熱い1票を→
JAPANツアーはこれを着ていけ!!
★超目玉!現地より超限定入荷★フィオレンティーナ選手直筆サイン入りセット!!
※サインは間違いなく本物です。
マニアも欲しがるレガカルチョバッジがついて、まさに
選手仕様のユニフォーム、ショーツ・ソックスとチーム
バッグまでついたセット内容です。
“お買い得”と言わざるを得ません!!
全6選手を見る場合→→→LET'S GO
2005.06.30
▼PSV、PSG▼
29日付の全国スポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルトによると、ヒデに、昨季CL4強のPSVが興味を示していることが分かった。同紙は「韓国代表MF朴智星を放出したため、中田の移籍金と年俸がどのくらいなのかを打診してきた」と報じた。ラ・ナツィオーネによると、ヒデの移籍金約3億3000万円、約2億6400万円と推定されているが、PSVは朴智星を移籍金約8億1000万円前後でマンチェスター・ユナイテッドで放出している。PSVにとっては移籍金だけを見れば黒字の補強になる。
また、朝鮮日報は29日、パリ・サンジェルマンがアンジョンファンもしくはヒデの受け入れを検討していると報道した。
一方でプランデッリと感情面で確執があるヒデが、主力の放出が度重なったフィオレンティーナに残留しても出場機会には困らない!?との見方もある。しかし移籍市場は始まったばかり。まだまだ動向を見守る必要がありそうだ。
▼ユベントス丸儲け▼
ミッコリとマレスカの入札を有利な結果で終え、ユベントスのジェネラル・ディレクターのルチアーノ・モッジは「昨年は彼らを950万ユーロ(約12億5400万円)でフィオレンティーナに譲り渡した。今回は240万ユーロ(約3億1680万円)で取り戻すことができる。いい取り引きだと思う」と満足そうだった。
▼FWの補強▼
ミッコリを失ったFW陣の補強にはイアクインタ(ウディネーゼ)、トーニ(パレルモ)、コッラーディ(ヴァレンシア)、カラッチョロ(ブレッシア)の名前が挙がっている。
▼オボドはウディネーゼか▼
共同保有の延長を望んだフィオレンティーナに対して、ペルージャが共同保有の延長を拒んだことによりペルージャ復帰となったオボドだが、すかさずウディネーゼに移籍する可能性が出てきた。ペルージャのアレッサンドロ・ガウチ氏は、「我々は、ウディネーゼと接触しています、そして、この夏、オボドが移籍するだろう。我々はいかなる選手も要らない。お金が欲しいんだ。もし交渉がまとまらなければ、オボドはペルージャに留まることになる。去年、4年の契約を結んでいるからね」と語った。
▼ガンベリーニ獲得間近▼
ボローニャのアレッサンドロ・ガンベリーニはまもなくフィオレンティーナへの移籍が発表されると見られている。アリアッティと若手のソンチンの譲渡に加えて差額がボローニャに支払われる形で両クラブは合意しているようだ。
▼入団会見▼
フィオレンティーナは、現地時間の7月1日金曜日、12:30からアルテミオ・フランキの記者会見室にて新加入選手フレイ、ブロッキ、パスクァルの入団会見を行うと発表した。
▼雑誌ネタ▼
週刊サッカーマガジン7月12日号:「コメントから課題を探る-中田英寿-」
2005.06.29
▼ミッコリのコメント▼(詳細再掲載)
入札形式で自身の処遇が決まることのなったミッコリはラジオブルーのインタビューに対して以下のように答えた。
「自分の誕生日にこんなニュースが入るとはまったく予想外だったね。僕はずっとフィオレンティーナに残りたいと繰り返してきた。唯一の救いは、明日からは“共同保有”という身分じゃなくなることだけど、だからってその後がどうなるかはわからない。すごく残念だよ。僕は、フィオレンティーナ側からのいい知らせを待ち望んでいたし、それに以前にも僕たちは、クラブがどんなにこの契約更新を望んでいるか、ということについて話をしていたんだ。クラブはお金が必要なんだろうけど、それがいくらになるのかは僕は知らないよ。ユベントスには戻りたくない。フィオレンティーナが僕を買い取ってくれると思っていたけど、これでどうなるか分からなくなった。ユベントスに戻らなければならなくなったら悲劇だ。ユベントスが不当な金額を要求したとは思わない。いずれにしても、こうなるとだけは思っていなかった。僕の気持ちははっきりしているし、このユニフォームとこの町を大事に思っていることを証明できたと思う」
▼キエッリーニも失意▼
キエッリーニもユヴェントスに戻りたくないと心の底から思っているようだ。彼もまた失意の底におり、ラジオブルーのインタビューには応じず、フィオレンティーナのティフォジへの挨拶も拒否したらしい。
▼ミッコリ、マレスカ、オボドOUT▼
28日に行なわれた共同保有選手の入札の結果が明らかになった。ミッコリ、マレスカはユベントスに所有権が移り、オボドはセリエBのペルージャに所有権が移ることが決まった。以上の3人のプレイヤーはフィオレンティーナを去ることになった。
▼ヨルゲンセンは残留▼
一方で、ウディネーゼとの共同保有であったヨルゲンセンは、入札によりフィオレンティーナが完全所有権を獲得することに決まった。
▼コルヴィーノSDのコメント▼
「共同保有に関する問題が解決したのでフィオレンティーナの移籍市場は今から開く。フレイ、ブロッキ、ドナデルはすでに獲得していたものの、未来のフィオレンティーナを彩る選手たちを手放してしまった。ミッコリ、マレスカ、オボドの3人を諦めることは技術面での損失が大きい。昨年、共同保有権を買い取った時にいくらかの出費があったために、これ以上のミスは犯されない状況だったんだ。クラブの予算を圧迫する危険性があるからね。ミッコリに関しては、ユヴェントスからさらに700万ユーロ要求されたために入札によって決定を委ねるしかなかったんだ。ユヴェントスは去年に入金した金額を考慮しつつより多くの金額を提示した。経済面を考えると誰かが犠牲にならなくてはならなかったんだ。絶対に我々は期限までに技術面や感情的な部分で以前の状態に戻すよ。」
▼ミッコリたらい回し?▼
ユヴェントス復帰が決定したミッコリだが、ユーヴェがミッコリorキエッリーニ+金銭でカッサーノ獲得を狙っている噂もある。
▼ミッコリの代理人のコメント▼
「ミッコリは在籍したクラブの全てを愛してきた。もし、正しい条件であれば彼は次のクラブを愛するだろう。私はローマが偉大なクラブだと思うし、ミッコリもローマをリスペクトするだろうと思う。」
▼獲得間近?▼
ボローニャのDFガンベリーニのフィオレンティーナ移籍が間近らしい。また、アリアッティのボローニャ移籍も検討されているようだ。
2005.06.28
▼キエッリーニはユーベに復帰▼
フィオレンティーナとユベントスの間で共同保有となっていたDFキエッリーニがユベントスに復帰することになった。ユベントスはキエッリーニの所有権を430万ユーロ(約5億7千万円)で買い戻した。キエッリーニのフィオレンティーナへの移籍に際して、契約書には買い戻しの権利が組み込まれていたためだ。
▼その他の共同保有選手▼
その他の共同保有下に置かれている選手、ミッコリ(ユヴェントス)、マレスカ(ユヴェントス)、ヨルゲンセン(ウディネーゼ)、オボド(ペルージャ)はそれぞれのクラブと話し合いがまとまらず、決定は落札方式に委ねられることとなった。マレスカは「フィオレンティーナに残りたいが共同保有はイヤだ」と語り、27日が誕生日だったミッコリは「片足で4ヶ月間プレーしたんだ。話し合いがまとまらず非常に失望している。ユベントスに戻ることになると悲劇だよ。」と地元ラジオで語った。一方、DFのアントニオ・アクイランティに関しては、ペスカーラとの話し合いの結果、共同保有期間の延長が決定した。
2005.06.27
▼バカンス返上▼
フィオレンティーナDFマッジョとMFドナデルは、バカンスを取らず怪我の回復に務めている。マッジョは膝の前十字靭帯損傷の術後、ドナデルは足の付け根を傷めている。
▼共同保有選手▼
本日、共同保有選手であるミッコリ、マレスカ、キエッリーニの契約について、ユヴェントスのモッジ氏とフィオレンティーナのコルヴィーノSDの話し合いが行なわれる予定。
▼マテラッツィ▼
インテルのイタリア代表DFマルコ・マテラッツィがフィオレンティーナからのオファーがあったことを明らかにした。
「インテルの考えは、まだまったく何も分からない。インテルとは2009年までの契約にサインしている。それとは別に、フィオレンティーナからのオファーがあった。フィレンツェには熱烈なサポーターがいる。インテルではうまくいってるし、移籍したいという話を誰にもしたことはないけど、チャンスがあれば検討する準備はある」
2005.06.26
▼ホワイトバンド販売開始▼
昨日お知らせした貧困撲滅のための「ホワイトバンド」の販売がオンラインで開始されました。アドレスはhttp://www.pia.co.jp/whiteband/です。1セット2個入りで600円です。7月2日(土)より全国主要書店、タワーレコード(渋谷店、新宿店先行発売)、フランフラン主要店舗にて販売を開始する予定です。
ホワイトバンド運動のキャンペーンサイトはhttp://www.hottokenai.jp/
▼フレイ獲得がヒデに及ぼす影響?▼
1年のレンタル移籍で来季終了後の完全移籍のオプション付きで獲得したGKフレイ。フレイはヒデを通じて日本のマンガを入手するなど大の仲良しだそうだ。日本メディアは、親しい間柄のヒデはよき“仲間”を得たといえそうだと報道しているが、フレイの存在がヒデの去就問題(残留)に影響を及ぼすと考えるのは早計だろう。
▼プランデッリのコメント▼
プランデッリ監督は、「(ミランから獲得した)ブロッキはファンタスティックな選手だ。GKのフレイは自然な才能があって、まだ向上することが出来る。(アレッツォから獲得した)パスクアルもまた印象的な選手だ。我々はすでにミッコリ、パッツィーニ、ボジノフといった爆発的な3人を持っている。一方で、中田はふたたび彼の信用を得る必要がある。全ては可能だ。我々はバランスの取れたチームを確認する必要がある。」とコメントした。
▼マテラッツィのコメント▼
獲得が噂されるインテルDFマテラッツィは、トスカーナの地元紙に対して以下のようにコメントした。
「僕はまだ何もインテルから聞いていない。2009年まで契約があるんだ。クラブは僕を売りたがらないと思うよ。フィオレンティーナからオファーがあって、クラブがそれを良い考えだと思ったら、その時に状況を判断するよ。ヴィオラはイタリアのサッカー界でじゅうようないちを占めているからね。けれどもインテルは僕を離さないと思うよ。」
プランデッリのプランにはマテラッツィの名前が挙がっているようですが、マテラッツィはフィオレンティーナの動きを静観しているようです。
▼ローマへの処分がフィオに及ぼす影響▼
ローマのフランス人DFのメクセスが、オセールと交わしていた契約を一方的なかたちで反故にすることに荷担したとして、ローマがFIFAの処罰対象となっている。FIFAの係争仲裁機関は、木曜に会合を開き、ローマに罰則を課するとの方針を打ち立てている。罰則は、見せしめ的な意味合いもあり、かつてない非常に厳しいものになると予想され、今夏と来年1月の移籍メルカートからローマを閉め出す措置もありえるという。それが、獲得と譲渡ともに禁止するというトータルなものになるか、あるいは獲得のみ禁止というかたちになるのか今後の展開を見守りたい。これにより、ユヴェントス、インテル、フィオレンティーナ、レアル・マドリードが絡むマンシーニの移籍にも影響を及ぼしそうだ。
▼ガッリ前SDが退団▼
フィオレンティーナをセリエC2時代から支えてきたジォヴァンニ・ガッリ前SDが退団することとなった。ガッリ氏は、「私はフィオレンティーナの未来が素晴らしい成功で彩られることを確信している」とコメントした。
▼雑誌ネタ▼
週刊現代7月2日号:「ジーコは名監督なのか」−サッカー番記者匿名座談会
2005.06.25
▼ドイツでの評価-その2-▼
地元『キッカー』誌が、日本vsブラジルの一戦に付けた評価は「1.5」。つまり、この試合がどれだけエキサイティングだったかを示す数字である。これまでの全12試合中最高点となった。以下は、日本について、触れられた記述の一部です。
「アジアチャンピオンは世界王者に対し、自身のサッカーが進歩したことを印象的に証明した」
「(守備面では)しばしば困難な状況に陥ったが、もっとも、この日の“セレソン”のコンビネーションの前には、ほかのチームでも苦労しただろう」
「パフォーマンスの低かったメキシコ戦で敗れ、黒星スタートとなったが、日本はその後調子を上げていき、敬意と拍手とともにコンフェデレーションズカップを去る」
▼プランデッリがヒデを牽制▼
バカンス中のヒデに獲得オファーはあるのだろうか?先日、ドイツ誌キッカーがアーセナル移籍の可能性を報じたが、正式オファーはまだ届いていないと見ていいだろう。一方、フィオレンティーナのプランデッリ新監督は24日付のコリエレ・デロ・スポルト紙のインタビューの中で「パルマですばらしい1年を過ごしたが、最後は不満をもらしていた。私は中田のことを信じている。私の言うことを聞いてくれて、意欲さえあれば、一緒に素晴らしいシーズンが送れる」とヒデに“服従”を促した。まだフィオレンティーナでの具体的な起用法などは不明だが監督の決定は絶対。最悪の場合は他クラブへの移籍を伴う状況だけに、予定される今後の話し合いの成り行きが注目される。
▼ホワイトバンドで貧困撲滅▼
日本の国際NGO(非政府組織)27団体が7月から貧困撲滅のための「ホワイトバンド運動」を始める。欧米ではアーセナル・アンリ等が中心となっている「人種差別撲滅運動」など、すでに定着し始めたキャンペーン活動を日本にも広げようというものだ。インターネットなどを通じてシリコーン製バンドを1本300円で売り、売り上げを「貧困絶滅」のキャンペーン費用に充てる。ヒデもコンフェデ杯期間中の練習で右手に白いリストバンドをつけていました。このキャンペーンは世界各地のNGOによる共同行動で、サミットを主催する英国のブレア首相、デービッド・ベッカム、トム・ハンクス、ローワン・アトキンソンらも腕に巻いている。日本人では歌舞伎の中村勘三郎や作家の村上龍らがキャンペーンに加わっている。
関連記事はこちら。
ホワイトバンド運動のキャンペーンサイトはこちら。
※ホワイトバンドの購入に関して、発送/販売形態等現在、調整中であり、6月末には、公式サイトにて販売が開始できるようです。くれぐれもニセモノにお気をつけ下さい。(アンリらの人種差別撲滅リストバンドなんかはかなりのニセモノが出回っています。)
▼GKフレイ獲得▼
24日、フィオレンティーナはパルマからGKセバスティアン・フレイ(25)を獲得したと発表した。一年後の買取オプション付のレンタルという条件のようです。フランス人の彼は1998年からプレーの場をイタリアに移し、インテル、ヴェローナ、パルマと渡り歩いた。なお、3年間過ごしたパルマではコッパ・イタリアを1度獲得している。
▼マテラッツィ獲得の噂?▼
ガゼッタ・デッロ・スポルト紙は、フィオレンティーナがインテルのDFマルコ・マテラッツィのレンタルでの獲得を狙っていると伝えた。マテラッツィに続いてアタランタのナターリも候補に上がっている。同紙はマッジォかアリアッティかリガノーとのトレードの可能性を報道した。
2005.06.24
▼ヒデのコメント▼
ヒデは試合後、「日本は今大会に関して自分たちのサッカーを積み上げたと思うし、このままいけばいい形ができてくるのではないかと思う」と語った。いつもは厳しい表情のヒデも口元は緩んでいた。そして、「いい試合はできたが結果は出てない」と最後は締めた。
▼ヒデはバカンスへ▼
ヒデは一足先にチームを離れてバカンスへ旅立った。その他の日本代表選手達は23日にドイツを出発。関東や関西、名古屋各方面への3便に分かれてフランクフルトを出発、相次いで帰国の途に就いた。ジーコ監督は、ブラジルの故郷・リオデジャネイロに戻る。「体は大丈夫だが、使命感を果たしてメンタル的に休みたい」と約20日間の休養をとって英気を養う。
▼パレイラ監督コメント▼
パレイラ監督「日本はよく動く。しかもあきらめない…。後半はブラジルのゲームができなかった。我々は準決勝進出と、代表経験の少ない選手のテストという二つの目的があった。後半は体力的な問題もあり、ブラジルのゲームではなかった。
日本は来年のW杯で偉業を成し遂げる準備ができている」
▼ロナウジーニョのコメント▼
「日本はすごくスピードがあったのでとても難しかった。もっとチャンスを決めなければならない。相手の10番があそこまでとは…」
▼ロビーニョのコメント▼
「僕たちはちょっと愚かだった。だから最後にあんな危険な目に遭ってしまったんだ。(俊輔の)マン・オブ・ザ・マッチには納得できない。もっとふさわしい選手がブラジルにいるはずだ」」
▼カカのコメント▼
「僕自身は疲れていても出るつもりでいた。日本は経験ある選手もいるいいチーム。中田?彼はグランデ(偉大)な選手だ」
▼メディアの評価▼
独誌キッカーは「日本は高い技術を持つ。ケルンでは世界一のチームと同等だった。尊敬に値する。W杯には、この素晴らしい土台を磨いて帰ってくるだろう。この遠征は価値があった。日本には素晴らしい未来が待っている」などと称賛した。試合評価としても最上級「1」に次ぐ「1.5」をつけ、評価の高い試合だったことを記した。
全国紙「ビルト」は日本に関し「尊敬と大歓声を浴びての敗退だった」との見出しで報じた。
ブラジルの地元紙は日本の健闘を称えるとともに母国のふがいなさを嘆いた。ジョルナウ・ダ・タルジ紙は「日本が勝つべき試合だった。素晴らしい選手というのは、ロナウジーニョではなく中村のことだったのか」と俊輔を称賛。エスタード・デ・サンパウロ紙も「審判のミスで勝たせてもらったようなもの」と厳しい評価を下した。
日本のキッカー誌採点
川口 2.5
三都主 4.5
田中 4.0
宮本 4.0
加地 4.5
福西 3.0
中田 2.5
中村 2.0
小笠原 4.0
中田 3.0
柳沢 3.5
玉田 4.5
大黒 2.5
鈴木 なし
【注】点数は5点満点で1が最高、5が最低。及第点は3。
▼日本代表選手、ジーコ、関係者のコメント▼
◆大黒:「相手DFがもたついていたので、その辺はうまく突こうと思っていた。(この大会で得たものは?)こういう相手とでも、いい動きができればやれるな、と思った。日本のスピードでも十分。ブラジルの印象は、ボランチから前はうまい。DFは普通。走ったら僕らの方が速かったし、そんなメチャメチャ差はないと思う。ロナウジーニョやカカと比べても、俊輔(中村)さんとか負けてないと思うし。(3試合を通じて)もっと点が取れたと思うが、時間で換算すれば、まぁいい数字だと思う」
◆中村:「前半を1対1で終えていれば、まだ分かんなかった。今日は後半の最後の方が面白かった。後半、パンチの殴り合いみたいになったときに、向こうの連携も乱れてきてた。ブラジル相手だからといって、ただ引くんじゃなくて殴り合いに持ち込めば、向こうも崩れる。(得点シーンは)枠のなかをねらっただけ。無回転でいい感じにいった」
◆宮本:「前半、相手を見てしまったところがあった。ゼロゼロの時間をもう少し長く続けられていれば…。早くに失点してしまったことで、チーム全体が不安定になってしまった。ただ、こういう相手に対して、どういうサッカーをすべきか分かったのは大きい。4バックでも、やりにくさというのはなくなってきた」
◆玉田:「(自分のプレーは通用したか?)相手がどこでも自分のプレーは変わらない。ただ、落ち着いたなか、巧さの差みたいなものを感じた。(ハーフタイムで交代となったが?)納得がいかない。後半、ブラジルの運動量が落ちれば、もっとできると思っていた。何で交代させられたのか…」
◆田中:「立ち上がりからガチガチ行って、ブラジルのパス回しを封じるくらいのプレスをかけないといけない。このチームは立ち上がりに様子を見てしまう。それで見ているうちに後手後手になってしまう。強い相手にどうやって戦うかをこれから話し合っていきたい」
◆川口:「本番はW杯なので、それまでにレベルアップしていかないと。例えば、コンディションがよくなくても勝ち点3が取れるような、ギリシャ戦のような精神的なコントロールが必要だと思う」
◆福西:「1対1になるとどうしてもやられるんで、どこで数的優位を作るかってことはハーフタイムに話した。我慢というのはW杯予選でもできていた。この大会はさらにそこでどうするのかってことをみつけるのが目的だったし、W杯でどう戦うかというのが課題だと思う」
◆柳沢:「残念です。今日の試合は戦術云々よりも、気持ちの問題だったと思う。大事なのは結果。最初の1点を早く入れられてしまったのが痛かった」
◆ジーコ監督:「決勝トーナメントに行くべき力のあるチームが、ここで敗退となってしまったのが残念。非常にいい展開をして、チャンスも多く作り出し、よくやったにもかかわらず先に進めなかったのは残念でならない。
