた日本人MFは輝かしいパフォーマンスでボルトンを3位に浮上させた。ボルトンを勝利に導いたノーランの素晴らしいオーバーヘッドシュートにもかかわらず、中田英寿はマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。笑顔の中田は「ボルトンは素晴らしいチームです。僕達は選手、スタッフ共に楽しんでいる。」と語った。その日本人はフォワードの走りを予想して、そして、ピッチの中央で閃きを持ってチームメイトに正確なパスを振り撒いた。彼は試合終盤、ペナルティエリアの絶好のポジションでボールを受けたとき、得点するべきだったが、シュートはポストを大きくそれてしまった。アラダイス監督は8月に1年間のレンタルで彼を連れて来たが、完全にコンディションが回復するのを待たなければならなかった。」
またfoxsportsもマン・オブ・ザ・マッチに中田英寿を選ぶ一方、同様のゴールチャンスを逃がした事を指摘していた。BBCでも”The impressive Hidetoshi Nakata”と賞賛していた。テレグラフ紙では「中田英寿は”退屈なボルトン”というレッテルに対して、素晴らしいパフォーマンスをもってアラダイス監督に回答を与えた」と伝え、「中田はプレミアで戦うには軽量に見えるかもしれないが、彼のパスを出す際の意識・視野は賞賛に値する」と評価した。
skysportsではいつも甘い採点ではあるが、9点をつけ、「飛び抜けて目立った初先発。中田はボルトンにとって最も効果的な選手であり続けた。よる熟達した存在だった。」としてている。
 
▼試合詳細▼
会場:リーボックスタジアム
観客:23134人
 
◎出場メンバー
GK:ヤースケライネン
DF:ハント(90分ディウフ)、ベン・ハイム、エンゴティ、ペデルセン
MF:オコチャ(75分ヤンナコプロス)、スピード(10分オブライエン)、ノーラン、中田、ガードナー
FW:デイビス
 
◎試合経過
中田、オコチャを同時期用したボルトンは、ボールの収まりどころが増え、これまでのロングボール主体の攻撃が減り、パスをつなぐ攻撃を見せ始めた。エンタテイメント性に欠けるという風評をチームとして払拭するようなプレーを見せた。明らかに中田英寿の存在がそうさせたと思える試合だった。
 
前半7分、左からのクロスにダリオ・シルバがヘディングシュートを放つもバーを越える。
前半15分、エリア内でパスを繋いだポーツマスが左からクロスを入れ、ロベールが頭で狙うも左にそれる。
前半20分、中田からガードナーにスルーパス。ガードナーは足元にボールが入りコントロールできなかったが、最初の決定機を演出。
前半25分、ロングスローからのこぼれ球を拾ったペデルセンがハイボールを入れる。デイビスが頭で折り返し、ノーランのオーバーヘッドで先制!1−0。
27分、ロベールから走り込んだオニールにスルーパス。右足アウトで狙うもヒットせず、ヤースケライネンがキャッチ。
32分、左後方からのクロスに中田がエリア内で右足アウトでシュート。惜しくも左にそれる。
後半13分、エリア内に走り込んだ中田にノーランからパス。惜しくも届かず。
後半19分、左右にパスを散らしたポーツマス、プリスクのシュートは左にそれる。
後半22分、ヤースケライネンのゴールキックをデイビスが落として、中田がシュート!DFに当たりコーナーキックに。
後半23分、中田からデイビスにこの日一番のスルーパス!デイビス振り向いてシュートを狙うもDFに入られる。
後半28分、ノーランが抜け出してGKと1対1になるが左に外す。
後半29分、カウンターから中田がドリブル突破。中央でファウルで倒される。抜ければビッグチャンスだった。
後半30分、DFのクリアをエリア内絶好のポジションにいた中田が左足を振り抜くも左にそれる。
後半41分、左サイドをトップスピードで駆け上がったペデルセンから中田へ。この日一番のコンビネーションプレーと思えるヒールでワンツー突破するもクロスはブロックされる。
ロスタイム、判定をめぐり、アラン・ペリン監督が審判に侮辱行為。退席処分になる。
 
◎stats

ボルトン チーム名 ポーツマス
得点
枠内シュート
枠外シュート
ブロックされたシュート
コーナーキック
12 ファウル
オフサイド
警告
退場
58% ボール支配率 42%

▼アラダイス監督コメント▼
ポーツマス戦でギャリー・スピードとニッキー・ハントが故障したことについて、アラダイス監督は「彼らの故障によって難しくなる。我々はプロブディフとの第2戦が控えているんだ。怪我人を考慮してチームを構成するだろうけど、次節のウィガン戦が最優先だ。若手のオブライエンはデビューして素晴らしい仕事をした。しかし怪我人によってシーズン初期の段階で選手層が薄くなった」と語った。また、「我々は快走している。これが続く事を望むよ。ここでのファンは我々の行なうこと全ての価値を認めている。そして私の予想の域を越えているのだが、クラブは上昇している。ノーランのゴールは素晴らしかった。彼の技術、質によって決定的な3ポイントを得ることができた。ポーツマスは最初は引いていたが、我々が得点してから攻めてくる必要があった。エリア内で2,3度危ない場面もあったが得点を許さなかった。ポーツマスにより良いストライカーがいたら得点されていたかもしれない。楽しいゲームだった。ポイントを獲得できてうれしいよ。」と語った。
 
▼ノーランのコメント▼
「過去、我々は8位、6位という成績を残しており、今季はより高い順位を目指したい。非常に良いスタートを切ったが、まだ7試合しか戦っていないんだ。まだ先は長いけど、調子を維持できるように望んでいるし、無失点を続けたいね。(7試合のうち4試合目の無失点)でも2点目を逃がした事にはがっかりしているんだ。」
 
2005.09.24
▼写真集の配送遅延▼
中田英寿の写真集の製作が遅れているようです。nakata.netで予約した際には、配送日が9月中旬ととなっていましたが、10月7日(金)から順次配送されるとのことです。
 
▼ヒデの出場は当日決定▼
本日行なわれるポーツマス戦での中田英寿の起用法は当日に決定する見込みだ。右足首痛のMFオコチャ、ソケイ部痛のMFファイ、ハムストリングスを傷めているフェルナンデスら中盤に故障気味の選手がおり、その状態次第ではリーグ初先発の可能性もある。アラダイス監督は「中田は守備に課題を残すが、ボールを支配した時には貢献している。チームはベストの状態ではないが、勝ち点3が必要」と苦しいチーム事情の中、公式戦3連勝を狙う。
 
▼予想先発▼
FWリカルド・バズ・テは膝、DFジャイディはハムストリングスを故障しており、出場はないとみられている。ご存知のようにカンポは中足骨骨折で8週間の離脱中。センターDFはベン・ハイムとエンゴッティがコンビを組むと思われる。中田英寿の照準はUEFA杯と思われ、出場はオコチャ、ファイは当日のコンディション次第だろう。フェルナンデスは軽症のハムストリングスの故障であり、出場することも考えられている。

 
▼アラダイス監督コメント▼
「ポーツマスに勝つつもりであれば、我々は正しい選択をしなければならない。もし、この試合が簡単なものだと思う人がいるのなら、私は昨季のこのカードで何が起こったか警告するよ。ポーツマスは固いディフェンス陣を持っていて、我々の隙をついて得点を挙げたんだ。我々はそれを打ち破る事が難しいということがわかるだろう。我々はそれに対処しなければならない(昨季は0対1で敗戦)。ポーツマスは現在悪い流れにある。しかし決して彼らを過小評価してはならない。彼らは今週のFA杯でジリンガムに敗れたが、そのことによって彼らはより結果を得ようと決意してくるだろう。我々はまだプレミアでの主要な勢力だ。そして、もう3ポイント積み上げるかは選手次第だ。我々が勝てば2位に順位が上がる可能性があるが、それはゲームに臨むにあたっての目標であるべきだ。」
 
▼アラン・ペリン監督コメント▼
「我々はFA杯で敗れたジリンガム戦よりも、より良いパフォーマンスを見せなければならない。あの敗戦は非常に失望するパフォーマンスだった。我々はプレーを改善する必要がある。ボルトンは頑強な敵だが、好パフォーマンスと結果を得なければならない」
 
▼ポーツマス戦予想▼
ほとんどの現地サイトは1−0、2−0、2−1といったスコアでボルトンの快勝を予想している。
 
▼ポーツマスの故障者▼
セルビア・モンテネグロ代表歴もあるMFズヴォニミール・ブキッチは足首の靭帯を故障しており出場不能。身体能力抜群のFWルアルアは風邪と肩の負傷で出場は疑わしい。
 
▼徹底比較▼

ボルトン チーム名 ポーツマス
試合数
4位 順位 13位
総得点
1.17 1試合平均得点 0.83
65 シュート数 66
34% 枠内シュート率 39%
11% シュート得点率 6%
1160 ショートパス数 1529
561 ロングパス数 640
69% パス成功率 79%
153 クロス数 172
24% クロス成功率 22%
総失点
0.67 1試合平均失点 1.33
162 タックル数 169
67% タックル成功率 76%
237 ブロック、クリア、
インターセプト数
336
100 ファウル数 99
警告 11
退場

▼ペデルセンのコメント▼
前節のシティ戦で貴重なPKを得るなど、FWでありながら左SBとして起用され、クラブに貢献しているペデルセンがシティ戦、ポジション、ポーツマス戦、プロブディフ戦について以下のように語った。
「先週のマンチェスター・シティ戦での勝利は素晴らしいものだった。僕たちは多くのプレッシャーがあったにもかかわらず一生懸命プレーを続け、3ポイントを得るために不可欠なゴールをあげたんだ。フットボールとは不思議なものだよ。僕たちは試合の99%シティに打たれ続けたんだ。しかし結局は僕たちが勝利をつかんだ。ロッカールームに戻った時、僕達は勝ったという幸運を信じることができなかったんだ。僕は監督にストライカーとしてプレーできるところを見せたかったんだ。そして試合の終盤、僕は自分自身に対してのみならず、グランド上のみんなに対して、僕にとって攻撃的役割が最も適しているということを証明したかったんだ。PK獲得に繋がったのは、相手DFに対する僕の走りとプレッシャーによるものだ。ポーツマス戦ではトップでプレーするチャンスがあることを望むよ。とりわけ、サイドでプレーしていることもうれしいけど、好きなポジションでプレーするチャンスを得るなら素晴らしい事だね。体調は素晴らしく良いよ。土曜日はファンにとっての大きな一週間の始まりだ。ポーツマス戦は最優先だし、勝利してトップ4に残り続けなくてはいけない。もし僕たちが成長したければ、勝つ必要がある試合だね。UEFA杯のことは心の奥にしっかりとあるさ。僕たちは日曜の朝にプロブディフ戦のことを考え始めるだろう。クラブに関係するすべての人にとって、ブルガリアでのプロブディフは重大な一日になるだろう。プロブディフのことはあとで考えるよ。」
 
▼ルイ・ジョルジュから手を引く▼
交渉、獲得が噂された元スポルティング・リスボンDFルイ・ジョルジュについて、アラダイス監督はその交渉から手を引いた。ルイ・ジョルジュとは賃金面で交渉がまとまらなかったようだ。
 
2005.09.23
▼ヒデ先発の可能性?▼
中田英寿が、24日のポーツマス戦(ホーム)でプレミア初先発する可能性が出てきた。ボルトンのMF陣はカンポ、オコチャ、ファイらが負傷を抱え駒不足の状態なのだ。アラダイス監督は22日の会見で「チームはベストの状態ではない。23日の様子を見てメンバーを決めたい。選手選択が難しい」とする一方で、中田英寿について「サングラスが派手で陽気な選手。遅かれ早かれ定期的な出場機会が得られるだろう」とレギュラー起用が近いことを示唆した。
 
▼現地ファンサイトでは▼
ボルトンのファンサイトworldwidewanderers.co.ukの掲示板では、「カンポの骨折によって中田の出番は増えるか?」とのスレッドが立ち上がっている。それによると、「今週のリザーブリーグでも素晴らしいプレーをしているから出番は増えるだろう」との意見や、「スピードをボランチに置いて、ノーランと共にトップ下」との意見がある。一方、「ファイが第一選択」という声もある。皆さんも日本から熱い意見を書き込みしませんか?こちらです。
また、同サイトでは、「ボルトンの今夏の移籍市場に満足しているか?」とのアンケートも実施。Yesが48.8%、Noが51.2%となっている。ヒデの活躍でYes回答を増やしたいところだ。
 
▼ヒデの得点予想▼
英ブックメーカーのウイリアムヒルでは、ポーツマス戦の得点者を予想している。中田英寿はチームで6番目タイの5.50倍の掛け率となっている。ちなみに、上位3位は順に、ディウフ(2.62倍)、ボルヘッティ(2.75倍)、デイビス(2.87倍)となっている。
 
▼中国リーグ武漢と提携▼
ボルトンは22日、中国プロリーグの武漢と長期的な提携で合意したと発表した。この提携で、中国市場での知名度向上と新しい収入源の確保を目指すようだ。
 
▼ポ−ツマス戦予想▼
英ブックメーカーのウイリアムヒルによるポーツマス戦の予想は、ボルトンの勝利に1.83倍、引き分けに3.00倍、敗戦は4.00倍となっている。SNAI社も同様にボルトンの有利を予想しており、順に1.72倍、3.20倍、4.50倍となっている。
 
▼オコチャがナイジェリア代表召集▼
MFオコチャが10月8日に行なわれるW杯アフリカ予選・ナイジェリアVSジンバブエ戦に招集された。ナイジェリアは勝ち点でアンゴラと並んでいるが、得失点差で現在首位。ルワンダと対戦するアンゴラよりも良い結果を得るとW杯出場が決まる。
 
▼ポーツマス戦直前情報▼
ボルトンvsポーツマス(リーボックスタジアム)
キックオフ:現地時間24日(土)17時15分(日本時間25日深夜1時15分)
 
プレミアリーグで最高といっていいスタートを切ったボルトンは、ポーツマスの勝利すると順位を2位に浮上するかもしれない。対照的にポーツマスは、今週行なわれたカーリングカップでリーグ1のクラブ相手に負け、最悪といっていいスタートをきっている。
 
▼データいろいろ▼
◎ボルトン(4位、勝ち点11)
・ボルトンはここ4試合で3試合で無失点、唯一の失点はPKによるものだ。また、現在180分間無失点と好調だ。(前節はゴールマウスに助けられたが)
・対ポーツマス戦の過去4試合は1勝2分け1敗と分が悪く、2試合で無得点に終わっているが、引き分けに終わった昨季の試合でUEFA杯出場を確定させた。
・リカルド・ガードナーがプレーすれば誕生日の前日のプレーとなる。
・ヤンナコプロスが先発すれば、プレミア50試合目の先発出場となる。
 
◎ポーツマス(13位、勝ち点5)
・ポーツマスは過去5試合のそれぞれの試合では1得点のみに終わっている。
・アラン・ペリン監督になって過去14試合でわずかに3勝。
・プレミアリーグアウェーの過去12試合で1勝10敗1分け。
・昨季11月の勝利は1969年以来の勝利だった。
 
▼対戦成績▼
昨シーズンの同カードはボルトンが0−1で敗れている。
通算対戦成績:ボルトンの35勝28敗19分け(プレミアでは1勝2敗1分け)
ホームでの通算対戦成績:29勝7敗5分け(プレミアでは1勝1敗)
 
