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2005.02.28
≪代表召集に黄信号?≫
代表召集まであと2試合となったヒデは苦境に立たされている。ウディネーゼ戦では出場機会がなく、また、ヨルゲンセンが活躍した事により、次節レッジーナ戦での出場も微妙な状況だ。日本代表ジーコ監督は、「試合に出ている選手を使う」と語っており、また、「クラブでいいプレーをしていれば、代表招集は自然にやってくる」と語っていたヒデ。プレー機会が与えられなければアピールのチャンスもない。ヒデの代表召集に暗雲がたちこめてきた。
 
≪ジーコ監督テレビ観戦≫
ジーコ監督は「試合を見たけど、出なかったですね」と苦笑いだったとか。
 
≪横断幕≫
26日、ウディネーゼ戦のアルテミオフランキスタジアムにヒデを中傷する横断幕が掲げられたそうだ。「今季のシーズンは?ナカタストロフィー」と、ナカタとカタストロフィー(破局・catastrofe)をかけ合わせた造語が記された横断幕が掲げられた。
 
≪ミッコリ激怒≫
記事はこちら
 
≪ゾフ監督コメント≫
「このような試合を引き分けるのは、とても悔しいよ。セットプレイで不意打ちを食らってしまった。90分間走り続けた選手に対してとても残念に思うよ。おそらく、もうちょっと注意していれば、勝ち点3を獲得できていただろう。残念ながら、ミスを犯したとき我々はまとまりを欠いてしまう。まだ経験が足りない。早いうちに欠点を修正できるように願っているよ。ボジノフ?肉離れだと思う。だけど、ドクターの診断を待つ必要があるだろう。ヨルゲンセン?視野が広く、クオリティを持っている。小さくて速い我々のFWを活かすには理想的なプレイヤーだ。FWにいい球を供給できると思って起用した。質の高いプレーができ、プレーに先見性がある。彼自身でゴールを決めることもできる。」
 
≪ヨルゲンセン≫
ゾフ監督に絶賛されたヨルゲンセンは、「これで中田はもう出場できないのでは?」との問いに対し、「サッカーは11人でプレーするものだから、誰かは外に出なければならない。ヒデが入れば僕はサイドもできるし、彼がプレーしたり僕がプレーしたりすればいい」とコメント。27日付の全国スポーツ紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」も29歳のデンマーク人に6・5の高評価を与え、「すべてのゾーンに出現して攻撃への道をつくった」と称賛した。
 
≪ボジノフ離脱≫
フィオレンティーナのメディカル・スタッフはボジノフに一日の休養を与え、本日、状態を詳しく知るため一連の検査を受ける予定である。左足内転筋が肉離れしている可能性があるらしい。ボジノフはウディネーゼ戦でゴールを決めるキックの瞬間、そけい部に強い痛みを覚え、ピッチから退場せざるを得なくなった。ガゼッタ紙は、15日間〜40日間の戦線離脱を示唆している。
 
≪スパレッティ監督コメント≫
「ラッキーだったよ、前半は完全にフィオレンティーナの試合だったからね。前半終了間際のムンタリのゴールが大きかった。あの1点で、うちは本来のプレーができるようになり、同点に追い付くことができた」
 
≪順位≫
26節が全て終わって、下位の順位は以下の通り。
11位Bologna 33
11位Lazio 33
13位Livorno 31
14位Messina 29
15位Chievo 28
16位Fiorentina 27
17位Parma 26
18位Siena 25
19位Brescia 23
20位Atalanta 18
個人的にはメッシーナ、キエーボあたりの調子が下降気味と感じています。(ポジティブすぎるかな・笑)
 
≪フィオの予定≫
本日は練習休み。明日から次節ホームで行なわれるレッジーナ戦に向けて練習開始の予定。
 
2005.02.27
≪欠場≫
第26節ウディネーゼ戦、ヒデの出場はなかった。
 
≪ドロー≫
第26節ウディネーゼ戦(ホーム)は2点を先行したものの、追いつかれてドローに終わった。フィオレンティーナは6勝9分11敗。勝ち点を1つ伸ばして27とした。また残留を争うブレシアは0-1でサンプドリアに敗れ、フィオにとっては好ましい結果に終わっている。
 
≪試合詳細≫
フィオレンティーナ先発メンバー:( )内はfiorentina.itの採点
ルパテッリ(5)、デッリカッリ(6-)、ヴィアリ(5)、ダイネッリ(5)、アリアッティ(6+)、ヨルゲンセン(5.5)、ドナデル(6)、オボド(5)、キエッリーニ(6)、ミッコリ(7)、ボジノフ(6.5)、パッツィーニ(前半23分交代出場 6)、ゾフ監督(6)
 
前半22分、ヨルゲンセンのスルーパスにボジノフが抜け出し先制ゴール。この時左足を傷め負傷交代。
前半34分、左からのFKにアリアッティがファーサイドで頭であわせて追加点。
前半41分、ウディネーゼ、ムンタリがペナルティエリア深くで粘り、クリアボールをそのままゴール。2−1。
後半6分、ミッコリが左サイドから切れ込みシュートを打つも惜しくも右にそれる。
後半56分、ウディネーゼ、左からのFKのこぼれ球を頭で落とし、ディ・ナターレが同点ゴール。
後半31分、ミッコリのクロスにパッツィーニが頭で合わせるも枠を捉えられず。
終盤、ウディネーゼが退場者を出したが残り時間も少なく、そのまま引き分けに終わった。
 
≪ボジノフ≫
先制点を挙げた際に左足を傷めたボジノフだが、詳しい診断は明日(現地時間)に行なわれるらしい。
 
≪ミッコリのコメント≫
ミッコリは試合後、「勝利が必要な試合だった。2点を守る事が出来なかった。しかしながら僕達は結束したままポイントを重ね、残留を勝ち取るよ。」と語った。
 
≪アリアッティのコメント≫
「非常に残念だ。あと12試合残っているけど残留に何ポイント必要であるのかは分からない。順位票を見ないで1試合1試合プレーするよ。」
 
≪ヨルゲンセンのコメント≫
「前半は非常によく、美しいサッカーができた。しかしアドバンテージを守れなかった。先週の日曜からチームはより積極的になった。僕は勝利を望んでいる。」
 
≪ゾフ監督コメント≫
「チームは戦い、良いサッカーを見せてくれた。しかし2ポイントを失った。」
 
≪今夏日本遠征か?≫
25日、合宿先のホテルを訪れたアンドレア・デッラ・バッレ会長が「今季終了後、トーナメントに参加するために日本に行く。日本のファンも楽しみにしていてほしい」と話した。日本遠征について、同会長が明言したのは初めて。しかし、海外クラブ同士の国内での対戦が原則禁止という日本協会のルールが存在するため、トーナメント開催は難しい。ただ、日本クラブと親善試合という形ならば実現の可能性は高い。
 
≪会長がヒデに向けコメント≫
アンドレア・デッラ・バッレ会長は、今季のヒデのパフォーマンスについて言及。「心配し始めている。でも、優秀な選手であることに変わりはないし、ゾフ監督も信頼している。本来の姿を待つだけの価値がある選手だと思う。いつまで待てるかは言えない。ただ、中田にはもっとハングリー精神、マリーシア(ずる賢さ)、ガッツが必要だと思う」と厳しい言葉を残した。
 
≪雑誌ネタ≫
▼週刊朝日3月4日号「サッカーの神髄/盗みの手口はサッカーにも応用されている」、「世界のスターが希望へのゴール−スマトラ沖地震チャリティーマッチ 」にヒデ関連記事あり。
▼女性自身3月8日号「未公開ショットとともに中田英寿の<秘密>に迫りました」にヒデ関連記事あり。扱いは小さいけどね。
▼AERA2月28日号「男を「手」で選ぶ女のフェチ−部位にこだわる女たち」にヒデ関連記事あり。表紙はこんな感じです。
 