(加地の得点が取り消されたが?)うちには勝つしかなかった状況のなかで、あのゴールもモニターで見る限り、またスタジアム全体もゴールと判断してくれたと思うのだが、副審はオフサイドという判定を下した。自分の亡くなった兄の言葉が思い出されてならない。取れるときに取っておかないと1点で泣くんだと。この前のギリシャ戦もそうだったが、早い時間に1点を取っていればシチュエーションはまったく変わっていた。1点の重みを痛感した。
(これからW杯本大会までに何を積み重ねていかなければいけないと思うか?)あと1年あるので、すべてにおいてブラッシュアップしていかなければならない。ただ、一番大切な精神的な部分で、こういった一流のチームと互角以上に戦えるということは、選手の大きな自信になったと思う。気持ちで最初に負けてしまうと勝負にならないので、ここの部分を確実に選手に植え付けることができたのが収穫だった。あとは全体的に伸ばしていかないといけない。
(今大会では積極的な選手交代が目立ったが、今後もそのようにやっていくのか?)自分のサッカー観に則ってやってきた。これからもやり方を変えるつもりはないが、自分の信じた選手の力を最大限に活かしてやりたい。このチームの強みは控えの選手の能力が高いということ。試合に入ったときには、ほとんどの選手が気持ちをぶつけていける。それが相乗効果になって、いい結果を出してきたと思う。選手の能力を最大限に活かすべく取り組んでいきたい」
◆田嶋幸三(日本サッカー協会技術委員長):「グループ2位で決勝ラウンドに進出することが目的だったので、いくらブラジルに引き分けたとはいえ、残念。ブラジルは多少リラックスして試合に入ってきていたが、彼らを本気にさせたということが、日本に力が付いてきた証拠だと思う。選手たちはよくやってくれた。この3試合をしっかりと分析し、来年のW杯へとつなげたい」
◆川淵キャプテン:「攻撃はいいパターンがあって自信を持って戦えた。守備は前半に厳しいタックルができず攻め込まれたが、後半はできるようになりリズムが出てきた。点の入る可能性があったのは今後の楽しみ。1勝1分け1敗だったがよく戦った」
▼パスクアル獲得▼
フィオレンティーナがアレッツォに所属する23歳の左サイド、マヌエル・パスクワルを獲得した。代理人のガストーネ・リッツァートは「すべて合意した。あとは正式な形にするだけだ」とコメントしている。数日中に契約のサインが行われる予定。アレッツォにはピアンジェレッリとバチスのどちらかが移籍し、金銭も支払われる。
▼共同保有選手は…▼
23日、フィオレンティーナのコルヴィーノSDとユヴェントスのモッジGMとの間で、ミッコリ、マレスカ、キエッリーニの共同保有に関する話し合いがミラノで行われた。フィオレンティーナは3選手の合意の上でこのまま共同保有を延長したいという意向を主張した。ただ、話し合いはまとまらず、両クラブの意向で来週の月曜日、午前に再び話し合いの場を持つということで終了した。
2005.06.23
▼ドロー▼
コンフェデ杯グループリーグ最終戦の対ブラジルは2-2のドローに終った。日本は、常にブラジルに先行を許し、2度追いつき粘りを見せたが、決めるところで決められなかった感があった。日本はブラジルとともに1勝1敗1分けの勝ち点4で並んだものの、得失点差で決勝トーナメント進出を逃した。
グループBのもう一試合、ギリシャvsメキシコはスコアレスドローに終わった。
▼試合詳細▼
日本2−2ブラジル
得点者:ロビーニョ(10分)、中村(27分)、ロナウジーニョ(32分)、大黒(88分)
ブラジルボールで試合開始
前3分[ブ]中央のアドリアーノがロビーニョとのワンツーでエリア内に侵入するがDFクリア
前4分[日]中盤の連係から中央の小笠原がスルーパス。右サイドの裏を加地が飛び出しエリア内から右足でシュートを放ち、ゴール左へ流し込むがオフサイドの判定
前5分[ブ]ルーズボールを中央で拾ったレオがつなぎ、エリア内左でフリーで受けたアドリアーノが左足でシュートを放つが左サイドネット
前6分[ブ]中央のロビーニョ右前へ流し、走り込んだカカが直接グラウンダーで折り返すとファーに詰めたアドリアーノが左足でシュートを放つが左へ
前10分[ブ]ハーフライン左付近でロナウジーニョがボールを奪いエリア前まで独走。後方左を追い抜いたロービーンニョへパスを通すと、ロビーニョが左足でゴール右へ決め先制
前15分[ブ]ロナウジーニョがエリア右FKが壁に当たり、中央へこぼれたボールをレオが右足でミドルシュートを放つが上へ
前17分[ブ]後方からのアーリークロスをエリア内右で受けたカカの右足シュートは右ポスト。ルーズボールをロナウジーニョが拾い右足でシュートを放つがDFに当たり上へ
前23分[日]小笠原の左FKを低く強いボールを蹴り、ニアの柳沢がヘディングシュートを放つが惜しくもクロスバーに阻まれる
前27分[日]中田英が右FKを後方へ。中央の福西がワンタッチで左前へ流し、パスを受けた中村がワンタッチで前を向くと、左足で目の覚める様なミドルシュートをゴール左へ決め日本同点に追いつく
前28分[日]ロビーニョへのチャージで三都主に警告。
前32分[ブ]中央のカカが左のスペースへスルーパス。パスを受けたロビーニョがニアのアドリアーノをおとりに、後方から中央へ走り込むロナウジーニョにグラウンダーのクロス。フリーのロナウジーニョが右足で合わせ、川口の右手をかすめながらゴール左へ流し込みブラジル勝ち越し
前35分[日]中田英に警告
前40分[ブ]左のロビーニョが中央へ。フリーで受けたカカが、じっくり狙いを定め右足でカーブをかけたミドルシュートを放つが、わずかに右上へ外れる
ロスタイム1分で前半終了
日本ボールで後半開始
日本選手交代 大黒、中田浩IN、玉田、小笠原OUT
後5分[ブ]左サイドのロナウジーニョがスルーパスでエリア中央のカカを狙うが川口キャッチ
後8分[ブ]ドリブルで中央へ切り込んだロビーニョが右足でシュートを放つが左へ
後10分[日]中央からのスルーパスに右サイドを抜け出した大黒がニアへ折り返し。中村が右足から飛び込み、ボールはGK左を抜けるが、ゴール寸前でDFがライン上でクリア
後10分[日]加地に警告
後11分[ブ]遅延行為でシシーニョに警告
後16分[ブ]ブラジル選手交代 アドリアーノ、カカOUT、バプティスタ、レナトIN
後21分[ブ]ゼ・ロベルトに警告
後25分[ブ]ロナウジーニョの右FKはDFクリア
後28分[日]中央左から中村がファーへのアーリークロスに、柳沢が右足から飛び込むがわずかに届かず
後28分[日]日本選手交代 柳沢OUT、鈴木IN
後32分 観客が乱入し一時中断
後33分[ブ]ブラジル選手交代 ゼ・ロベルトOUT、エドゥーIN
後35分[ブ]中央でパスを受けたロナウジーニョが、エリア内を強引にドリブル突破をはかるが、田中が体を寄せ阻止
後41分[ブ]左サイドから中央へ出たスルーパスを、走り込んだロビーニョがヒールで左サイドへ流し、そのまま左足でシュートを放つが左へ
後43分[日]中央FKを中村が左足で直接狙うが右ポストを直撃。跳ね返ったボールに詰めた大黒が右足でボレーシュート、GKが弾くもののボールは転々とゴール左へ決まり日本同点に追いつく
後44分[日]左サイドから中央へ切りこんだ三都主が右へ。加地が直接折り返し、ファーの大黒がフリーでヘディングするがGKパンチ
ロスタイム3分で試合終了。日本、ブラジルが勝ち点4で並んだものの、日本は得失点差で敗れ、惜しくも決勝T進出を逃した。
(日本-ブラジル)
支配率:42%-52%
枠内シュート:7-9
コーナーキック:2-4
オフサイド:4-1
ファウル:21-18
▼グループB最終順位表▼
順位 | チーム名 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 |
1. | メキシコ | 7 | 3 | 2 | 1 | 0 | 3 | 1 | +2 |
2. | ブラジル | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 5 | 3 | +2 |
3. | 日本 | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 4 | 4 | 0 |
4. | ギリシャ | 1 | 3 | 0 | 1 | 2 | 0 | 4 | -4 |
▼ヒデ、ロナウジーニョと▼
選手入場前、ヒデはロナウジーニョと笑顔で会話を交わした。また、試合後もロナウジーニョと笑顔でユニホーム交換を行なった。
▼ジーコ監督コメント▼
「加地の得点が取り消されなければ、あのゴールがなぜ取り消されたのか、あれがあれば3−2で勝っていた。我々には勝利しか道は残されていなかったし、チームも良くやった。ブラジルの選手を前にしても臆せずに自分達のやり方を貫いた。ただしスペースは与えてしまったが…。最後も攻めて決まっていてもおかしくなかった。それにしても1点目を取り消されたのが残念だ。今後1年の間にこの素晴らしいサッカーを全体的に精度を上げてまたみなさんの前にあらわれたい。」
▼アーセナル・ベンゲル監督コメント▼
「厳しいかもしれないけど可能性はあると言った通り。最後もシュートまでもっていった。日本は良くやった。引き分けは素晴らしいい結果だと思う。ジーコ監督は正しい選手交代でマネージメントした。中村もいい動きをした。日本にはおめでとうと言いたい。いいチームになったと思う。自信を持って欲しい」
▼セルジオ越後コメント▼
「善戦とみるのはなぐさめだ。ノルマを達成できなければ失敗ととらえるべき。惜しかったとか、オフサイドではなかったとかなぐさめたら強くはならない。後半の終わりにやったことをもっと早くやらないといけない。反省することはいっぱいある。相変わらず決定力不足だ。」
▼ヒデ、アーセナル?▼
22日付のドイツ紙ビルトが、ヒデのアーセナル移籍の可能性を報じた。同紙は「中田がアーセナルに行くという話がある。ベンゲル監督が高く評価している」と報道した上で「コンフェデレーションズ杯は自分を宣伝する舞台。いい結果と点を取って新しいクラブにアピールしたい。ヨーロッパのトップクラブに移籍したい」との中田本人の談話も掲載した。日本代表にとってのコンフェデ杯も終わり、移籍をめぐる動きが活発化しそうだ。
2005.06.22
▼ブラジル戦を控えてヒデのコメント▼
「全体的な動きをもっとコンパクトにしないと。(もっとコンパクトにならないと自身がゴールに絡めない?)ゴールに絡めないということはないが、回数は減る」
▼その他選手コメント▼
玉田:「(ブラジルの印象は?)個人個人の能力が高いと思う。(明日の試合に向けては?)相手のリズムに合わせないように。(ゲームは)支配されるとは思うけど、(ゴールを)ねらっていきたいと思う。(ギリシャ戦ではシュートの場面で迷った?)迷ってはないけど、自分のミス。明日はまずシュートまで行くことを考えて、そこで冷静になれるようにしたい」
加地:「(連戦だがコンディションは?)体調は問題ない。(明日のブラジル戦、怖いのは?)全員。みんなうまいので。チーム全体で守らないとやられると思う」
福西:「(明日の試合で一番大事なことをひとつ挙げると?)チームがひとつになること。みんなで守ってみんなで攻めて、何をやるにもひとつになることが大事」
三都主:「中盤でどれだけキープできるかが大事になると思う。キープしている間にサポートしていくという形になる」
▼ジーコ監督コメント▼
「ブラジルとこういう状況で戦うとは思っていなかった。ブラジルにとっては引き分けでもいい状況ではあるが、日本とブラジルの勝った方が次へ進むというシチュエーションには驚きを感じている。ただ、自分たちも決勝トーナメントをねらっているので、明日はしっかり結果を出して、自分たちのサッカーを堪能してもらえるような試合をしたい。選手たちには、精神的にこの前のギリシャ戦のように目的意識を持って、気持ちを強く持って、ピッチのなかで自分たちのサッカーを展開できれば十分チャンスはあると話した。監督として、選手がピッチで迷いのないように、できるだけの情報を与えたい。ブラジルはチーム全体の調子が悪くて自分たちのよさを出せない場合にも、決定率が高く、最終的には1対0で勝ってしまうことができるチーム。その辺のしたたかさを日本が持てれば、非常にいい試合になるのではないか。(大黒ではなく、玉田、柳沢を先発に起用する理由は?)ふたりは点を取るということ以外にも、うしろから上がってくる中村、中田英、加地などにスペースを空けるという意味で非常にいい動きをしてくれた。大黒は、あそこで点を決めたところが彼のよさなのだが、今回は同じような使い方をしたいと思っている。日本の監督として自分の国と戦えるのはすばらしいことだと思う。今、自分に与えられている職務のなかで、最高の仕事をしたい」
ジーコ監督はブラジル人記者に対し、日本の現状についてコメントした。「日本の文化的精神を変えるのは難しい。日本人は失敗を恐れる傾向がある」「日本はラストシュートに課題がある。焦りがあるようだ」「日本のサッカーの歴史は短いが、バランスのとれたチームをつくりたい」と話した。また将来ブラジルで、またはブラジル代表監督就任に関しては否定。「ブラジルで監督として働く気はない。重圧が強すぎる。私は来年のW杯のことしか考えていない」と答えていた。
▼対戦成績▼
日本とブラジルは過去に6度(フル代表)対戦しているが、結果は日本の1分け5敗。また、全6試合での得点はわずかに1で、勝利という目的のためには、いかにブラジルのゴールをこじ開けるかが課題となりそうだ。フル代表以外では、アトランタ五輪の「マイアミの軌跡」として知られる勝利がある。「マイアミの奇跡」を演出したG大阪西野監督は、王国ブラジル撃破のカギはFW大黒にあると予想した。代表での活躍に「今はどんなDFでも裏を取れるタイミング、スピードがある」と好調ぶりを感じ取っており、大黒をいかに中盤が生かすかがポイントと指摘。連係面も「代表の中で、大黒のスタイルが分かってきている。大きな武器になるはず」と語った。「ケルンの奇跡」を起こすぞ!ブラジル代表GKジーダは、「マイアミの奇跡」の“被害者”。日本戦は欠場が濃厚だが「あの時のことは今でもハッキリ覚えている」と悔しそうに振り返った。
▼21日の練習▼
日本代表は21日、ケルンのブラジル戦会場で約1時間の公式練習を行った。ジーコ監督は練習の冒頭で、選手の円陣の中央で約2分間訓示し、ブラジル戦への闘志をかきたてた。先発出場が予定される主力組と控え組に分かれてセットプレーの確認をした後、ハーフコートを使ってのミニゲームなどを実施。選手たちは大一番への緊張も見られず、終始リラックスムードで汗を流した。
▼ブラジル・パレイラ監督▼
パレイラ監督は公式練習後の会見で、ニヤリと微笑みながら、「特別な試合だが、特に危険は感じていない。なぜなら、ジーコのようにボールをキープできる選手は、日本にはいない。ジーコはベンチに座っているのだから」言った。同監督は20日に「選手の疲れ」を理由に主力選手の温存を明言。MFロナウジーニョら6人前後を先発から外し、控え選手起用の方針を示した。一方で、当初予定していた主力の温存プランを撤回し、先発から外れると見られたFWアドリアーノ、両方とも温存と見られたロナウジーニョとカカの2列目コンビについても、どちらかを起用する可能性もある。
▼どうなる?ディ・リービオ▼
21日、コルヴィーノSDとディ・リービオ、さらに彼の弁護人との間で話し合いが持たれた。会談の目的はディ・リービオの今後のキャリアについてであり、本人はフィオレンティーナで現役を続けたいという意思を示している。しかし、クラブ側の意見としては、現役を続行したいという彼の意見には否定的で、若手育成部門のコーチ、もしくはユースのチームマネージャーとして彼に残ってもらいたいとの提案を示した。現役をリタイアした後の事を見据えた提案で、若手を指導しながら指導者としての腕を磨き、いずれはフィオレンティーナが誇る人物になってもらいたいとクラブ側は考えている。会談は、終始リラックスしたムードで進められたものの、両者の間で意見の相違が残った。ディ・リ-ビオがフィオレンティーナのトップチームであと1シーズンを過ごす可能性は、ゼロにはなっていないとはいえ、かなり低くなった。実質的には何も新たな動きはない。ディ・リービオはもはや来季のセリエAを戦うことのできる選手だとは見なされていないようだ。ディ・リービオ自身は激しい戦いに体がまだ耐えられると考えている。代理人とともに、他クラブからのオファーについて検討を始めるかもしれない。
▼ミッコリの代理人▼
ミッコリの代理人を務めるフランチェスコ・カリアンドロ弁護士は、ヌオーバ・スパツィオ・ラディオのローマ専門番組『バール・フォルツァ・ルーピ』のインタビューを受け、ミッコリの状況について、「ミッコリはフィオレンティーナとユベントスの共同保有となっている。この関係は6月27日の19時までに両者の合意のもとで解消されなければならない。同意に至らない場合、入札が行われ、6月30日までに入札額が開示される。ミッコリ本人の気持ちとしては、彼はフィレンツェに残りたいと希望している。だが、そのほかの形を受け入れることにも何も問題はない。ローマに関しても、可能性として除外してはいない。プロフェッショナルとして、彼はすべてのオファーを最大限に尊重している」と説明を行った。
▼パルマの2人は視野にない?▼
パルマのGKフレイとDFボネーラの獲得が噂されているが、コルヴィーノSDは、「フレイは高い。給料も高すぎる。我々の手に余る。我々は、他の可能性を見続ける必要がある」と獲得候補から除外する発言をした。GKについてはアッビアーティ(ミラン)、カステラッツィ(ブレシア)、デ・サンクティス(ウディネーゼ)には引き続き関心を持っているようだ。
ボネーラについても、「我々にはウイファルシがいる。我々は重複するポジションの選手を探していない」と語った。
▼雑誌ネタ▼
週刊サッカーマガジン7月5日号:『コンフェデレーションズカップの苦闘 中田と中村が追い求めたもの』、『「海外組」移籍事情』
週刊サッカーダイジェスト7月5日号:『主力4選手の言葉から検証するジーコジャパンの「現在と問題点」』
2005.06.21
▼ヒデ、大黒を絶賛▼
中田英は外国人記者の質問に対し「最高の選手」と大黒を評した。
▼宮本のヒデ評▼
主将のDF宮本は「ヒデはチームの疲労を考えてキープに力を注いでいた」と、ヒデの犠牲心を勝因に挙げた。
▼川淵&田嶋▼
日本協会・川淵三郎キャプテンは「俊輔とヒデのコンビは絶妙だった」と語り、田嶋幸三技術委員長も「あの2人がいいコンビでできた。メキシコ戦とは雲泥の差」とコメントした。
▼ドイツ・キッカー誌採点▼
ドイツのサッカー専門誌キッカーの採点で俊輔は両軍最高の2点を与えられ、次ぐ2.5点をヒデに付けた
川口 3.0 田中 4.0 宮本 3.0 三都主
4.0 加地 3.0 福西 3.0 中田英
2.5 小笠原 4.0 中村 2.0 中田浩
なし 遠藤 なし 柳沢 3.5 玉田 4.0 大黒
2.5
【注】採点は6段階で1.0が最高、平均点は3.0。
▼ブラジル戦に向けて▼
欧州王者・ギリシャ相手に得た自信をW杯王者相手に確信に変える。ヒデはイタリア語で「難しい試合だが保守的ではいけない」と語り、俊輔は「守備的に9人が引いて速攻ではなく、自分たちのサッカーがブラジル相手にどこまでできるか。きついけど気合が入っている」と語った。日本を引っ張る2人は、ブラジルに真っ向勝負の挑戦状を叩きつけた。
▼奇策?▼
ギリシャ戦・後半29分、「あれ?」と思った人もいるのではないだろうか。MF小笠原に代え、MF遠藤を投入した場面だ。ジーコは本来なら守備的MFが本職の遠藤をあえてトップ下に入れ、ボランチのヒデをそのままの位置に留めたのだ。誰もが遠藤がボランチに入り、ヒデを前に押し出すための交代だと思った。当のヒデも、そう思ったらしい。ピッチに入った遠藤は、まずヒデに「僕が前に出ます」と監督の戦術を伝えた。ヒデは最初、怪訝な表情をみせたという。だが、ジーコ監督はG大阪で大黒とコンビを組む遠藤との相性を優先させたのだ。ジーコ監督は試合後、「何いっているんですか?我々の練習を見にくれば一目瞭然でわかること。遠藤は小笠原の代役を必ず務めることができる。それを確信していたからこその交代です」と笑顔で語った。
▼ジーコ監督コメント▼
「ゲーム前に選手たちと、今日負けてしまっては何もならないことを確認して試合に入った。これだけチャンスを作れたら、もう少し点が入ってもいいかと思うが、とにかく集中を欠かずにプレーしたというのは称賛に値する。DFを4枚にすることで、必然的に前にもう1枚人間を置けるが、うちの動きのよさ、素早さ、技術、ボールタッチが十分に活かせると思ったので、今回そうした。ただ、システムというよりはみんながそれを理解して、労を惜しまずチームの勝利のためにプレーしたということを考えると、システムではなく選手が勝ったのだと思う。相手を必要以上に怖れず、自分たちのサッカーを展開していく勇気があれば、必ず結果は付いてくる。これから世界を目指すために、ヨーロッパのスタイルを持つチームを打ち破っていかなければいけないということを考えると、非常に大きな経験だった。いかに相手のよさを潰すかということのいい見本になったと思う。