▼アラダイス監督「生活が楽になる」▼
アラダイス監督はボルトン・イブニング・ニュースにおいて、「私はポーツマスに尊敬の念を抱いていないわけではない。しかし、今回の試合は我々の輝かしいスタートを継続するビッグチャンスだ。我々はシーズンの良いスタートを切ることがいかに重要な事か理解している。勝ち点が多く貯まっていると、1,2試合結果が出なくても下位に落ちる事はないだろうし、プレッシャーから逃れる事ができるからね。」と語った。
 
▼アラダイス監督の反論▼
アーセナルのヴェンゲル監督が批評家を務めた”プレミアシップは輝きを失っているかどうか”という討論の中で『プレミアリーグのサッカーが消極的になっているのはアラダイス監督のせいだ』という非難の声が挙がっている。これに対してアラダイス監督は「我々はまだ6試合しか戦っていないから、それを言うのは時期尚早だ。チェルシーがまだ失点を喫していないから、すべてのクラブがチェルシーを怯えるようになった。そしてそのことを消極的と言っている。しかし、ヴェンゲル監督は5月に行なわれたFAカップ決勝でPK戦になるのを待っていたじゃないか。そしてそのアーセナルを魅力的なサッカーをすると言っている。そうかいそうかい。素晴らしい事だね。誰か嘘をついているかい?私の願いを聞いてくれ。みんなしっかりと目を開くんだ!なぜ全てが私の過ちなんだ?その批判は知性の欠如を示している。批判する人たちは、我々のプレーを見ていない。そういった人たちの嫉妬心はとても深いんだ。誰がなんと言おうと、私は詫びを入れるつもりはない。我々は魅力的なクラブだし、これまで以上に勝利しているんだからね。我々は他のどこのクラブよりも少ない金を費やしているんだ。そしてトッ10の中にいるし、欧州でプレーしているんだ。従ってどうして私が非難されるのか理解できないよ」と反論した。
 
2005.09.22
▼本日締め切り▼
nakata.net限定版の写真集『NAKATA1998-2005』の予約受付は本日22日までです。予約特典として、特製ポストカード5枚、ヒデが選んだnakata.net限定の表紙仕様となっています。まだの方はお急ぎを!こちらから。
  
▼雑誌ネタ▼
週刊サッカーマガジン10月4日号:『中田英寿 充実のデビュー』 中田英寿デビュー戦、アラダイス監督、イングランド現地記者の反応は?など。
週刊サッカーダイジェスト10月4日号:中田英寿『新天地デビュー!!期待に満ちた船出』
 
▼アラダイス監督は天狗になっていないかい?▼
Goal.comによると、アラダイス監督は「このところのフットボール界の流行は外国人監督を雇う事だ。もし私がイギリス人でなかったら、より多くのチャンスがあっただろう。チェルシーやレアル・マドリードからオファーがあれば、間違いなく監督をしていただろう。」と語ったらしい。
 
▼カンポ骨折▼
イヴァン・カンポが練習中に足の甲を骨折!6〜8週間出場不能と見られている。カンポの離脱はチームにとって非常に痛い。代役はファイが務めると思われるが、ヒデのボランチ起用はあるのだろうか?
 
▼故障者▼
オコチャは先週木曜日のプロブディフで足首を傷めており、また、ファイは前節のマンチェスター・シティ戦でソケイ部を傷めている。現在、この2人のポーツマス戦への出場が疑問視されている。
また、ファブリス・フェルナンデスもハムストリングスを故障していると報告されているが、軽症であるため、ポーツマス戦には出場可能な状態となると見られている。
 
▼スピード▼
「偉大なプレーをして負けるくらいなら、平凡なプレーをして勝つか引き分ける方が良い。」
 
▼4-5-1の功罪▼
アラダイス監督はプレミアの多くのクラブがボルトンのシステムをコピーして成功していると思っているようだ。アラダイス監督は就任した1999年から4-5-1システムを採用しており、1部リーグ在籍時の00/01シーズンには46試合でわずか7敗という成功を収めた。アラダイス監督は Wanderers Worldに対して、「我々は1部リーグから脱出するために4-5-1を採用した。それは攻撃的フォーメーションとして十分に機能した。我々がプレミアに昇格し、他の多くのチームは我々のシステムを見て、それを使うべきだと思ったんだ。我々が昇格した時にはどのチームもそのシステムを採用していなかった。そして今では半分のチームがそれを採用している。我々にとって運の悪いことに、それは今、他の多くのクラブの成功に至っている。」と語った。
 
▼ヤンナコプロス▼
この夏、リバプールに興味を持たれ、移籍の噂が絶えなかったヤンナコプロスが当時の心境をWanderers Worldに対して、「もしリバプールが興味を持ってくれたら誰だって熟考するよ。ビッグクラブの一つでプレーする唯一のチャンスかもしれないんだからね。でも僕はボルトンにとどまる事ができてうれしいよ。ボルトンは家族的なクラブだし、ここでの環境は光り輝いている。これらの環境に”ノー”と言うことはできないよ。僕はアラダイス監督と非常によい話し合いをしたし、ここに留まるに値する良い契約条件があったんだ。僕はここでとても落ち着いているよ。」と語った。
 
2005.09.21
▼DVD-BOX追加発売▼
現在発売中のDVD BOX「HIDETOSHI NAKATA COFANETTO」の6巻セットに加えて、最新の7巻目2004-2005 FIORENTINAシーズンの全試合を収録した1巻が追加発売されます。nakata.net限定で明日より発売予定です。
 
▼スピード「チームの倫理が鍵だ」▼
スピードは、ボルトンのチームの倫理が成功の鍵だと語った。
「もし僕たちが何かを成し遂げようとするのであれば、ボルトンのようなクラブでは何よりも倫理が重要だ。僕たちには多くの優れた選手がいるが、ここではエゴがない。メンバーに選ばれようと、外れようと、文句を言う者はいない。みんなチームのためである事を知っているんだ。僕たちは6試合で11ポイントを勝ち取ったが、ここ2,3試合は十分にプレーできたわけではない。もし結果を得ていくようであれば、それはボーナスだし、トップ6にとどまる事ができるだろう。」
 
▼ルイ・ジョルジュに興味▼
報道によると(ボルトンは明言していません)、ボルトンはポルトガルのスポルティング・リスボンの左SBルイ・ジョルジュ(32歳)の獲得の興味があるようだ。ルイ・ジョルジュはこの夏、スポルティングとの契約を更新しておらず、現在フリーである。そのため移籍市場の制限を受けることなく獲得可能だ。同選手は19日夜に会談の為にすでにボルトンに到着していると報道されている。ルイ・ジョルジュはFCポルトからスポルティングへとキャリアを積み、ポルトガル代表として44試合の出場経験があり、EURO2004メンバーでもある。また、昨年のUEFA杯でも準決勝まで進出しており、欧州での経験は豊富だ。一方、ルイ・ジョルジュの獲得にはセリエAのメッシーナも獲得に動いていると報じられている。
 
▼サム、ファイを絶賛▼
アラダイス監督はマン・シティ戦で前半のみプレーしたMFファイを絶賛した。(同選手は後半からカンポと交代したが、どうやらソケイ部を故障していたようだ)
アラダイス監督がスカウトに連れられてファイを視察に行ったとき、彼の情報をほとんど知らなかったそうだ。アラダイス監督は、「彼はプレミアに適応する資質を持っている。ファイの身長(188cm)、フィジカル、空中戦の能力、プレー能力は契約したときよりもはるかに良く見える。彼には存在感があるし、ポジション理解も素晴らしい。シティ戦前半の彼のディフェンスの仕事は非常に難しかったが、ボールを上手く、かつ素早く扱い、ボールを奪われなかった。もし、私が彼のポジションのライバルであるカンポに批判を与えるとすれば、カンポは時々倒れる。そして、カンポは4バックの前で上手くプレーし、ヘディングも強いのだが、多くの場合ボールを持ちすぎるんだ。ファイは前半しかプレーしなかったが、シティの選手は彼に近づけなかったし、攻撃に繋げる非常によい仕事をした。彼のディフェンスの仕事はとてもよかった。」と語った。
また、スピードもファイが今シーズン、大きな影響力をもつかもしれない事をほのめかした。スピードは「彼がピッチにいるときはいつも彼は素晴らしく見える。シティ戦ではソケイ部に痛みを訴えたので監督はそれ以上プレーさせなかったんだ。しかし、プレシーズンや今シーズンの彼のパフォーマンスを見ると、彼は我々にとって大きな存在になろうとしている。」と語った。
 
▼来季もUEFA枠に手ごたえ▼
アラダイス監督は、「我々は6試合のうち3試合で相手を無失点に抑えている。昨シーズンは最初の22試合でたったの2試合しか無失点に抑えなかったんだ。従って、もしこの比率で試合を消化する事ができれば、再びトップ10に入り、再び欧州に出場できる」と語った。
 
▼夢を実現するサム・アラダイス▼
クラブ創設131年目にしてクラブ史上初となるUEFA杯(15日)戦ったボルトン。以下は、その戦いを前にしたサム・アラダイス監督に関する今月14日付けの記事です。
 
『ボルトンの監督、サム・アラダイスはクラブを欧州に導くという夢を実感するだろう。2000年1月、アラダイスは当時のコーチングスタッフ等とともに、”欧州大会に出場しリーボックスタジアムでプレーする”という大望をボードに書いた。部外者は誰もアラダイスのヴィジョンを知ることはなかったし、選手でさえも当時は笑われたであろうその目標を知らなかった。アラダイスが監督に就任した頃のボルトンは1部と2部を行き来するエレベータークラブであった。しかし、アラダイスには明らかに先見の明があった。彼の数年間に及ぶ努力によって、ボルトンは初めて欧州への門出を迎えたのだ。ブルガリアのロコモティフ・プロブディフがUEFA杯1回戦ファーストレグを戦うためにリーボックスタジアムにやって来る。そしてアラダイスの大望が結実するのだ。』
アラダイスは次のように語った。「ここ数年の我々の目標は欧州の大会への出場を成し遂げ、それを継続することだった。そして我々はその夢に到達したのだ。しかしその夢は戦術室でのみ語られたんだ。そこにはサッカーに関わるスタッフだけがいる。誰も知らなかったんだ。クラブの雇用者や選手でさえもね。みんな笑うと思っていたから秘密にしていたんだ。しかし時は過ぎ、我々はその夢にどんどん近づき、そして今、その夢に届いたんだ。人生の中ではより高い目標を設定するべきだ。私はそうしてきた。そうでなければ決して成し遂げることはできないのだからね。何をもって成功とするのか?木のてっぺんに登ることか?なりたいものの夢を見なければ、決してそこにたどり着けない。人は自身の夢、自身の期待、自身の要求によって励まされるのだ。我々は今、欧州の大会に参加し続けるクラブとしてみられている。一方、欧州でプレーする機会を得ようとする小さなクラブは決してこのような目標を立てようとはしない。それは監督の仕事なんだ。私は歴史を書き換えたんだ。欧州出場は、私にとって誇るべき瞬間であるし、キャリアの頂点の一つでもある。私はこのクラブを欧州に連れて行く最初の監督になったんだ。この事実は消すことはできない。過去にそのような目標を立てた監督がいたとしても私ほど上手くやることはできなかった。私はやったんだ。その他の監督等はやらなかった。クラブ131年の歴史を見ても、他のどの監督も成し遂げることはできなかったのだからね。そして私は大きな満足感を抱いている。しかし私にとっての鍵は、UEFA杯1回戦の2試合で終わるのではなく、グループステージに進出することだ。財政的制限があり、小さいクラブであるにもかかわらず、ボルトンを欧州に導いたことは、私の監督としてのステータスを上げただろう。その事によってイングランド代表監督候補として見られることに大きな満足感を抱いている。監督としての成功によって、他の機会が訪れることもある。私は人生の休息をここで過ごしたいわけではない。私は大志・大望をもった人間だ。それなしで人生を送ることはできないし、ゴールを設定せずに生きることはできない。別に他の職場に行きたいと言っているのではなく、いつもそこにはより大きく、より偉大な可能性があると言うことだ。」
 
2005.09.20
▼ヒデの採点(追加)▼
ミラー紙:5
サン紙:5
デイリーエクスプレス:6
ボルトン・イブニングニュース:7
 
▼守備に課題▼
アラダイス監督は「中田はボールを保持した時にはいいパスを供給し、攻撃的に活性化してくれた。相手に支配された時にまだまだ学ぶことが多い」と攻撃面には合格点を与えたが、攻守の切り替えや2列目から飛び出す選手のケアなど、相手ボール時間の意識改革の必要性を強調した。
 
▼リザーブリーグ出場▼
中田は19日夜に行なわれたリザーブリーグ、リバプール戦に出場した。前半のみの出場だったが、大いに見せ場を作ったようだ。開始10分頃、チームにとって最初となるクロスでチャンスを演出すると、30分にヒデのアシストで先制。数分後にはボルヘッティの得点をアシストした。(翻訳間違っていたらごめんなさい。スーパーボールを供給と書かれていました)
試合は、前半こそ2−1でリードしていたが、後半に逆転され2−3で敗れた。
 
▼次節もベンチスタートか▼
次節24日のポーツマス戦は右足首痛のMFオコチャが復帰する見通し。中田はベンチスタートが濃厚で、29日UEFA杯1回戦第2戦ロコモティフ・プロブディフ戦に出場する可能性が高い。
 
▼ボルヘッティのコメント▼
「プレミアは世界最高だと思うよ。ブンデスリーガよりもね。(なぜブンデスと比較したのかわかりません・笑)僕は毎日学んでいるよ。練習方法は全く違うね。ここでははるかに厳しいんだ。僕達は4−5−1でプレーする事が多いけど、アラダイス監督はすべてのボールを追いかけて欲しいということに気付いたよ。僕は2試合に出場したけど、たった数分間だったし、僕自身を証明するチャンスがなかったね。でも心配はしていないよ。僕はチャンスがあればすぐに得点するよ。僕の望みはベンチを出てスタメンでプレーすることだよ。」
 
▼ヤンナコプロスとノーランのコメント▼
アラダイス監督が次期イングランド代表監督候補に挙がっていることについてヤンナコプロスは「アラダイス監督は代表監督となるべき能力、個性、知識、そして経験を持っている。彼はイングランドのフットボールを生活の一部として知っているし、このクラブを変えたんだ。パートタイムであるという条件で代表監督に就任する事ならうれしいね。コーチのサミー・リーがいるし僕は問題ないよ。」と語った。
また、ケヴィン・ノーランは「アラダイス監督は代表監督に値するよ。だれもそのチャンスを妬まないだろう。でも、僕達はボルトンで仕事を終えて欲しいから、代表監督就任が現実にならない事を望むよ。」と語った。
 
2005.09.19
▼劇的勝利!▼
第6節、アウェーで行なわれたマンチェスター・シティ戦は、後半ロスタイムに得たPKで劇的幕切れ!1−0でポルトンが勝利した。ボルトンは3勝2分け1敗の勝ち点11とし、4位に浮上した。
 