2005.02.26
≪ヒデMail≫
昨日付けで『ただいま強制合宿中!!』が到着しています。2月15日にバルセロナで行なわれたスマトラ沖地震チャリティーの世界選抜戦の感想など語られています。メールには書かれていませんが、ヒデはお昼にパリから飛行機に乗り、バルセロナのホテルへ向かい、世界のメディア相手に記者会見を行なったようです。その後、街中に繰り出し、バルセロナっ子お勧めのレストランでランチ。スペインの生ハムは絶品だったようです。ホテルに戻って、エレベーター内でシェフチェンコと仲良さげに会話を交わし、エレベーターを降りるとデル・ピエロと遭遇。試合後、ヒデはホテルに帰って、そのままフィーゴのマネージャー達と一緒にディナーを食べたそうです。メールはこちら
 
≪Goal.comの記事≫
記事中にちょっと気になる部分があります。ヒデの起用を快く思っていないチームメイトがいるとか…。こちらです。
 
≪千野圭一さんのコラムです≫
某メルマガに掲載されていた日本代表でのヒデに関する考察です。こちら
 
≪ヒデ、ベンチスタート濃厚≫
本日20時半(日本時間27日早朝4時半)から行なわれるホームでのウディネーゼ戦、ヒデはベンチスタート濃厚です。ガゼッタ紙はオボドとヒデのどちらかが先発だろうが、オボド有力と見ています。予想先発は以下の通り。
(3−5−2)
GK:ルパテッリ
DF:デッリカッリ、ヴィアリ、ダイネッリ、
MF:アリアッティ、ヨルゲンセン、ドナデル、オボド、キエッリーニ
FW:ミッコリ、ボジノフ
 
≪合宿4日目≫
25日、モンスンマーノのスタジアムでの練習は、ウォームアップ後、敏捷性を養う練習で汗を流した。その後、ウディネーゼ戦に向けて最後のテストとして、リズムの激しい練習試合を行った。 練習場にはサポーター約200人が訪れたそうだ。
 
≪リガノがインフルエンザ≫
24日のトレーニングで、ミニゲームに参加することなく、ひと足早めに帰路についたリガノだが、どうやらインフルエンザにかかったようだ。その夜に発熱を訴え、25日朝にはやや回復したようだ。しかし、大事を取って午後の練習は休んだ。ウディネーゼ戦に出場できるかどうかは明日判断される。
 
≪ルッケージGM≫
24日、ルッケージGMはヒデについて、「彼の能力に疑いはないが、チームではまだ出し切れていない。我々はそれを待っている」と厳しい言葉で奮起を促した。
 
≪ゾフ監督コメント≫
「強い信念を持って行なった今週の合宿でチーム状態は良い。フォーメーションは明日になって決める。チームのスピリットは良い。明日は偉大なフィオレンティーナをお見せしたい」とコメントした。
 
≪アンドレア・デッラ・バッレ会長≫
試合を翌日に控えた25日19時半(現地時間)、アンドレア・デッラ・バッレ会長が合宿地モンテカティーニを訪れ、チームと共に夕食をとった。その席で会長は「我々は結束したままでいなければならない。チームとサポーターは共に戦い、この難しい状況を抜け出すんだ。」と語った。
 
≪主審はトレフォローニ氏≫
本日のウディネーゼ戦の主審はトレフォローニ氏に決まりました。今季は引き分けに終わったリボルノとの試合で笛を吹いています。
同主審のデータは以下の通り。( )内は今季の数字です。
▼セリエAキャリア:58試合(16試合)
▼ホームチーム勝利:27試合(7試合)
▼引き分け:18試合(5試合)
▼アウェーチーム勝利:13試合(4試合)
▼PK:18回(3回)
▼退場:13人(3人)
▼過去通算で、フィオレンティーナの試合は1勝1分け1敗、ウディネーゼの試合は3勝5分け4敗です。今季アウェーでのウディネーゼの試合を2試合担当していますが、ウディネは1勝1敗です。
 
≪ウディネ情報≫
インフルエンザのベルトットとピッザーロの欠場が濃厚。しかし、ヤンクロフスキーがインフルエンザから回復し、先発が予想されています。自慢の3トップはイアクインタ、ディ・ミケーレ、ディ・ナターレ。予想先発は以下の通り。
(3-4-3)
De Sanctis
Belleri
Sensini
Felipe
Zenoni
Pazienza
Muntari
Jankulovski
Di Michele
Iaquinta
Di Natale
 
≪フィオ-ウディネ徹底比較≫
▼勝ち点:26-41
▼順位:16位-4位
▼1試合平均獲得勝ち点:1.04-1.64
▼総得点:23-34
▼1試合平均得点:0.92-1.36
▼総シュート数:255-305
▼枠内シュート率:43%-38%
▼総パス数:9381-11500
▼パス成功率:76%-79%
▼総クロス数:604-566
▼クロス成功率:20%-23%
▼総失点:32-24
▼1試合平均失点:1.28-0.96
▼インターセプト数:987-955
▼インターセプト成功率:63%-66%
▼被ファウル数:1115-1133
▼最多シュート選手:ミッコリ(58)-ディ・ミケーレ(53)
▼最多パス選手:オボド(894)-ピッザーロ(1746)
▼最多インターセプト選手:キエッリーニ(161)-ムンタリ(127)
▼最多被ファウル選手:キエッリーニ(52)-ムンタリ(70)
 
≪イタリア杯日程≫
ASローマとの間で争われているイタリア杯準々決勝第2戦(ホーム)は、来月16日の17時30分(日本時間16日25時30分)からのキックオフに決まった。第1戦は1−0で敗れている。
 
≪プランデッリ氏≫
「9月に復帰する。もちろん監督として復帰したい」と現場復帰を明言したプランデッリ氏は、フィオレンティーナのデッラ・バッレ・オーナーと会ったことを認め、「デッラ・バッレ・ファミリーは素晴らしい人々だ。だから会ってみた。すでに結果を残している監督がいる以上、夏にローマに戻ることはできないだろう。デル・ネリ監督は3バックに3トップと、システムを変えて成功した。まとまったチームにして、楽しいプレーを見せてくれている」と語った。
 
2005.02.25
≪ゾフ監督、ヒデを擁護≫
ゾフ監督は23日に行われた会見で、中田のプレーが10番の背番号に見合っていないなどの厳しい質問も受けたが「10番の背番号に恥ずかしくないプレーをしている。人間的にも良い個性を持っており、リーダーにもなりうる可能性がある」とコメントした。
 
≪コリエレ紙の評価≫
24日付のコリエレ・デロ・スポルト紙は、チーム内全選手の移籍金と、これまでの評価を掲載。ヒデは5段階で最低の1だった。「輝きのあるプレーは一度もない。ブーイングの王様。最高の中田は陰に隠れている」と評価した。
 
≪合宿3日目≫
モンテカティーニでの合宿が3日目に入ったフィオレンティーナは、24日、当地の練習場が雪のせいで使用が出来なくなったため、隣町のモンスマーノで行った。練習は短いフィジカルトレーニングに続き、戦術練習を行なった。戦術練習はドナデル、キエッリーニ、オボド、ヨルゲンセン、アリアッティ、ミッコリ、ボジノフが中心。このメンバーが次節のスタメン候補と思われる。その後、10対10のミニゲームを行なった。リガノはゲームに参加しなかった。チーム編成は以下の通り、混合されています。
チームA:ダイネッリ、ヴィアリ、ピアンジェレッリ、オボド、ヨルゲンセン、中田、ギグー、アクィランティ、ミッコリ、ボジノフ
チームB:マッジョ、アリアッティ、デッリ・カッリ、ディ・リービオ、パッツィーニ、ファンティーニ、エルゲラ、キエッリーニ、ドナデル、サヴィーニ
 