(日本のサッカーの成長した点とこれから改善すべき点は?)常にワンプレー、ワンプレーを焦り過ぎてしまい、個人を活かせなかった部分があるが、だいぶ落ち着きを持って変わってきたと思う。あとはシュート。これは技術ではない。いいシュートチャンスになるとどうしても焦ってしまうというか、力が入り過ぎてしまうところが課題だ。それがなければ、今日はあと3点くらい入っていた。精神的な部分なのだが、いかに自信を持って打てるかというところだと思う」
▼レーハーゲル監督(ギリシャ)コメント▼
「今日はひどいサッカーをしてしまった。敗因は日本の方が我々よりもいいサッカーをしたということ。もっと点が入っていてもおかしくなかった。日本はとてもスピードがあり、コンビネーションもよかったし、とてもタフだった。日本は90分じゃない、3時間走れる最高のチームだ」
▼ケルン入り▼
コンフェデレーションズ杯に出場している日本代表は20日、大会組織委員会のチャーター機で第2戦を戦ったフランクフルトから、ブラジルと最終戦を行うケルンに移動、早速練習を実施した。ギリシャ戦に先発出場したフィールドプレーヤーはホテルで静養し、大黒らベンチスタート選手など13人がケルン近郊のグラウンドで夕方から練習を行った。勝利以外はグループリーグ敗退となる日本の対ブラジル通算成績は、1分け5敗と勝ったことがない。
▼日本圧倒的不利▼
ブックメーカー、ウイリアムヒルによる日本vsブラジルの結果予想では、日本の勝利は9.50倍、ブラジルの勝利は1.25倍となっており、日本の圧倒的不利となっている。引き分けは4.50倍。
SNAI社の予想では、日本の勝利が8.00倍、ブラジルの勝利が1.35倍、引き分けが4.00倍となっている。
▼ボネーラはフィオ移籍を希望▼
パルマDFダニエレ・ボネーラ(24)がfiorentina.itに対してフィオレンティーナ移籍を希望するコメントをした。
「誰もがヴィオラのユニフォームを着たいんだ。フィオレンティーナはプランデッリを持っている。僕はパルマでプランデッリとともに仕事をした後も、将来彼と仕事をしたいと思ってプレーしていたんだ。パルマとフィオレンティーナの間で交渉が続いていることは知っているよ。僕の知る限りでは、入札は棚上げされたけど、両クラブの決定次第だよ。僕が言える事は、フィレンツェで再びプランデッリと働くことはすばらしいということだ。」
また、ボネーラにはインテル、ユヴェントス、ミランも興味を示しているようだ。
▼ガンベリーニに興味▼
フィオレンティーナはボローニャDFガンベリーニ(23)に興味を示しているようだ。今季28試合に出場し、安定したプレーを続けたガンベリーニにはいくつかのセリエAクラブからのオファーがあるが、フィオレンティーナがその他のクラブをリードしているようだ。
2005.06.20
▼欧州王者撃破!▼
コンフェデ杯・グループリーグ第2戦、フランクフルトのヴァルト・シュタディオンで行なわれたギリシャ戦。ジーコ・ジャパンが欧州王者を1−0で撃破した!待望の今大会初勝利に繋がった得点は、後半31分にFW大黒が決めた。日本代表は、準優勝した01年日韓大会以来、2大会ぶりの準決勝進出をかけ、22日(日本時間23日午前3時45分開始)のブラジル戦に挑む。
ヒデはボランチで先発フル出場。前線が好調と見るやオーバーラップを自重してつぶし役に徹した。多少のミスはあったものの、中盤で長短のパスを織り交ぜて攻撃の起点となり、ボディバランスを生かしたディフェンスでチームに貢献した。
▼試合経過▼
前半開始:ギリシャのキックオフで開始。
前半5分:左サイドから中央に駆け上がったカラグニスがエリア手前からミドルシュート。ゴール左に外れる。
前半7分:フィサスへの危険なファウルで中村にイエローカード。
前半8分:左サイドでボールを奪った柳沢からパスを受けた三都主が中央の玉田へ。玉田が日本最初のシュート。ゴール左に外れる。
前半13分:小笠原がディフェンスの裏をつくパス。右サイドを走った玉田がこれを受けチャンスとなるが、クロスをGKにキャッチされる。
前半15分:ギリシャの左CK。ファーのカリステアスが頭であわせるが、ゴール右に外れる。
前半17分:カラグニスのFK。右足で直接ゴールを狙うが、川口がパンチング。
前半19分:小笠原からパスを受けた中村が中央をドリブルで上がり右サイドの加地にパス。加地がダイレクトでシュートするも右サイドネット。
前半22分:右サイドでボールをカットした加地が中央の中村へパス。小笠原につないで左の玉田にパス。左足でシュートするも、ゴール右に外れる。
前半23分:ゴール中央でDFのこぼれ球を柳沢が中央からダイレクトシュートするも相手DFがスライディングでカット。
前半30分:ギリシャが最初の選手交代。DFタブラリディスに代えてFWツァルタスを投入。
前半32分:右サイドらラキスがクロスを挙げるも田中が頭でクリア。CKへ。
前半36分:中央でパスを受けた柳沢がエリア右からシュートを試みるもつまずく。こぼれ球を拾った福西がシュートを放つも、ゴール右上へ。
前半39分:日本のカウンター攻撃。中村からのパスを受けた玉田が右サイドを上がりシュートを放つも、ゴール左へそれる。
前半42分:三都主の左スローインを小笠原が受け右前方にスルーパス。柳沢がループシュートを放つもフィサスがヘディングでCKに逃れる。
前半42分:左サイドを駆け上がった三都主が中央へクロス。柳沢が飛び込むもボールに触れずGKがキャッチ。
前半46分:前半終了。日本は相変わらずの決定力不足。欧州王者相手に明らかに主導権を握っているのだが、シュートに精度がなく無得点で前半を終えた。ギリシャの守備が堅いという訳ではなく何度かDFの裏をつくプレイが見られたが詰めが甘い。
後半開始:日本のキックオフで開始。ギリシャは2人目の交代。FWブリザスに代えてFWゲカスを投入。
後半9分:福西への危険なファウルでカラグニスにイエローカード。
後半13分:ギリシャは3人目の交代。FWラキスに代えてMFパパドプーロスを投入。
後半18分:危険なファウルで柳沢にイエローカード。
後半19分:ゴール正面やや右30mからツァルタスのFK。直接ゴールを狙うも川口が正面でキャッチ。
後半20分:日本は最初の交代。FW玉田に代えてFW大黒を投入。
後半22分:右サイドでパスを受けた加地がクロス。やや大きく中村がエリア左で受けグラウンダーのクロス。GKがはじくも再び中村に繋がり左からセンタリング。GKがCKに逃れる。
後半28分:左サイドでパスを受けた三都主がドリブルで上がってシュート。ゴール右に外れる。
後半29分:日本は2人目の交代。MF小笠原に代えてMF遠藤を投入。
後半30分:中央でボールをカットした福西が大黒に縦パス。DFにカットされるも中村が中央へスルーパス。受けた大黒がゴール左隅へグラウンダーのシュート。相手GKの逆をつきゴールネットを揺らす。日本1−0。
後半34分:中村の左CK。エリア中央に走りこんだ福西がヘディングシュートを放つもゴール右上に外れる。
後半38分:遅延行為で三都主にイエローカード。
後半39分:右サイドを駆け上がったカリステアスが中央に切り込み左足でシュート。GK川口が前にはじくも、押さえる。
後半44分:日本は3人目の交代。MF中村代えてMF中田浩を投入。
後半47分:遠藤の右CK。ショートコーナーを受けた中田英がクロス。中田浩が左足でシュートを放つも、DFがライン上でクリア。
後半47分:試合終了。大黒の値千金のゴールで欧州王者を下した。後半立ち上がりこそギリシャに押し込まれたものの、その後は日本の攻め一辺倒。得点後もギリシャに得点を許さず逃げ切った。日本は1勝1敗で勝ち点3。
▼各選手のコメント▼
◆大黒(試合直後):「俊輔さんがすごくいいボールをくれたので、あとはコースに流すだけだった。ちょっと焦っていましたが冷静になって、シュートは弱かったけど入ってよかった。いつでも使ってくれる時に結果を出そうと思っているので今日は1点取れてよかった。相手の出来が良くなかったのでもっと取れたと思った。また練習していきたい。相手が動けていなかったし、ウラにスペースがあったのでそこをついてやろうと思っていた。それが出来てよかった。次はブラジルだけど絶対に勝ちたい。気持ちで負けなければいい試合ができるると思うし、ブラジルはたぶんナメてきてくれると思うので絶対に勝ちたい。」
◆大黒(ミックスゾーン):「あと1点取れるチャンスがあった。ギリシャは今日は欧州チャンピオンではなかった。裏にスペースがあったし、プレスも少なかった。前半のチャンスはベンチで裏を取るイメージを浮かべながら見ていた。ゴールシーンは右へ蹴るふりをして左へ蹴った。GKが出てきていたし、DFも来ていたので『早く打たな!』と思った。躊躇(ちゅうちょ)せずに蹴った。ゴールできたのは毎日の練習の積み重ね。試合でいきなりうまくはいかない。とにかく与えられた時間の中で結果を出すしかないと思った。でも、北朝鮮以外の試合で決められてよかった(笑)」
◆俊輔:「4バックはイラン戦以来だが今回は相手のサイドバックを気にしないで、こっちが主導権を握ることができた。満男とは離れないように、距離を一定に保つようにプレーした。隣に満男がいるので、攻撃の幅が広がったと思う。今日は勝つことももちろん大事だったが、自分たちのサッカーがどれだけできるか、次のブラジルを相手にどれだけできるかがこの結果で浮き彫りになったと思う。前半、決められるシーンを決めていれば、もっと余裕をもっていろんなことができたと思う。後半も嫌な雰囲気で入ったけれど、ジーコからは『足りないのはゴールだけ。集中するように』と言われた。腰はまだ回復していない。でも、ブラジル戦が楽しみ。相手はメンバーを落としてくるかもしれないけれど」
◆宮本:「この間のメキシコ戦を受けて、リカバーに努めた。反省としては、守備の入り方がよくなかった。今日は暑かったけれど、最初から相手にプレスをかけるようにした。中盤でわりとボールを持たせてくれたので、リズムは作りやすかった。相手もシステムを変えるなどしてきたけれど、ビデオで見ていたので、しっかり対応できた。ボランチに人を入れてこないし、サイドから突破されても怖さはなかった。後半になれば、相手の足も止まってゴールできると思った。ただ、前半のチャンスについては、チームとしてもっと決めていかないといけない。今日はボールに対して行くという意識がみんな強かった。相手の高さについてはボールだけにではなく、体で寄せるようにした。後半の相手のロングボールに対しても、交代で入ったフレッシュな選手には強引に寄せていくようにした。次のブラジル戦も同じようにやっていきたい」
◆田中:「ちょっとミスもあったけれど、今日は無失点に押さえることができて、全体的に集中できた試合。4バックということで、加地とアレックスのサイドを絞らせて、ボランチが前に行くといった感じで、全体のバランスに気をつけながら、強い気持ちでゲームに臨んだ。相手が大きかったので、とにかくフリーでやらせないように、少なくとも体をしっかり当てるように集中してプレーした」
◆加地:「大会で調子が上がっていることについて、特に意識はしていない。最終予選ではチームのためにバランスを保とうとして守備的にプレーしていた。今大会では自分をもっと出せる。本来の自分のプレーは攻撃的なので、今のところ手ごたえを感じている。次のブラジル戦でも、あれだけ強い個人技に対してどれだけ通用するのか試してみたい。チームとしても常にバランスを考えながらプレーしている。それがうまくいっているのかもしれない」
◆三都主:「攻撃に関してはできるだけキープしながらシュートを狙うようにした。ギリシャの怖いのはセットプレーとサイドからのクロス。絶対に相手にやらせないように集中していれば、チャンスも出てくると思っていた。前半、点が入らない時間帯はつらかったけれど、結果が出てうれしかった。メキシコ戦では3バックで、相手が1トップだったので、最終ラインが余って中盤でボールを回されてしまった。今日は4バックだったけれど、前でプレスができたと思う。FWとMFの間の距離が短かったので、前線のコンビネーションもうまくいったし、俊輔や満男にもボールを出せた。それと、柳沢や玉田も大黒も、いい動き出しをしていた。ジーコからは相手がマンマークなので、FWが左右に流れたら中盤がフリーになるとアドバイスがあった。次の試合では『ブラジルに勝ったよ』とお母さんに報告したい。でも、喜んでくれるかどうか分からないけれど」
▼順位▼
グループBのもう一試合はメキシコがブラジルを1-0で下した。グループBの順位表は以下の通り。日本が準決勝に進出するにはブラジルに勝つしかない。ガチンコ勝負♪真剣勝負♪
順位 | チーム名 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 |
1. | メキシコ | 6 | 2 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1 | +2 |
2. | ブラジル | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 3 | 1 | +2 |
3. | 日本 | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2 | 2 | 0 |
4. | ギリシャ | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | -4 |
▼ローマはミッコリを望む▼
カッサーノの獲得を望むユベントスは900万ユーロ(約11億9700万円)の支払いに加えてルーマニアのアドリアン・ムトゥを譲り渡す準備があるようだが、ローマ側ではトレードで獲得する選手としてファブリツィオ・ミッコリの方がいいと考えているようだ。カッサーノを巡る移籍市場での難問に関しても解決を急ぐことを決めた。ユベントスとカッサーノの意向を探るためだ。月曜日にはローマでロゼッラ・センシとユベントスのジェネラル・ディレクターのルチアーノ・モッジの会談が行われることが決まった。また、火曜日にはローマの首脳陣がカッサーノの代理人ジュゼッペ・ボッツォとも会う予定になっている。この移籍交渉はここ数日が山場になるとみられており、遅くとも6月30日までに交渉の結論がでるようだ。
▼オボド途中出場▼
W杯アフリカ予選グループ4で1位ナイジェリアは2位アンゴラと1−1のドロー。得失点差でグループ首位をキープした。この試合、フィオレンティーナのオボドが後半35分から出場した。
2005.06.19
▼ヒデ、日本ツアー参加▼
フィオレンティーナの日本ツアー3試合の主催者でもあるスポーツニッポン新聞社によると、移籍も取りざたされているヒデが日本ツアー3試合(28日C大阪戦、30日広島戦、8月1日東京V戦)に出場する予定とのこと。
▼18日の練習▼
コンフェデ杯1次リーグ第2戦のギリシャ戦を直前に控えた日本代表は18日午後、試合会場のバルトスタジアムで公式練習を行った。ジーコ監督はシステムを3―6―1から、FW玉田を2トップの一角に入れて4―4―2に変更し、連係を入念に確認した。メキシコ戦後に「システムを変えるつもりはない」と語った後だけに、まさかの方針転換。茶野を外して、練習で動きのいい玉田を2トップに入れた。この日の公式練習では最終ラインからつないでシュートで終わるパターンを繰り返して、全体の動きを確認した。
▼ヒデ、連携を確認▼
4バックでのボランチ出場は初めてヒデは、練習途中でジーコ監督に歩み寄り、福西を交えて連係について話し合った。公式練習後には、「ギリシャは欧州王者だし敬意を表する。しかし、首位はブラジルだろうが2位になるチャンスは全チームにある」とギリシャ撃破を誓った。
▼ジーコ監督コメント▼
ジーコ監督は公式会見で、険しい表情で4バック決断の理由を「対ギリシャ用のものだ。今のよさを生かして確実に勝てるようにというシステムだ。メキシコ戦の結果や内容とは関係ない」と説明した。
▼川淵キャプテン批判歓迎▼
ヒデの攻撃参加をめぐり議論が起こっている日本代表だが、川淵三郎キャプテンは「ヒデは反発を歓迎しているらしい。1年かけてつながっていけばいい。思っていても言わないのは最悪。みんな、おとなしいからね」と語り、日本代表内に発生した批判を歓迎した。また、「ヒデだけが意見するだけじゃなく、小野もそれに加わればうまくいくと思う」と小野の復帰を待望した。人望があり、チーム内に影響力を持つ小野だけに、ヒデのサポート役として適任だろう。
▼ギリシャは主力欠場▼
ギリシャは主将のMFザゴラキスが、18日、所属するボローニャの残留プレーオフに参戦したため離脱が決定。そのほかの主力選手にも負傷者が続出しベストメンバーが組めない状態だ。レーハーゲル監督は「日本は2時間走り続けられるチーム。今のギリシャにも問題があるが、今いる21人の選手がいい活躍をしてくれるだろう」と話した。
▼ブロッキをレンタルで獲得▼
フィオレンティーナはACミランからMFクリスティアン・ブロッキ(29)をレンタルで獲得したと発表した。尚、契約には買い取りのオプションも含まれている。移籍ついてブロッキは、「フィオレンティーナの一員になれたのは僕にとって光栄な事だし喜びを感じている。全力を尽くすためフィレンツェに行くよ。フィレンツェを選んだ主要な動機は3つある。クラブの野心と観衆の情熱、そして、以前からよく知っている監督の卓越した能力だ。僕は単に自分の仕事をすることだけを考えている。自分は何ができて目標は何なのかという話はしたくない。常に僕はとても控えめで自分の役割を全うしてきた。これからもチームやグループの中で自分が特別な存在だとは感じたくない。毎週日曜日は試合に出場し、持続性を持ってプレーするという目標の下、火曜日からトレーニングを始めるよ。プランデッリ監督が要求するポジションならどこでもプレーするよ。中盤の真ん中や右サイド、左サイドでもね。僕の力を発揮できるポジションを選択するのは彼だし、彼の決定を信じる。」とコメントした。ブロッキは今季、リーグ戦11試合出場0得点、イタリア杯3試合出場0得点、チャンピオンズリーグ2試合出場0得点という成績だった。
▼アッビアーティ、移籍を望む▼
交渉が噂されているミランのGKアッビアーティは「フィレンツェへの移籍の可能性はミランに依存している。もし、僕次第だとしたら、すでにフィレンツェにいるはずだよ。フィレンツェはすばらしい都市だし、すばらしいファンがいる。そして重要なプロジェクトを持っている。ミランは私を売りたいんだ。しかし、レンタルについても熟考しているよ。僕は自分の価値を証明したいんだ。僕には国外クラブや、パレルモ、ジェノアからのオファーがあるんだ。交渉が来週の終わりまでに成立することを望んでいるよ」と語った。
▼コッポラに興味▼
フィオレンティーナはメッシーナMFコッポラ(26)に興味を持っているようだ。コッポラにはローマ、ウディネーゼ、そしてイングランドのクラブも興味を持っている。しかし、コッポラは、「多くのオファーがあることは非常に名誉なことだ」と答えながらも、メッシーナ残留を希望している。
▼リガノ、アリアッティは移籍か?▼
FWリガノ、MFアリアッティはフィオレンティーナから他クラブへ移籍する可能性がある。2人にはいくつかのオファーがあるらしい。
2005.06.18
▼ヒデのコメント▼
メキシコ戦後、ヒデは日本代表チームの力不足を強調した。試合が終わって海外メディアに囲まれたヒデは苦笑いに近い表情で、「正当な結果だ。ウチのレベルはこんなもの。チーム全体として精神的に強くならないといけない」と語った。また、ギリシャ戦への修正点を問われ「今日の時点で見れば全部です」と言い切った。そして、W杯予選の疲労があるのかとの質問には「W杯予選に出ているのは僕らだけじゃない。条件はすべて同じ」と語った。「この敗戦をどう切り替えるかがこの大会のポイント。今後も楽ではない」という言葉で締めくくった。
▼俊輔、小笠原が批判▼
俊輔が16日のメキシコ戦後にヒデのプレーにクレームをつけたようだ。俊輔は、「ヒデさんは前の方に行ってしまう。真ん中のところで攻められて、それを気にするあまり、僕も下がらざるを得ない。それで体力を使ったあげくに交代だから、ちょっと残念」と語った。また、「個人の力だけではなく、決まりごとも必要なんだ」とまで話した。
小笠原は、試合中に俊輔の苦境を見かね、「ヒデさん、もうちょっと後ろでやってもらえますか」と声をかけたほど。前半36分にヒデが相手DFの包囲網を巧みなボールコントロールでかわし、約30メートルを独走して直後のことだった。
▼フランクフルト移動▼
日本代表は17日、第2戦のギリシャ戦を行なうフランクフルトに移動し、初練習を行った。メキシコ戦に先発出場したメンバーは、GK川口以外はプールでの疲労回復に充てた。練習グラウンドでは大黒、稲本ら控え組13人が午後5時30分から約2時間、シュート練習中心のメニューで汗を流した。
▼ギリシャ戦は日本不利▼