▼ヒデ、プレミアデビュー▼
中田英寿が後半11分にディウフと交代出場し、プレミアデビューを果たした。中田はピッチ中央で攻撃的MFとしてプレー。ヘディングで競い勝ち、敵陣内から駆け上がり、オフサイドになったもののノーランにスルーパスも通した。チャンスと見ると前線に飛び出す動きでゴールへの執念を見せた。3人に囲まれてつぶされる場面もあったが、最大の見せ場が後半37分に訪れた。ペナルティエリア右のノーランからフリーでパスを受け、左足を一閃!しかしシュートはゴール右上に惜しくもそれた。天を仰ぐヒデ。プレミア初ゴールはおあずけとなった。決勝点が決まったあと、ノーランに続きスピードに抱きつき歓喜の輪に加わった。
 
▼ヒデの採点▼
sky sports:5点
THE TIMES:6点
 
▼試合詳細▼
43137人の観客が詰めかけた敵地ザ・シティ・オブ・マンチェスターでの一戦は、ドラマのような戦いだった。好調同士の両チームの戦いは前半、お互いの出方を見ているかのような無理のない展開だった。ボルトンは先発メンバーの入れ替えもあってか、アグレッシブさに欠けているように見えた。また、FWデービスを狙ったロングボールがシティの固いDFにクリアされるなど決定的な形を演出する事はできなかった。シティは再三攻めたが、ゴールマウスとヤースケライネンのファインセーブに阻まれた。
5分、シティ、ムサンパのシュートはヤースケライネン正面。
7分、デービスがバックヘッドでゴールを狙うもDFにクリアされる。
9分、ムサンパのシュートは右にそれる。
13分、シティ、バッセルがポストとなって落としたボールをシビエルスキーがボレー。ヤースケライネンがセーブ。
17分、これまで堅い守備を見せていたシティDF陣の一瞬の隙をつき、デービスがフリーでヘディングシュート。GK正面。
22分、ムサンパが左からボレーシュートするも枠をそれる。
32分、シビエルスキーがダイビングヘッド!クロスバー直撃!(1度目)跳ね上がったボールががまた直撃(2度目)
38分、ノーランのヘディングシュートはバーを越える。
41分、右からのクロスにシビエルスキーがヘディングシュート!ヤースケライネンファインセーブ。
ロスタイム2分、左からのクロスにシビエルスキーのボレーは右にそれる。
後半開始から、ボルトンはファイに代えてカンポを投入。少しずつ攻撃に流れが出てくる。そして前半の退屈なサッカーから一転、ハラハラドキドキする戦いとなっていき、静かだったスタジアムも大いにざわめくようになった。
49分、バートンのシュートは右ポスト!(3度目)
52分、バッセルのクロスにゴール正面に走り込んだレイナが体勢を崩しながら流し込むが、ヤースケライネンの右足がセーブ!
56分、ディウフに代わってヒデIN。プレミアデビュー。
57分、ムサンパの左足ボレーはクロスバー直撃!(4度目)
68分、左SBペデルセンがサイドをえぐり中に入れるもDFクリア。ヒデはセンターラインから走りこんでいた。
80分、ヒデ、中央でボールキープするも味方のフォローなくつぶされる。
82分、ヒデ、フリーで左足を一閃!しかしゴール右上にそれる。
83分、シティ、怒涛の攻撃。シュートをDFがブロック、こぼれ球を再びシュートされるもヤースケライネンの右手でファインセーブ!続いてクロスをパンチング。三度シュート浴びるも右にそれる。
86分、中国人SBソン・チーハイのミドルはまたもやクロスバー(5度目)
ロスタイム、中盤でヒデがスピードにあずけ、左サイドのペデルセンに。浮かして抜こうとしたところをDFダンが痛恨のハンド!スピードがPKを落ち着いて決めた!
 
◎出場メンバー
GK:ヤースケライネン
DF:ベン・ハイム、ジャイディ、エンゴッティ、ペデルセン
MF:ファイ(46分カンポ)、ノーラン、スピード
FW:ヤンナコプロス(66分ガードナー)、デービス、ディウフ(56分中田)
 
◎stats

マン・シティ チーム名 ボルトン
得点
枠内シュート
10 枠外シュート
ブロックされたシュート
コーナーキック
15 ファウル 16
オフサイド
警告
退場
69.2% パス成功率 58.3%
13 タックル数 13
100% タックル成功率 92.3%
52.3% ボール支配率 47.7%

▼選手採点▼(sky sports)
ヤースケライネン:8 4度のビックセーブ
ベン・ハイム:5 あまりかかわり合いがなかった
ジャイディ:5 シルビエルスキーに奮闘された
エンゴッティ:6 強い
ペデルセン:7 危険だったがサポートがなかった
ファイ:5 前半で交代
ノーラン:5 前線で脅かすことはなかった
スピード:6 レイナに打ち負かされた
ヤンナコプロス:5 彼のベストではなかった
デービス:5 ビッグチャンスを逃した
ディウフ:5 インパクトなし
カンポ:6 シンプルにプレー
ガードナー:5 ヤンナコプロスと交代
中田:5 脅かすことはなかった
 
▼アラダイス監督コメント▼
「勝ったことは嬉しい。しかし我々は非常にラッキーだった。ゴールの枠とファインセーブに助けられたよ。ペデルセンは左SBから上がって、そして優れたプレーをし続けた。彼は敵を混乱させ、我々に勝利を運んで来たんだ。我々は我々のプレーのおかげでPKを得たんだ。我々がエヴァートン戦で勝利を逃した一戦(0−1で敗戦)を思い出すよ。ミッドウィークに欧州の戦いを行なっており、我々は結果を出すほどトップフォームではなかった。十分にプレーできなかったけど、結果を得たよ。」
 
▼スチュアート・ピアース監督コメント▼
「おそらく我々は勝利に値した。5回もゴールマウスに当てたんだからね。成功と失敗との間の分かれ目は薄い。我々は勝つためにより一層の努力をすることができなかった。それはチームを一層タフなものにするだろう。私はPKを与えたダンに謝るようなことしないように言った。我々はこのことから学ばなければならない。」
 
▼8月MVP▼
www.boltonwanderers-mad.co.ukの読者が選ぶボルトンの8月月間MVPにディウフが選ばれた。得票数は以下の通り。
ディウフ:30.9%
ジャイディ、カンポ、スピード: 8.7%
オコチャ:8.1%
 
▼Team of the week▼
BBCが選ぶ今週のベスト11にGKヤースケライネンが選ばれた。
 
▼アラダイスの目標▼
アラダイス監督は、ボルトンが決してイングランドのサッカーにおけるエリートになることができず、そしてその代わりに常にプレミアに留まることを目標にしているとの発言をした。アラダイス監督は「我々はボルトンを次のレベルにもって行きたくない。なぜならそれができない事を知っているからだ。それができると言うほど馬鹿になるつもりはない。我々は昨季4位で終えるチャンスがあったが、それを逃がしてしまった。我々の目標はチャールトンのようにプレミアに留まり続ける事だ。しかし、もし我々がお金を使いすぎればそうする事はできないだろう。そしてお金を使う事がエリートになる唯一の方法だ。」と語った。さらに、監督業について、「いつかは退職つもりだから、ずっとボルトンにいるというわけではない。アレックス・ファーガソン監督(マン・U)やボビー・ロブソンのように長く務めることは私の好みではない。私は6年間ボルトンにいた。そしてもう4年間契約がある。それから私は立ち去るだろう。しかし、絶対とはいえない。もし、4年間の間にマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーからのオファーがあれば、その時点で私の気持ちは変わるかもしれない。」とも語った。
 
2005.09.18
▼ヒデ先発見送りか▼
中田英寿の18日マンチェスターC戦での先発起用が見送られることが濃厚になった。15日のUEFA杯ロコモティフ・プロブディフ戦でベンチに座ったMFノーランが、再び先発する見込み。ノーランは「監督からはUEFA杯よりマンチェスターC戦の方が重要だといわれていた」と、自らがレギュラーであることをアピールした。ハムストリングスを傷めていたスピード、連戦で疲労の目立つMFオコチャら中盤の選手が万全でないこともあり、途中出場でプレミアデビューする可能性もある。
ボルトン・イブニング・ニュースも中田英寿のベンチスタートを予想しているが、UEFA杯でオコチャが足首を故障したこともあり、アラダイス監督はオコチャのコンディションチェックを待っていると報じている。
 
▼17日のヒデ▼
中田英寿は17日の練習で主力組の戦術確認には加わらず、控え組でシュート練習などを行ったようだ。
 
▼ボルトンは故障者なし▼
唯一の疑問は、ハムストリングスの故障でUEFA杯を欠場したスピードのコンディションのみ。その他ボルトンの登録選手に新たな故障者はいない模様。
 
▼アラダイス監督コメント▼
「木曜日に90分プレーした選手のうち何人かは起用しないだろう。途中出場や出場しなかった選手のうちの何人かは起用するだろう。このためにこのチームを組み立てたんだからね。我々に求められる事は、UEFA杯の勝利の後に、いかにプレミアシップを戦うかという事だ。我々はできるだけコンディションを回復しなければならない。栄養をとって回復に努めることは選手の責任だ。フィジカルトレーニングはほとんどない。しかし、戦術的練習を行ない、シティとの対戦に集中するさ。UEFA杯とプレミアシップを戦う事は大きなチャレンジだ。選手達はそれに直面している。シティ戦で結果を得るために、身体的にも、精神的にも疲労は許されない。私は選手たちがそうしてくれると期待するが、さもなければとても不幸だ。」
 
▼ノーランのコメント▼
クラブの欧州初舞台であるプロブディフ戦の先発から外れたMFノーランは苦い思いだったろう。そして今節のシティ戦で先発に復帰する事を確信している。ノーランは、「僕はハッピーではない。ただこれも人生の1つさ。UEFA杯で先発でなかった事にはガッカリしたよ。特にユースから育った僕としては、リーボックスタジアムで行なわれるクラブの欧州デビューだったからね。ベンチに座っている選手は明らかに幸せではないよ。それは仕事をするチャンスを待つという仕事だからね。プロブディフ戦で途中出場だった僕には少なくとも25分間あったんだ。そして試合をひっくり返したんだ。とても愉快な経験だったね。しかし僕達は日曜日の大きな獲物と対戦するんだ。アラダイス監督は僕たちにシティ戦の重要性を話したんだ。」と語った。
また、プロブディフ戦で同点ゴールに繋がったイリエフへのタックルについては、「ボールはフィフティ・フィフティだったんだ。僕はイリエフに触っていなし、フェアなタックルだったよ。彼は治療を必要としなかった。プレーを続けることに問題はなかったよ。相手チームはボールを外に出すように頼んだけどね。ディウフがゴールを決めたときにイリエフは立ち上がったよ。その行動にちょっと失望したけれど、これがフットボールなんだ。今はもうそのことは忘れたよ。」とコメントした。
そして、シティ戦については、「木曜日は終わったよ。希望に満ちて日曜のゲームに挑むさ。無失点でいきたいね。それが今の最優先事項さ。木曜日にもそうしたかったんだけど。シティ戦はうんざりするようなダービーになるだろうね。そして僕たちが1-0で勝つんだ。でも、シティは良いプレーをしているし、高いクオリティも持っているからタフな試合になるだろうね。」と語った。
 
▼ピアース監督のコメント▼
「ボルトンは持っている能力の最善を尽くして強さで勝負するチームだ。ボルトンはビッグクラブではないが、現実に欧州で戦っているし、プレミアでもトップ6に入っている。つまり彼らは正しいことをしているに違いないという事だ。ボルトンは、前回対戦時よりもより自信を持ったチームと向き合うことになるだろう。我々には前節のように苦境から反撃する固い決意がある。」
 
▼マンC・MFレイナのコメント▼
マンチェスター・シティーのアメリカ人MFレイナはボルトン戦について、「対ボルトンは、先週のマンチェスター・ユナイテッド戦とは全く異なった挑戦になる。ボルトンは簡単な相手ではない。」語った。
 
▼ボルトンのデータ▼
・今季5試合のうち、4試合が前半終了時点で得点タイ。
・アウェー過去13試合は4勝5敗4分けと、8試合で勝ち点を得ている。
・アウェー過去5試合は2勝3分けと負けなし。
・アウェーのシティ戦過去8試合で無失点は1試合のみ。
・アウェー過去5試合はいずれも得点している。
・スピードが出場すればプレミア458試合出場。
 
▼シティのデータ▼
・引き分けに終われば、プレミア通算100引き分けとなる。
・過去開幕5試合で勝ち点11という好成績は経験していない。ボルトンに負けたとしても開幕6試合で最高の勝ち点となる。
・過去4試合はいずれも1失点。
・過去12試合1失点以下。
・過去8試合で無得点は1試合のみ。
・ホーム過去6試合は負けていない。
・MFバートン、FWコールは現在2得点でチーム得点王。
 
▼対戦成績▼
昨シーズンの2試合は共に1-0のスコアでアウェーで勝利(ディウフの得点)、ホームで負けている。
◎対シティ戦績:
通算37勝39敗22分け(プレミアでは2勝5敗1分け)
◎アウェー戦績
通算11勝28敗10分け(プレミアでは1勝3敗)
 
2005.09.17
▼地元紙評価▼
プロブディフ戦から一夜明けた16日、地元紙ボルトン・イブニングニューズは、「何て夜なんだ!!」との見出しを掲載。ボルトンデビューを果たした中田英寿に対して10点満点の採点で6点をつけ、「優れたボールタッチに、果敢なタックルもみせた」と寸評した。一方、サン紙がチーム最低の5点、デイリースポーツは2番目に低い5点と採点するなど厳しい評価もあった。
 
▼ヒデ無言▼
試合後、中田英寿は報道陣の質問に応じなかった。英国メディアのある記者は「デビュー戦なんだから話をするべき。とても奇妙で心が貧しい選手だ」とピッチ外の態度を批判した。
 
▼アラダイス監督の評価▼
劇的な勝利で欧州デビューを飾ったアラダイス監督は、ボルトンデビューを果たした中田英寿について、「鋭い動き。スペースのないエリアで相手選手に囲まれながらもいいパスを出した。時折みせるボールタッチは期待通りだった。激しい当たりを怖がらず意欲をみせてくれた。勝ち越しゴールには感激した。獲得したかいがあった。中田が勝利に貢献したことは大きい。動きはシャープだったし、今後もっとよくなると期待している」と及第点を与えた。
 
▼新居はマンチェスター近郊▼
中田英寿は家をマンチェスター近郊に求め、イタリア時代の愛車をドーバー海峡のユーロトンネルを経て陸路で取り寄せたようだ。
ーダイス監督は「」と及第点。それでも何か物足りなさが残った。
 
▼会長は大喜び▼
ボルトンのガートサイド会長は中田英寿の活躍を喜んだ。「中田が得点に絡んで非常に満足している」と笑顔で話した。1年後の契約に関しては「まだ1試合プレーしただけなので、契約の話をする段階ではない」と慎重な姿勢を見せた。
 
▼ボルゲッティのコメント▼
「クラブでの最初のゴールを決めることができて本当に嬉しいよ。でも僕はそれを予想していたけどね。このクラブに来る前に僕を信じてくれた人すべてのために、そして監督の僕に対する信用を証明するために得点することを待っていたんだ。僕はストライカーだし、プレミアリーグでゴールしなければならないことは知っているさ。これは僕が挙げる多くのゴールのうちの最初のひとつさ。僕は自分の役割を知っている。僕はストライカーだ。これが最初のゴールだけれども、もっと得点しなければならないことは分かっているさ。もっとたくさんの試合に出場することで僕自身を証明してみせるよ。」
 