≪先発予想、ヒデは微妙≫
ガゼッタ紙によると、ゾフ監督は、ウディネーゼの3トップに対し、3バックで挑むと予想されています。中盤より前は、昨日の戦術練習を行なったメンバーがそのまま先発に予想されています。同紙は、オボドかヒデか迷ってはいるものの、オボドが有力としています。ガゼッタ紙の予想先発は以下の通りです。ちなみに日本メディアの中には、「先発確実」と報じているところもありますが…。
(3-5-2)
Lupatelli
Delli Carri
Viali
Dainelli
Ariatti
Jorgensen
Donadel
Obodo
Chiellini
Miccoli
Bojinov
 
≪ルッケージGM会見≫
「合宿によって、彼ら自身を知り、理解すること、自身に向き合って改善することができる。これは合宿の哲学である。チームは若く、将来に向かってグループを構成している。合宿はその過程を促進する。」
 
≪ウディネ−ゼ戦見どころ≫
▼ゾフ対ウディネ−ゼは負けなしの5勝4分け
▼フィオレンティーナの途中出場選手が挙げた得点は、リボルノ戦でのリガノの1点のみ。フィオのほかにシエナ、メッシーナも1得点。
▼対ウディネーゼ、ボジノフは過去4ゴール(リーグで2、イタリア杯で2)、ヒデは過去5ゴールをあげている。
▼ミッコリは自身セリエA初の2桁得点を狙う。
 
≪ヤンクロフスキ−も≫
インフルエンザが蔓延しているウディネーゼだが、ベルトット、ピッザーロに続き、チェコ代表DFヤンクロフスキーも発熱で練習を欠席した。この状況、フィオレンティーナにとっては追い風になっている。ウディネーゼはベストメンバーを組めないだろう。
 
≪イヤクインタ会見≫
ウディネーゼのFWイヤクインタが24日の会見で、「非常に気分はいいよ。フランキスタジアムでプレーしたいね。ヴィオラは勝つために出来る限りのことをしてくるだろう。だけど、僕らも3ポイントを獲得するという強い意思を持ってフィレンツェに向かうよ。僕らはトップ4でシーズンを終えるために走っている最中だ。そして欧州CL出場権を獲得できると信じている」と語った。
 
2005.02.24
≪発売!≫
雑誌「UOMO」創刊号(集英社)が、明日24日発売予定です。「世界が認める男の輝き」と題したコーナーでヒデが登場するそうです。今日から店頭に並ぶ地域もあるかもしれませんね。
 
≪日本代表合宿召集か≫
日本代表・ジーコ監督が3月17日から始まるドイツ合宿にヒデを招集する意向を示した。ジーコ監督は、「欧州組を17日から呼ぶのが1番理想的。協会が交渉することになる」と明言。現実問題としては3月19、20日の各国リーグ戦終了後になる可能性が高い。また、ジーコ監督は、フィオレンティーナ対シエナをテレビ観戦し、ヒデについて「いつもと同じような感じに見えた」と詳しい感想は語らなかったものの、イラン戦を前にヒデに関心が高まっている模様だ。また川淵キャプテンはヒデについて「17日から来られたら御の字だけど、次は移動のストレスも少ない。4、5日でもヒデが一緒に練習できれば全然違うよ」と語った。代表候補は3月14日に発表される。
 
≪先発?ベンチ?≫
23日付コリエレ・デロ・スポルト紙は「フィオレンティナは変わる」の見出しを付け、ヒデを次節ウディネーゼ戦の先発予想から外した。
攻撃的布陣を組むためにオボド、ヨルゲンセンを復帰させ、ヒデをベンチに下げるというもの。「いい活躍をしていないから、1回休まなければいけない」とした。一方、ガゼッタ紙はヒデを先発予想にしています。

≪マレスカ再び離脱≫
マレスカが、次節の対ウディネーゼ戦を欠場する可能性が高まった。ゾフ監督はマレスカについて、「土曜日までは回復しないと思う。今日は、軽いランニングでグラウンドを2周することも出来なかったからね」と語った。なお同監督は代役として、「中田や他の選手の中にも、彼のようにプレイを組み立てられる選手はいる」とヒデに対して大きな期待を寄せていることを示唆している。
 
≪ゾフ監督コメント≫
ゾフ監督は、ラ・レプブリカ紙に対してチームの現状を以下のように語った。
「我々は今、とても厳しい状況に置かれている。そういう場合は、ときに、環境を変えるのも脱出するためのひとつの手だ。フィレンツェではここモンテカティーニよりプレッシャーを感じていた。ここではより落ち着いて練習できる。選手もとても厳しい状況に置かれていることを十分に理解している。だから、この合宿もしかるべき対処だったと思う。選手は落ち着いている。私は、彼らが落ち着いてしっかりと練習できること願っている。現状を考慮する、我々は最後の最後まで残留争いをすると考えるべきだろう。しかるべき落ち着きでベストを尽くすことを試みるべきだ。周囲のプレッシャーに耐え抜かなければいけない。これが罰則的な合宿であるか否かは、私自身、分からない。興味はない。私は練習だけを考える。すべての面で練習すべきだ。チームにはいい選手が揃っている。テストマッチ?おそらく紅白戦を行うことになるだろう。私は人前で声を張り上げるのは好きじゃない。私のスタイルに当てはまらない。でも、ロッカールームの中ではそうしたよ。ウディネーゼ戦のフォーメーション?いつものようにいろんなことを考慮し、そして決めることになるだろう。とくに、落ち着きを取り戻すのが必要だ」。
 
≪ルッケージGMボジノフを激励≫
ラ・ナツィオーネ紙によると、ルッケージGMは22日、ボジノフと長時間に渡って話し、チームのA残留への重圧は全員の肩に掛かっているものであって、決してひとりのものではないことをボジノフに理解させたという。ボジノフはそれに対して笑顔を見せ、感謝の意を述べた模様。
 
≪ゾフ監督会見≫
23日の会見でゾフ監督は、「今日はプログラムにそって筋力、スピード、ゲームなど練習した。ピッチは寒くてコンディションは良かったとは言えないが、良い練習ができた。チームの意欲、スピリットはいいよ。」と語った。
 
≪ウディネにインフルエンザ蔓延≫
次節の対戦相手、ウディネーゼに今、インフルエンザが蔓延しているようだ。23日の練習もピッザーロ、ゼノーニ、ベルトット、センシーニの主力4人が発熱で欠席したという。一方、先週インフルエンザに悩まされたFWイヤクインタ、ピンツィ、クロルドゥルップの3選手はすでに回復し、練習を再開させている。
 
≪プランデッリ!?≫
妻の看病のために休養中のプランデッリ氏が、来季から監督業を再開させることを示唆した。闘病中の妻の病状も回復に向かい、復帰に向け意欲を示しているという。地元紙のインタビューに応じた同氏は、「9月には、私も開幕を迎えるだろう。指導したい大きな欲望に駆られている」と語った。なお復帰はフィオンレティーナが有力視されている。
私個人として、フィオの現状を考えると今はそんな事どうでもいいけどね。
 
2005.02.23
≪罵声≫
敗戦から一夜明けた21日、練習場には約100人のサポーターが押し掛け「ブラボー。お前らはサッカーをやめて畑を耕しに行け」と罵声が飛び交った。ヒデはサポーターから「日本人、くそったれ」という野次を浴びたそうだ。
 