ブックメーカーのウイリアムヒルによるギリシャVS日本の予想オッズは、ギリシャの勝利が2.00倍、日本の勝利、もしくは引き分けが3.20倍となっている。
▼ヒデがカタールへ?▼
17日付のラ・ナツィオーネ紙は、ヒデがフィオレンティーナから放出要員にされていると報じた。「中田の“天敵”とされるプランデッリ新監督が中田を重要視していないこと」が放出の理由とされている。同紙は、移籍先としてカタールの「アルアラビ」の名前を挙げた。ヒデの移籍には高額な移籍金250万ユーロ(約3億3000万円)、年俸200万ユーロ(約2億6400万円)が付随するが、「オイルマネーのあるカタールなら莫大な金額も大丈夫。中田も試合に出られる」と記載していた。そして、プランデッリ監督がヒデの関係者に対して他のクラブに移籍するように説得したとも報じた。
また同紙は、プランデッリ新監督の予想布陣を掲載。ヒデは4−2−3−1の右サイドMFで控えと予想した。
▼雑誌ネタ▼
◆講談社「Football Nippon」夏号(7月5日発売予定)にヒデの記事。公式サイトはこちら。
◆週刊文春6月23日号:金子達仁『これではドイツW杯は勝ち抜けない−中田英寿が日本代表に怒るわけ』
◆サンデー毎日6月26日号:『祝!W杯出場決定−結果オーライではあるけれど・・・』
◆AERA6月20日号:『サッカー2006年W杯報告/ジーコと29選手、470日の通信簿』
◆週刊現代6月25日号:『W杯出場記念/トルシエ前監督「ジーコ・ジャパン、ドイツへの課題」』、『ジーコ・ジャパン「神も狂喜した!」−バンコクは歓喜の地となった』、『ジーコ・ジャパン「中田と小笠原との亀裂」』
▼パスカル、フィオレンティーナかメッシーナか▼
マヌエル・パスカル。セリエBアレッツォでプレーをしているパスカルは冬の移籍市場でも獲得が噂されていた。スポーツ・ディレクターのコルヴィーノは、レッチェにいた頃からパスカルに注目していた。今のところ、フィオレンティーナが彼を獲得することが有力視されているが、16日にメッシーナも獲得に動き出した。メッシーナのマネージャーのアンジェロ・ファビアーニはアレッツォに電話をかけ、パスカルに関して「250万ユーロでの共同保有、あるいは400万ユーロでの完全移籍」というオファーを出したらしい。もしフィオレンティーナがパスカルを獲得すれば、現在ユベントスとの共同保有にあるキエッリーニは、フィオレンティーナを去ることが考えられる。
▼キエッリーニの代理人▼
ブロッキとキエッリーニの代理人は、ブロッキがフィオレンティーナへ移籍する可能性が高いことを認めた。「まだ契約書にサインはされていないが、プランデッリとの再会は彼にとって非常に喜ばしいことだろう。ミランとフィオレンティーナは話をしているところで、誰もが交渉の成立を望んでいる。したがって、彼はフィオレンティーナへの移籍が近いと言うことができる。キエッリーニ?彼の希望は試合に出ることだが、ユベントスに惹かれる気持ちも強い」と語った。キエッリーニ自身も「僕は、何かが来週中に起こると思います。僕の望みは常にプレーすることなんだ」と語っており、優先順位はフィオレンティーナではなく、常にプレーできるクラブということなのだろう。
▼ヴィアリのバカンス▼
DFヴィアリはバカンスを謳歌している。ヴィアリは、「ヴェルシリアで、妻と娘と共に海辺で楽しく過ごし、純粋に楽しむためビーチバレーや水泳、そしてテニスなどのスポーツで汗を流すんだ。シーズンを振り返ると、僕たちはかなりの危険にさらされたが、最後はうまくいった。みんなが開幕時には何かを期待していたけど、それとは逆に僕たちが思っていた程うまくはいかなかった。だけど、多くのけが人や信じられないような判定ミスのせいで歯車がかみ合わなかったとも言えるし、来シーズンに向けて気合を入れて再出発するためのさらなる刺激を与えてくれるよ。」
と語った。また、ヴィアリはスポーツ・ディレクターのコルヴィーノと監督のプランデッリとはとても特別な関係にある。「キャリアの中の大事な時期にはいつも彼らの存在があったんだ。プランデッリは若かった頃やアタランタのプリマヴェーラ時代の監督だった。その後、ヴェネツィアやレッチェでも彼の下でプレーした。サッカーについて色々なことを彼から教わり、ピッチ上でも僕を信用してくれた。またコルヴィーノに関して言えば、レッチェのスカウトマンだった彼が僕を選んでくれたおかげで僕はセリエAデビューを果たすことができ、プロ選手としてのレベルアップに貢献してくれた。キャリアの中で再び彼らと共にやれることに満足しているのは言うまでもないよ。」と語り、クラブの新しい体制にも満足しているようだ。
▼ルカレッリは移籍を否定▼
ここ最近、得点王ルカレッリのフィオレンティーナ移籍が噂されていたが、本人はきっぱりと否定した。ルカレッリは、「僕は心のクラブであるリボルノを離れると言った覚えはないよ。僕の望みは来シーズンのリボルノが今季同様のものになること、そして順位を上げることであり、僕自身はイタリアでのチャンスを得ることだよ。」と語った。また、リボルノの会長は、「ルカレッリはキープレイヤーであり、彼の回りの選手を再構築する。我々は全ての敵が羨むようなサイドアタッカーを構築する。我々の目的は破産せずにA残留を果たすことだ」と語った。
2005.06.17
▼ヒデmail▼
昨日付けで、「3回目…そして本当のWorld Cup!!」が届いています。最近は試合のたびにメールが届いて嬉しいですね。
ヒデは、「今の代表には本大会で勝ち抜くだけの力は無いと思う」発言の真意を語るとともに、この言葉の逆が証明されることを願っています。また、コンフェデ杯では、成功したらビックチャンスになるような“チャレンジ”を多くやりたいと、決意を語っています。こちらです。
▼コンフェデ・メキシコ戦▼
コンフェデレーションズカップのグループリーグ初戦は1-2で逆転負けに終わった。日本は前半12分に中盤の小笠原がドリブルで右に流れながら、右前方のスペースに絶好のパス。走り込んだ加地の低いクロスを、柳沢が相手選手と競り合いながらゴール左に流し込んだ。しかし前半39分、ペナルティーエリアの外側からMFジーニャに強烈なミドルシュートを決められ同点。さらに後半19分、フォンセカにヘディングシュートを決められ勝ち越された。その後は稲本、大黒、玉田を投入し、システムも3−4−2−1から、3−5−2、4−3−3と変えて攻める姿勢は見せ続けた。しかしゴールは生まれず、無念の黒星発進となった。
▼ジーコ監督コメント▼
試合後、ジーコ監督は「序盤、固さが取れてからかなりチャンスを作れるようになり、先制点をいい形で取れた。追加点も狙える部分もあったが、残念ながら同点とされてから、チームの勢いが落ちた。失点に関しては、相手の高さを生かされたが、内容的にはイーブンな戦いが出来たと思う。明日の選手たちの具合を見てからだが、システムを変えるつもりはない。この試合で失点された高いボールに対しての取り組みたいと思っている。」
▼ブラジル快勝▼
グループBのもう一試合は、ブラジルがギリシャに3―0で快勝した。ブラジルは前半41分にアドリアーノの豪快なミドルシュートで先制し、後半1分にロビーニョ、後半36分にジュニーニョ・ペルナンブカーノが得点した。
▼雑誌ネタ▼
◆Number630号『2006ドイツW杯出場決定!日本代表「全証言」Germany
is Mine!』:中田英寿「勝ち取った皇帝の座」
◆SPORTS Yeah! No.120:中田英寿「日本代表の魂」
▼ドナデルのコメント▼
ACミランからフィオレンティーナに完全移籍したドナデルは、非常に満足そうな様子で、「僕はミランから離れようとしていた。今は新しい夢物語のスタート地点にいるような気分だ。残留は厳しかったけど、成し遂げたいという強い気持ちがあった。新しく始まるシーズンは、満足に満ちたものであってほしいと願っている。今は、恥骨炎を治すために引き続き頑張っているところだ。多分キャンプの前に1週間家に帰るけど、それだけだ。プランデッリ?彼のやり方は知っている。いいチームを作り上げることができると確信している」とコメントした。
▼夏合宿は7月12日から、8月7日イタリア杯▼
フィオレンティーナが来季に向けた夏合宿を、イタリア北東部のトレンティーノ・アルト・アディジェ州のフォルガリアで、7月12日から開始させることが決まった。なおチームは23日まで合宿を行ない、7月24日〜8月2日に日本遠征し、8月7日のコッパ・イタリアの初戦に挑む。
▼移籍情報▼
◆ACミランのクリスティアン・ブロッキの獲得に動く。ブロッキはプランデッリ監督のキエーボ時代の教え子でもある。
◆ローマがユヴェントスに対してカッサーノの移籍条件にミッコリの譲渡を要求。その場合、ユヴェントスはフィオレンティーナにムトゥを譲渡するかもしれない。
2005.06.16
▼フィオレンティーナジャパンツアー2005▼
Fiorentina Japan Tour 2005のHPがオープンしました。こちらです。
なお、チケットはclub.nakata.net、nakata.net
mobileにて6月16日(木)18:00〜20日(月)18:00まで先行発売されます!!その他の詳細は以下の通り。
■e+(イープラス)
プレオーダー 受付期間/6月17日(金)12:00〜6月20日(月)18:00
申込先/ http://soccer.eplus.co.jp/
※電話番号での受付はございません。
※お申し込みには事前の登録(無料)が必要です。
※携帯電話はiモード、Vodafone、EZwebに限ります。
■ローソンチケット
でじロー先行 受付期間/6月22日(水)18:00〜23:59
申込先/ http://www2.lawsonticket.com
(パソコン、iモード、Vodafone live!、EZweb対応)
※お申し込みには事前の会員登録(有料)が必要です。
※Vodafone live!3Gサービス対応機種には本サービスは対応しておりません。
■電子チケットぴあ
プレリザーブ 受付期間/6月20日(月)18:00〜6月23日(木)9:00
申込先/ http://pia.jp/t
※携帯電話は、i-mode、Vodafone、Ezwebに限ります。
※お申し込みには事前の登録が必要です。
▼ヒデのコメント▼
ヒデは14日、「自分たちはW杯に向け準備中。まだ1年ある。現在の自分たちのレベルがどこにあるか知らなくてはならない」と、コンフェデレーションズカップの位置付けを語った。日本選手の中では抜群の知名度で、欧州の記者陣の取材も集中。既にW杯出場を決めた後だけに「選手の間に重圧はないと思う。自分たちのやりたいことができる」と語った。
また、15日の練習や14日の紅白戦では、ピッチに響くヒデの声、身ぶり手ぶりはほぼ皆無だった。これについて、「コンフェデに入ってから、それほどみんなと話してないと思う。逆に言わないようにしてる。自分たちで感じてやることが重要だと思うから」と語り、「今まではレベルをアジアで見てきた。このチームでは2度目のコンフェデ杯。いま自分たちがどの辺のレベルか、現状を理解することが大切。こう言うとおごりと思われるかもしれないけど、僕は日本でプレーしているわけではないので世界のレベルはある程度分かる。若い年代は別として、コンフェデ杯はW杯と2つしかない非常に重要な大会ととらえている」と、チームメイトそれぞれが世界基準を感じることの重要性を説いた。
▼14日の紅白戦▼
日本代表は14日、ハノーバー(ドイツ)の試合会場近くの練習場で紅白戦を実施し、16日の1次リーグ初戦のメキシコ戦先発出場が予想される主力組が2―1で控え組を下した。主力組は柳沢が1トップ、俊輔と小笠原が攻撃的MFに並ぶ3―6―1の布陣。最終ラインには右膝故障の中澤に代わって茶野が入った。試合は主力組が柳沢の2得点で勝った。控え組の1点は大黒が挙げた。
▼ジーコ監督コメント▼
ジーコ監督が14日、「メキシコ戦だけでなく全試合で勝ち点3を狙う」とコンフェデレーションズカップの目標を語った。また、「いい意味でプレッシャーはないと駄目」と、1年後の本番を見据え、緊張感ある戦いを期待した。
▼俊輔コメント▼
メキシコ戦の先発が確実となった俊輔は、「まだ痛みがある。テーピングを巻いて出場した方がいいかも知れない」と言いながらも、紅白戦では好機に絡んだ。練習後はFKの居残り練習もこなし「FKも入っているし、調子はいい」と意欲を燃やしていた。
▼ルカレッリ獲得の可能性▼
リヴォルノ残留を希望しているルカッレリではあるが、フィオレンティーナにはまだ獲得の可能性も残っている。ルカレッリの代理人は「クリスティアーノはフィオレンティーナにずっと親近感を感じていた」と語った。
▼ドナデル完全移籍▼
04/05シーズン冬の移籍市場で、ACミランからレンタルされていたMFドナデルがフィオレンティーナに完全移籍した。
2005.06.15
▼ドイツ地元紙が日本酷評、ヒデ批判▼
14日のドイツ紙ノイエ・プレセは、「優勝の夢は夢のまま」「B組最下位か3位が指定席」と日本代表を酷評した。
また、ドイツ紙ビルトが14日の紙面で「イカれたスーパースター」と題した記事を掲載しヒデを批判した。注目度が高いことを証明する記事だが、「スパースターNAKATA、金持ちでイカれたヤツ」の見出しで、ページの約3分の2を使ってヒデを紹介したのだ。「イヤホンをつけて移動し、“話しかけるな”のシグナルを出している」「ウオーミングアップでは1人違う動き」「ドイツスターよりも高額な給料。日本のベッカム」「サッカーでは最近よくない」「記者に話をしないし、今回のコンフェデで最も変な選手」などなど…。そして極め付きが「イカれた大金持ち」。ヒデに対して、ありとあらゆるマイナス要素が羅列されていた。事の発端は練習後のビルト紙記者の質問に答えなかったことのようだ。それだけヒデへの注目度が高いことの裏返しでもある。
▼ジーコ、柳沢とヒデを信頼▼
ジーコ監督は14日のイタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトに「柳沢は18歳から見ているが、すごく成長した。最も大切な軸になっているのは確かだ。ヒデと同じようにね」と、2人に絶大な信頼を語った。
▼13日午後のヒデ▼
13日午後の8人対8人のフォーメーション練習で、左右あわせて実に9パターンの攻撃練習が行われた。ヒデはいつも通り大声で指示を出し、シュートも決めるなど好調さを示している。FWのポストプレーからサイドに展開する形。クロスを上げるのはサイドのMFだったり、中央のMFだったり、時にはストッパーが攻撃参加する形も試した。中央の連動したパス回しから相手のマークをずらし、厚みのある攻撃を仕掛ける。そしてフィニッシュでは柳沢、ヒデ、小笠原が次々と鋭いシュートを放った。腰痛で離脱していた俊輔も合流。柳沢と2人だけの特別練習を敢行した。
▼14日の練習▼
14日は午前の練習を中止し、休養に充てた。夕方からハノーバーの試合会場近くで練習を行なった。
▼ミッコリはローマ?▼
14日付けのガゼッタ・デッロ・スポルト紙は、ローマがFWミッコリに興味を示していると報じた。ユヴェントスが昨夏フィオレンティーナに譲渡した保有権半分を一旦買い戻し、獲得を狙うローマのFWカッサーノとの交換トレードで同選手を放出する可能性を報じている。ローマは、カッサーノを手放すのはやぶさかでないが、ただしそこに「ミッコリとのトレードならば」という条件をつけているようだ。
ミッコリの代理人は「私に対しては、誰もそんなことを言ってきてはいない。今まで知らなかったよ…。ミッコリの将来についてユベントスとの会談を持つ予定はない。フィオレンティーナとユベントスが話し合いをして、どうするべきかを決定する。ミッコリの希望は2ヶ月前からすでにあちこちに書かれている。ただ、微妙な話なので、今はまだ明言を避け、状況が進展するのを待つべきだ。選手が望んでいるぶん、主導権を握るのはフィオレンティーナだという雰囲気があるが、もちろん彼の希望だけで決まるわけではない。選手の意向が加味される場合はあるけれど、それは絶対ではないんだ。残念ながら移籍問題において選手は唯一絶対のファクターではなく、関わっているクラブの事情もある。もし、彼が共同保有という身分でなければ、そもそもこんな話も出てこないのだろうが、現在は両クラブとも五分五分の状態にある。どちらか一方のチームの希望だけで、契約が決定するわけではない。ミッコリを手放すつもりなのか、あるいは共同保有契約を更新するつもりなのか、それはクラブ側の戦略であって、私がどうこう言える問題ではない。私たちの望みや優先事項については、すでにこれまでに何度も繰り返してきた。その優先事項が、クラブの意向と合致するのかどうか、まずそれを見なければならないし、その結果によって動かなければならない。27日が合意の最終リミットなので、事態がどう進展するのか見守るつもりだ。」と語った。更に、「現時点では、ファブリツィオの本当の価値を決めるのは難しい。フィジカル面でいろいろと問題があり、ベストのプレーができなかったにも関わらず、彼は今季12ゴールを記録した。今のところ何も新しい動きはない。両クラブの予定も尊重しつつ、できるだけ早く交渉の場を設けたい」と語った。
一方、カッサーノの元代理人によると、「ご存知の通り、私はもうカッサーノの代理人ではない。だが、経験を元に考えると、カッサーノがローマとの契約を延長する可能性は低いと確信している。かなりの確率でユベントスに行くことになるだろう」と語っている。
▼イアクィンタにオファー▼
フィオレンティーナがウディネーゼFWイアクィンタにオファー。イアクィンタはコリエレ・デロ・スポルトに対して、「ヴィオラが興味をもってくれて非常に興奮している。これまでヴィオラが興味を持っていてくれたことは知っている。したがって僕は合意に達する時期であると望んでいるよ。フィオレンティーナは素晴らしいクラブだし、セリエAのビッククラブと同等のクラブだ。それに素晴らしいサポーターもいる。」と語った。移籍は近い将来に合意するかもしれない。
▼デ・サンクティスは拒否▼
獲得が噂されたウディネーゼGKデ・サンクティスは、「フィオレンティーナには非常に興味ある。しかし私はむしろウディネーゼに残りたい」と語った。
▼ダッラボーナに興味▼
14日付の地方紙「イル・ジョルナーレ・デッラ・トスカーナ」によると、フォオレンティーナが、ミラン所属で今季はレンタルによりレッチェでプレイした元イタリアU−21代表MFダニエレ・ダッラボーナ(24)に興味を示しているという。フィオレンティーナは共同保有で獲得したい模様。一方のミランは同選手について現在のところレンタル移籍しか考慮していないという。
▼ルカレッリは残留が優先▼
今季の得点王、リボルノのルカレッリはチーム残留を第一に考えているようだ。しかし、「リボルノが第一選択だ。しかし、私は、プロのレベルで理解して、そしてこれが私にとって正しいことであることを確かめたい。バカンスの後で選択するよ。フィオレンティーナのスポーツディレクターは私の入手可能性で調べたよ」と語っていた。
▼ウイファルシ▼
ウイファルシがレアル・マドリー移籍の噂について、「僕も噂を聞いたよ。僕はフィオレンティーナにいてとても幸福だ。しかし、レアルでプレーしたくないと言えば、僕はバカモノだよ。僕は公式のオファーは知らないし、それについて話すことはできない。僕が完全に信頼している代理人に全て任せてあるんだ」と語った。
▼プランデッリのコメント▼
チェザレ・プランデッリ氏が、全国紙QSに現状などを述べた。内容は以下のとおり
「フィレンツェは素晴らしい町。ファンも私を大歓迎してくれた。でも、そのことで私に少し緊張感が生まれつつある。なぜなら、彼らが私に示した愛情に対してすぐに答えたいと思っているからね。フィオレンティーニはすごく愛情に溢れ、そして忠実だ。家?今のことろまだ見つかっていない。ホテルに泊まっているよ。でも早いうちに見つけたいと思っている。トーニ?私にはその獲得を強要できる立場にない。でも、チームにはすでにミッコリ、ボジノフという素晴らしいプレイヤーがいる。私は彼らに期待している。ミッコリのスピードを活かしたいと考えている。彼のプレイスタイルは好きだ。カッサーノとの比較?比較はできないね。彼らはサッカーの天才だとはいえね。ディリーヴィオ?問題があるとの噂が私の耳にも届いた。まだ個人的にこの問題と直面していない。デッラヴァーレに信頼を置いている。私はすべてを考慮する。彼は私の助けを待っている?では私も彼に助けの手を差し伸べるよう試みたい。彼はそれに値する選手だからね」
▼雑誌ネタ▼
◆週刊サッカーマガジン6月28日号:「世界モードヘの提言ジーコ&中田英&中村」
◆週刊サッカーマガジン 別冊夏季号【ザ・ジーコ・ジャパンvol.3】6月15日(水)発売:「3つのN」がクロスする 中村俊輔/中田英寿/中澤佑二
◆週刊サッカーダイジェスト 2005年6月28日号:「中田英寿カリスマの指針-中田発言の意味するもの-」
▼その他▼
残留プレーオフは、ターレのゴールでアウェーのボローニャが0−1で勝利!