▼アラダイス監督コメント▼
「我々がしなければいけないことは、ホームでしたような間違いを犯さないことだ。もちろん90分集中して、失点を与えないことだ。プロブディフを過小評価できないことは知っていたよ。我々は正確にプロブディフを見ていた。従って相手を破ることは非常に難しかった。」
 
▼プロブディフ、エラノシャン監督コメント▼
「引き分けに値した試合だった。ボルゲッティのゴールについて、私は審判を非難したくはない。しかし、誰もがあのゴールはオフサイドだったことを
見ていた。それは我々が明らかに後手に回ったことを意味する。しかしフットボールでは何でも起こるものだ。ホームで逆転できると楽観しているよ。」
 
▼シティ戦展望▼
18日(日)に行なわれるマンチェスター・シティとのローカールダービーは、次期イングランド代表監督候補の2人、アラダイス監督とスチュアート・ピアース監督が対戦するカードでもある。この試合は次期イングランド代表監督への信任状獲得へ向けた戦いという側面も持つ。昨シーズンの同カードはディウフのゴールでボルトンが0対1で勝利しているが、シティはプレミアここ13試合で負け知らず、順位も3位と好調である。一方、ボルトンはUEFA杯の劇的逆転勝利でムードは良く、勝利してシティに勝ち点で並びたい所だ。
 
▼予想先発▼
ボルトンではギャリー・スピードがハムストリングスを故障しているが、UEFA杯を経て新たな故障者はいない。中田英寿がスピードの代わりにプレミアデビューを果たす可能性もある。フェルナンデスは(プロブディフ戦で決勝ゴールに繋がるクロスを入れた選手)ベンチスタートと予想されている。ウィングはヤンナコプロスとディウフが務めるだろう。ちなみにヤンナコプロスは今夏の移籍市場でシティ移籍の噂が流れていた。シティに勝利することでボルトン残留が間違いでなかったことを示したいだろう。プロブディフ戦で決勝ゴールを挙げたボルゲッティはベンチスタートの見込み。プレミアシップに適応するため調整を続けるだろうと予想されている。先発はUEFA杯を欠場して体調の良いケヴィン・デービスだろう。GKはヤースケライネン、DF陣は右からハント、エンゴティ、ジャイディ、ガードナーとなると予想されている。

↑アウェーだから4−3−3っていうより、4−5−1になるかも。ヒデのワンボランチはかなり危険ですね(笑)カンポかもしれませんね。私の予想は当たったためしがありませんが、シーズン中に一度は当てたいと思います。
 
▼結果予想▼
sky sportsでは、木曜日にUEFA杯を戦ったボルトンのコンディションが劣ることは必至であり、ホームのシティが2−1で勝利すると予想しています。ブックメーカーのウイリアムヒルも、シティの勝利に1.90倍、ボルトンの勝利に3.50倍、引き分けが3.20倍とシティ有利を予想しています。
 
▼徹底比較▼

マン・シティ チーム名 ボルトン
試合数
3位 順位 5位
総得点
1.4 1試合平均得点 1.2
55 シュート数 58
58% 枠内シュート率 33%
13% シュート得点率 10%
1112 ショートパス数 931
476 ロングパス数 478
75% パス成功率 69%
129 クロス数 132
28% クロス成功率 23%
総失点
0.8 1試合平均失点 0.8
191 タックル数 130
72% タックル成功率 68%
263 ブロック、クリア、
インターセプト数
194
71 ファウル数 84
警告
退場

▼ディウフのコメント▼
「俺が十分にプレーできるのはボルトンでの生活が非常に楽しいからなんだ。アラダイス監督はたっぷり信用してくれるし、ベンチの選手やサポーターもそうさ。俺はピッチに出るたびに最高のプレーをしようと思うんだ。俺自身のキャリアの中で非常に難しい時期にあるとき、そばにいてくれて助けてくれたのはこのクラブなんだ。」
 
▼ペデルセン冬に移籍か?▼
インディペンデント紙によると、ペデルセンが冬の移籍市場で放出される可能性があると報じた。ペデルセンは本来左利きのFWであるが、左SBの選手の故障により、ここ数試合、コンバートされていた。
 
2005.09.16
▼逆転勝利!▼
ホームにロコモティフ・プロブディフを迎えたUEFA杯1回戦1stレグは、ボルトンが2−1で逆転勝利を収めた。中田英寿は先発フル出場した。
前半28分、ヤンチェフスキーのゴールでプロブディフに先制されたが、ボルトンは72分にディウフのヘディングシュートで同点に追いつき、終了間際の90分にヒデがヘッドで流したボールをボルゲッティが右足で逆転弾を叩き込んだ。中田英寿は31分にイエローカードをもらったが、先発フル出場でボルトンデビューした。
 
出場メンバー:ヤースケライネン、ペデルセン(58分ボルゲッティ)、ジャイディ、エンゴティ、ハント、カンポ、ガードナー、オコチャ(66分、ノーラン)、中田、ヤンナコプロス(68分フェルナンデス)、ディウフ
 
▼ヒデ、NYビルお買い上げ!▼
中田英寿が米ニューヨークにビルを購入していたことが15日、分かった。関係者によると、世界サッカー選手年収番付で4年連続でベスト10入りを果たした中田英寿が入手したビルの一室を、米国人のモデルを妻に持つウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ(ACミラン)に貸し出す計画も進行中。来年6月のドイツW杯を経て、いつか現役を退いた時を見据えて実業家の道を着実に歩んでいる。
関係者によると、中田は昨年9月、アーティストなどが集うNYの最も最先端のソーホーにビルを購入。オフに写真撮影やCM撮影などで頻繁に訪れていた愛する街に購入したビルで、世界的建築家による改修と再生を進めている。それだけではない。何とこのビルの一室をACミランのFWシェフチェンコに貸す計画も浮上した。W杯初出場を果たしたウクライナ代表のエースは昨年7月14日に米国人モデル、クリステン・バジクさんと結婚。昨年末には第1子が誕生したばかりの世界的セレブが、中田ビルを“愛の巣”に選んだ模様だ。
日本で現役アスリートの海外ビル購入は前代未聞だが、中田の資産は底知れない。フランスフットボール誌による世界サッカー長者番付では、00年から4年連続でベスト10にランクイン。日韓共催W杯の行われた02年は推定年収945万ユーロ(約13億円)で最高位の4位に食い込んだ。04年度も11位。世界的スターと比べると、年俸面よりCMなどのスポンサー収入が突出している。製菓メーカーの執行役員も務めているが、今度は不動産業に進出。来年6月のドイツW杯後の“事業展開”に注目が集まる。
 
2005.09.15
▼DVD発売へ▼
既に発売されているNAKATA DVD(イタリアでの6シーズン+extraの7枚セット)のセットに、2004-2005,フィオレンティナシーズン全試合を収録したの1枚が追加販売されます。nakata.netのみの限定販売で9/22より一般販売予定です。
 
▼ヒデ先発決定的!▼
中田英寿がホーム開催のUEFA杯・1回戦第1戦プロブディフ(ブルガリア)戦で新天地デビューすることが決定的になった。14日の紅白戦で主力組の4−3−3の攻撃的MFや右ウイングなど複数の位置に入った。アラダイス監督は「まだ分からないが、イタリアでの7年間の彼の国際経験は大きな武器になるだろう。カップ戦を戦いながらリーグ戦で勝ち点を取るのは難しい。うちは選手層が薄いので違った役割を与えることもある」と語った。画像はこちら
 
▼ロコモティフ・プロブディフ情報▼
本日行なわれる(日本時間16日早朝4時15分キックオフ)UEFA杯1回戦の対戦相手ロコモティフ・プロブディフについて調べてみました。
ロコモティフ・プロブディフは、1932年に設立されたプロブディフの街の鉄道労働者階級を基にしたPFC Velbazhf Kyustendilと2001年に合併したクラブである。そしてそのわずか3年後である03/04シーズンにブルガリアのタイトルを獲得した。昨シーズンは3位だった。
プロブディフは黒と白のストライプのユニホームを纏う。元会長のイリエフ氏は、プロブディフがセルビア・モンテネグロのOFKベオグラードをアウェーゴールの末に破り、UEFA杯1回戦進出を決めた1時間後に自身が所有するバーで殺害された。現在の会長は亡きイリエフ氏の妻、マヤ夫人が務めている。
プロブディフは現在、ブガリアリーグの8位に甘んじている。(4試合で勝ち点7だが、ボルトンも4試合消化時点で勝ち点7だった)
 
UEFA杯1回戦2ndレグのアウェー試合は、プロブディフのホームスタジアムがUEFAの基準を満たしていないため、プロブディフの街から200マイル離れたブルガスのナフテックス・スタジアム(18000人収容)で行なわれる予定だ。
所属選手の情報は少ない。その中でもキャプテンでクラブのベストプレーヤーであるMartin Kamburov(マーチン・カムブロフ?24歳、MF)はリーグ前節で2得点を挙げているが、15日の1stレグは出場停止だ。しかし、チームに帯同してイングランドにはやって来るようだ。その他注目すべき選手は、Georgi Illiev(ゲオルギ・イリエフ、24歳)で、先に行われたブルガリアvsアイスランド戦で得点を挙げている。同選手は昨年チェルシーにスカウトされ、将来が期待される選手だ。両選手はブルガリア代表でもある。
またブラジル人ディフェンダーVladimir Djordani(ブラディミール・ジョルダーニ?)もクラブが誇る選手であり、セレソン入りを狙っているようだ。
とにかく情報が錯綜している。選手のイリエフを元会長のイリエフと混同したり、24歳のイリエフをU-21代表と表現したり、FWなのかMFなのか、設立は1932年なのか、1936年なのか、とにかく困惑させられています。
 
▼ファディガがレンタル▼
ボルトンのセネガル人MFカリル・ファディガ(30)がチャンピオンシップのダービー・カウンティにレンタル移籍することとなった。レンタル期間は1ヶ月間である。ちなみにダービー・カウンティのフィル・ブラウン監督はボルトンの監督を務めたこともある。
 
▼スピードが怪我▼
MFギャリー・スピードは本日の試合に出場することができなくなったようだ。14日の練習中にハムストリングスを傷めたらしい。アラダイス監督は「スピードがトレーニング中にハムストリングスを傷めたことは残念だ。彼はトレーニングを全て行なうことができなかったし、ゲームには出場しないだろう」と語った。
 
▼その他の怪我人▼
前節も故障のためプレーできなかったDFジャイディとファイには出場のチャンスはないだろう。GKヤースケライネンとFWケヴィン・デービスは足首の問題を抱えており、14日の練習を部分的にしか行なえなかったが、出場には問題ないようだ。
 
▼オコチャにとっては顔なじみ?▼
UEFA杯プロブディフ戦で審判を務めるDarko Ceferin氏は、オコチャがパリ・サンジェルマンに在籍していた4年前、UEFA杯に出場した際に笛を吹いた審判だ。
 
▼予想スタメン▼

フェルナンデスは左利きだが、右サイドでのプレーを得意とする。
中田英寿は右サイドの可能性もある。ポジションチェンジでいろんな役割が与えられそうだ。
 
▼プレビュー▼
ホームのサポータの後押しを受けてなんとしても勝利を収めたいボルトン。プロブディフに独特なパス回しをさせないようにしなければならない。対するプロブディフは欧州での経験を生かしたいところだろう。プロブディフは欧州の大会で19試合の経験があり、5勝12敗2分けという成績だ。
 
▼デラスがボルトンに?▼
シェフィールド・ユナイテッドにも在籍したことのあるギリシャ人DFトライアノス・デラスがボルトン移籍に興味を持っているという噂が報じられている。ユーロ2004の優勝メンバーでもある同選手は今夏ASローマ離れ、現在フリーである。AEKアテネも移籍先候補に上がっているようだが、本人は「私は欧州のクラブに移籍するために可能な限りギリギリまで待ちたい」と語っている。
 
▼アラダイス監督トゥドール獲得失敗を嘆く▼
アラダイス監督は、結局ユベントスからシエナにレンタルされることとなったDFトゥドールの獲得失敗を嘆いた。同監督は「誰かが彼に金を送ったから獲得できなかったのだろう。今夏の最も悲しい出来事だったが、受け入れないといけないな。トゥドールや、ベルナルド(レンジャース)の獲得失敗はとても挫折感を味わうし、失望しちゃうよ。彼らはクラブをより良くしてくれる選手だ。移籍市場は過ぎたし、今いる戦力から最高のものを引き出すように努力するさ。」と語った。
 
▼ヤンナコプロスが監督への信頼を語る▼
ヤンナコプロスがアラダイス監督への信頼を口にした。「アラダイス監督は経験があって、賢くて、良くサッカーを知っている。そして監督業を行なうのに全ての資質と土台を持っている。彼はとても強い個性を持っていて、善人だ。ロッカールームではみんな監督を非常に尊敬しているよ。彼からは多くのことを学ぶことができる。選手には言葉と行動をもって近付いてくれる。それは選手を強くも弱くもする。彼は明らかに強い人間だし、それは最も重要なことだよ。僕が経験した中では最高の監督の一人だよ。契約がある数年間を彼と一緒に働くことが楽しみだよ。僕がクラブに留まった理由の1つは監督の存在なんだ。アラダイス監督がイングランド代表監督になったらガッカリだね。僕は契約する前に欧州でプレーできるか否かを熟考したんだ。ボルトンがそうでなかったら僕の答えは違っていただろうね。これは僕にとっての新しいスターとなんだ。そしてクラブにとってもね。このクラブの一員であることを誇りに思うよ。僕らはUEFA杯で対戦相手に恵まれたと思う。グループステージに進まないといけないね。ピッチの内外でこのクラブは大きく進歩しているよ。いずれタイトルを争うようになるんじゃないかなとポジティブに考えているし、残留争いなんかより欧州での地位を求めていくだろうと確信しているよ。試合ではスタジアムが満員になったのを見たいし、ファンがチームを後押ししてほしいね。家やパブでテレビを観るんじゃなくてスタジアムに来てほしい。それが対戦相手へのアドバンテージにもなるからね。」
 
2005.09.14
▼コンピレーションCD▼
ヒデの選んだ曲を集めたCD『FREESTYLE』の第2弾が発売されることが決定しました。第1弾のR&Bに続いて、第2弾はダンスミュージックの名曲を集め、ヒデ自らがジャケットデザインもプランニングしたそうです。発売は11月23日の予定。
 
▼雑誌ネタ▼
週刊サッカーダイジェスト 9月27日号:中田英寿「その居場所、いまだ模索中」「”ボランチ”中田英寿の功罪」
 
▼UEFA杯、レギュラー定着に向けたテスト▼
ボルトンMF中田英寿が、デビューが濃厚な15日UEFA杯1回戦第1戦ロコモティフ・プロブディフ(ブルガリア)戦でカップ戦要員からの脱却を目指す。コンディションの問題を差し引いても現時点ではMFオコチャ、ノーラン、スピードらにポジション争いで遅れを取っている。アラダイス監督は「日本代表で試合をこなして状態は上がっているはず」とロコモティフ・プロブディフ戦を中田英寿へのテストと位置付けており、初陣は重要な意味を持つ。
 