≪ヒデ来季年俸ダウンも≫
21日に会見を開いたルッケージGMはヒデの来季年俸ダウンの可能性を示唆した。ルッケージGMへの質問はチーム最高の200万ユーロ(約2億7000万円)というヒデの年俸に集中した。「年俸に見合うプレーをしているのか」という質問に「いいプレーをしなくても、契約のときにはそれだけの価値があると判断して契約した。シーズン終了までこの年俸は動かせない」と説明。しかし「シーズン終了後までこのままなら年俸を見直すか」の問いには「シーズンが終わったら考える」とダウンの可能性もあるという含みを示した。また、GMへの質問には「中田の出場は契約の中に取り決めがあるからなのか」という厳しいものも。ルッケージGMは「起用は監督が決めること」と否定したが、ヒデを見る周囲の目が厳しくなっていることは間違いない。
 
≪合宿初日≫
22日、モンテカティーニで合宿が開始された。初日はエアロバイク等のアスレティックトレーニングの後、8対8で2タッチ以内でのミニゲームを行なった。ミッコリ、マレスカ、パッツィーニはシエナ戦で受けた打撲の後遺症のため別メニューをこなした。また、ヴィアリ、ダイネッリ、アリアッティは筋肉疲労のため別メニューで調整した。GKロッカーティはインフルエンザの徴候のため休み。ウイファルシは回復に向けて調整した。明日は15時から練習が開始される。
 
≪ゾフ監督会見≫
ゾフ監督がモンテカティーニでの合宿初日を終え会見に応じ、「いくつかの新しい試みでチームメカニズムの改善をする。我々は穏やかに同じ時間を過ごし、自信を回復して成長するために働かなければならない。今日は良いトレーニングをできた。」と言葉少なに語った。
 
≪誕生日≫
22日、MFギグーが29歳の誕生日を迎えた。
 
2005.02.22
≪シエナ戦ヒデの採点と評価≫
▼ガゼッタ・デッロ・スポルト:4.5 崩壊。彼のような行儀いい選手が警告を受けるということが、危機に陥っている何よりの証拠。
▼コリエレ・デッロ・スポルト:5 何の価値もない試合。灰色、ひらめきなし、余りにも多かったパスミス。おそらく我々のせいだろうが、彼のポジションがどこか、ましてや彼の役割が何かさえも理解できなかった。
▼トゥット・スポルト:5 彼の薄い存在が、シエナが中盤で数的不利のリスクを負える理由のひとつだった。
▼コントロカンポ:4.5 目を覆いたくなるような内容。ゾフはハーフタイムで彼を外した。
▼Goal.com:5
 
≪連帯責任≫
シエナ戦後、ゾフ監督は「中田にがっかりした?そんなことはない。どの選手にも失望はしていない。誰もが十分なプレーをしなかった」と全体責任を強調した。
 
≪アンドレア・デッラ・バッレ会長激怒≫
アンドレア・デッラ・バッレ会長が、0−1で敗れたシエナ戦のあと、自らのチームに対して不快感を露にした。一般紙「ラ・ナツィオーネ」に、「チームのプレー態度に憤りを感じた。給料を引き出すときに恥ずかしいと思わなければならない選手が何人かいる。アウエーに来るサポーターがどのくらいの給料で働いて応援に来るか考えれば、特にそう感じるべきだ。」とまくし立てた。
 
≪ルッケージGM試合後コメント≫
20日のシエナ戦後、ルッケージGMは、「私は失望し、怒っている。私達はこの試合に勝たなければならなかったが、ピッチでは何も起こらなかったし、私が決して期待しなかろう非常にネガティブなパフォーマンスだった。そこにより多くの中心および個々およびより集合的な適用のべきである。名前や名声ではゲームに勝てない。私達はもっと期待した。より少なく考えよう。」と語った。
 
≪ルッケージGM会見≫
21日の会見で、ルッケージGMは「再び自身を見つけ出すために、4、5日間チームだけで過ごす事が必要だ。」と合宿入りを発表した。また、シエナ戦についてコメントを求められたが、チームのデキには言及せず、「昨日見ることが出来た最も良かったことは、アウェーで5000人のサポーターが我々をサポートしてくれた事だ。彼等はフィールドで最も良かった」とコメントした。
 
≪翌日練習&強制合宿≫
前日シエナに敗れたフィオレンティーナは、試合翌日の15時から練習を行なった。また、次節ウディネーゼ戦に向け、22日午前11時から強制合宿入りすることが明らかとなった。合宿はトスカーナ州のモンテカティーニで行われる。宿泊地は当地の中心街にある著名ホテルで、練習や会見はほぼ今までどおりに行われる予定だという。
 
≪罰金≫
クラブの許可なくメディアのインタビューに応じたFWボジノフ(ガゼッタ・デッロ・スポルト紙)とFWリガノ(ラジオ・ブルー)が、クラブ側から罰金を科せられている。
中田英寿(28)所属のフィオンレティーナが次節の対ウディネーゼ戦に向け、21日からトスカーナ州のモンテカティーニで合宿入りすることになった。現地時間10時(日本時間18時)にホームスタジアムのフランキで集合し、その一時間後に合宿地へ向け出発。
 
≪夕刊フジ≫
中田「右サイド」配転と心配…神様のおぼしめしも
 
≪毎日新聞≫
中田英寿:W杯アジア最終予選 高まる待望論
 
今のフィオレンティーナの状況を考えると、日本代表が抱える問題も霞んで見える…。ヒデには超逆風が吹いてきそうな予感…。
 
2005.02.21
≪敗戦!≫
第25節アウェーで行なわれたシエナ戦は1-0で敗戦。シエナで初めて行なわれたトスカーナダービーは、シエナに流血者、一発退場が出る展開となった。シエナは前半6分に挙げた得点を一人少ない10人で守りきった。フィオレンティーナは6勝8分11敗、勝ち点は26のまま16位タイ。
 
≪ヒデ先発出場≫
ヒデは右ボランチで先発出場。前線へのパスで2、3度ボールを失う場面もあったが、プレー内容は可も不可もなくといった感じだった。前半20分にダイレクトでミッコリへ縦パスを出した場面は、エリア内でクリアされたが、この日の一番のプレーだったかもしれない。なによりもシエナのディフェンスが良かった。後半開始とともにヨルゲンセンと交代したが、マレスカが噛み合っていなかった事、アリアッティのデキが今一つだったことを考えると疑問の残る交代だった。フィレンツェのジャーナリストからは「交代は中田ではなくアリアッティだろ」との声もあった。
 
≪試合詳細≫
前半2分、ヒデからミッコリにサイドチェンジ。CKを得るが、ミッコリが蹴ったCKは直接ラインを割った。
前半4分、自陣のドナデルからミッコリにパスが通るがオフサイド。
前半6分、シエナのショートコーナーからのクロスにフローが高い打点でどフリーのヘディングシュート!1−0。
前半12分、横に出したフィオFKをシエナが奪いカウンター。ルパッテリが1対1の場面を飛び出して危うくセーブ。
前半20分、ヒデ、ダイレクトでミッコリへ縦パスを出すもエリア内でクリアされる。
前半27分、ヒデにイエロー。相手をブロックした。
前半28分、右を上がったヒデからクロスがボジノフにクロスが入るが、コーナーに逃げられる。
前半31分、フィオのカウンター。マレスカからヒデへのパスはカットされる。
前半34分、パスクアーレ一発退場。
前半38分、アリアッティのクサビのパスが奪われ、フローがシュート。ビアリの足に当たりルパッテリがキャッチ。
前半42分、ミッコリのFKが壁にあたってこぼれたところをボジノフが頭で押し込むがオフサイド。
前半、フィオレンティーナはクサビのボールが全く入らず、また右サイドからの攻撃も皆無に近く、各選手がボールを持ちすぎる傾向もあり、攻撃を組み立てる事が出来なかった。ボジノフが消えていた。一方、シエナはDFが崩れることなく完璧に守った。
 