2005.06.14
▼NHKサンデースポーツでのヒデのコメント▼
12日に放映されたNHKサンデースポーツ、「インサイド」を見れなかった方のために、ヒデのコメントを掲載します。
バーレーン戦前の練習で怒鳴るくらいにチームに声かけをしていたことについて、「反発があったとしても、試合でコンチクショウと思っても、戦うエネルギーになればいいなと思って。良い悪いではなくて、みんなのエネルギーを出すために考えてやったこと。日本はきれいなサッカー、チームとしてまとまったサッカーをする。それはこれまでの試合でも分かる。でも、その中でリスクを冒して攻めるとか、そういう面でかけていると思う。」と語った。
バーレーン戦後には、「これまでの代表にはなかった姿だった。最初は意見が届かなかったが、少しづつ意見が出てきた。内容はどうあれ、選手が同じ方向を向けたのが良かった。喧嘩ではないけれど、エネルギーをぶつけあって良い精神状態で試合ができたと思う。」と語り、W杯への手応えについて、「手応えというか、やらなきゃいけない。参加賞は98年フランスW杯でもう十分。02年はホームだった。今回は勝たなければならないし、やらなければならない。でないと日本サッカーがダメになる。」と語っていました。
▼12日午後のヒデ▼
ヒデは、12日午後のミニゲームでは3―6―1の主力組のボランチに入り、左足のミドルで先制点を挙げた。全体練習後は、1人黙々と居残りシュート練習を行なった。ピッチ中央からドリブルし、ミドル弾のパターンを計24本敢行した。24本中、8本を決め、最後はPK2本を確実に決めた。その後も黙々と約14分間、筋トレを行なった。
▼13日午前のヒデ▼
13日午前、チームは約1時間のシュート練習を行なった。ヒデは、他選手よりやや遠目の位置から強烈な弾道を披露してみせた。また、全体練習後に居残りシュート練習を敢行して気合を見せた。
▼メキシコ戦は3-4-2-1▼
日本代表がFW柳沢を1トップにすえた「3−4−2−1」システムで、16日の初戦のメキシコ戦を戦うことが濃厚になった。12日午後に行なわれたハーフコートでの10対10のミニゲームで黄色いビブスをつけた主力組のFWは柳沢唯一人。他は、MFヒデ、小笠原、福西、茶野らが入った。俊輔が戻れば、1トップに柳沢、2列目に俊輔と小笠原が並び、ボランチにヒデと福西が入る「3−4−2−1」システム。試合前は先発と控えをはっきり分けるジーコ監督だけに、メキシコ戦にこの形で挑むのは間違いない。DF宮本は「まだ正式に言われていないが、選手間では1トップでやるんかなあって話している。バーレーンではいいイメージが残っているから」と前向きにとらえた。ゲームは控え組に回ったFW大黒が25分間で3ゴール。FW鈴木も決め、5−2とレギュラー組を圧倒した。
▼ウイファルシのレアル移籍は誤報?▼
レアル・マドリードが約13億円でウイファルシ獲得を狙っているという報道に対して、ウイファルシの代理人が「来季もヴィオラに残る」と全面否定した。代理人はfiorentina.itに対して、「トーマス(ウイファルシ)は今、故国のチェコで休暇を取っている。我々にはレアル・マドリードとの話はなかった。それらの移籍話は、純粋な新聞雑誌的なものだ。我々は、いかなる話も知らない。私は、確実にトーマスが来シーズンまだセリエAでフィオレンティーナのためにプレーすると言うことができる」と語った。また、新監督のプランデッリはデッラ・バッレ兄弟と来季の方針を話し合っているところだが、デッラ・バッレはウイファルシがチームの鍵を握る選手だと考えているようだ。
▼パルマの2選手はプレーオフ後に▼
パルマの2選手、DFダニエレ・ボネーラ、MFマルコ・マルキオンニに関しては、パルマとボローニャのセリエA残留プレーオフの結果を待つ必要がある。土曜日の第2戦が終われば、彼らの去就を話し合うことができるだろう。フィオレンティーナに近い筋からの情報によれば、ボネーラとマルキオンニの獲得の交換条件の一部として、フィオレンティーナはGKセハスとDFヴィアリの譲渡を提案しているようだ。
▼今季得点王獲得へ動く▼
フィオレンティーナが、今季得点王のタイトルを獲得したリヴォルノのイタリア代表FWクリスティアーノ・ルカレッリに興味を示していると報じた。すでに両チームの間でコンタクトがあった模様。また、その他の候補として、ブレッシャの元イタリア代表カラッチョッロ、ヴァレンシアの元イタリア代表コラーディ、レッチェのセルビア・モンテネグロ代表ヴチニッチの名前が挙がっている。
▼その他名前が挙がっている選手▼
地元ガゼッタ・デロ・スポルト紙は、来季獲得候補選手として、ルイ・コスタ(ACミラン)、ロカテッリ(ボローニャ)のファンタジスタ・タイプや、マルキオンニ、ブレシアーノ(ともにパルマ)といった右サイドの選手ら、ヒデとポジションの重なる選手がズラリと並べた。
2005.06.13
▼日本代表ドイツ初練習▼
11日夜にドイツ入りした日本代表は、12日午前にメキシコ戦開催地のハノーヴァーで初練習を行なった。練習前にはジーコ監督が「勝てないことはないんだ。自信を持って戦おう!W杯予選ではよくやった。しかし、もう今はコンフェデ杯でベスト4に入ることに頭を切り替えていこう。さあ、勝負しにいくぞ!」と約4分半にわたって熱く語った。
▼12日のヒデ▼
ヒデは気温12度の肌寒さの中、W杯予選時に通していた得意のランニング姿、パンツめくり上げ姿にはならず、青い練習着で汗を流した。ランニングでもチームの先頭をきって走るなど、並々ならぬ気合を見せつけ、練習後も選手たちが続々とバスに乗り込む中で1人だけグラウンドに居残ると、チームスタッフらとパス回しなどを行い、コンディション調整に努めた。また、ドイツ人記者の質問に「ドイツにまた来られてうれしい。ここはナイスシティーだ。タイからすぐだから疲れはあるけど、涼しくて過ごしやすい」と答えた。
▼ヒデの去就は?▼
プランデッリ監督就任にともなって、ヒデの移籍話がメディアの間で騒がれているが、ヒデに近い関係者も「今は何とも言えない」とトーンが変化してきたという。(この関係者というのが怪しいから記事に真実味が欠けるのですけど・笑)
fmkonnoさんの記事、『中田へ フィレンツェからのメッセージ』を読みましょう。
▼メキシコ戦予想掛け率▼
ブックメーカー、ウイリアムヒルによる日本vsメキシコの掛け率は、日本の勝利に2.80倍、メキシコの勝利に2.20倍と、日本やや不利な掛け率になっている。引き分けは3.20倍。
▼現地紙は低評価▼
12日付のドイツ有力紙・ビルト紙の日曜紙「ベルト・アム・ゾーンターク」では、今大会の各国代表チームの特集が組まれた。読者へのアンケートでは、優勝予想の1位はブラジルで35・2%。2位がドイツで31・3%。次にアルゼンチン、ギリシャがそれぞれ16・1%、7・2%と続き、日本は影も形もなかった。あるドイツ人記者は「ここに国名がないということは、0%ということだろう」と、せせら笑った。また同紙では「スターは監督だ。ジーコはコンフェデが難しい試合になるのは分かっているだろう。弱点は得点力不足」と痛烈批判。高原、小野が不在の布陣を指摘し「中盤の“ナカナカコンビ”がどれだけいいプレーができるかにかかっている」と、ヒデと俊輔の仕上がりに注目した。前売り入場券も、満員の4万8646人に対して半分以下の2万枚程度しか売れていない。
▼ミッコリ移籍か?▼
フィオレンティーナ残留が確実と見られていたFWミッコリがここに来て一転、チームを離れる可能性が出てきた。12日付けのコリエレ・デッロ・スポルト紙が報じたところによると、プランデッリ新監督の理想とするサッカーに、ミッコリのプレイスタイルが合致しないというのがその理由。なおミッコリが残留しない場合フィオは、ウディネーゼのイタリア代表FWイヤクインタの獲得に乗り出すと報じている。
▼ジラルディーノ獲得に動く?▼
パルマのイタリア代表FWアルベルト・ジラルディーノ争奪戦に、フィオレンティーナも参戦する可能性が出てきた。同選手の代理人がその可能性を示唆した。ラ・ナツィオーネ紙のインタビューに答えた同氏は、「プランデッリとジラルディーノは特別な関係で結ばれていて、それは普通の友人以上のものがある。お互いに評価し合い、そしてその絆は深い。誰かしらが、ジラ獲得には500万ユーロ(約70億円)の移籍金が必要であると書いたが、そんなことはない。アルベルトに興味を抱いているのは、ユヴェントス、ミラン、インテル、そしてイングランドの1チーム(チェルシー)。でもデッラ・バッレがその獲得を望むなら、これらビッグクラブに対抗できるだけの資金力はある」と語った。
▼レアル、ウイファルシに興味▼
レアル・マドリードがウイファルシの獲得の興味を持っている。昨年ローマから獲得したDFサムエルの放出が濃厚であり、DF陣強化としてウイファルシの名前が浮上している。プランデッリは、オファーが来ても拒否することはありそうにないとも報じられている。
▼デ・サンクティスに興味▼
フィオレンティーナはウディネーゼGKデ・サンクティスに興味。
▼親善試合イタリアvsエクアドル▼
6月12日、ニューヨークのジャイアンツスタジアムで行なわれたイタリア対エクアドルの親善試合は1−1のドローに終わった。この試合でダイネッリは先発出場じたが、前半のみで交代。キエッリーニは67分から途中出場した。
2005.06.12
▼ヒデ、移籍決断か?▼
来季のフィオレンティーナ残留が確実視されていたヒデは、パルマ時代に確執のあったプランデッリ氏の新監督就任に伴い、移籍を決断。コンフェデ杯で存在感をアピールし、オファーを待つ。中田は「絶対にいいクラブに行きたい。コンフェデでは自分でゴールを狙う」と近い関係者に固い決意を漏らしているという。このようにサッカー報知が報道した。同紙は、オファーを呼び込むには、コンフェデ杯で活躍するしかない。標的はプレミアとしている。
▼いざ、ドイツへ▼
日本代表は11日、コンフェデレーションズ・カップに出場するため成田空港発の日航機で出発した。ヒデが成田空港に姿をあらわしたときには、一番大きな歓声で迎えられた。ヒデはオフィシャルスーツに身を包み、大きめのサングラスで無言のまま移動便に乗り込んだ。
▼カラッチョロ、フィオ移籍を希望▼
セリエBに降格が決まったブレシアのFWアンドレア・カラッチョロ(23)がフィオレンティーナ移籍を希望しているようだ。現在、カラッチョロ獲得にはパレルモやリバプールが名乗りを挙げている模様。カラッチョロ自身はイタリア国内クラブを希望、彼の代理人は、「カラッチョロにはイタリア国内、国外からのオファーが届いている。しかしながら、フィオレンティーナからオファーがあれば、彼は喜んで受けるだろう。我々はコルヴィーノ・スポーツディレクターからの電話を待っている」と語った。カラッチョロは04/05シーズンに、34試合出場12得点という成績を残している。
▼不快な記事▼
ニュースが少ないので不快な記事を紹介します。いまだにこんな記事を書く人がいるんですね。
2005.06.11
▼明日、サンデースポーツに登場▼
明日6月12日(日) 21:53〜22:52に放映されるNHK“サンデースポーツ”の「インサイド」のコーナーにヒデが出演いたします。バーレーン、北朝鮮の2連戦の激闘の舞台裏をふり返ります。
▼東ハトの会議に出席▼
ヒデは代表活動が完全オフとなった10日、執行役員を務める東ハトの役員会議と新商品開発会議に出席。ビジネスマンとして多忙な1日を過ごした。東ハトでの仕事以外にもスポンサーへのあいさつ回りや打ち合わせに追われ、朝から分刻みのスケジュールをこなしたようです。
▼プランデッリ、ヒデとの関係を語る▼
プランデッリ新監督は就任会見でヒデとの関係を語った。パルマ時代にヒデとは起用法を巡って激論を交わし、天敵関係とも言われたが、プランデッリ新監督は、「確かに中田の理想と私の考えは違っていた。しかし、選手が監督に対して文句を言ってくることは、いいことだ。選手自身がいいプレーをしたいという意欲の表れだから。本音を出し合った方がチームの団結も良くなる。彼とは一度も激しい議論になったことはない。唯一あったのは、私が与えた守備位置(右サイド)がベストでないと言ってきたこと。あのとき、彼にそこでプレーしてもらう必要があったんだ」と話した。また、来季の起用に関しては、「今はポジションやフォーメーションの話をしたくない」と明言を避けた。今季のリーグ戦では終盤で9試合連続出番なしに終わっているヒデに対し「彼がリーグ戦で重要な働きをしたのは、私とのシーズンが最後だと思う。みんな、それを思い出してほしい。最も大切な選手がベンチにいることも多い。いざというときに、他の選手との差を見せてくれる」と語った。
また同席したアンドレア・デッラ・バッレ会長は「中田は大人になった。出場機会が少なくともチームと問題を起こさなかった」とフォローしていた。
▼プランデッリ監督就任会見▼
フィオレンティーナの新監督に任命されたクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ氏が10日、就任会見に臨み、新シーズンへの決意を語った。フィレンツェのフランキ・スタジアムに姿を現し、拍手喝采を浴びながら、かけつけた多くのティフォージに迎え入れられたプランデッリ氏は、「私はデッラ・バッレ・ファミリーと同じ価値観で人生の土台を作ってきた。今は何よりまず、選手たちにスポーツ選手としてのメンタリティーを教え込む必要がある。サッカー選手は、根本的にはひとりの人間だという意識を持つことが重要だ。だが、絶対に不可欠なものではない。観衆はグループ、チームのプレーに惚れなければいけなく、その中で個々の力が際立ってくるんだ。また、このチームは何か特徴を持ち、チームもそれを理解しなければいけない。試合をするチームというものは楽しまなければならず、だからこそ、どのチームにも恐れを抱かずに、どのようなスタジアムでも本来のゲームができるんだ。とりわけ、チームはどこが間違っているのか理解しなくちゃいけない。もし、この時期に解るのならチーム作りがはかどるだろうね。ここには常勝チームを結成するためにやって来た。ホームでもアウェイでも恐れられるチームを作りたい」と豊富を語った。また1年契約については、「縁起を担いでのもの。なぜなら困難な状況に陥ったときに、クラブにあまり重荷をかけたくないからね」と説明した。
▼アンドレア・デッラ・バッレ会長のコメント▼
プランデッリ新監督の就任会見に同席したアンドレア・デッラ・バッレ会長は、「落ち着いて我々のサッカーの質を上げよう。そして、彼が我々一同フィレンツェを選んでくれたことに感謝するよ。彼を新監督としてチームに迎えることができ、とても光栄に思う。我々が彼を選んだのは、彼がとても熱意のある監督で、そして彼が我々の意図するプロジェクトに相応しい監督だったからだ。この2年で欧州カップ戦への出場権を得られるよう期待したい」とプランデッリ氏を選んだ理由などについて語った。また補強については、「現有戦力にあまり手を加えずに済むよう願っている。決められた資金の中で行われるべきだ」と話した。
▼ファンがプランデッリを迎える▼
約1、500人の熱狂的ファンがプランデッリ新監督を迎えた。アルテミオ・フランキ・スタジアムは「僕らを欧州に連れて行ってくれ」などのコールが飛び交うなど熱気に包まれた。
▼フィオレンティーナのパルマ化?▼
パルマがボローニャとのプレーオフに敗れてB降格した場合、そのパルマから選手を安値で大量獲得する可能性が出てきた。GKフレイ、MFマルキオンニ、ボネーラらの名前が候補として上がっている。
▼ガッリ氏はクラブ残留▼
昨季まで強化部長を務めていたジョバンニ・ガッリ氏はそのままクラブに残る可能性が高いという。下部組織での任務が与えられる模様。
▼フィオの夏合宿▼
フィオレンティーナが来季に向けた夏合宿を、イタリア北東部のトレンティーノ・アルト・アディジェ州で7月12日頃から開始させることが濃厚となった。当初はイタリア北西部のヴァレダオスタ州が有力とされていたが、変更される可能性が高いという。ラヴァローネ、フォルガリアが候補に挙がっており、近日中に公式発表される予定という。なおチームは10日ほど当地で練習を行った後、日本遠征を行う予定となっている。
▼新シーズンは8月28日開幕▼
2005−06シーズンの日程が発表され、開幕が8月28日になることが決定した。(27日に2試合行われる予定)
▼コルヴィーノの正体▼
垣内さんが語っています。こちら。
▼雑誌ネタ▼
フラッシュ6月21日号:『現地は「ジーコじゃ’06年本大会は全敗だ!」の大合唱』という記事あり。
週刊ポスト6月17日号:『小野派「急伸」、中田「孤立」、ジーコ・ジャパン<空中分解>危機』という記事あり。
▼コンフェデ杯、グループリーグ通過予想▼
英ブックメーカーのウイリアムヒルは、15日に開幕するコンフェデレーションズ・カップ2005のグループリーグ通過チームの予想掛け率を発表した。日本が所属するBグループではブラジルの1.61倍に続いて、ギリシャが4.50倍、メキシコが5.50倍、日本はなんと10.00倍となっている。
2005.06.10
▼ヒデ、「本大会で勝ち抜けない」▼
W杯出場を決めて凱旋帰国したヒデは記者会見で以下のように語った。
Q:世界と戦う上で何が足りないと思いますか?