▼スピードのコメント▼
ウェールズ代表として80試合以上の国際経験をもつMFスピードが、UEFA杯を迎えるチームについて語った。スピードは地元メディア、ボルトン・イブニング・ニュースで「プロブディフは未知のものだ。ほとんど知らないチームと対戦することは時として非常に難しい。僕達はプロブディフがどのようなタイプのプレーをするか知るだろう。しかし明らかに選手個人については知ることができないんだ。」と未知のチームと戦うことの難しさを語った。さらに、「みんな欧州の大会でプレーしたいんだ。僕も同じだよ。欧州大会の夜は素晴らしい。観客にとっても素晴らしい夜だろう。僕達はそれを楽しみたいね。そこに出場することはクラブの偉大な功績だよ。うまくプレーして勝ち抜いて、そしてプレミアシップに繋げたいね。一旦欧州に出場したら、そこにとどまることが重要なんだ。今年のUEFA杯でいい成績を残し、価値ある経験を積めるよう努力する。そしてリーグでも成績を残して来年も欧州に出場したいね」と語った。
 
▼ブックメーカー予想▼
英ブックメーカーのウィィアムヒルによると、UEFA杯1回戦プロブディフ戦は、ボルトンの勝利が1.36倍、引き分けが3.75倍、プロブディフの勝利が8.00倍となっている。またSNAI社の予想でも、順に1.28倍、4.50倍、9.00倍と圧倒的にボルトン有利になっている。
 
▼ペデルセンを絶賛▼
左サイドバックのリカルド・ガードナーの怪我によりここ3試合を本来のFWではなく左サイドバックで起用されているペデルセンのパフォーマンスは、明らかにアラダイス監督にとってボーナスだった。
アラダイス監督は移籍市場で同ポジションのオリビエ・ベルナルドを獲得することを望んでいたが、彼はレンジャースに加入してしまった。リカルド・ガードナーは怪我から復帰してきたが、ブラックバーン戦ではベンチスタートだった。
アラダイス監督は以下のようにペデルセンを絶賛した。
「ペデルセンは我々のためにとても素晴らしい仕事をしてくれた。彼が左サイドバックとしてプレーした3試合で我々はたったの1失点しか喫していない。それもPKだ。彼がそのポジションで好パフォーマンスを見せていなかったら、我々はどうなっていた?他に誰がそこでプレーしたんだ?ペデルセンは巨大な役割を果たしたんだ。左サイドバックの不在は我々にとって重大な問題だったんだ。彼はけた外れな仕事をやってくれたんだ。」
 
▼フェルナンデスのユニホーム▼
ボルトンのフランス人MFファブリス・フェルナンデス(25)のサイン入りユニがオークションサイトebayに出品されました。ボルトンはヒデのユニが高額で落札されたから味をしめた?(笑)ちなみに14日7時現在で255ポンド(約51000円)です。こちらです。
 
▼来年に訪れる危機▼
アラダイス監督は来年1月20日から2月20日の間の選手不足を恐れている。この3週間はエジプトでアフリカ・ネーションズ・カップが行われるため、オコチャ(ナイジェリア)、ジャイディ(チュニジア)、ディウフ、ファディガ、ファイ(セネガル)ら5人が代表に召集される可能性があるからだ。
www.fansfc.comによると、アラダイス監督は「もし国際試合のために3人を失うのなら、試合を中止できればいいのだが。アフリカ・ネーションズ・カップはステータスが異なる。我々はFIFAに照会したんだ。」と語ったらしい。何人が召集されるか、いずれにしても来年1月〜2月のボルトンの台所事情は苦しくなるだろう。
 
▼プレミアの平均得点▼
05/06シーズンのプレミアシップ45試合を消化した時点で、1試合あたりの平均得点が報告された。総得点は89で、1試合平均1.98点と2点を下回る結果となっている。ちなみに36試合を消化したブンデスリーガでは3.19点、20試合を消化したセリエAでは2.45点、20試合を消化したスペインリーグでは2.00点となっている。現地サイトでは守備的ともいわれたイタリアよりも得点が少ないことに驚いていた。
 
2005.09.13
▼32万円!▼
ネットオークションebayに出品されていた中田英寿のサイン入りユニホームが1680ポンド(約34万6千円)の破格値で落札された。このお宝ユニは1ポンド(約206円)からスタートした。ネットオークションでのサイン入りユニホームは1〜5万円が相場といわれている。また、中田英寿は今年1月、慈善団体「メーク・ア・ウイッシュ」主催で行われたチャリティーオークションに参加。03年12月に行われた貧困撲滅の慈善試合「ロナウド&フレンズVsジダン&フレンズ」で着用したユニホームにサインを入れて出品したが、そのときの落札値は4万6000円だった。
 
▼ヒデを起用するべきだった▼
英国の衛星テレビ局スカイスポーツは12日、HPでブラックバーン戦のボルトンを「MFオコチャが不調で爆発力が足りない。対策として中田英寿を起用しなかったことが周囲を落胆させた」と批判した。
 
▼UEFA杯デビューか▼
アラダイス監督はUEFA杯のメンバーについて「多くの変化はない。しかし、いくらかの変化はあるだろう。UEFA杯(15日)、マンチェスター・シティー戦(18日)の両方とも勝ちにいく」と話しており、疲労の少ない中田英寿をクラブ史上初の欧州舞台で起用する可能性は高い。地元サイトでは、新加入の中田、ボルゲッティ、フェルナンデスが起用されると予想している。
 
▼厳戒態勢▼
ボルトンはUEFA杯対戦相手のロコモティフ・プロブディフのオーナーがマフィアの抗争に巻き込まれて射殺されたことを受け、15日の試合では警備員増員など厳戒態勢を敷く方針のようだ。ブルガリアからは1000人近いサポーターが来ると見られている。
 
▼アラダイス監督コメント▼
アラダイス監督はスコアレスドローに終わったブラックバーン戦を、「うちの選手は誰も流れを引き寄せるような輝きを放てなかった。今日は確かにいい戦いではなかったけど、土曜日のゲームでも冴えない試合が多かった。多くの選手が代表戦に臨んだあとだったのも、影響しているんだろう」と振り返った。また、15日に行なわれるUEFA杯、18日に行なわれるマンチェスター・シティ戦については、「プロブディフにはホームで気持ちよく勝たなければならない。しかし、マンチェスター・シティ戦にも備えなければならない。我々はクオリティー、強さ、スタミナなどを維持しなければならない。シティはマンチェスター・ユナイテッドと引き分けて自信をつけているし、ムードもいい。そのようなクラブに勝利することはやさしいことではないよ。」と語った。
 
▼雑誌ネタ▼
週刊サッカーマガジン9月27日号:【海外組6人「テスト」徹底考察】海外組テストその最初の答えは?
 
▼マーク・ヒューズ監督コメント▼
ブラックバーンのヒューズ監督は「ボルトンの攻撃にしっかり対応できて、自信にもつながった。勝てそうな勢いもあったと思う」とコメント。アーセナルから期限付き移籍で加入し、この日がデビュー戦となったベントリーについても「ボールをキープして欲しくて途中出場させたけど、その通りのプレーをしてくれたし、もう少しでゴールというチャンスも作ってたね」と絶賛した。
 
▼MFギャリー・スピードのコメント▼
MFスピードはブラックバーン戦について「がっかりするパフォーマンスだったし、失望させる試合だった。観戦するにも良いゲームではなかったと思う。しかし、1年前なら僕たちは負けていただろう。我々は向上しなければならない。この一日を悪い一日とみなして良いサッカーに戻ることができるよ。ブラックバーンはうまくプレーしたね。賛辞に値するよ。僕はヒューズ監督を知っているんだ。彼は我々を止めるためにここにやって来て、それをうまくやり遂げたんだ。僕達はエリア内の精度を上げなくてはいけないね。より多くを演出しなければならない。これはFW陣だけでなく全ての選手についてだよ。」とコメントした。
 
▼代表監督に向けてマイナスポイント▼
ホームでのブラックバーン戦を醜い内容でスコアレスドローとしてしまったアラダイス監督に対し、英各紙は「代表監督失敗」の烙印を押した。ザ・タイムズは「怯えるアラダイスは野望に失敗」と報じ、インディペンデントは「アラダイスの望みは無残なダービーによって壊された」と報じた。
 
▼若手GKに興味▼
www.boltonwanderers-mad.co.ukによると、ボルトンがバーンズレイ(3部相当)の若手GKスコット・ファインダー(19)に興味を持っているようだ。同GKはU-20イングランド代表GKでもある。同サイトによると、1月に獲得することが噂されているようだ。
 
2005.09.12
▼ヒデのデビューは見送り▼
中田英寿のプレミアシップのデビューがまた見送られた。11日のブラックバーン戦(ホーム)で2戦連続ベンチスタートとなったが、8月27日のウエストハム戦に続いて今回も出場機会がなかった。ボルトンでビューの次のチャンスは15日(日本時間16日4時)に行なわれるUEFA杯初戦のプロブディフ戦となる。プレミアデビューのチャンスは18日のマンチェスターC戦(アウエー)となる。
 
▼スコアレスドロー▼
ホームで行なわれたブラックバーン戦は0−0のスコアレスドローに終わった。これで開幕から2勝2分け1敗となり、暫定5位につけている。
 
◎出場メンバー
GK:ヤースケライネン
DF:カンポ、ベン・ハイム、エンゴティ、ペデルセン
MFヤンナコプロス(56分ガードナー)、ノーラン、オコチャ(78分ハント)、スピード、ディウフ
FW:デイビス(70分ボルゲッティ)
 
◎stats

ボルトン チーム名 ブラックバーン
得点
枠内シュート
枠外シュート
ブロックされたシュート
コーナーキック
20 ファウル 18
オフサイド
1(カンポ) 警告 2(マッテオ、サベージ)
退場
65% パス成功率 59.9%
15 タックル数 31
73.3% タックル成功率 83.9%
43% ボール支配率 57%

観客数24405人
 
▼試合詳細▼
前半4分、エンゴティの柔らかいFKにデービスが走りこむも合わせることができず。
前半11分、ブラックバーンの左からのFKは辛うじてスピードが頭でクリア。
前半28分、デイビスが頭で落としたボールに走り込んだノーランが頭で合わせるも枠をそれる。
前半41分、右CKにカンポがフリーでヘディングシュート。バーを越える。
後半13分、交代出場のガードナーがエリア内で相手DFをかわしシュートを打つが左にそれる。
後半14分、ブラックバーンの交代選手ベントリーのクロスをエンゴティがかろうじて頭でクリア。
後半18分、ベントリーからパスを受けたモコエナがミドルシュート。枠をそれる。
後半20分、ゴール正面のFK。オコチャが狙うがGKにクリアされる。こぼれ球をディウフが狙うが左にそれる。
後半23分、左SBペデルセンが自陣でボールを奪われ強烈なシュートを浴びる。ヤースケライネンがパンチング。
後半31分、ベントリーのループシュートをヤースケライネンはじき出す。
後半35分、浮き球の処理でGKとDFが連携ミス。危うく無人のゴールに蹴り込まれるところだったが、枠をそらしてくれた。
後半36分、ブラックバーンのヘディングシュートは左にそれる。
後半44分、カンポのヘディングシュートはGKにキャッチされる。
ロスタイム2分、ノーランのアクロバティックなシュートはGKがキャッチ。
 
前半はロングフィードをデイビスにあわせる攻撃を見せたボルトンペース、後半は交代出場のベントリーを軸として攻めたブラックバーンペースの試合だった。ボルトンとしては、前半のリズムの良いときに先制点を挙げたいところだった。ブラックバーンは体を張って守り、数的有利を作りだしうまく守った。後半、元アーセナルのベントリーが入ってからは完全なブラックバーンペースだった。ボルトンは本職ではない両サイドバック(カンポ、ペデルセン)がミスを連発し、ピンチを招く場面が多く見られた。
 
▼アラダイス監督コメント▼
「我々はうまくプレーするよう試みたが、ブラックバーンは極めて上手に守った。ブラックバーンは我々と同じシステムでマンツーマンで守った。特にサベージとリードによる中盤でのきついマークに苦しめられた。我々はボールをデイビスに当てて、そこから攻撃するように心掛けたが、それをすることができなかった。ほんの少しの良いプレーとミスが目立ったゲームだった。我々にプレーさせなかったブラックバーンを名声を与えるし、彼らに向かったうちの選手にいくらかの名声を与えるよ。これまで我々は同様のゲームで負けることがあった。」
 
2005.09.11
▼ベンチスタート決定▼
本日(日本時間12日0時キックオフ)、ブラックバーンと対戦するボルトンの中田英寿のベンチスタートが決まった。アラダイス監督が「前節も勝っているし、スタメン起用はない。長距離移動の直後で疲れているだろうからね」とクラブの公式HPで明言した。しかし同監督は9日の会見で「試すこともあるかもしれない」と語っており、試合展開によっては中田英寿が待望のプレミアデビューを飾る可能性もある。 かねてからブラックバーン戦は新天地デビューのXデーとして有力だった。
 
▼ホンジュラス戦報告▼
中田英寿からホンジュラス戦の報告を聞いたアラダイス監督は、「うちは選手層が薄いのでいろんな位置ができるのはいいこと」と右MF、ボランチでプレーしたことに満足した。ただ「ビデオは見ていない」と言い、ヒデのミスなど不調だったことは知らなかった様子。
 
▼次期イングランド監督第1位▼
ボルトンのサム・アラダイス監督が、10日付の英大衆紙「ザ・サン」の読者アンケートで次期イングランド代表監督候補の1位に選ばれた。同紙によると、アンケート人の96%がエリクソン現代表監督の解任に賛成。後継者にはアラダイス監督が2位以下を大きく引き離す50%の票を集め、トップ当選した。アラダイス監督以下は、マンチェスターCのピアース監督が29%、チャールトンのカービッシュリー監督が7%で続いた。エリクソン現監督はわずか4%(5位)にとどまった。アラダイス監督は「代表監督をこなすのは、不可能ではない。就任前にすべてを受け入れ、何が待ち構えているか理解できればね」と話した。
 
▼ヒデのユニ下落▼
ネットオークションに出品されている入団会見で使用したサイン入りユニホームは、日本時間11日午後16時の時点で1270ポンド(約25万6000円)まで下落した。オークションは日本時間の本日夜22時50分に終了する。
 
▼雑誌ネタ▼
女性セブン9月22日号:「おらが県の日本一/山梨県」にヒデがチラッと登場しています。
 
▼アラダイス監督「プレミアが重要」▼
アラダイス監督は欧州に挑戦するボルトンにとって、プレミアシップでの成果が重要であることを述べた。ボルトンは来週木曜日にホームでロコモティフ・プロブディフと対戦するが、同監督はリーグ戦で勝利を逃さないように注意している。アラダイス監督は「私はいつも1つのことを呼びかけている。それはプレミアシップだ。プレミアは我々にとって最も重要な戦いだ。もし我々が欧州の戦いで楽しみたいのであれば、ブラックバーンに勝たなくてはならない。我々は選手を高いレベルでプレーできるように維持するという問題に直面する。我々のようなクラブはそれが極めて難しいんだ」と語った。
 
▼タックルを警戒▼
アラダイス監督は、ブラックバーンの戦い方を「汚くない。しかし彼らは熱烈すぎるんだ」と語った。英紙ミラーはダーティーなイメージを持つブラックバーンの戦いを『成人指定』と表現している。アラダイス監督は「ブラックバーンはかなりフィジカルを重視したチームだ。マーク・ヒューズ監督がそのようにしたし、選手は全てのボールをめぐって争う。何人かの選手はときどき熱烈すぎる。我々はディコフやサベージ、ルーカス・ニールがボールが来る前に激しいチェックをするのを見た。そのようなチームと対戦するのは難しいものだ。全てのタックルではなく、悪質なタックルはゲームからなくしたいね。タックルはゲームの一部分として受け入れられるべきなんだがね。」
 