後半2分、シエナCKをトゥドルがヘディングシュートするも枠外。
後半7分、マレスカのカウンター。ボジノフに合わない。
後半13分、ボジノフに代わったパッツィーニがワンタッチでマレスカに出すも、マレスカのシュートは枠外。
後半14分、CKからキエッリーニのヘディングシュートは右にそれる。
後半19分、パッツィーニが右からシュートするもキーパーがパンチング。
後半20分、キエーザのシュートはバーを越える。
後半23分、CKから相手エリア内の混戦はディフェンスクリアする。
後半27分、マレスカのミドルはややふかし気味。
後半29分、シエナ左からのパスがエリア内で通り、シュート。ルパテッリがファインセーブ。
後半30分、フィオFKからのこぼれ球をヨルゲンセンがシュートするもキーパーセーブ。
後半34分、ミッコリがキーパーと1対1に。逆サイドでパッツィーニがフリーだったが、シュート。キーパーに止められる。
後半34分、パッツィーニのヘディングシュートはキーパーが触れ、CKに。
後半42分、フィオFKからゴール前に上げたが誰も触れず。
ロスタイム、ヨルゲンセンのヒールパスからキエッリーニがクロスを上げるがわずかにパッツィーニに合わず。
一人少ないシエナは数的不利を感じさせない守り。フィオレンティーナは攻めきれなかった。攻撃プランを再確認すべきであろう。

シエナ-フィオレンティーナ
▼得点:1-0
▼オフサイド:0-5
▼枠内シュート:3-4
▼CK:1-6
▼ファウル:24-23
▼イエローカード:3-2
▼レッドカード:1-0
▼ボール支配時間:18分35秒:24分17秒
 
≪残留争い第2幕≫
フィオレンティーナは勝利を収めて残留争いから抜け出すきっかけを作りたかったが、負けたことで残留争いは再び混戦になった。この試合を見る限り、残留争いから抜け出せそうにない。下位チームの順位、勝ち点は以下の通り。
12位ラツィオ 30
12位リボルノ 30
14位メッシーナ 29
15位キエーボ 28
16位フィオレンティーナ 26
16位パルマ 26
18位シエナ 25
19位ブレシア 23
20位アタランタ 17
 
≪fiorentina.it採点≫
ルパテッリ 6+ デッリ・カッリ 5,5 ヴィアリ 5 ダイネッリ 5,5 アリアッティ 4,5 キエッリーニ 5+ 中田 4 ヨルゲンセン 5+ ドナデル 5,5 マレスカ 4 リガノ 6+ ボジノフ 4,5 パッツィーニ 6,5 ミッコリ 5 ゾフ監督 5
私のヒデに対する採点は「5.5」です。
 
≪ゾフ監督コメント≫
「失点シーンでちょっと単純だった。準備が整っていなかった。そのあと、我々は同点に追いつこうと試みたけど、彼らはとてもうまく守った。結果、なかなかエリア内に入り込めなかった。この時点で、(相手DFを崩すための)アイディアはあまり残されていなかった。彼らはゴール前に防波堤を築いた。出来る限りの手を尽くしたが、点を奪うには至らなかった。もしかしたら、相手の退場が我々に不利益を与えたかもしれない。なぜなら、彼らは1人少なくなったあと、自陣を固め始めたからね。順位は以前と今も変わりない。とても困難な状況だ。でも、今後も厳しい状況は続くだろう。とにかく、幸運にもリーグ戦はまだ終わっていない」。
 
≪アリアッティのコメント≫
「引き分けで終わることもあり得た試合だった。相手GKが素晴らしかった。2失点目を喫するリスクも負った。先週パルマに勝って危険な状況から脱出したと僕らは確信していたけど、この敗戦で順位は元に戻ってしまった。とても厳しいね。チームは苛立っていた?いくつかその思われるようなエピソードはあったけど、チームは決して神経過敏ではなかった」
 
≪シエナ・ベルガッソーラのコメント≫
「10人になって、ダービーに勝って本当に嬉しい。僕等は最初から最後まで絶対に勝つんだという意識、その意思とガッツをもってゲームに臨んだんだ。歴史のあるシエナの街にふさわしい勝利だったよ。」
 
≪シエナ・GKマニンガーのコメント≫
この試合、ファインセーブを連発したGKマニンガーは「10人で戦ったシエナの素晴らしい試合だった。ディフェンシブに戦ったが、この勝利は僕たちにとって非常に重要な勝利だ。心理的にも大きい勝利だよ。」と語った。
 
2005.02.20
≪先発!?≫
本日のシエナ戦、ヒデの先発は報道によって意見が分かれています。いろいろサイトを巡りましたが、「濃厚!」と報じるところもあれば、ベンチスタートを予想しているところもあります。システムは3-5-2で決定のようです。意見が分かれているのは3ボランチのメンバーのみです。「中田-ドナデル-オボド」もあれば、「オボド-中田-マレスカ」もあり、「中田-ドナデル-マレスカ」、「マレスカ-ドナデル-オボド」など予想されています。いずれにしてもこの4人で先発を争う事になりそうです。また、ヨルゲンセンはベンチスタートのようです。以下、ガゼッタ紙の予想先発です。
(3-5-2)
Lupatelli
Delli Carri
Viali
Dainelli
Ariatti
Nakata
Donadel
Maresca
Chiellini
Miccoli
Bojinov
 
下位で低迷が続くシエナとフィオレンティーナのトスカーナダービーは、両チームともに降格圏内から脱出を図る熾烈な戦いになるでしょう。
 
≪ゾフ監督≫
ゾフ監督は19日の最終調整を終えたあと、会見に臨み、その中でヒデについて触れた。ポジションについて「彼はセントラルMFとしてボールをたくさんさばく役割がベスト。スタメンか否かは公表しない。明日のコンディションを見て決める」とコメント。ヒデのスタメン出場確定を明言しなかった。
会見では、「シエナでのゲームは特別なものだ。熱気に満ちたダービーで我々は自身を持ち、チームの特性を全て発揮しなければいけない。シエナでの試合は間違いなく多くのヴィオラサポーターで盛り上がるだろう。我々は自分たちの力に自信を持ち、周囲の雰囲気にはあまり左右されるべきではないよ。順意表を見れば我々と同じく彼らにとっても大事な試合だということは疑いの余地が無い。基本的な事はフィオレンティーナがピッチ上でチームの特徴をいかんなく発揮し、確信を持って試合を進めることだよ。自信を持つことは基本的事項で、我々はパルマ戦勝利後、十分に自信を回復している。今日の練習後、明日の試合にふさわしいメンバーを決める。ダービーマッチ全てに共通して言える事は順位やチームの力がどうこういったものは関係なくなるってことだよ。熱狂した雰囲気に飲み込まれること無く自分たちのゲームをする必要がある。ピッチの中や外でも問題なく試合が進められることを期待している。チームに関しては、ボジノフが出場停止明けで戻ってくる。彼はプレッシャーを少し消化したようだし、彼の加入後、とにかくロッカールームでの雰囲気が良くなったんだ。でも、それをプレーの面でも示さなくちゃいけない。我々は日曜日から始まった状況をもっと良くしていくべきだよ。」と語った。
 