「何ということではなく、サッカーには限界はないわけで、すべてにおいて誰もが伸びることができると思う。」
Q:このチームの満足度は?
「予選は楽なものではなく、突破できたことはうれしいが、僕にとっては予選突破はあくまでも通過点。僕の目標はそこじゃないし、日本サッカーもそれが目標じゃない。今のこのチームを見たときに、正直、ワールドカップ本大会で勝ち抜ける力はまだないと思う。そのために、この一年で個人個人が伸びてみんながレベルアップして勝ち抜けるチームになるということが必要になると思う。日本にとって3度目のワールドカップということで、そうすることが前に進んでいくということだと思う。」
Q:個人がレベルアップするには?
「まず個人個人の意識が大きな問題だと思う。」
▼川淵キャプテン、悪役を奨める▼
川淵キャプテンは、「ヒデなんかはまだ不満があるはず。北朝鮮戦を見ていてイライラしたんじゃないかな。ヒデには嫌われてもトコトンやってくれと言った」と、常に厳しい言葉を発するヒデに対して、そのスタンスを続けていくように助言した。。
▼三浦アツも理解▼
日本代表DFの三浦は、「ヒデはみんなによく勘違いされるけど、もっともっとチームを上げていきたいと思って言っていると思う」と理解を示した。
▼Number629号▼
Number629号の「ニッポンボランチの世界観。」という記事の中で、元日本代表MF森保がボランチ中田英寿について、「できる。賢い選手ですから。ゲームの流れを感じ取ってポジションを見つけられる。体、強いですし。潰し屋もこなす。イラン戦もよかった」とコメントしています。
また、「欧州で最も輝いた選手が語った“ナカタへの思い”。」の中ではPSVの李栄杓が、「中田はまだ28歳だろ?衰えるなんてことは絶対にない。私は他のアジア人選手の活躍を聞くと嬉しい。中田が以前の調子を取り戻してくれるといいのだけど」と語っています。
こちらです。
▼コルヴィーノSD就任会見▼
フィオレンティーナは9日、コルビーノ氏のスポーツディレクター(SD)就任会見を行った。同SDは「フィレンツェとフィオレンティーナの文化的遺産を感じている。最大限に私の仕事を遂行したい。」とコメントした。
また、「中田についてはとにかくプランデッリ(新監督)と話さないといけない」と、ヒデの起用法は新監督の意向次第との見方を示した。
▼アンドレア・デッラ・バッレ会長▼
アンドレア・デッラ・バッレ会長は9日、ヒデの去就について「来週、価値を計る話し合いを行う」と話し、同日就任会見を行ったコルビーノ新強化部長、プランデッリ新監督との幹部会議で決定することを明言した。これまでヒデ残留を宣言してきた同会長の態度がトーンダウン。本日のプランデッリ就任会見での発言は非常に注目だ。
▼フィオ各国代表選手▼
ウイファルシ:チェコ6−1マケドニア、フル出場。
ヨルゲンセン:デンマーク3−1アルバニア、フル出場・1得点
キエッリーニ:イタリア1−1セルビア・モンテネグロ、先発・64分途中交代
▼移籍情報▼
◆フィオレンティーナがパルマのイタリア代表DFダニエレ・ボネーラ(24)の獲得に乗り出しているようだ。8日にも移籍交渉が行われた模様で、早ければパルマ対ボローニャのA残留プレーオフ後にも正式契約できる見込みだという。
◆パルマGKフレイの獲得にフィオレンティーナ、アーセナルの名前も浮上
2005.06.09
▼ヒデmail▼
昨日付けで「WCへの切符!!」が届いています。北朝鮮戦を控えてヒデが気になっていたこと、無観客で行われる試合で重要な選手同士の“声出し”による士気の高揚、闘争心を引き出すため、懸命に“悪役”を務めあげたことなどを綴っています。こちらです。
▼nakata.net TV▼
今月の『nakata.net TV』はゲストに風間八宏氏を迎え、独自の視点で、ヒデの04-05シーズンを振り返ります。
▼無言…ヒデらしい(笑)▼
北朝鮮に勝利し、世界最速でW杯出場権を獲得した日本代表だが、ヒデは歓喜の輪にはあえて加わらず、淡々とした表情で控室へ消えた。その後、一般人が入って混乱状態のミックスゾーンを歩いて通り抜けた。周囲から声援が送られたが、いつものようにまっすぐ前を向いたまま、無言でバスに乗り込んだ。厳しいまなざしは、すでに本番のドイツへと向けられている。
▼ヒデ、ドイツで代表引退?▼
ヒデが来年のW杯ドイツ大会を最後に、事実上の代表引退を決意していることが8日、分かった。ヒデの最大の理解者である日本サッカー協会・小倉純二副会長が明らかにしたもので、3大会連続出場となるドイツ大会を自らのキャリアの集大成とするつもりのようだ。
同副会長は、「ドイツの次? 中田の場合、絶対にない。彼はすでにいろいろな方面に展開している日本サッカー界で唯一の存在。だからこそ、今回のW杯には絶対に行きたいと意気込んでいた」と、公私ともに10年来の親交を結び、最大の理解者の小倉副会長は語った。ヒデが33歳で迎える08年南アフリカ大会への参戦はない。29歳というサッカー選手の円熟期で直面するドイツ大会を集大成とする。
▼ヒデW杯前の移籍はない?▼
関係者によると、中田サイドは「W杯前の移籍は絶対に避けたい」との基本方針。パルマ時代に確執の表面化したプランデッリ氏の新監督就任により状況は流動的になったが、理不尽な処遇を受けたフィオ残留以上に、新環境に適応しなければならないリスクを負ってW杯に影響が及ぶことを嫌っている。
▼週刊サッカーダイジェスト▼
週刊サッカーダイジェスト2005年7月20日増刊号にて、中田英寿「顔」と題してアタランタ五輪時代からのヒデが語られています。表紙、目次はこちら。
▼木ノ原久美氏のコラム▼
『[ジーコ・ジャパン ドイツへの道] 中田が全てを変えた』はこちらです。
▼ジーコ監督コメント▼
「監督として任務を受けた初日から、日本が力を結集すればとてつもないことが成し遂げられると確信していた。予選10勝1敗は立派な成績で誇りに思う。どれも厳しい試合で技術、戦術以上に気持ちで負けていては、そのよさを出せない。相手の勢いをはじき返してこそ技術が生きる。その通りの仕事をしてくれた。今までいろんな困難があったが、このチームは技術的、戦術的以上に、何より気持ちが入っているので、絶対にこの日が来ることを信じていた。無観客試合の難しさ?北朝鮮には別の形の制裁を考えるべきだった。世界で最初にW杯に出場するチームの試合をタイの人々、日本のサポーターが見ることができなかった。選手にはピッチの中で起こることに集中しろと指示した。一番難しかった時期?直前のキリン杯の連敗。負け慣れていないチームなので悪い影響が心配だった。W杯予選はすごい責任がのしかかる。あそこで崩れなかったのが勝因だ。ここ一番での強さを今日も見せることができた。ミスもあったがそれを失点につなげずに、先手を取ることができた。イランに負けたときはいろいろ言われたが、ここまで落ち着き払って戦ってきた。まだ1敗しかしていないし、最終戦ではイランを叩いて1位通過をねらいたい。このあとは、コンフェデ杯に向かって気持ちを切り替えたい」
▼川淵キャプテンのコメント▼
「暑いなか選手は大変だったと思うが、勝ってW杯出場が決まってよかった。今の日本代表は、しぶといというか、相手にとってはなかなか嫌なチーム。ただ、決めるべきところで、もうちょっと決めて欲しいというのは、これからの課題。このあと、コンフェデ杯があるから、強豪チーム相手にどうやって点を取るのかテストになるのでは…」
▼各選手コメント▼
◆宮本
「勝ててホッとした。今までいろんな厳しい状況があったが、2連勝でW杯出場を決めることができて純粋にうれしい。キリンカップで連敗して色々と言われたが、チームとして自信は失っていなかった。相手が引いて来たなか、グラウンド状態も悪く、自分たちのサッカーがなかなかできなかったが、相手にチャンスを与えずにできたと思う。このチームは、ここ一番で精神面の強さを出せるのが特徴。これからもさらにチームとして成長していきたい」
◆柳沢
「今まで点が取れていなかったので、W杯出場が決まるという大事な試合で点が取れてよかった。(これまで試合に出られないことも多かったが?)このチームでやりたいとずっと思っていたし、こういう試合に出られたことをうれしく思う。この経験を次につなげたい。みんなで勝ち取った勝利。これからも一歩一歩しっかりやっていくだけ」
◆大黒
「(得点場面について)シュートを打とうと思ったけど、GKが出てきたので抜こうと思った。その前に2回チャンスがあって、決められなかったので、次は絶対に決めなければと思っていた。冷静にGKをかわせて、あとは入れるだけだった。出してもらったからには結果を出さなければと思っていた」
◆中田浩
「W杯出場を決める試合で90分できてうれしく思う。ケガをして苦しい時期もあったけど、監督が信頼して使ってくれたし、我慢してやっていてよかった。選手だけでなく、サポーターを含めての勝利だと思う。これで満足せずにドイツでもしっかり戦いたい」
◆稲本
「後ろの3人でボールをコントロールできていたので、落ち付いて試合を進められれば、いいと思っていた。ドローでもよかったけど、あわよくば1点と思いながらやっていた。個人的には、チームのことを考えながらやった」
◆福西
「(無観客試合について)この雰囲気はやはり盛り上がらない。後ろはリスクを背負えないので、我慢の試合になると思っていた。前半は我慢し、余裕を持ってゲームを運ぶことができた。勝つことができて、最低の目標は達成できた。このあとの1年、さらにトレーニングを積んで、代表のレベルアップにつなげたい」
◆中澤
「(右膝の怪我で)自分でもいいプレーができるか疑問はあった。不安もあったけど、ジーコ監督が先発で使ってくれたことに応えたかった。でも、坪井と茶野さんの分まで頑張ろうと思った」
◆川口
「とりあえずW杯出場権を得られてよかった。今まではアジアで勝つことが目標だったが、これからは世界で勝つための戦いになる」
▼その他関係者コメント▼
◆鈴木昌Jリーグチェアマン
「心からおめでとうと言いたい。Jリーグ開幕から13年、サッカー界全体がレベルアップしてきた結果が実りうれしく思う。本大会へ向けてさらにレベルアップを目指し、Jリーグでいいパフォーマンスを見せてほしい」
◆田嶋幸三技術委員長
「第1のハードルをクリアして、ほっとしている。だが次のハードルはもっと高くなる。ワールドカップに向けて準備をしないといけない。コンフェデレーションズカップは、選手、チームのトライアルになる」
◆日本サッカー協会・長沼健元会長
「3大会連続で出場するということは素晴らしい快挙。サポーターをはじめとする多くの皆さんのバックアップのおかげであり、心から感謝しています。あとは本番でしっかり戦うことです」
◆横浜M・岡田武史監督(元日本代表監督)
「現在、チームが米国遠征中のため、わたしは試合を見ることができませんでしたが、W杯本大会出場、本当におめでとうございます」
◆神戸・三浦知良
「日本おめでとう。日本代表ありがとう。ドイツでお会いしましょう」
▼明日就任会見▼
フィオレンティーナの新指揮官、プランデッリ氏の就任発表は金曜日の正午、(日本時間午後7時)にアルテミオ・フランキ・スタジアムの屋内で正式に行われる。
▼日本遠征正式日程発表▼
クラブの公式ページが日本遠征の日程を発表した。フィオレンティーナは7月26日に来日予定。
7月28日19時、対セレッソ大阪(長居スタジアム)
7月30日18時、対サンフレッチェ広島(広島ビックアーチ)
8月1日19時、対東京ベルディ(味の素スタジアム)
※チケット販売等の詳細はまだ未定。
2005.06.08
▼最終調整▼
7日、日本代表は16時30分に練習を開始。ボール回し、ストレッチなどのウォーミングアップを経て、15分ハーフのミニゲームで体をほぐした。練習後に居残りでFKを行なったのは小笠原、中田浩、三浦、遠藤の4名。右膝痛を訴えていた中澤は大事をとって練習には参加せず、ジムでのトレーニングで回復に務めた。
▼各選手コメント▼
◆川口
「グラウンドがよくないのでセーフティにやりたい。自分たちのサッカーをすれば大丈夫」
◆宮本
「昨日(6日)は日照がきつくて体が動かなかったけど、明日は動くと思う。自分たちの力でW杯出場を決められる状況なので、気持ちを集中させていきたい。チームとして苦しい状況を乗り越えてきたことで、色々と身に付いてきた。明日は暑くなるだろうし、雨が降るかもしれない。メンタルが充実していないと勝てない。バーレーン戦を鑑みても改めて思った。監督からは世界で一番早く出場を決めようといわれた。無観客は意識しないでやれると思う」
◆坪井
「佑二さん(中沢)の状況次第ですが、いい準備をしておきたい。いつでもいける状態に持っていく。もし試合に出られたら全力でプレーするだけ。ツネさん(宮本)、マコさん(田中)とも初めてプレーするわけではないし。明日は観客がいないため声もよく通ると思う。守備に関してはプレスの位置、全体をコンパクトにするなどできている。選手たちに疲れはあるかもしれないけど、誰が試合に出ても変わらないサッカーをしたい」
◆田中誠
「暑さは問題ない。むしろ涼しいくらい。相手FWとの駆け引きになるが集中していろんなところを見る」
◆加地
「相手のカウンターにも気をつけながらやる。3−5−2は慣れたシステムでやり方は分かっている」
◆稲本
「昨日(6日)紅白戦をやったのでコンディションは上がってきた。明日は大丈夫だと思う。雨の心配があるがボールが止まったりすることがあると思うけど、90分間集中してチームの勝利に貢献したい。勝ち点3を狙いたいし、持ち味も出したいがドイツに行くことが最優先。バランスを考えてやります」
◆福西
「明日はいつも通りやりたい。W杯に出るという結果を残さないといけない。そのための試合に出られることはうれしい。攻守のバランスをしっかりとって、選手全員がひとつになれるようにしたい。このチームなら誰が出ても変わりはないと思う。いつも通り声を掛け合って連係していきたい」
◆中田浩
「まずはしっかり守備をして失点をゼロに抑えること。サイドでタイミングよく上がれればチャンスになると思う。自分のよさを出せればいいし、気負わずやりたい。なるべく1対1にならないとか、チームとしてラインを低くいくとか意識を徹底させたい」
◆小笠原
「出た人は出られない人たちの分も頑張らなきゃいけない。そのためにもぜひ結果を出したい」
◆鈴木
「柳沢と小笠原は、慣れている分やりやすい。鹿島でやっていることが多いので、いいところを出したい」
◆柳沢
「2トップになっても役割は変わらない。ここは点を取ることだけが評価される場所ですから」
▼ヒデは控え組で貢献▼
ヒデは試合前日恒例のミニゲームでも大声を張り上げ、決戦に挑むイレブンに思いを託した。また、北朝鮮戦の先発出場が有力視されながら控えに回った三浦淳宏の両肩を抱いて談笑したり、大黒と話し込んだりなど各選手のフォローも忘れていない。三浦は「試合の入り方を話しただけだよ」と言ったが、控え組に入ったヒデの気配りは、チームの空気を和らげている。大黒は、紅白戦でヒデと初めて同じチームでプレーし「イメージ通りのパスがきた」と語り、今後に向けても収穫の多い紅白戦だった。
▼川淵キャプテン、控えのヒデを絶賛▼
バンコク入りしてから、控え組で精力的に動き、ボール運びを手伝うヒデについて、川淵キャプテンは「リーダーとしての資質がある。出場停止の時にフォア・ザ・チームを自然体でできるところに値打ちがある」と絶賛していた。
▼FIFA人種差別撲滅キャンペーン・親善大使▼
ヒデが、FIFAが今月から展開している「FIFA人種差別撲滅キャンペーン」の親善大使に任命されていたことが分かった。毎年6月はFIFAの人種差別撲滅月間で、ユベントスの元フランス代表DFテュラムら主要各国の代表がイメージキャラクターを務めてきたが、FIFAから候補選定の要請を受けた日本サッカー協会は今年3月にヒデを推薦。撲滅月間スタートの今月1日に中田親善大使が誕生した。小倉副会長は「FIFA主催の親善試合などに参加することになる」と説明した。
▼日本のW杯優勝は0%▼
ドイツ誌キッカーは7日、来年のドイツW杯の優勝国予想のアンケート結果を発表し、1位のブラジルが40%の支持を集めた。2位はドイツで30.6%。以下、イングランド、アルゼンチン、イタリアと続いた。日本は0%だった。
▼プランデッリ正式就任!▼
フィオレンティーナは来季の指揮官として元パルマ監督のプランデッリ氏と契約を交わしたことを7日、発表した。1年契約に1年延長のオプション付きでサインした模様。なお就任会見は木曜日以降に行われるものと見られている。
▼キエッリーニ残留望む▼
キエッリーニは6日のfiorentina.itに続いて、コリエレ・デッロ・スポルト紙の取材に対してのコメントでも残留を懇願した。キエッリーニは、「もう1年フィレンツェに残ってプレイし、そしてW杯に出場したい」と残留を希望。また彼の代理人も、「彼の目標はW杯出場。それにはコンスタントにプレイする必要がある。それにフィオレンティーナも最高のチームだし」とキエッリーニの希望を後押しする姿勢を見せている。しかし、地元ファンはあまり残留を望んでいないという噂もある。
▼GKはフレイか▼
パルマの元フランス代表GKセバスチャン・フレイが、噂のあるフィオレンティーナ移籍に対して前向きの発言を行った。フレイは移籍の可能性を尋ねられ、「ヴィオラのユニフォームを着ることになれば、こんな素晴らしいことはないだろう。僕はデッラ・バッレ一家のプロジェクトがとても好きだ。チームはきっと素晴らしい結果を残せるだろう。将来何か素晴らしいものを勝ち取るだけの全てのものを持っている。」と語った。7日の地元紙「コリエレ・デッロ・スポルト」によると、ルパテッリ+金銭での移籍が見込まれている。一方、ミランのセカンドGKアッビアーティ(27)もフィオレンティーナ移籍に前向きなようだ。アッビアーティは「フィオレンティーナが少なくともUEFA杯に出場する水準に復帰するために貢献したい」と語った。また、減給も覚悟ができているという。しかし、アッビアーティはパレルモ、ジェノバへの移籍が有力視されているようだ。
▼パッツィーニのコメント▼
FWパッツィーニが、地元ラジオのインタビューに対して以下のように語った。
「プランデッリ?評判はいいよね。とくに若手育成には長けていると聞いている。彼のパーソナリティーもだね。彼のお気に入り1トップのシステム(4−2−3−1)は、僕も好きなシステムだ。CFはとても重要な責を負うとはいえね。来季の目標?僕にとってはとても重要なシーズンとなるだろう。多くのゴールを決めて、チームを上位へと押し上げれればいいね。A代表?まだまだ向上すべき点がたくさんある。もちろん、僕はベストを尽くよ」。
2005.06.07
▼スタッフ登録でベンチ入り直訴▼
北朝鮮戦で出場停止のヒデだが、「できればベンチに入りたいんです。誰に聞けばいいですか?」とスタッフ登録などによるベンチ入りを日本サッカー協会の小倉純二副会長に志願。これはかなわなかったが、最も観戦に適したVIP席から日本協会スタッフらとともに観戦となる見込みだ。小倉副会長は、「ピッチで直接声を飛ばしたかったんじゃないか。日本語だしね、ジーコ監督の通訳もできるもんね」と語り、ヒデの胸の内を説明した。
▼裏方に徹する▼
6日、練習場に到着したヒデはボールネットを抱えてバスから下車。荷物運びなど裏方業に終始した。紅白戦では控え組の攻撃的MFに入り、MF稲本やMF中田浩らが加入した新・主力組をしごき上げた。また、FW大黒には、芝生の上に座り込んでマンツーマンでアドバイスを送るなど“裏方”に徹底。バンコクに到着してからのミーティングではFW柳沢に「もっとシュートを打て」と激励した。
▼やはり得点欲しかった▼