2005.09.10
▼ヒデmail▼
昨日付けでヒデからメール『Honduras戦!!』が届いています。失点に繋がったあのミスのこと、コンディションのことなどについて語っています。こちらから。
 
▼全体練習合流▼
中田英寿は8日に英国入り。9日から全体練習に合流している。
 
▼先発見送り、ベンチ入りか▼
中田英寿の11日ブラックバーン戦の先発起用が見送られることになった。9日の会見でアラダイス監督が「中田に関しては移動距離に少し問題がある。ケガ人が出ない限りスタメン起用することはありえない」と断言した。その上で「1試合こなしたことでマッチフィットネスは上がっているだろう」とベンチ入りの可能性には含みを持たせた。また、一部地元サイトでは、新規加入のボルヘッティ、フェルナンデスらとともにベンチ入りとの予想もある。
 
▼雑誌ネタ▼
SPORTS Yeah! No.126:中田英寿「日本の”セレブ”に託された野望」
 
▼アラダイス監督がイングランド代表監督に興味▼
サム・アラダイス監督が、北アイルランド戦の敗戦で解任の危機に陥ったイングランド代表エリクソン監督の後継監督就任に意欲を見せていることが分かった。9日付の英大衆紙「ザ・サン」によると、アラダイス監督の代理人であるマーク・カーティス氏は「エリクソン監督がいつ辞めるのかは問題ない。サムは、いつでも代表監督に就任する決意をしている。ボルトンの会長(ガートサイド、FAのメンバーでもある)もサムの意思は了解している」と語ったようだ。また同代理人は「サムはスター優遇さい配をしない。有名選手であれ、コンディションが悪い場合は容赦なくはずす」とも語っており、ベッカム、オーウェン偏重で非難が集中しているエリクソン監督との相違点も明らかにした。
また、前ボルトン助監督フィル・ブラウン氏は、「サムはオコチャ、イエロ、イワン・カンポらのようなスーパースターを扱うことができることを証明した。サムは、いつも時代の先端をいっている。彼は、他の監督よりもずっと前にテクノロジーを使っていて、リーグおよび個々の選手のデータを持っていたんだ。」とその手腕を評価した。
エリクソン監督の後任にはチャールトンのカービシュリー監督の名前も浮上している。
 
▼徹底比較▼

ボルトン チーム名 ブラックバーン
試合数
5位 順位 11位
総得点
1.5 1試合平均得点 0.75
49 シュート数 40
33% 枠内シュート率 32%
12% シュート得点率 8%
730 ショートパス数 1062
388 ロングパス数 477
69% パス成功率 75%
119 クロス数 102
25% クロス成功率 23%
総失点
1.0 1試合平均失点 1.25
102 タックル数 156
70% タックル成功率 74%
156 ブロック、クリア、
インターセプト数
166
64 ファウル数 70
警告
退場

 
▼怪我人と招集選手▼
MFオコチャとDFファイはソケイ部、DFジャイディとガードナーはハムストリングス、MFファディガは膝を故障している。アラダイス監督は11日まで彼らのコンディションをチェックすることになるだろう。
アラダイス監督は「プレーできないだろうと思われたファイ(セネガル)とジャイディ(チュニジア)が代表に連れて行かれたのは残念だ。おかげで回復に費やす時間がなかったよ。そんな選手を連れて行くのは恥だ。」と嘆いた。そして、「幸いなことに、他の代表選手は怪我をしなかった。しかし、みんな疲れていて日曜の試合には使えないだろう」と語った。
 
▼フェルナンデス復活を誓う▼
移籍市場最終日にサウサンプトンからフリーで獲得したファブリス・フェルナンデス(25)は、1月以来試合に出場していない。しかし、ブラックバーン戦にはベンチ入り、ボルトンデビューする見込みがある。フェルナンデスは、「サウサンプトンでは過去15ヶ月間、多くの監督がやってきた。そのことは僕にとって非常に困難だったんだ。昨年12月の終わりにハリー・レドナップが監督になったんだけど、僕が怪我して以来、決して僕を使わなかったんだ。」と自身の不完全燃焼を語った。また、今シーズンについて、「僕はチームメイト、クラブ、そしてファンのために働きたいんだ。僕は完璧なプレシーズンを過ごしたんだ。いくつかの親善試合でもプレーしたよ。僕はボルトンで出直すことを楽しみにしているんだ。アラダイス監督は僕を信用してくれた。僕は4シーズン、プレミアでプレーしたんだ。もしクラブのために何かすることができればとても幸せだよ。」と語った。そしてサウサンプトンでも一緒にプレーしていたFWケビン・デービスについては「ケビンは良いプレーヤーだよ。大きなインパクトを与えた。彼は空中戦に強く、ゴールを決める。熱心にプレーしているし、ボルトンにとっては非常に重要な選手だね」と語った。
 
▼LARK的予想スタメン▼

カンポは下がり目で1ボランチ、トップにはボルヘッティが入る可能性もありそうだ。左サイドバックにガードナーが入るかも。
 
2005.09.09
▼ヒデ渡英▼
中田英寿は7日に行なわれたホンジュラス戦の試合後、深夜に自動車に乗って東京近郊に移動していたようだ。その理由を所属事務所関係者は「欧州時間に合わせての行動ということです」と説明した。ヒデは体内時計を欧州モードに切り替えた。8日に空港で出迎えたスタッフには「歌いすぎた」と笑顔で語っていたという。ヒデはトビウオの柄が描かれた黄色いTシャツ、ジーンズ、ビーチサンダル姿で正午発のロンドン行きの便に乗り込んだ。画像はこちら
 
▼下落▼
オークションに出品されているヒデのユニは1619ポンド(約32万円)まで下落(9日7時現在)。入札を取り消した人がいるのだろう。
 
▼雑誌ネタ▼
Number636号:『プレミア移籍がもたらすもの』中田英寿「名門ボルトンへ」text by 田邊雅之
 
▼ディウフのコメント▼
FWディウフが、同じセナガル人の2人のチームメイトのことを語った。「ファディガは素晴らしい選手だよ。彼は今、怪我しているけれども、チームに合流する日は遠くないよ。ファイはじゅうぶんに落ち着いているさ。彼はプレミアリーグのチームに加入できて幸せなんだ。」と語った。また、UEFA杯については、「どのような大会でプレーするかが重要ではないんだ。いつも我々を待っているチームがあるんだ。僕たちがタレント揃いで、良いチームだということは十分に知られているんだ。」と語った。
 
▼代表選手の成績▼
ヤンナコプロス(ギリシャ):1ゴール、2−1でカザフスタンに勝利。欧州予選グループ2暫定3位。
ボルヘッティ(メキシコ):PKで1ゴール(代表通算37得点)、5−0でパナマに勝利。W杯出場決定。
ベン・ハイム(イスラエル):フル出場、2−0でフェロー諸島に勝利。欧州予選グループ4暫定3位。
 
▼アラダイス監督にイングランド代表監督の噂▼
7日に行なわれたW杯欧州予選でイングランドが北アイルランドに敗れたことを受けて、メディアの中では次期監督にアラダイス監督を推す声があがっている。のんびりした振る舞いのエリクソン監督とは対照的に、アラダイス監督の熱烈なマネージメント・スタイルと、クラブでのこれまでの実績が評価されているようだ。
エリクソン監督は「私は辞任するつもりはない。全てはFA次第だ。来月行なわれる試合に勝利することに集中する」と語っている。
 
▼ファブリス・フェルナンデスに期待▼
アラダイス監督は今夏の移籍市場最終日に獲得したファブリス・フェルナンデス(サウサンプトン、フルハムでプレミアの経験あり)が重要な役割を果たすと信じている。また、フェルナンデスのプレミアシップでの経験と多才さがクラブの資産になると確信しているようだ。
アラダイス監督はクラブの公式サイトで「彼はプレミアシップに精通しており、ピッチの左でも右でも中央でもプレーできる。彼の経験はシーズンの間、大きな役割を演じるだろう。多くの役割を果たしてくれれば、より多くの試合でプレーするだろう。彼がサイドでプレーする機会があるときには、サウサンプトンで見せてくれたようなプレーをしてくれるだろう。もし彼がスタメンを掴めば、控えになる選手は困難な状況に追い込まれるだろう。我々は非常に貴重な選手を獲得した。」と語った。
 
▼アラダイス監督がブラックバーン戦を展望▼
アラダイス監督は11日に行なわれるランカシャー・ダ−ビーであるブラックバーン戦について、「我々はプレミアシップで多くの戦いをしてきた。そしてそれは11日にも行なわれる。ホームであるし、願わくば我々は勝者となっていたい。我々は勝ち続けなければならない。しかし、対ブラックバーンにおいては難しいだろう。彼らには熱烈なサポーターがいるし、選手も情熱的だ。両チームともダービーの重要性や勝利の重要性を理解している。我々がブラックバーンに勝利するだけの十分な質を備えていることを望む。」と語った。
また、スタメンについては「ブラックバーン戦はウエストハムに勝利したときと同じでないかもしれない。代表に招集された選手が故障しているかもしれない。これは我々がシーズンを通して直面する困難だ。残念なことにスタメンは絶えず変化するだろう」と語った。
 
▼ブラックバーン戦プレビュー▼
キックオフ:9月11日(日)16時(現地時間)
会場:リーボックスタジアム
 
◎ボルトン(5位、勝ち点7)
・ホームにブラックバーンを迎え、シーズン序盤におけるリーグ上位を維持するために5試合で3勝目を狙う。
・昨年1月から2月にかけての5試合で3勝を挙げて以来、『5試合3勝』という結果を出せていない。
・ホームでの対ブラックバーン戦は、1998年4月11日に2−1で勝利して以来、勝利していない。
・過去2試合は連勝、2得点ずつ挙げている。
・今季4試合中、3試合で2得点。
・スコアレスドローは昨年2月12日のミドルスブラ戦以来、15試合ない。
・ケヴィン・デービスは古巣対決。
・リカルド・ガードナー、ジャイディ、オコチャ、ファイは故障中と報告されているが、11日に向けて調整中。
 
◎ブラックバーン(11位、勝ち点4)
・勝利すれば勝ち点でボルトンに並ぶ。しかし、ここ2試合で無得点、199分間無得点で連敗中である。
・ここ4試合で警告7、退場2という荒れたチームである。
・アウェー過去7試合は3敗4分けと勝ち星がない。
・アウェー過去10試合で1勝のみ。
・対ボルトンここ4試合は負けなしの1勝3分け。
・過去10試合、2点差以上の勝利はない。
・過去13試合、アウェーで2点以上取った試合がない。(1得点が6試合、7試合が無得点)
・アンディー・トッドは古巣対決。
 
▼対戦成績▼
プレミアシップにおいて、リーボックスタジアムではボルトンの2勝1敗3分け(通算4勝3敗5分け)。
総対戦成績は、リーボックスタジアムでは36勝14敗16分け(通算55勝48敗29分け)。
 
▼ブックメーカー予想▼
英ブックメーカーのウイリアムヒルによるボルトンVSブラックバーンの予想は、ボルトンの勝利が1.90倍、ブラックバーンの勝利が3.60倍、引き分けが3.10倍となっている。また、SNAI社による予想では、順に1.83倍、3.85倍、3.25倍となっており、いずれもボルトン有利となっている。
 
2005.09.08
▼ホンジュラス戦詳細▼
日本代表は7日、でホンジュラスを宮城スタジアムに迎え、ビハインドを跳ね返す強さを見せて5対4の逆転勝利を収めた。ここまで4分け6敗と中南米勢に相性の悪かった日本代表は、中盤から前をすべて欧州組で臨んだ。
ホンジュラスのパスワークに後手を踏み2点のリードを奪われてしまうが、33分に稲本のミドルが相手DFに当たってこぼれたところを高原が押し込み、反撃の足取りをつかむ。しかし前半ロスタイム、中田英寿が自陣深くで致命的なパスミスを犯して1対3とされ、嫌なムードで前半を終える。そんな悪い流れを変えたのが中村のセットプレーだった。まずは後半開始3分、得意のFKで柳沢のヘッドをアシスト。再び2点差とされて迎えた55分には同じく鋭いFKを宮本に通すと、その宮本が倒されPKに。これを中村が沈め、3対4とする。そして日本は70分、交代指令の出ていた柳沢が強烈なミドルでついに試合を振り出しに戻すと、迎えた78分、三都主が左サイドのスペースを突いてマイナスのボールを折り返し、フリーで走り込んできた小笠原が逆転ゴール。あとはそのまま1点のリードを守り切った。
しかし、欧州組6人先発起用の4−4−2のフォーメーションは5点をもぎ取る破壊力を示した一方、守備で連携の脆さを露呈。中田英寿のミスで奪われた失点を除けば、簡単にサイドを破られる形からゴールを割られてしまった。最初の2点はいずれも左サイドの裏を易々と突かれ、4失点目に関しても、加地が後ろから追いかけて来たマルティネスに抜かれてそのまま失点につながった。また、ホンジュラスの細かいボール回しを止めることは最後までできず、バイタルエリアで相手をフリーにして幾度もピンチを招くなど、反省点の多い内容だった。
 
▼ヒデのパス▼
ホンジュラス戦での中田英寿は47本のうち実に34本を前方に送った。高原の1点目につながったのも縦パスがきっかけだった。
 
▼ヒデのミスから失点▼
前半ロスタイム。中田英寿が信じられないミスを犯した。自陣でMF中田浩からパスを受けたが、相手のプレッシャーにあっさりとボールを奪われた。最後はFWマルティネスに右足で強烈なゴールを許し、1―3と差を広げられてしまった。中田英寿はGK楢崎に1度、センターサークルでもう1度右手を上げて、謝った。中田英寿は試合後、「相手が来たのは分かっていたけど、普段、前でプレーするのと同じようにやってしまった。当然、やっちゃいけないプレーだった」と反省した。
 
▼ヒデのコメント▼
「見ての通りこれだけ点を取られて気持ちはよくない。だけど、5点取り返したことについては自信になる。前半は声が全体的に通ってなくてパスを回された。俊輔との連携は大事だけどそれがすべてではない。前半は攻撃のタイミングがずれていたけど、僕が後ろに下がってからはよくなったと思う。見てる側がどう思おうとサッカーは2人でやるものじゃない。ただ、相手に攻められたときに一緒に下がったり、攻撃に行くタイミングがずれた。前半の最後、僕のミスは余計だった。前でやっていたプレーを後ろでやった。当然やっちゃいけないプレー。W杯は先の話。一歩一歩進んでいって最後にそれがある。」
 