≪マッツォーネ監督、ヒデを語る≫
19日のコリエレ紙に掲載されたボローニャ・マッツォーネ監督のヒデについてのコメントです。「オマエさんたちはナカタに何をしたんじゃ?」、「ヒデトシは、尊重されてしかるべきプレイヤーじゃ。昨年の新聞を見るだけで、それは一目瞭然じゃろう。」などと語っています。記事はコチラ
 
≪コリエレ紙≫
もう一つ、ヒデの会見をうけて、19日のコリエレ紙に掲載された記事です。記事の最後では、「不安定な現状から脱出するためにチームは彼の力が必要だ」と結ばれています。コチラ
 
≪その他≫
▼第2GKのセハスがインフルエンザのため召集メンバーから外れ、ロッカーティが召集された。
▼ディエゴ・デッラ・バッレ名誉会長が19日の練習場に現れた。
 
2005.02.19
≪ヒデ会見!≫
ヒデが18日、昨年11月5日以来の会見に臨み、以下のようにコメントした。
「日曜日のシエナとの試合はとても重要なものとなるだろう。それはダービーだからではなく、これからはすべての試合がとても重要な意味を持ってくるからだ。パルマ戦の勝利は、僕ら自身のプレイにモチベーションと確信をもたらしてくれた。これからもこう継続できればと思っている。このダービーはまだプレイしたことがない。おそらく、ライバルである隣接した2つの街の歴史的対戦だろう。でも、サッカーの面から考えると前半戦以来初の対戦となる。ファンが僕に何を期待しているかは分からない。コンディションは上向きだし、もっとできると思っている。怪我からはうまく回復したと思う。最初は、おそらく自分に合ってないポジションでプレイしていたことで、困難な状況に陥った。今のポジションはよりいいプレイが出来る。自分の持ち味が発揮できるピッチの中央でプレーしている。ここで出会った監督全員と良い関係が持てていた。でも、ゾフは僕のプレーの特徴と質を考えて、最適なポジションで僕を起用してくれている監督だ。いいリズムでやれているが、もっとアシストやゴールを奪わないとね。ブーイングに浴びる中でプレイするのは決して容易なことではない。いいプレイが出来なかったときにブーイングを浴びるのは分かる。個人的にも、ブーイングを聞くことは自身の助けにはならない。でも、もしファンが待ってくれるなら、僕らももっと後押ししてくるなら、彼らのサポートは、それは重要なものとなるだろう。フィレンツェ?小さい町だけど、国際的だよね。何でもあるし、フィレンツェの人々は熱狂的で、親切で、そして開放的だ。方言?まだひとつも知らない。僕のチームメイトがTシャツに書いたメッセージはまったく理解できなかったからね。チームはもっとももっと良くなる。でも、どの位置まで回復できるかは、分からない。順位は詰まっているから、1試合、1試合を大切に戦うべきだろう。僕たちは今、順位表を気にするべきじゃない。毎週日曜日に結果を残し、最善を尽くせるよう準備するべきなんだ。リーグ戦が終わるまで勝ち点を稼ぐことだけ考えるべきだよ。これまで指導を受けた監督(モンドニコ、ブーゾ)とはみな、いい関係を築けていた。ゾフのもとでは、彼はポジションの変更で僕を後押ししてくれた。最初は、前線近くでプレイするのは厳しかった。今は、僕の特徴を最大限に活かせる後ろ目の中央でプレイしている。代表?試合は見ていない。結果を知るだけで十分。フィオレンティーナでプレーしている限り、代表のことは考えない。僕にとってはフィオレンティーナがあって代表はあとについてくるんだ。バルセロナでのチャリティーマッチには参加できてとても光栄だったよ。あの災害が起こったとき、僕はまさにタイにいたからね。だから、Fifaから提案されたチャリティーマッチで僕は貢献がしたかった。」
 
≪川淵キャプテン絶賛≫
日本サッカー協会川淵キャプテンは、ヒデの復調ぶりに目を細めた。16日に行われたスマトラ沖地震チャリティーマッチをテレビ観戦した川淵氏は、「ヒデは完調に近い。3月25日のイラン戦に向け、いろんな意味で楽しみ」と語った。
 
≪fiorentina.it予想先発≫
18日、フィオレンティーナは10人対10人のミニゲームを行なった。チームの分け方によっては先発も予想できそうなものだが、スタメン候補が両チームに分かれたため、全く分かりません(汗)
fiorentina.itの予想先発は以下の通り。※中盤は中田やヨルゲンセンの投入によって変わる可能性があるとされています。
(3-5-2)
Lupatelli
Delli Carri
Viali
Dainelli
Ariatti
Chiellini
Donadel
Obodo
Maresca
Bojinov
Miccoli
 
≪ガゼッタ紙予想先発≫
18日のガゼッタ紙は、3-5-2を採用するのか、トップ下を置いた4-3-1-2を採用するのか不透明だとしています。右ディフェンダーはデッリ・カッリとマッジョで争われるが、デッリ・カッリ優位と見ています。
(4-3-1-2)
Lupatelli
Delli Carri
Viali
Dainelli
Chiellini
Ariatti
Maresca
Donadel
Jorgensen
Miccoli
Bojinov
 
≪マレスカのコメント≫
マレスカが、地元ラジオ局「ラジオ・ブルー」でコメントした。
「僕のチームメイトが先週日曜日に獲得した結果に継続性を与えたいね。今季は怪我の連続でツキに恵まれていない。3ヶ月前にふくらはぎに打撃を受け、ローマ戦でまた同じところをやられた。明らかな浮腫で数日間の戦線離脱を余儀なくされた。ゾフの3−5−2?このシステムはとてもやりやすいよ。ピアチェンツァ時代にプレイした経験があるんだ。DFラインの前でタイミングを計るのは、自分自身とてもやりやすい。まあ、ここでの起用は当然、監督の選択次第となるけどね。僕らは継続して結果を出さなければいけない。そうすることで、チームの雰囲気もきっと良くなるだろうからね。1月の補強?若くて重要な3選手がやって来たね。パッツィーニにはとても強い印象を受けたよ。彼はトレセゲを髣髴とさせる。ミッコリ?今のように状態さえよければ、彼はファンにとってこの上ないプレイを披露できるプレイヤーだ。ミッコリはフィレンツェの町にとって重要な選手となることができるはず。自身の将来?モッジ(ユヴェントスGM)の言うことはもっともだよ。6月になったら両チーム(フィオとユヴェントス)で決定を下すだろう(マレスカの所有権は、フィオとユーヴェが二分している)。でも、もうチームをころころ変えるのは疲れたね。このことで僕は被害を受けたと思う。そろそろ腰を据えたい。GEA(モッジGMの息子、アレッサンドロ・モッジ氏が会長を務めるマネージメント会社)とは決別したよ。この選択に僕は満足している。でも、それと僕の将来は何の関係もないよ。僕の価値は、デッラヴァーレ会長が良く知っている。シエナ?シエナには勝ちに行きたいね。少なくともポジティブな結果を残したい。もちろん、セリエAでは容易なゲームなど存在しないけどね」
 
≪主審はラカルブート≫
アウェーで行なわれる明日のシエナ戦の主審は、ラカルブート氏が笛を吹くことになった。同主審がフィオンレティーナ戦でジャッジを務めるのは、今季がこれで3度目。1度目はホームのカリアリ戦で、結果は2−1の勝利。2度目はアウェーで行なわれたウディネーゼ戦で、結果は2−2のドローだった。
過去、この主審が務めた試合では、フィオレンティーナは4勝4分け7敗。シエナは0勝4分け1敗である。

≪ラカルブート主審今季データ≫( )内は通算。
▼試合数:12(146)
▼ホーム勝利:5(63)
▼引き分け:3(44)
▼アウェー勝利:4(39)
▼PK:0(59)
▼ファウル:1試合平均37.83
▼警告:ホーム22、アウェー20の計42
▼退場:ホーム1、アウェー2の計3(71)
▼平均採点:5.83 ※32人中17位
 
≪賭け率ではシエナ有利≫
イギリスのブックメーカーによると、シエナvsフィオレンティーナの結果を、ホームのシエナがわずかに有利と予想した。シエナの勝ちに2.45倍、フィオレンティーナの勝ちに2.75倍の掛け率を設定。また、引き分けは2.45倍とした。
 
≪垣内氏コラム≫
「ゾフ発言の真意」がUPされています。コチラから進んでください。
 
≪INNO VIOLA≫
フィオレンティーナのテーマソングCDがチャリティー発売されています。金額は15ユーロ。VISAカードとAMEXのみ使えます。
LET'S GO!
 