バーレーン戦で後半43分にペナルティーエリア内で後ろからユニホームをつかまれ、押し倒されたヒデだが、「あれはPKでしょ。強く言ってくださいよ」とFIFAの理事を務める小倉純二副会長に熱くなって訴えたそうだ。
▼6日の紅白戦▼
日本代表は6日、試合会場のスパチャラサイ国立競技場での公式練習で紅白戦を実施。この日は雨はなく、紅白戦で主力組は柳沢と鈴木の2トップ。北朝鮮戦は戦い慣れた3―5―2の布陣が確実となった。右膝痛の中澤は前半で切り上げた。控え組のヒデはサイドにボールを散らし、ダイレクトプレーで先発組の急所を突いた。ヒデのラストパスから本山がバーをたたくシュートを放った場面もあった。
▼ジーコ監督会見▼
「自分たちがW杯にいくための大切な試合。きつい時期かもしれないが、あとは精神力だ。相手も必死にやってくる。技術があっても気持ちがなければ、それを出すことはできない。雨対策?全員が集中して声を出すことだ。集中力を欠いたらやられる。鈴木への期待?レギュラーに残るという貪欲さがあると思う。そういうものを全部出してほしい。無観客試合だが、観客がいてもいなくても、やることは同じ。集中することだ。勝利を目指すが、状況によっては引き分けを狙う。それだけだ。最初から引き分けを狙うのではなく、勝ちにいく。」
▼来季もベンチ?▼
6日付のコリエレ・デロ・スポルト紙は、プランデッリ氏の就任を前提とした先発予想を掲載。来季のフィオレンティーナの先発メンバーの中にヒデの名前はなかった。4人のMFはマレスカ、オボド、アリアッティ、キエッリーニだった。
▼コルヴィーノSD▼
フィオレンティーナの新しいスポーツディレクター(SD)のコルヴィーノ氏の就任が決まった。クラブの公式サイトで明らかになった。コルヴィーノ氏は1989年から8年間、カザラーノでSDを務め、ミッコリを発掘。その後レッチェでチェバントン、レデスマ、ボジノフなどその他多くの若手選手発掘に尽力した。9日の木曜日に正式に紹介される。
▼キエッリーニ移籍ならトゥドール▼
フィオレンティーナの補強はユベントスを経由するようだ。キエッリーニを失うのであれば、イゴール・トゥドールの加入をユベントスに要請すると見られている。トゥドールは今季、シエナにレンタルされていた。
▼キエッリーニは残留希望▼
ユヴェントス復帰が噂されるキエッリーニはfiorentina.itのインタビューで残留を訴えた。キエッリーニは「ここフィレンツェにいることが僕の希望だ。クラブには僕がここに残る方法を見つけてほしい。すべては、月末までに解決されるべきだ。」と語った。また新監督になるであろうプランデッリ氏については「彼は僕に適しているコーチだ。僕は彼を知らないが、多くの人は彼を褒めるし、若手を成長させる方法を知っている」と付け足した。
▼ミッコリとマレスカは▼
ユヴェントスと共同保有の関係にあるミッコリとマレスカの状況もまだ確定していない。ミッコリはおそらく、デッラ・バッレ一家がかなりの出費を覚悟で買い取ることになるだろう。マレスカに関しては、入札形式での買い取りに望みをかける。マレスカには古巣であるイングランドのウエスト・ブロムウィッチがユヴェントスとコンタクトを取ったという報道もある。
▼プランデッリの契約は1年+オプション▼
フィオレンティーナはプランデッリ氏に対して3年契約を提示したが、プランデッリはパルマ時代と同じ1年契約+1年延長のオプションを希望したらしい。
▼フェラーリ▼
プランデッリが就任すれば、ローマからDFマテオ・フェラーリ(25)を呼ぶ可能性も報じられている。フェラーリはパルマ時代にプランデッリの下でプレーしていた。
▼オークション▼
フィオレンティーナの選手達のサインが入ったボールがオークションに出品されています。ディ・リービオ、ダイネッリ、マッジョ、マレスカ、ミッコリらのサインが入っているそうです。こちらです。
2005.06.06
▼バンコク初練習▼
5日、バンコクに到着した日本代表は、早速市内のグラウンドで約1時間半の初練習を行った。練習開始時の気温は33度。練習途中からは熱帯特有の豪雨に見舞われた。主力組には、出場停止の三都主のポジションに中田浩、バーレーン戦でボランチを勤めたヒデのポジションには稲本が入り、3−5−2システムで攻守の連係を確認した。2トップは今のところ柳沢と鈴木が予想されている。雨でボール扱いの難しい条件を想定してシュート練習も行った。中村は腰痛のため、宿舎内で別メニューの調整になった。
▼ヒデ、ジーコと熱論▼
ヒデは、練習開始前、ピッチ上でジーコ監督と1対1で熱の入った議論。身ぶり手ぶりを交え、戦術面について意見交換をした模様だ。練習でも控え組に入り、シュート練習では鋭いキラーパスを連発しFW陣にカツを入れていた。
▼ジーコ監督、世界最速出場権狙う▼
「確かに中田英たちは凄い選手だ。だが周りの選手たちも修羅場をくぐっているから絶対に力を出せる」と語ったジーコ監督は、練習前のにピッチ上で「自分たちの力で、世界で一番早くW杯出場を決める」と選手達に話したらしい。
▼中澤が膝痛で練習切り上げ▼
DF中澤が練習を途中で切り上げた。バーレーン戦でグラウンドに打ちつけた右膝が「雨が降ってきたら急に痛くなった」といい、練習後は患部をアイシングした。北朝鮮戦について「痛みがプレーに支障がない程度なら出たい。膝をかばうような状態だと、ベストの選手の方がいい」と話した。
▼ブックメーカー予想は日本有利▼
英ブックメーカーによる北朝鮮vs日本の予想では、日本の勝利が1.53倍、北朝鮮の勝利が5.50倍、引き分けが3.50倍となっている。
▼プランデッリがヒデを褒める▼
フィオレンティーナ監督就任が確実視されているプランデッリ氏は5日、スポーツ報知の取材に「中田は私が監督をしていた下ではいいプレーをしていた」とヒデについて約2年ぶりに話した。2人は起用法を巡って意見の対立があったが、プランデッリ氏は敬意を込めてか、ヒデの実力を肯定するコメントを残した。「今回、フィオレンティナでの起用法はどうなるのか?」という質問には「そういうことはまだはっきり決まっていないから話ができない」と明言を避けた。
なお、5日付ガゼッタ・デロ・スポルト紙は、複数年契約ではなく、1年契約で2年目のオプション付きと報道した。就任は7日にも正式発表される見込み。
▼キエッリーニはユーヴェ復帰へ▼
フィオレンティーナとユヴェントスとの共同保有となっているキエッリーニがユーヴェに復帰することがほぼ確実になった。ユヴェントスのモッジGMは「我々は何の問題もなく所有権の50%を買い占めるだろう。フィオレンティーナはすでに、この状況を知っているし、いかなる問題もない。」と語った。キエッリーニは昨夏、リボルノからユヴェントスと契約したが、共同保有の形でフィオレンティーナでプレーしていた。
▼コッラーディ、そしてリガノ▼
フィオレンティーナがバレンシアで不遇なシーズンを過ごしたFWコッラーディを獲得した場合、同じセンターフォワードのリガノがナポリに移籍する可能性がある。
▼デル・ピエロがフィオレンティーナ、ヒデを語る▼
デル・ピエロがスカパーの番組内で04/05シーズンのフィオレンティーナについて語った。
「フィオレンティーナはチームの中身を見れば良い選手が揃っていて、もっと活躍すると思っていた。たぶん彼ら自身ももっと良い成績が残せると思っていただろう。でも、チームは数年セリエAにいなかったし、シーズン最初にところどころ失敗して、それが悪い流れになってしまった。04/05シーズンはフィオレンティーナにとって非常に勉強になったシーズンだろう。そして、フィレンツェという土地はサッカーをやるには難しい所かもしれない。ゾフ監督とはイタリア代表でともに仕事をしたが、良い監督だと思う。短期間の代表と、長期間のシーズンは違うけれどね。今年のフィオレンティーナはゾフ監督であろうと、他の誰かが監督を務めても、そんなに変わっていなかったと思う。ヒデについて、プレイ時間が少なかったからB降格の危機にさらされたんじゃないの?(笑)ヒデはチームに入ってきて、同じポジションに何人も他の選手がいた。その中でやっていくのは難しいし、フィレンツェでやっていくこと自体が結構難しい。ホームでも活躍しないとブーイングを受けるし、そういう面でもやりにくい所はあったと思う。しかも選手がたくさんいるから信頼を受けにくかったのが厳しかったのではないだろうか。」
2005.06.05
▼ヒデmail▼
昨日付けで「2006 ドイツ World Cup 王手!!」が届いています。勝ってなお反省しているところはヒデらしいですね。柳沢を絶賛していました。こちらからどうぞ。
▼ヒデの自主トレ▼
約2ヶ月間、試合から遠ざかっていたヒデだが、関係者によると、ベンチを温めている間、実は連日90分間の走りこみを敢行していたという。
▼バンコク入り▼
日本代表は5日、W杯アジア最終予選B組の北朝鮮戦が行われるバンコクにチャーター機で到着した。累積警告のため北朝鮮戦は出場停止のヒデも同行しています。また、北朝鮮も5日、イランから航空機で当地入りした。日本は、北朝鮮に勝つか引き分ければ3大会連続のW杯出場が決まる。
▼W杯出場なら最高で1000万円のボーナス▼
日本代表が3大会連続のW杯出場を決めた場合には、最高で1人1000万円の出場ボーナスが出る。日本協会の川淵三郎キャプテンが「1次予選からのW杯予選12試合の出場、招集によって案分する。W杯の代表合宿に招集された24人が対象になる」と明かした。総額2億4000万円が選手に配分されることになる。なお、98年フランス大会でも同様に1人1000万円を上限に支給されている。
▼コンフェデ杯メンバー登録▼
故障中の小野、高原以外のW杯予選メンバーがコンフェデ杯のメンバーに登録された。北朝鮮戦に出場できないヒデだが、コンフェデでも活躍してくれるでしょう。
▼プランデッリ氏が監督就任へ▼
4日付のイタリア地元紙(ガゼッタ・デロ・スポルトとラ・ナツィオーネ)は、フィオレンティーナ新監督に、プランデリ氏の就任が決まったと報じた。契約は複数年(2年契約とか3年契約という報道があります)。クラブとプランデッリ氏は、5か月前から水面下で交渉を続け、早ければ6日にも正式発表となる見込み。また、フィオレンティーナは7月下旬から8月上旬に来日し、Jチームと親善試合数試合を行うことが明らかにした。現在日程の最終調整を進めているが、ヒデの去就も注目され、凱旋試合になるかは微妙な情勢だ。
▼来季もトヨタ▼
フィオレンティーナがトヨタとのスポンサー契約延長を発表した。
▼代表選手▼
フィオレンティーナに所属する各国代表結果、選手成績は以下の通り。
◆ウイファルシ:チェコ8−1アンドラ、先発フル出場
◆キエッリーニ:ノルウェー0−0イタリア、ベンチ入りなし
◆ボジノフ:ブルガリア1−3クロアチア、46分〜途中出場
◆ドナデル&パッツィーニ:ノルウェー1−0、両者共に先発フル出場
◆オボド:ルワンダ - ナイジェリア、6月5日15時キックオフ
▼ダイネッリが遠征招集▼
6月8日から11日まで行われるイタリア代表のアメリカ・カナダ遠征にダイネッリが召集された。2試合の親善試合が計画されており、1試合目は6月8日、トロントのスカイドームにて現地時間20時からセルビア・モンテネグロ戦、2試合目は11日、ニューヨークのジャイアンツ・スタジアムにて現地時間15時からエクアドル戦が予定されている。
▼移籍情報▼
◆アタランタのDFチェザーレ・ナターリ(26)と接触。ナターリの代理人はサンプドリア、ラツィオ、フィオレンティーナとコンタクトがあることを明かした。
◆パルマのGKフレイ(25)とDFボネーラ(24)に興味。
◆ディナモ・キエフのDFゴラン・ガブランチッチ(26)やバレンシアのFWコッラーディ(29)の名前も挙がっている。コッラーディは過去にプレミアのトテナム、チャールトン、アストンビラとの接触も報道されていましたが、本人はイタリア復帰を願っているようです。
◆レッチェのDFロレンツォ・ストヴィーニ(28)とも接触か。ストヴィーニはフィレンツェ出身であり、本人も故郷でのプレーを望んでいる。
◆レアル・マドリードのMFルイス・フィーゴに興味。
▼雑誌ネタ▼
週刊ポスト6月10日号:「ギクシャクしてない?−チーム内不協和音も囁かれるジーコ・ジャパン」という記事あり。
2005.06.04
▼ヒデmail▼
昨日付けで「決戦!!」が届いています。バーレーン戦を翌日に控えたヒデが心境を語っています。こちらです。
▼W杯王手!▼
日本がバーレーンに1−0で勝利。これでW杯出場に王手をかけた。8日の北朝鮮戦で引き分け以上でW杯出場が決定する。
▼ヒデ、大活躍&先制点の起点に▼
バーレーン戦、ボランチで先発フル出場を果たしたヒデは吠えまくった。試合前には福西をつかまえて約束事を確認し、気づいたことがあれば近寄って俊輔、宮本にも1対1で指示を与えた。プレーでは序盤からボランチの位置から何度も縦に鋭いパスを送り、バーレーンDFを揺さぶった。シュートを打てないもどかしい展開の中、前半30分、俊輔の横パスに後方から走り込んでゴル右隅を狙うチーム初シュートを打った。前半34分、ヒデからの縦パスを俊輔が受けヒールで左へ。そこに走り込んだ小笠原が相手DFをかわし、約20メートルの距離からゴール左にワンバウンドの右足弾を決めた。直後の39分には再び俊輔に絶妙のスルーパスを送り、柳沢のシュートを引き出した。後半はパスミス、警告などもあったが、相手DFの足が止まってきた後半37分に左サイドで受けて左足でシュート。これは枠をそれたが、互いに疲れている中で見せたヒデのギアチェンジは見事だった。続く後半42分には左サイドから切れ込み、エリア内に持ち込む。相手DFに後ろから止められ、明らかにPKの場面だったが笛はなかった。終了間際に瞬間的にあのスピードを見せるヒデ、素晴らしいプレーだった。声、闘志、プレー全ての面で大黒柱の活躍だった。試合終了直後も、途中出場した玉田のカウンターについて意見交換をするなど、常に向上心を持っている姿を見せた。
▼出場停止▼
ヒデがバーレーン戦でイエローカードをもらったことにより、8日の北朝鮮戦は出場停止となった。相手選手と交錯しただけのようにも見えたが…あれはイエローじゃないっしょ(-_-メ)
▼川淵キャプテンも絶賛▼
日本サッカー協会・川淵キャプテンはヒデについて「みんなに相当細かく指示を出していた。彼こそ本当のリーダーだね」と存在の大きさを絶賛していた。
▼ヒデのコメント▼
「次でW杯出場を決めたい。(北朝鮮は出場停止だが)みんな高いレベルを持った選手ばかりなので、こちらの試合ができれば(W杯出場が)決まる」と自信のコメントを残した。※インタビューアーはもっといい質問ができなのか!(>_<)
▼ジーコ監督コメント▼
ジーコ監督は試合直後、「W杯出場にぐっと近くなった1勝だ。もっと点差をつけることチャンスはあったが決めることはできなかった。とにかく3ポイント取れたことが良かった。キリン杯の2敗は全く気にしていなかったし、問題は本大会予選で如何にポイントをとるかということなんだ。次の北朝鮮戦は勝ちますよ。このチームの力強さを見てもらって分かるように、勝ちをもぎ取ります。」と語った。また、柳沢の1トップ、ヒデのボランチ起用の理由については、「まず小野が怪我をしてしまったということで、柳沢のスピードを生かすために最初は中田英をトップに近い位置でやらせていたのだが、それをボランチの位置に下げて小笠原を入れた。小笠原も最近いいところを出していたので、中村も含めてポジションチェンジしながら確実に三角形をうまく使えると判断したので、そのようなシステムにした」と語った。地元記者の「バーレーンの弱点は?」との問いには「まず自分は相手チームの欠点をコメントする立場にないことを申し上げておきたい。今日は本当に日本が自分の力を出し切って、良さをどんどんピッチの中で積極的に展開したために、この勝利があったのだと思う。決して相手のチームの欠点がうんぬんという話ではなかったと思う」と相手に敬意を払うコメントを残した。勝因については、「相手が最初、守りを固めて慎重にくるというのは分かっていた。今までも何度か対戦していて、技術、そしてカウンターの精度が高いチームということで、日本としても中盤を含めた守備をしっかりしなければならないということを皆で確認し合った。そして相手の良さを消していくということが実ったのが勝因のすべてだったと思う」と語った。
▼各選手コメント▼
◆小笠原:「ゴールシーンはワンツーという選択肢もあったけど、思い切り打った。GKの位置が右寄りだったので、左を狙った。チームとしての一番の変化は皆の気持ち。頑張ろうという気持ち。ひとりが抜かれたら、ひとりが下がるとか。キリンカップで2試合負けていたので、やらなきゃという気持ちになっていた。日本は個々の能力は高いけれど、やっぱりチームとしてひとつにならないと。ハーフタイムでは、ジーコから「引くな」と指示された。後半は足が止まってしまって、自分も足がつりそうになったけれど、相手も元気がなかった。とにかくチームが一丸となってよかった。こういうときにこそ、結果を出さないとね。」
◆俊輔:「前線の3人の関係について、常に離れないように意識していた。自分が引いたら小笠原が出て行くとか。いい動きもできたと思う。今日だけでは分からないけれど、悪くはなかった。守備については、相手につながせても、サイドにボールが出たときにはアレックスがいる。アレックスを見て、相手が引くので、自分たちが上がる。そういう連動した守りができていたと思う。でも逆に攻撃の際に欲しいタイミングでボールが来なかったり、きついときにボールが来たり。相手を背負ってボールキープしていて、アレックスや加地に出そうと思っても走っていなかったり。皆がちょっと動くだけで、アレックスはフリーになる。そういう連動性がもっと、いろんな場面で出ていてほしい。その部分をもっと突き詰めていきたい。次の北朝鮮は運動量のあるチーム。ついていけないと難しい試合になる。今日はスペースもあったし、ボールも回しやすかったけどね。」
◆宮本:「試合の入り方は自分たちが先に失点しないように、出足に気をつけた。相手も最初はこちらの出方を見ていたので、試合が動かなかった。最後は苦しかったけれど、相手も疲れているんだなと思った。球際の勝負で負けなかったのが大きかったと思う。守備に関しては後半はある程度ケアできたと思う。ハーフタイムで、相手が攻めてくるだろうから、しっかり守るように確認した。今日の成果を次に生かしたい。とにかく、絶対に負けないという気持ちを、この試合で見せつけたかった。でも、次の試合も大事。」
◆中澤:「UAEでの暑さ対策がうまくいったと思う。戦術というよりも、気持ちでひとつになれたことが大きい。自分も腰を悪くしてチームに迷惑をかけたりして、今日もベストの状態ではなかったけれど、出る以上はやれることはやった。坪井の分もベストを尽くそうと思った。後半は相手に放り込まれた、ラインは下げたけどベタ引きではなかった。FWが前線で動いてくれたので、こちらもやりやすかった。主力選手の欠場は今いるメンバーでやるしかない。今後もチーム一丸となって、やっていきたい。」
◆柳沢:「自分がおとりになる動きは、小笠原がうまく利用してくれた。前線の3人の関係はお互い意識してやっていこうと話をした。俊輔と小笠原が受け止めてくれて、自分もやりやすかった。1トップというポジションについて、ジーコからは「ターゲットになってほしい」と言われた。いい形でボールが奪えたら、相手のスペースを突くことができる。自分としては、スペースの動きがあまりよくなかった。久々のスタメンは気持ちがいいし、いろんな意味で充実感があった。でも、充実感というよりも、必死さだったと思う。代表に呼ばれたら、試合に出たいし、ワールドカップに出たいという気持ちもあるし。」