▼ジーコ監督コメント▼
「短い調整期間のなか、よく戦ってくれたと思う。印象的だったのは、観客のすばらしい声援に対して、選手が応えてくれたこと。最後まであきらめない姿勢が見えた、評価できる試合だった。あのような気持ちの強さがあれば、どんなことでも跳ね返すことができるだろう。ベストコンディションであれだけミスが出たら問題だが、中盤の4人を含め、国内組もコンディション的に難しい面があったと思う。カウンターから点を取られてしまったのは課題だが、失点後もバランスを崩さなかったことで、あの点差をひっくり返すことができた。普通なら2失点してしまえば、バランスを崩してしまいがちだが、そこでバランスを保てたのはチームとして進歩しているからだと思う。
(序盤に2失点したが、ハーフタイムまで指示することはなかったように見えたが?)選手を信頼しているし、私の経験から言えば、ライン際で声を荒げたところで、選手も“うるさい”と感情的になってしまうだけ。序盤の2失点よりも、正直、前半終了間際の3失点目の方がショックは大きかった。
(10月の東欧遠征について)2試合あるが、1試合目はオールスターがあるので、そちらを優先させることになると思う。1試合目は、前線は欧州組が中心になると思うが、後ろをどうするかは問題。2試合目は全員揃うと思うが、とくに小野伸二に期待している」
 
▼デラパス監督(ホンジュラス)コメント▼
「親善試合という意味においては、内容もよく、その役目を果たせたと思う。日本は交代選手を含め、とてもすばらしいチームだった。選手が交代する度に、内容はよくなっていったと思う。ベラスケスは見事に3ゴールを決めてくれた。日本では、途中から出てきた小笠原が印象に残った。選手のプレーと観客の歓声がいいハーモニーとなっていた。しかし、まさか5ゴールも決められてしまうとは思ってもいなかった。
(日本の欠点は?)攻撃になったとき、両サイドの三都主と加地が同時に上がってしまい、DFラインに人が足りなかったように思う。親善試合なので、あえて盛り上げようとしたのかもしれないが、ふたりのうち、ひとりはもっとディフェンシブにプレーすべきだったのでは…。オフェンスよりも、ディフェンスに問題があったと思う」
 
▼コメントいろいろ▼
高原
「立ち上がりは相手の動きに対応できず厳しい戦いをしてしまった。集中していなかったわけではないけど、相手の動きが予想以上だった。今回はいつもより調整する時間があったので、なんとか点を取りたかった。(得点場面は)最初のボールタッチでいい感じに前に出せたので落ち着いて打つだけだった。チームはW杯に向けてというのもあったし、大味な試合になってしまったけど、勝って終われたということは大事なことだと思う」
 
中田浩
「(ホンジュラスの印象は)技術、スピードがあるいいチームだった。(試合について)見ている人はおもしろい試合だったと思うけど、4失点はよくない。だけど、5点取れたことは大きい。前半は受けに回って引き過ぎた部分もあった。そこを修正する前に1、2点取られた。(個人的には)前に絡むところでいい形ができたと思う。(欧州組の連携は)もっと守備面を詰めていかないといけない。修正点はあるけど、5点とって逆転できたのは収穫。自分としては久々のボランチ。シュートもミドルとかを打てたし、よかったと思う」
 
宮本
「立ち上がり、敵陣でボールを奪って攻めようと考えていたが、うまくいかず先に点を取られてゲームプランが崩れた。後半のようにしっかりと前で挟んでボールを奪って、早く攻める形を出したかった。課題は見えたけど、後半にそれを修正できたことは前向きに捉えたい。(欧州組との連携については)今回は長く一緒にやれたので、これからもっと連携を深めていきたい」
 
中村
「自分たちのペースになる前にやられてしまった。守備の部分で誰がどうプレスに行くかちょっとしたずれがあった。連携の部分に課題があるけど、攻撃に関しては悪くなかったと思う。ヒデさんが下がって、トップ下のゾーンのスピードがアップした。その間に満男(小笠原)が入ってボールが回るようになった。」
 
加地
「球際に、しっかりといかないといけない。3−5−2の方が守るゾーンが決まっている。でも、完ぺきなシステムはありません」
 
中沢
「4人で守る場合(マークが)はっきりしないところがあった。原因はいろいろある。いいチームとやれて勉強になった」
 
三都主
「立ち上がり、嫌な点の取られ方をした。中南米は決定力があるので、うかつなミスで決められた」
 
玉田
「ジーコ監督から時間が少ないけど頑張れといわれて送り出された。動き?普通です」
 
大黒
「どんな状況で入っても点を取ってやろうと思っていた。点を取り続けないと、FWは。また次、頑張ってやりたい」
 
日本サッカー協会・田嶋幸三技術委員長
「強い相手と戦えてよかった。ホンジュラスは2トップの1人が引き気味になって動き回り、かく乱するなど日本をよく研究していた」
 
日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン
「ホンジュラスは強く真剣に戦ってくれた。日本はこの試合で修正点が明確になっただろう。2点差を追いついて逆転したのはよかった。両軍合計で9点入る試合は記憶にない」
 
▼小野が1月移籍狙う▼
小野伸二の代理人、ヒール・デッカー氏は、小野が欧州移籍市場が再開する来年1月に移籍する意向を明らかにした。7日付の地元紙でデッカー氏は「小野が移籍する意向は何も変わっていない。伸二はフェイエノールトで自分自身を立て直し、11月になったら我々はボルトンや他のクラブがどう動いてくるのかを見てみたい」と話した。また、同紙はフェイエノールトは小野の移籍に備えて、小野に代わる能力的、商業的にも魅力のある日本人選手を探し始めていると報じた。
 
▼50万円越える!▼
オークションに出品されているヒデのユニホームの入札価格は、8日朝の時点で2550ポンド(約51万円)となっている。
 
2005.09.07
▼ヒデのユニはボルトンの育成アカデミーを救う▼
オークションサイトebayに出品されている中田英寿のユニホームは、7日7時(日本時間)の時点で1020ポンド(約20万4千円)まで値を上げている。このことについてボルトンの広報担当者は以下のように語った。
「この値段は我々にとっても他のクラブにとっても普通ではない。我々はオコチャやジョルカエフ(元フランス代表)などのユニホームを出品したことがあるが、およそ200ポンド(4万円)だった。他のクラブでも同様だ。中田のユニホームがここまで値を上げるとは思わなかった。落札金は育成機関で使われるだろう。我々の育成機関は年間160万ポンドのコストがかかっているからね。我々はお金に困っている印象をもたれたくないんだ。そしてそれは間違っている。このようにオークションに出品することよって、ファンがクラブの記憶すべき歴史の一片を買うチャンスを得ることになるんだ。」
 
▼最終調整▼
6日、日本代表は宮城スタジアムで前日練習を行なった。大型台風14号が迫まっている影響で前日同様、雨の中での練習となった日本代表。戦術練習では先発が明言されている中田英寿、中村ら欧州組6人がレギュラー組に入り、4−4−2の布陣で攻撃を確認。ミニゲームや、サイドからの崩しや、柳沢、高原をポストに使って2列目、ボランチが飛び込むパターンを繰り返した。、守備からシュートに持ち込むまでのビルドアップを確認した。中田英寿はフォーメーション練習で、ボールをもらいにボランチの位置まで下がったかと思えば、サイドやゴール前にも現れる多彩な動きを見せていた。
 
▼ヒデ居残り練習▼
ヒデは雨が強まる中、約15分間の居残りシュート練習を行ない、仕上げにPKを蹴って引き揚げた。その後、ジーコ監督に「ボールの下をこするな」と注意されるとイタリア語で論議していた。
 
▼ヒデのコメント▼
「気持ちの面でどうこうというのはない。代表でプレーするのは、コンフェデレージョンズカップ以来。あの時はいい形で終われたので、そこから一歩ずつ(上のレベルに)行けるようにしたい。
(東アジア選手権は?)見ていない。
(クラブが変わったが気持ちの変化は?)ないです。
(ワールドカップまで9カ月だが)特に長いとか短いとかそういうのは関係ないです」
  
▼ジーコ監督コメント▼
「今回久しぶりに欧州組が合流できたということで、明日の試合に関して個人的な戦術的部分、それといくつかのフォーメーションのバリエーションを増やすために、こうしたゲームを使っていきたい。
(中南米に勝てない理由と、それに対する対策は?)今までの展開を見ていると、負けるのはひとつの理由からだと思う。相手は技術が高いし、試合運びとか伝統も含めて数少ないチャンスを決めてくる。この前のペルーも、最初のコンフェデ杯のときのコロンビア戦もそう。かなりうちが攻めてボールを回していてゴール前まで行っても、そこでカウンターを受ける。そのカウンターはうちのミス絡みであり、それを相手は待っていた。つまり90分をいかにミスを少なくして、集中してやれるかということ。中南米のチームとは非常に僅差。少ないチャンスを確実に決めるということと、(ミスから)失点しないということだけで、戦える力は付いていると思う。明日はできるだけ彼ら(欧州組)が踏ん張れるところまで使う。」
 
▼中村俊輔コメント▼
「今までやってきたいい経験を無駄にしないよう、積み重ねられるようにしたい。ホームなので、できるだけ日本のいい部分を出すようにしたい。みんなコンディションも違うし、いきなりコンフェデ杯と同じ試合ができるのかは分からない。相手の出方に応じて対応していきたい。(W杯までの時間は)まだまだあると思っていたら伸びていかない。チームも大事だけど、個人個人の争いも大事になる。(セルティックに移籍したことについては)最初の1カ月は大事だったけど、監督も自由にやらせてくれている。スタートはよかったから代表でもそういうプレーをしたい」
 
▼中田浩二コメント▼
「昨日の(仙台ユースとの)練習試合のときは、FWに入れたボールをダイレクトで落とすプレーが乱れていたので、(今日のトレーニングでは)このコンディションだから2タッチでやろうということだった。ボランチとサイドバックが上がるときのバランスも見ていた。ひとりのボランチが攻撃に出て行かないと、いい形は作れない。ただ、2枚とも行ったらきついので、イナ(稲本)とは話し合ってやっていきたい」
 
▼楢崎コメント▼
「天候のこともあるし、ボールを持てる選手が多いから攻める時間が多くなる。そこで集中してやりたい。最初のプレーから慎重に入りたい。中米に苦手イメージはないが、プレスがかからず、うまくかわされて数的優位を作られたりすると恐い。今の(自分が代表で置かれている)状態はどう考えても一番という立場ではない。今後こういうチャンスはあるかどうか分からないから、いいアピールをできるようにがんばりたい」
 
▼茂庭コメント▼
「このチームに入りづらいということはない。オリンピックのときは、絶対に負けられない状態だったが、今の僕は一番下にいることは分かっている。上の人たちを引きずり落としてやろうと思っているからリラックスしてやれる。五輪代表はみんな同じラインだったから。(生き残りのために)まず練習をこなして、そのなかで自分のカラーを出していきたい」
 
▼ホンジュラス、ホセ・デラパス監督コメント▼
「ジーコが監督に就任してから日本のサッカーが非常にレベルアップしたと感じている。W杯などと比較しても日本のサッカーは飛躍的に伸びていると思う。だから当時の日本のチームと今回我々が対戦するチームというのは、内容が異なり非常に難しい試合になると思っている。(日本がよくなった点とは?)ジーコの指揮下にある日本代表というのは、確固とした技術に基づいた非常に技巧的なチームと言える。つい最近のコンフェデ杯や、W杯予選を見た限りでは、非常に技術的に日本の選手の内容がよくなったということと、チーム全体がクリエイティブな、想像力を持たせるような、そういった内容が見受けられた」
また、警戒する選手として中田英寿、中村、加地、柳沢を挙げた。
 
▼雑誌ネタ▼
週刊サッカーマガジン9月20日号:『逆転!! 海外組編 松井大輔&中田英寿』 にてプレミアシップでの挑戦を関始した中田英を特集しています。
 
2005.09.06
▼練習試合は11−0▼
5日、日本代表はJ2仙台ユースと練習試合を行った。欧州組6人が出場した前半は4−4−2でプレーし、4対0、後半は三都主以外を総入れ換えして3−5−2でプレー(後半7対0)した。試合は11対0で勝利した。
 
日本代表11−0仙台ユース 
▽得点者:中田浩、中田英、高原2、玉田2、小笠原、大黒3、田中
※43分ハーフ
 
▼ヒデ中盤に君臨▼
4―4―2の攻撃的MFとして登場した中田英寿は、試合中はピッチ中央にどっしりと構えてゲームをコントロール。4点中3得点に絡んで見せた。すべての攻撃が中田英寿を経由した。サイドから正確なボールを入れるのが得意な中村を前に押し出すように、さらには長い距離をオーバーラップしてシュートを狙えるボランチ稲本を生かすようにピッチ中央に陣取った。基本システムこそ中村俊輔と攻撃的MFとして並び立つポジションだったが、試合が始まれば、縦の関係にあった。前半2分にはセンターサークル付近から左サイド深くにいた三都主へ鋭いパス。9分には右サイドを走る加地に浮き球を送る。19分には高原のゴールに繋がる右サイドでの起点に。35分には前線へ飛び出す柳沢にロングボールを出した。38分には左サイドをえぐってセンタリングを上げて、高原のゴールにつなげた。DFラインから組み立てる攻撃の場面で必ず顔を出し、パスを受けて縦にボールを供給。攻撃を一気にスピードアップさせた。また、チャンスと見れば果敢に前に飛び出し、31分に右サイドの加地からのクロスを右足ボレーで決めてチーム3点目を挙げた。
 
▼ヒデのパス▼
中田英寿が繰り出した全25本のパス中、前方へのパスが23本。まさに攻撃への強い思いを表現した。
 
▼各選手のコメント▼
宮本「中田が下がったことで、ボランチの選手も前に出られる。いいアクセントになる。相手が混乱するから、バランスよくやれれば。」
三都主「ヒデが下がってボールをもらう場面が多かったけど、逆にイナや浩二が前に行けた」
中村「今日は久しぶりに会ったわけだから、相手うんぬんより呼吸を合わせることを意識してやった。試合の流れの中でどう変えていくか。そのような調整をしていければ」
稲本「ヒデさんが下がることが多かった。そういうときは自分か中田浩が上がっていきたい」
 
▼ジーコJAPAN戦績▼
これまでジーコ・ジャパンは、02年10月16日のジャマイカ戦から今年8月17日のイラン戦まで56試合を消化して31勝11分け14敗。このうち、中田英寿と中村俊輔をダブル指令塔に配置したシステム4−4−2は12試合で5勝4分け3敗。
 
▼トヨタのCF出演▼
9月5日に発表された「トヨタ新型WiSH」のCMに中田英寿が出演する。「新型WiSH」のTV-CFは、9月6日から放映されます。
また、全国のネッツ店では、WiSHに試乗した方に、NYでのTVCF撮影のメイキングムービーを収めたオリジナルDVD『NAKATA meets WiSH〜WiSH & nakata.netコラボオリジナルDVD〜』がもれなくプレゼントされます。ネッツ店へ急げ!
ヒデの公式サイトからWiSHのサイトにジャンプすると予告編を見る事ができます。
 
▼オコチャの状態▼
前節ウエストハム戦の終了間際にソケイ部を傷めて交代、ナイジェリア代表も辞退したMFオコチャはリーボックスタジアムで集中的に治療・トレーニングを積んでいるようだ。eatsleepsport.comによると、怪我は重症ではないが、11日のブラックバーン戦出場は疑問視されているようだ。アラダイス監督はオコチャの回復を注意深く観察しているとの事。オコチャの出場が無理であれば中田英寿に出場機会が巡ってくるかもしれない。途中出場くらいはありそうな気配だ。動向を見守っていきたい。
また、ハムストリングスを傷めていた左SBガードナーはブラックバーン戦に間に合うだろうと見られているようだ。
 