≪シエナ戦みどころ≫
▼フィオレンティーナはアウェーで311分間得点なし:
フィオレンティーナは、ブレシア戦の後半4分の得点以来、イタリア杯のローマ戦、カリアリ戦、サンプドリア戦とアウェーで行なわれた試合は3試合と41分間ノーゴール。
▼ゾフ監督アウェー勝利なし:
前節パルマ戦がゾフ監督初勝利だったので、もちろん就任以来アウェーでの勝利はない。
▼ゾフ監督vsディ・カーニオ監督:
両監督は00/01シーズンにそれぞれ異なるクラブで対戦している。ウデイネーゼvsラツィオとして対戦。ゾフ監督がアウェーで3−4で勝利している。
▼PKが与えられない両チーム:
フィオレンティーナ同様、シエナも今季PKを与えられていないチーム。シエナが最も最近にPKを得たのは04年4月17日のミラン戦でキエーザが決めている。1−2で敗戦。それ以来28試合PKなし。フィオはセリエAでは2002年2月24日以来PKが与えられていない。
▼シエナは過去16試合でわずか1勝:
シエナの過去16試合は、対キエーボの3−1での勝利のみ。それ以外は11分け4敗。今年に入って1勝1敗後、ここ6試合連続引き分けが続いている。
▼シエナもフィオも交代選手が得点する事が少ないチーム:
両チームとも1ゴール挙げている。フィオは12節リボルノ戦でのリガノ、シエナは24節メッシーナ戦でのChiumientoのみ。
▼交代枠使用率81.9%:
フィオレンティーナは今季ここまでの全24試合の交代枠72人のうち、59人しか使っていない。
▼アウェー過去7試合では勝ち点たったの2:
メッシーナ、ブレシアと1−1のドローで得た勝ち点2のみ。今季アウェーは1勝5分け6敗。
▼ミッコリ:
ミッコリは対シエナ通算4ゴール。セリエBテルナーナ時代に3得点、昨年ユベントス時代に1得点。
 
≪バルディーニ≫
17日の地元紙で、ローマのフランコ・バルディーニ強化部長のフィオレンティーナ招聘が報道されたが、レアル・マドリード、ユベントスなどのクラブ名も名前が挙がっている。
 
2005.02.18
≪調整マッチ結果≫
プリマベーラとの45分間のテストマッチは、ミッコリのアシストからボジノフがゴールを決め、1−0で勝利。ヒデはプレーしなかった。
フォーメーションは以下の通り。
GK:ルパテッリ
DF:マッジョ、デッリカッリ、サヴィーニ、ギグー
MF:ディリーヴィオ、マレスカ、ピアンジェレッリ、ヨルゲンセン
FW:ミッコリ、ボジノフ
なおプリマベーラにはセハス、アクイランティ、エルゲラ、ファンティーニ、リガノ、オボドの弟も混じってプレイした。
 
≪次節先発争い≫
次節シエナ戦、ヒデはヨルゲンセンと先発を争う事になりそうだ。ガゼッタ紙によると、ゾフ監督は4-3-1-2システムで臨むと見られており、2トップの下はヨルゲンセンが予想されている。
(4-3-1-2)
Lupatelli
Maggio
Viali
Dainelli
Chiellini
Ariatti
Maresca
Donadel
Jorgensen
Miccoli
Bojinov
また、17日付のラ・ナツィオーネ紙は、3―5―2と3―4―3の2つのシステムを掲載したが、どちらにもヒデの名前はなかった。
 
≪デッリ・カッリ会見≫
「勝利を手にしたパルマ戦後、僕たちは平常心を取り戻した。でも、チームはもっともっと成長しなければいけないよ。シエナのスタジアムは非常に小さく、両チームサポーターの熱気はすさまじいものになるだろうね。率直にすばらしいゲームになると思うし、その意味以外で緊張感を感じることはないだろう。この戦いはサッカーでのことよりも歴史的にライバル同士の2つの街という意味合いが含まれたダービーだ。ここ数シーズンでの直接対決はセリエAでもBでも無かったように思える。僕たちにはたった数ヶ月でのものでなく、時間をかけて作り上げたチームとしてのまとまりが必要だ。グループとして成長し、自信を持たなくちゃいけないんだよ。順意表においても勝ち点3は重要なものだから勝つためにピッチに立つ。これが僕たちの試合に挑む姿勢だよ。」
 
≪プランデッリが来る?≫
17日付の一般紙「コリエレ・デッラ・セーラ」は、ローマのフランコ・バルディーニ強化部長とチェザレ・プランデッリ監督のフィオレンティーナ入りが近いと報じた。デッラ・ヴァッレ会長は偉大なチーム結成のために、フロントに同強化部長を、コーチとして元パルマの同監督をチームに招き入れる方針をすでに固めているという。先月1月に獲得されたイタリアU-21代表FWパッツィーニ、ブルガリア代表FWボジノフの両選手も、ゾフ現監督が要求した選手でなかったと報じられている(ゾフはインテルの元アルゼンチン代表FWクルスを希望していた)
 
≪レッチェ戦は土曜日≫
第28節のレッチェvsフィオレンティーナの一戦が、3月12日の土曜日18時から行われることが決定した。
 
≪中田、イラン戦先発なら右WBか≫
日刊スポーツの記事です。こちら
 
2005.02.17
≪津波被災者救済チャリティマッチ≫
15日に行なわれたFIFAとUEFAの共催によるチャリティマッチの結果は、ロナウジーニョ率いる世界選抜が6対3でシェフチェンコ率いるヨーロッパ選抜に勝利を収めた。ヒデは世界選抜軍の右MFで先発出場し、前半のみプレー。得点には絡まなかったが、ロナウジーニョらと息の合ったプレーを見せた。
 
▼ロナウジーニョ「中田は最高級のセンスを持った選手と再確認した。一緒にプレーして楽しさが倍増したよ」
▼ライカールト監督「彼はいいプレーをしていた。技術的にも良い選手だし、気に入ったよ」
▼デル・ピエロ「やっぱりヒデはヒデだね」
 
▼ヒデ「この試合には特別な思い入れがあった。プレーすることに意義を感じる。招待されて光栄。こんなにたくさんのタレントの中でプレーできて幸せ。見に来てくれた人たちが楽しめたなら、それがうれしい。今日はプレッシャーがなく試合を楽しめた」
 
≪発売!≫
ヒデ公認本の「ナカタ ノ ナカミ」が本日発売です。地域によっては昨日から発売されている所もあるようです。
 
≪練習合流≫
ヒデは16日からチーム練習に合流。チャリティーマッチに出場したこともあって軽めの練習をこなした。
 
≪ウイファルシ≫
膝関節に膿がたまって離脱中のウイファルシは、検査の結果、運動を再開できることになった。1週間後には再び検査が予定されている。ウイファルシは1月18日に関節嚢の洗浄を行っている。
 