◆三都主:「警告を受けたのは仕方ない。もらわないに越したことはないけど。次は三浦アツが出ると思うけど、応援したい。レフェリングについては、こっちがアウエーということもあった。ホームだったら、もっと違っていたと思う。次は出場できないが、今まで自分が出ていたときには、試合に出られない人たちが応援してくれた。次は自分が応援する番。」
▼バーレーン・シドカ監督コメント▼
「まず、日本には心からおめでとうと申し上げたい。バーレーンは前半から攻撃的だったがチャンスをつかむことができず、前半終了5分前のチャンスもゴールできなかった。後半、2つのビッグチャンスがあったが、100パーセントの力を出すことができなかった。選手たちはカタールリーグなどでプロとして初めてのシーズンを終えたばかり。そのため、かなりの疲労が残っていた。我々としてもベストは尽くしたが、それでも運は日本の方に回ってしまった。後半にメンバーを入れ替えたのは、サルミーンが怪我をしてしまった。彼のようなキープレーヤーを簡単に入れ替えることはできない。バーレーンは小さな国であるため、新しいプレーヤーを入れ替えるというのは難しい。次のイラン戦も大切な試合なので集中したい。まずはゆっくり休んで、今日のことは忘れて、新たな気持ちを高めながら臨みたい。今日は本来の11人のメンバーを出場停止や怪我などで失い、またその他の選手も疲労していた。普段通りのチームプレーはできなかった。」
▼プランデッリ監督就任は85%▼
フィオレンティーナの新監督にプランデッリ氏の就任が確実になった。3日付のラ・ナツィオーネ紙は来週火曜日(7日)にクラブのディエゴ・デッラ・バッレ名誉会長、アンドレア・デッラ・バッレ会長、コルビーノ新強化部長がプランデッリ氏と会談し、即契約を結ぶ可能性があると報じた。見出しは「プランデッリ火曜日にサイン」。就任確率も85%としている。プランデッリ氏は関係者を通じて、フィレンツェ市内の住居を探しているという情報もあり、新監督誕生に向け進行しているようだ。
▼次期GK候補にトルド▼
フィオレンティーナが本格的に移籍市場へと乗り出したが、なによりもまず彼らにとっての必須事項は新キーパー探し。セハスはチームを去り、ルパテッリは今まで通り控えの扱いになるとみられている。そこで、もう数ヶ月前から名前があがっているのがフランチェスコ・トルド(インテル)。彼はフィレンツェにもたくさんのファンを抱えており、彼自身もこの地に郷愁を感じている。インテルであまり芳しくないシーズンを過ごしたこともあり、フィレンツェへの帰還は、再び彼がピッチ上で本来の輝きを取り戻すためにもプラスとなるだろう。
▼フィーゴ?▼
レアル・マドリードのルイス・フィーゴがイタリアのチームにレンタルされるという噂が話題になっている。噂の移籍先は2チーム、インテルとフィオレンティーナで、インテルに関しては、彼は獲得したい選手のトップに名前があがっている。フィーゴの友人であり、代表でのかつてのチームメートでもあるルイ・コスタは、フィオレンティーナに行くことを勧めたそうだ。もっとも、フィオレンティーナのティフォージらは、まず何より、ルイ自身が戻ってくることを待ち望んでいるのだが…。そのルイ・コスタは、ミラノの2チーム間のトレードで、インテルへ移籍する可能性もあるといわれている。
▼アリアッティは?▼
アリアッティにはまだ2年間の契約が残っており、それを尊重したいという。アリアッティの移籍は別に決まっているわけではないが、しかし残留が確定しているわけでもないという。
2005.06.03
▼ヒデ、ボランチへ▼
2日の練習中に小野が小野が骨折したことにより、ヒデはボランチで起用されるようだ。ジーコ監督は俊輔とのダブル指令塔・ヒデを小野が抜けた左ボランチに、そのヒデのところに小笠原を入れて練習を続けた。練習後にヒデは「戸惑いはない。3月のバーレーン戦と役割は変わらないけど、前回より攻撃的にいければと思っている。僕自身点を取って勝ちたい。チームで戦うより、1対1に負けなければ試合でも負けない。選手も分かっている」と強調。ダブル指令塔からボランチに変更になったが「やるべきことをやるだけ。自分が点を取って勝ちたい」と宣言した。
▼福西と議論▼
福西は小野離脱後、ボランチでコンビを組んだヒデとピッチ上で熱い議論を交わした。福西は「大丈夫、むこうの意見を聞いただけ。声を出して、みんなを動かしてくれと言われました」とヒデとの議論内容を説明した。
▼ジーコ監督コメント▼
これまで沈黙を通してきたジーコ監督が試合前日の会見で口を開いた。「中田英を前線に残す考えはないのか?」の問いには、「今はハッキリいえないが、どの選手にも自分の決断でやってもらう。試合前で公表はできないが、自分には策がある」と明言を避けた。また、「明日の1勝で本大会が近づく可能性が高くなる。いい準備をしてきた。今まで通り勝利を意識して戦う。姿勢は最後まで変えない。持てる力を出したい。(小野の離脱について)サッカー選手にはけがはつきもの。高原も合流できていないが、チームを率いる限りは付きまとう問題。影響を最小限に食い止めたい。主力がいないこともあるが、いい選手がそろっていれば力は出せる。重要なのは1次予選から8勝1敗という結果。これを高く評価し、自信を持って臨む。(キリン杯で連敗したが)プレッシャーはない。負けたのは予選ではない。これまでバーレーンには勝っている。日本は常に勝ち点3を狙う」とコメントした。
▼小倉純二副会長▼
「これまでの試合展開がバーレーンに対する苦手意識を作り出してきたが、ヒデは調子がいい。彼にゴールを期待する」と語った。
▼各選手コメント▼
◆川口:「修正点は守りの意識をしっかり持つこと。あとはあまりない。落ち着いて臨みたい」
◆宮本:「2日の紅白戦は動きがよかった、調子が出てきたのかな。選手同士で腰のひけた戦い方はやめようと話しました。リスクは冒さないけど、前線を攻めていきたい」
◆中沢:「暑くてもできるだけ狙いを持ってボールを取りにいきたい。いい形ならばどんなチームにも負けない」
◆田中:「前線と間があくとプレスがかからなくなる。中盤からコースを限定してやっていきたい」
◆加地:「テンションが徐々に上がってきた。いよいよだな、という気持ちがある。これに勝てばW杯出場はかなり近づく。決定する瞬間にいたい。攻守の割合は6対4で攻めですかね。ヒデさんはいろいろな経験をしている。目に見えない力がある。前に出た時は飛び出しとスルーパス。ボランチの時は縦への展開力がある」
◆福西崇史:「小野が抜けても変化はないです。やり方は何も変わらない。方向性がつけばやりやすくなる」
◆三都主:「アウエーなので苦しい戦いになる。厳しい条件は幾つも重なるが最低でも勝ち点1を必ず取る」
◆小笠原:「状況によって3トップにもなれる。3人(俊輔、柳沢と)の関係が大事。中村と並ぶという意識はない。3人で動き回る。ポジションを固定せずにやりたい。1点入れば楽になるので初めから守備的にはいかない」
◆中村:「思ったほど暑くない。ピッチも滑らないし大丈夫。小笠原やヤナギとは動き方について話をした。3人連動して戦いたい。この試合に関しては大事なことはずっと分かっていた。少ないチャンスをものにして勝ちたい」
◆柳沢:「代表に呼ばれていないときもこのチームでやりたかった。今回はチャンスというより大きな責任があると思っている。チームのためにやれることをやっていきたい」
▼英ブックメーカ予想は日本有利▼
英ブックメーカーによるバーレーンvs日本の結果予想では、日本の勝利に1.80倍、バーレーンの勝利に3.75倍の掛け率が設定され、圧倒的に日本が有利となっている。また、引き分けは3.30倍となっている。
▼雑誌ネタ▼
Number629は、6月3日(バーレーン戦)、6月8日(北朝鮮戦)のW杯アジア最終予選に焦点を当てた、サッカー日本代表総力特集です。その中で、直前レポートとして、『中田英寿「もっと、もっと、自由を」』という記事があります。
▼共同保有選手の来シーズン▼
ミッコリの保有権について、来週中にフィオレンティーナとユベントスが合意に至ると予想されています。ミッコリの代理人は、「全ては来週決められるだろう。クラブは選手について考える前に、監督とスポーツディレクターを決めなければならない。しかし、全ての人はミッコリがフィオレンティーナに残りたいということを知っている。我々はミッコリが来シーズンもここに留まるように措置をとった。」と語っている。
同様にユベントスとの共同保有のマレスカも残留するものと見られている。しかし、キエッリーニはユベントスに呼び戻されるでしょう。
▼ヨルゲンセンは?▼
ヨルゲンセンの代理人は現地サイトfiorentina.itに対して、「何が起こるかわからない。フィオレンティーナとウディネーゼとの間で決めるべきことだ。私が言えることは、ヨルゲンセンはフィレンツェに満足しているということだけだ。そして彼はティフォージに自身の価値を証明したいという欲望を持っている。」と語った。どうやらヨルゲンセンも残留濃厚でしょう。
2005.06.02
▼バーレーン入り▼
日本代表は1日、チャーター機で敵地バーレーン・マナマに到着した。チームは午後7時半(日本時間2日午前1時半)から現地で初練習を開始した。
▼ヒデ「絶対に勝つ」▼
ヒデはバーレーン戦に向けて「ドローでOK」とする一部の消極的な声に反発。外国人記者の質問に対し英語で「1トップだったけどもっと攻めなきゃいけない。僕はボランチよりもアタック(攻撃)の方が好き。自分の仕事はゴールをすること。周りは引き分けでいいと思っているようですが、絶対に勝たないといけないと思う。」と語った。ヒデは、俊輔が「ヒデさんがやや前めかな」というようにFW的な役割に比重を置いた1.5列目に配置されるものと見られている。
▼紅白戦▼
31日、アブダビで行なわれた紅白戦は1−0で控え組が勝利した。前半は初トライの1トップの鈴木が思うように機能せず、後半は柳沢を投入した。鈴木は「攻撃の枚数が足りないと思う」とやや批判的だったが、柳沢は「ゴールが生まれることが重要。これまでよりはいいと思う。まず裏へ、ということを意識したい。リスクを負ってでも前にいくことが必要」とポジティブに話した。実際に柳沢が入り攻撃陣を組んだ後半の方がボールは鋭く動き続けた。シュート数も前半はゼロ、後半は7本に増加した。失点場面は後半18分。中央でフリーの稲本からフリーの小笠原へパス。マークへ行こうとしたDF宮本が前へ出かけた時、小笠原のダイレクトのスルーパスが本山に通り、ゴールを決められた。キリン杯2試合のようなカウンターによる失点ではないが、トップ下とボランチ、あるいはボランチとDFの間にスペースが空き、ボールを持っている相手選手への前線からのプレッシャーが足りなかったため。
ヒデは後半2分、柳沢からの横パスを受け、右足で強烈なミドルシュート。GK土肥を強襲した。後半8分には、俊輔のパスで前を向き、右に流れた柳沢がDF2人を引きつけたところを左に走り込む小野にスルーパス。得点はならなかったが、2連敗したキリン杯になかった鮮やかな連係を見せた。
▼選手コメント▼
ヒデは紅白戦のハーフタイムや練習後には、他の選手に歩み寄り、三都主には「どう守ればいい?」と声をかけ、田中にも「後ろから声を出してしっかり指示してほしい。よろしくな。」とアプローチした。また、俊輔に対しては「俺はFWっぽくやるから」と伝えたそうだ。
◆田中:「ヒデが入って今日は初めて。今までやってきたやり方とヒデのやり方がある。ちょっと違った部分があった。」
◆宮本:「(中田英、柳沢らが)入って、いきなりピタっといくとは思ってはいなかった。後ろでやっている選手のすべてが前線に伝わっているわけではないから。もう少しボールに対してプレスにいくところをはっきりしたい。」
◆小野:「後半の方がゴールに向かっていく形ができた」
◆中村:「全然動けなかったが、最初は仕方ない。きょうは汗をかくのが一番の目的だったから。ヒデさんが少し前にいくと思う。僕からスルーパスが出せれば。(1トップの)レジーナと似た形でやりやすい。」
▼川淵キャプテン▼
日本サッカー協会・川淵キャプテンは1日、ヒデについて「すごく期待している。戦力的にも精神的にも。」と絶大な信頼を寄せるコメントを残した。
▼パレスから打診あった?▼
関係者によると、ヒデにはプレミアリーグのクリスタルパレスから移籍の打診が届いていたらしい。しかし今季プレミアリーグからの降格で消滅した模様。現状ではフィオ残留が決定的だ。
▼雑誌ネタ▼
週刊サッカーマガジン6月14/21日号:『バーレーン戦の布陣は? 中田英の組み入れ方』
先発出場の可能性が極めて高い中田英。どのポジションに入る? 過去の合流パターンなどを添え、川勝氏らの考えを提示しています。
▼バーレーン・シドカ監督▼
バーレーン代表のシドカ監督が「キリン杯の日本戦2試合を細かく分析したが、2試合とも簡単に負けていた。この結果から、我々は楽勝できると思っている。日本戦で勝ち点3を獲得し、イラン戦をドローに持ち込めればW杯進出の道は開けたも同然だ」と語り、日本を激しく挑発した。また、「多すぎる情報はかえって混乱を招く。今は、本番でいかに自分たちの実力を発揮できるかを考えたい」と話した。
▼ディ・リービオ残留か▼
アンジェロ・ディ・リービオ(38)は、できれば現役としてフィレンツェに残りたいと希望しているようだ。彼の代理人は「アンジェロはまだこれからどうするか決めていない。彼は今の年齢でもまだ自分がサッカー選手だと感じているし、最近プレーした数試合でそれを証明することができた。いずれにしても、決めるのはクラブだ。彼が唯一考えていることは、どのような役割であれ、フィレンツェに残ることだ」と語った。
▼ドナデル▼
ACミランが保有権をもち、レッチェ、パルマ、サンプドリア、そしてフィオレンティーナとレンタルを繰り返されているドナデルがミランに対し、「レッチェを去る時もパルマを去る時も、僕は泣いた。僕はフィレンツェに残りたいと思っているし、もしミランが僕のことを大事に思っているのなら、売るべきだ」と語った。
▼やはりプランデッリか?▼
フィオレンティーナの新監督発表が数日後にせまっている。そして、それがプランデッリ氏である可能性が高まっている。最終節後、ガッリGMは「C2から這い上がり、セリエAに復帰するまでの3年間の悪夢はようやく終わった。来季からは、より強固な防御を狙いたい。新監督?2、3日のうちに分かるだろう。今後は本格的なプロジェクトを立ち上げ、反省する機会を設けたい」と語っていたように、ゾフ監督の後任の発表は近い。一方、プランデッリ氏は「デッラ・バッレ・オーナーと会い、非常にいい印象を受けた。他のオファーがあっても、私としてはフィオレンティーナを選ぶつもりだ」とフィオレンティーナが第1希望だと語った。また、フィオレンティーナの来季監督候補の一人に上がっていたデルネーリ氏は31日、パレルモの新監督に就任した。
▼ルッケージGMの後任は▼
ルッケージGMの解任が濃厚。後任はサンドロ・メンヌッチ氏が有力と見られている。
2005.06.01
▼ヒデ30日夜にアブダビ到着▼
ヒデは5月30日夜にUAEのアブダビに到着した。俊輔と同便だったそうだが、俊輔は、「話していない。(ヒデは)アムステルダム経由と聞いてたから、全然気付かなかった」という。ビジネスクラスだった俊輔に対し、ヒデはファーストクラスだったらしい。ヒデはサングラスはせず、白いシャツの上に黒い革ジャンを着ていた。
▼3-4-2-1▼
バーレーン戦の全メンバー24人がそろった5月31日、午前の紅白戦でジーコ監督就任後初となる『3-4-2-1』システムが動きだした。1トップ下にヒデと俊輔を配置するフォーメーションだ。相手のカウンター封じで守備を優先する一方、試合の流れに応じて、2人が指令塔と“FW的な役割”を交互に務める。課題の1つである得点力不足の解消も視野に入れた形といえる。主力組のGKは川口、3バックに中沢、宮本、田中。ボランチには小野、福西、そして両サイドに三都主と加地を配備。1トップは鈴木だった。これでヒデのボランチ起用も、サイドでの起用もなくなったと思われる。ヒデは蒸し暑さからか、1人だけ青の練習着を着用せず、白いノースリーブのシャツにスパッツ姿で練習した。代表チームは本日1日にチャーター機でバーレーン・マナマに移動する。
▼天敵来襲?▼
フィオレンティーナの新監督にヒデの“天敵”がやってくる可能性が高まった。31日付のコリエレ・デロ・スポルト紙は4人の候補の名を挙げ、就任確率を表示。元パルマ監督のプランデッリ氏が40%と最も高かった。プランデッリ氏は「フィレンツェは素晴らしい街。オファーがあれば喜んで受けたい」と話している。このほかの監督候補は00〜01年にセリエA昇格を果たしたばかりのキエーボを5位に躍進させたデルネーリ監督が30%、今季パレルモを率いて6位となり来季のUEFA杯出場権を獲得したグイドリン監督が25%、昨季限りでインテルを解任されたザッケローニ元監督が5%だった。また、ガゼッタ紙は、プランデッリとグイドリンの争いと報じている。一方、ブルーノ・コンティが監督を務めるローマは、同氏の若手育成部門の担当に戻ることがすでに明らかになっており、プランデッリにはローマ復帰の話もある。また、デルネーリにはキエーボ、パレルモ就任の噂もある。
▼コルビーノGM▼
イタリア各紙によると、フィオレンティーナはレッチェGMのコルビーノと新GM就任で合意している。
▼カペッロ監督▼
来日したユベントスのカペッロ監督がヒデについて、「中田が苦境?今季の彼はそうだね。彼はローマ時代、チームに大きく貢献してくれた。今でもイタリアでプレーしており素晴らしい選手だ。彼に伝えたいのは監督の信頼を得なければ大変になるということ。私は彼をよく知っているので彼が厳しい状況にあることはよく分かる」と語った。
▼デル・ピエロ▼
ヒデとプライベートでも親交のあるデル・ピエロも「中田はいい選手だと思うし、今季の不調は今後の彼のサッカー人生においてなんの影響もないだろう」とヒデの復活を信じるコメントを残した。
▼フィオレンティーナの今季成績▼
◆最終成績:9勝15分14敗
◆得点:42
◆失点:50
◆与えたPK:4つ(その内、2回はルパテッリがセーブ)
◆与えられたPK:2つ(ミッコリ)
◆チーム得点王:ミッコリ(12ゴール)、次にリガノ、マレスカ、ダイネッリ(4ゴール)、パッツィーニ、キエッリーニ、ヨルゲンセン(3ゴール)、アリアッティ、ボジノフ、オボド(2ゴール)、マッジョ(1ゴール)と続いた。特筆すべき点はヘディングでのゴールが10もあり、右足でのゴールが22、左足が9、オウンゴールが1となっている。
◆チームMVP:ミッコリ。続いて、ウイファルシ、マレスカ、キエッリーニ、ルパテッリが名を連ねた。(スポーツ紙による選定)
▼各選手の声▼
fmkonnoさんのHPへどうぞ。
▼今季採点▼
fiorentina.itによるフィオレンティーナ各選手の採点で、ヒデは「4」。チーム最低と評価された。詳細はこちらへどうぞ
▼キエッリーニ、ユーヴェへ?▼
ユヴェントスと共同保有のDFキエッリーニのユヴェントス復帰が報じられている。
2005.05月のToday's Hide
2005.04月のToday's Hide
2005.03月のToday's Hide
2005.02月のToday's Hide
2005.01月のToday's Hide
2004.12月のToday's Hide
2004.11月のToday's Hide
2004.10月のToday's Hide
2004.09月のToday's Hide
2004.6月〜2004.8月のToday's Hide
2003.6月〜2004.5月のToday's Hide