2005.09.05
▼SMAPのコンサートに訪れる▼
3日、成田空港に帰国した中田英寿は、その足で、親交の深い木村拓也が出演するSMAPのコンサートに足を運んだ。コンサートは国立競技場で行なわれ、中田英寿は様変わりした国立競技場の雰囲気に驚いた様子だったという。
 
▼ラジオに出演▼
中田英寿が4日、MBSラジオ(関西地区)で放送された金子達仁氏との対談番組で、サッカー日本代表について「一番の弱点は精神面」と明言。「日本の選手の一生懸命と本当の強い国の一生懸命は違う。そこの一線を越えないといけない」と課題を指摘した。初のラジオ出演は8月末に英国マンチェスターで収録したようだ。また、結婚観について「昔から変わらず結婚する気はないです。2人が一緒にいて幸せなら結婚する必要がない。手続きなどが面倒くさい」と独自理論を展開した。そして10年後については「100%選手はやってません。目標は旅人。世界中を回っていたい」と発言していた。自身のサッカーについても言及し、「ここ数年失われつつあったサッカーに対する楽しさを取り戻したい。取り戻す環境はある」と、完全復活を誓っていた。
 
▼ヤンナコプロス▼
ボルトンMFヤンナコプロスが4日、ランカシャー・イブニング・テレグラフの取材に応じ、ボルトンのUEFA杯1回戦(ブルガリアのロコモティフ・プロブディフ)に挑むべき姿勢についてコメントした。ヤンナコプロスは、「僕はブルガリアでプレーしたことがない。でもプレシーズンに2、3回行ったことはあるよ。ブルガリアが貧しい国だということは知っている。そして、そこでプレーすることは易しくない。従って僕たちは第1戦のホームでいい結果を出して、アウェーの第2戦で神経過敏にならないようにする必要があるね。」と語った。
 
▼ボルトンの各国代表選手▼
◎ディウフ(セネガル代表):対ザンビアは1−0で勝利。ディウフが前半11分に決勝点を挙げた。ディウフはフル出場した。
◎ボルヘッティ(メキシコ代表):対アメリカは0−2の敗戦。ボルヘッティはフル出場した。
◎ベン・ハイム(イスラエル代表):対スイスは1−1のドロー。ベン・ハイムはフル出場し、勝ち点1獲得に貢献した。
 
2005.09.04
▼ヒデmail▼
昨日付けでヒデからメール『新生活』が届いています。練習、気候、食事、住居…あらゆる面からイタリアとイングランドの違いを語っています。こちらからどうぞ。
 
▼帰国!▼
中田英寿が英マンチェスター空港からロンドン経由の飛行機で、3日午後3時過ぎに成田空港に到着した。中田英寿は、黒いサングラス、白シャツにベスト、ジーンズのブリティッシュ・スタイルで登場。ジーンズの後ろポケットには「Love me」と刺繍されていた。上機嫌の笑みと軽快な足取りで車に乗り込み、さっそうと成田空港を去っていった。画像はこちら
 
▼「ゴールにこだわりたい」▼
成田空港では無言だった中田英寿だが、所属事務所関係者には「ゴールにこだわりたい」と代表2年ぶりの得点に強い意欲を示しているという。ホンジュラス戦でゴールすれば、03年6月18日のコンフェデ杯・ニュージーランド戦以来となる812日ぶりとなる。代表合宿は5日、宮城県内でスタートする。
 
▼ユニは16万円▼
ネットオークションebayに出品されている中田英寿のユニホームは、4日8時現在で800ポンド(約16万円)となっている。
 
▼雑誌ネタ▼
週刊文春9月8日号:『学で勝負か、試合で勝負か、ナカタとナカムラの処世術』
 
▼ボルトン軽くあしらわれる▼
移籍市場最終日にレンジャースと契約を交わしたフランス人左サイドバックのオリヴィエ・ベルナルドがレンジャース加入は「簡単な決断だった」と明かした。ベルナルドはボルトンでトライアウトを受け、メディカルチェックもパスしていた。
ベルナルドは、「ボルトンが私と契約したかったことは分かっている。しかし、レンジャースはビッグクラブだ。僕はまたチャンピオンズ・リーグでプレーするチャンスがあるし、それはどんな選手にとっても重要なことだよ。ニューカッスルに在籍していた時多くの欧州大会でプレーしたけど、レンジャースでも同じようにできると願っているよ。レンジャースを選んだのは簡単な決断だったよ。」と語った。
 
2005.09.03
▼ヒデ、英国発つ▼
1日までボルトンで練習を行なっていた中田英寿が2日、英国マンチャスター空港から日本に向けて出発した。茶色のTシャツにグレーのベストを重ね着し、いつものようにサングラス姿(画像)。中田英寿は本日帰国する。代表の試合は6月22日コンフェデ杯ブラジル戦以来、約2カ月半ぶりとなる。
 
▼ヒデ招集に地元紙は…▼
地元紙は「ボルトンが日本協会との初戦で完敗した」と報じるなど、今後も招集をめぐるクラブと協会の交渉が続くことを予想した。
 
▼やはり中心はヒデ▼
ジーコ構想の中心には、やはり中田英寿だ。2日、代表メンバー発表の席で中田英寿のポジションについて質問を受けたジーコ監督は、「彼は固定したくない。あれだけの資質を持った選手。攻撃的でも守備的でも持っているものを出してチームの結果に結びつけてくれる。これからの試合では、一番プレーしてほしいポジションを幅広くやってもらう」とコメントした。ジーコジャパンが発足した当初、中田英寿は攻撃的MF、3月に行われたW杯最終予選バーレーン戦以降は、小野の負傷もあってボランチとしてプレーした。6月のコンフェデ杯では後方からゲームを組み立てるなど、ボランチとして定着した感もあったが、ジーコ監督は中田英寿を1つの枠に固定したわけではなかった。システムは同であろうと、中田英寿の居場所がなくなることはないと言っても過言ではないだろう。
 
▼11万円▼
オークションに出品されている中田英寿のユニホームの落札価格は、3日8時現在で11万2000円まで跳ね上がっている。オークション期間は11日午後2時50分まで。本人の直筆サイン付きで認定書も添えられる。ボルトンのクラブ広報担当は「オークション出品は、今年の入団選手では中田選手だけです」と説明する。
 
▼アラダイス監督の心配事▼
アラダイス監督は、移籍市場の終わりによって財政的に苦しいクラブが窮地に陥ると思っているようだ。規則によると、来年1月までいかなる移籍活動も許されていない。(緊急融資や無所属選手の獲得は可能)アラダイス監督は「その規則はビジネスとして適切ではないことは明らかだ。あるクラブにとっては、賃金を払うためにお金を得る必要があるだろうし、そのようなクラブでは選手を売ることによってのみお金を得ることができるのだから。移籍市場が終われば、そのようなクラブはビジネスから締め出されることになる」と語った。
 
▼より多くのチケットを望む▼
ボルトンはUEFA杯1回戦第2戦、対プロブディフ(アウェー)のチケットをより多く確保するために動いている。ボルトンは既に910枚のチケット(1枚14ポンド)を受け取っている。この枚数はUEFAの『アウェーチームの受け取るチケットは、スタジアム収容人数の5%』という規定に従っているが、ボルトンは公式サイトで「現在、ロコモティフ・プロブディフとチケット枚数を増やすことについて交渉中である」と報じた。また、ブルガリアの情勢が悪いため、チケットを持たずにブルガリアへ入国手続きすることを控えるように呼びかけている。(チケットがないと入国させてもらえないとの情報もあります)
 
2005.09.02
▼1日のヒデ▼
中田英寿は1日もボルトンの全体練習に参加した。3日連続で行った7対7のミニゲームでは、得点を決めるなど順調な調整をみせた。尚、2日はチーム練習は休みであるため、英国での調整を打ち上げたかたちとなる。
 
▼帰国は?▼
1日、日本協会の田嶋幸三技術委員長が「ボルトンから正式に招集に応じるという知らせがあった」と改めて代表合流を明言した。ボルトン関係者も「話し合いの末、代表召集にはアラダイス監督も納得している」と説明した。気になる帰国日は、2日になるという報道と、3日という報道がある。いずれにしても4日からの代表合宿には初日から参加することになるとみられている。ヒデの実戦は8月1日のフィオレンティーナ−東京V戦以来。ぶっつけ本番でホンジュラス戦にのぞむ。
 
▼オークション!▼
中田英寿が入団会見日に写真撮影で使用したサイン入りユニホームがebayでオークションに出されています!!
1日に始まったオークションは1ポンドから始まって、2日朝(日本時間)現在で255ポンド(約5万円)です。11日まで開催していますので、欲しい方は値段を吊り上げないためにも入札は期限ギリギリでどうぞ(笑)
こちらから。
 
▼怪我のオコチャも練習▼
中田英寿と定位置を争うオコチャは股関節痛のため招集を辞退。しかし1日も練習に参加しており、強行日程の中田英寿とは対照的に11日ブラックバーン戦に向け、しっかりと調整する方針のようだ。
 
▼代替開催地▼
9月29日(木)に行なわれるUEFA杯1回戦第2戦(アウェー)の試合は、対戦相手のロコモティフ・プロディフのホームスタジアム(18500人収容)がUEFAの規定を満たしていないため、ブルガリアのブルガスで行なわれる見込み。
代替試合会場はPFCナフテックス・ブルガスのホームスタジアム、ナフテックススタジアムになりそうだ。尚、この試合のチケットは910枚がボルトンに割り当てられる。
 
▼オリヴィエ・ベルナルドがレンジャースへ▼
ボルトンでトライアルを受けていたフランス人左サイドバックのオリヴィエ・ベルナルド(25)がスコットランドの強豪レンジャースにひったくられた。レンジャースはDFマイケル・ボールがオランダのPSVに移籍したため、その後任を探していた。
 
2005.09.01
▼ボルトンがヒデの招集に応じる▼
ボルトンが30日、9月7日に行われる日本代表のホンジュラス戦への中田英寿の招集に応じた。ボルトン側は当初、中田の帰国に難色を示していた。しかし、ホンジュラス戦が行われる9月7日は国際Aマッチデーに当たるため、招集は拒否できない。ボルトンでの調整を望んでいたチーム側の要請は受け入れられず、日本サッカー協会の要請に折れた。
 
▼31日のヒデ▼
中田英寿は31日、チーム練習に参加し、ミニゲームやパス回しなど約1時間の練習を行ない、その後も1人残って約20分間のドリブル練習やストレッチを行なうなど精力的に汗を流した。
 
▼ヒデの帰国は▼
所属事務所関係者は「1日も練習に参加します。2日以降はクラブが休みになるので未定です」と説明。ヒデの帰国は早くても2日ということになる。現地では「ヒデが日本に向かった…」などと誤報が流れたが、まだボルトンを離れていない。
 
▼ヒデ先発へ。メンバー固定▼
日本代表ジーコ監督が31日にブラジルでの休暇を終えて来日し、今後の強化試合について「驚くような新たな戦力の招集はない。ワールドカップに照準を合わせて、毎回同じようなメンバーで戦えるようにしたい。連係を含めて組織的なものを確認したい」と、今後はほぼ固定した布陣でチーム力向上を図る意向を示した。また、今回招集する予定の中田英寿ら欧州のクラブ所属選手6人について、先発で起用するかとの質問に、「状態が良ければ先発させる可能性は大きい」と話した。また、ヒデの代表召集について、「とにかく本人の意思が尊重される。ヒデ自身が代表合流希望を言っていたことに対し、敬意を表したい」と語った。
 
▼「A」を大量発注▼
ボルトンが、日本からの「NAKATA」ユニホームの大量注文に備え、アルファベットの「A」を大量発注した。名前に「A」が3つも入るため、在庫の約1万個では足りないと判断。同市内のオフィシャルショップには、クラブから「西澤とは人気のレベルが別だから」との通達があった。01/02シーズンに西澤が在籍した時は約1000枚売れたが、今回は日本からのメールによる注文などで10倍の1万枚を売り上げることを目標に設定した。また、ホームページに日本語版を加えることも視野に入れ、日本からネットで応援グッズなどが手軽に買えるシステムを開発中のようだ。
 
▼雑誌ネタ▼
週刊サッカーマガジン9月13日号:【中田英寿と中村俊輔の「位置関係」に迫る】縦か横か。中田英寿と中村俊輔の「正しい関係」
 
▼ファブリス・フェルナンデス獲得▼
サウサンプトンMFファブリス・フェルナンデス(25)の獲得について、31日、ガートサイド会長が財政上の理由から土壇場になって獲得を断念。フェルナンデスの代理人であるウイリー・マッケイ氏は「ガートサイド会長が財政上の理由から手を引いたということが全てだ。フェルナンデスは週給6000ポンド(約12万円)という安い選手だし、中盤の左でも右でもプレーできる。プレミアでその能力を証明してきた選手だ。彼はまだ25歳だし、ボルトンにとって貴重な獲得だと信じているのだが…」とコメントしていた。
しかし、アラダイス監督の動きは速かった。アラダイス監督はフェルナンデスの獲得を希望しており、最大限の努力で移籍期限ギリギリで同選手を獲得した。アラダイス監督は「ファブリスはサイドに深みを与えてくれるだろう。左利きであるし、現代サッカーにおける稀な選手だ。クラブが彼と契約しないと聞いて、私は素早く動いたんだ。ファブリスはプレミアの隅々まで知っている高いエネルギーをもった選手だよ。」と語った。
一方、フェルナンデスは、「このような進歩中のクラブに加わることができて嬉しいです。僕はここでこの2、3日練習していたんだ。そこでのタレントとスピリットが加入を決めた要因だよ。ボルトンは今やプレミアシップのトップレベルだし、この成功を継続するためにプレースるのを楽しみにしているよ。」と語った。
U-21フランス代表歴のあるファブリス・フェルナンデスはレンヌ、フルハム、レンジャース、サウサンプトンと渡り歩いており、イングランドでの試合出場は130試合を超える。
 
▼オリヴィエ・ベルナルド▼
ボルトンのトライアルに参加中のオリヴィエ・ベルナルドの獲得も噂されているが、同選手は現在どこのクラブとも契約していないフリーの選手のため、31日までに契約しなくても良いことになっている。
 
▼元バルセロナのクリスタンヴァルに興味▼
boltonwanderers-mad.co.ukによると、ボルトンが元バルセロナのフランス人DFフィリップ・クリスタンヴァル(26)に興味を持っているようだ。クリスタンヴァルは今夏、アーセナルやセルティックのトライアルを受けていたが、同サイトは、ボルトンからのオファーを受けるだろうとしている。クリスタンヴァルは、1対1で抜群の強さを発揮し空中戦にも強く、リベロとして必要とされる視野の広さも兼ね備えるDFで、2002年W杯のフランス代表にも選出された経歴を持つ。
 
▼セルティックのアガテ▼
ボルトンはセルティックのフランス人ウインガー、ディディエ・アガテの獲得を検討しているようだ。セルティック側は既にアガテを移籍させる用意が出来ていて、ボルトンからのオファーを熱望しているとのこと。
 
▼PSGのパンクラト獲得は破談▼
ボルトンが獲得交渉をしていたパリ・サン・ジェルマンのウィンガー、ファブリス・パンクラトとの交渉は破談に終わった。ボルトンは同選手の無料レンタル契約についてPSGと話し合っていたようだ。
 
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