≪ドナデルとヴィアリは別メニュー≫
前日に続きヴィアリは予防的に別メニューで調整した。ドナデルも下腿の筋肉の疲労のため別メニューで調整した。本日、医学的に検査を受ける予定。
 
≪ドナデル会見≫
「僕らにとって唯一望ましい結果は順位表における危険ゾーンから離れるためシエナ戦で勝利を挙げることだけだ。このチームに加入し、ポジションを確保できたことに満足しているよ。でも、しばらくの間、試合に連続して出場する機会が少なかったので、早く回復すると期待してはいるが、コンディションに多少の不安がある。シエナ戦は難しい試合になるだろう。でも、前節で勝利を挙げたために降格ゾーンにおいて少しゆとりを持てたと思う。僕たちは自信を持って戦わなくちゃいけない。以前はミスを恐れて動きが硬かったけど、今は足を前に一歩踏み出せるとようになったと思う。いずれにしても、日曜日、僕たちが望むべき結果は勝つことだけだ。フィオレンティーナはBから上がってきたばかりだし、チームのランクアップは容易じゃないよ。でも、このグループはすぐに好成績を収められるだろう。パルマ戦での勝利は僕たちに自信を与えてくれたので今はそれを持続することが必要だね。」
 
≪本日の練習≫
本日も午前午後の2部練習が行なわれる。午後はプリマベーラとの調整マッチが予定されており、次節のスタメン予想の参考になりそうです。ちなみにガゼッタ紙の予想は4-3-1-2システムでヨルゲンセンがトップ下に入っています。ヒデは今のところベンチスタート予想です。
(4-3-1-2)
Lupatelli
Maggio
Viali
Dainelli
Chiellini
Ariatti
Maresca
Donadel
Jorgensen
Miccoli
Bojinov
 
2005.02.16
≪チャリティーマッチ出場≫
ヒデは14日、FIFA主催のスマトラ沖地震チャリティーマッチ(15日夜)に出場するため、バルセロナへ出発しました。FCバルセロナのホームページによると先発しているようです。背番号はもちろん『7』!
 
≪Football for Hope≫
出場メンバー:( )内は背番号。
▼ロナウジーニョ・イレブン
先発:Dida (1), Cafu (2), Cordoba (3), Marquez (4), Radebe (5), Song (17), Eto'o (9), Kaka (22), Deco (20), Nakata (7). Ronaldinho (10).
ベンチ:Kameni (12), Jaidi (15), Beasley (18), Camara (14), Du-Ri Cha (19), Mahdavika (8) Ji Sung Park (11).
▼シェフチェンコ・イレブン
先発:Casillas (1), Kaladze (4), Montero (3), Thuram (21), Beckham (23), Deisler (13), Del Piero (9), Gerrard (6), Raul (11), Shevchenko (7) .Zidane (10).
ベンチ:Toldo (12), Kompany (2), Kuffour (5), Giuly (8), Henry (22), Litmanen (16), Sukur (15), Vogel (14), Zola (18) Suazo (20).
 
≪ミッコリ≫
ミッコリはイタリアTV局『TG5』のインタビューに「非常に重要なゲームだった。足がけいれんした後、交代するのかどうか分からなかったけど、その後2−0となったゴールの場面で大事な働きができた。それに、チーム全体がフィオレンティーナにふさわしい好プレーをしていた」と答えた。また、ユベントスへの復帰の可能性を尋ねられて、「正直に言って、過去のことは考えていない。終わった話だ」とコメントした。
ミッコリの記事はコチラ。彼をキャプテンに!との声も上がっているようです。またバッジョのように歴史を作りたいとも語っています。
 
≪パッツィーニ会見≫
「唯一可能性のあったスペースにベッタリーニの股間を通してボールを蹴りこんだ。2−0とする決定機を外していた後だっただけに、ミッコリへのアシストを決めた事によって気が楽になったよ。ミッコリがボールを受け取り、フレイをかわしてゴールを決めるまでの瞬間がとても長く感じられたね。勝利への貢献は僕の力だけではなかった。困難な試合が連続して続いていただけにうまくプレーするのは難しかったよ。チームは時間が経過していくうちに自信を取り戻していったように見えたし、キエッリーニのゴールとミッコリの追加点で勝ちが見え、困難な状況から抜け出したように感じた。観衆から大きな支えがあったっていうことを言っておかなければならない。個人的にもピッチに入る前、拍手で迎えられたことにより勇気を与えてくれたと感謝したい。試合には出られたらいいなと思っていたが、こんなに多くの出場機会があるとは思ってもいなかったよ。練習でミッコリとコンビを組む事は少なかったが、試合ではすぐに息が合ったね。いずれにせよ、僕は学ぶため、うまくなるため、そして与えてくれるチャンスを活かせるようにと期待してここに来たんだ。日曜日、仲間たちは僕に賞賛の言葉をくれた。監督、さらに会長までもがね。もっと苦しい時期が来るとわかっているからこの出来に思い上がることなんてないよ。僕の前には偉大なアタッカーが何人もいるし、彼らから学ぶよう努力したい。日曜日の試合は降格圏内にいるチーム同士の重要なゲームだ。さらなる自信が僕たちには必要で、シエナホームでの勝ち点は2倍の価値があるよ。僕たちにとっては結果を維持させることが必要で、シエナ戦は力をチェックする重要な試合だ。」
 
≪練習再開≫
15日午後、エアロバイクなどのフィジカルトレーニングに続き、練習が再開された。ヴィアリは筋肉疲労のため別メニューをこなし、中田はチャリティーマッチ出場のため欠席した。そして、マレスカが1ヶ月近い離脱からチーム練習に復帰した。
本日16日は午前・午後の二部練習が行なわれる予定。
 
2005.02.15
≪パルマ戦ヒデの採点・評価≫
▼ガゼッタ・デッロ・スポルト:6
スクールではこう言われるはず。「もっとできるはず、もっとやるべき」と。だが現時点でそれは可能?後半の方が良かった。カウンターの起点となった。
▼コリエレ・デッロ・スポルト:6
開始早々にミッコリへのいいロングパスがあったが、それから勢いを失い、そして後半に再び有効な存在へと戻った。
▼トゥット・スポルト:6
リズムは低調だったが、アシスト、そしていくつかのひらめきも見られた。
▼コントロカンポ:6.5
活発だった。インスピレーションを与えるプレイが習慣付いている。守備面でも貢献を果たした。
▼レプブリカ:6
やっと取り戻してきているようだ。
 
≪地元テレビ局≫
13日、フィレンツェの人気サッカー番組『スタジアム』に出演したエウジェニオ・ファシェッティ氏(ラツィオ、バーリなどを指揮した名将)は、「パルマ戦のナカタを見て元に戻ってきていると感じた。まあ、彼の実力がこの程度ではないことも知っているがね」と語った。
 
≪パルマGKフレイ≫
パルマ時代のチームメイトであるGKフレイも久々にヒデを見て、「みんな、何であんなに悪く言うんだ?」とコメントした。
 
≪オボド≫
フィオレンティーナMFオボドも「ゾフ監督に代わって、ヒデはやりやすそうだね」とヒデの復活してきていることを証言した。
 
≪次節もスタメン確保?≫
次節シエナ戦では離脱していたマレスカの復帰が予想されるが、ラ・ナツィオーネ紙は「マレスカの代わりにオボドが退き、中田はまたスタメンを確保できるだろう」と予想した。
 
≪ゾフ監督≫
「ミッコリ? 素晴らしい選手というものはいつも決定的なプレーをする。だが、今日はチーム全体がいいプレーをしていたし、そこに優れた選手たちがプラスアルファを加えていた。前向きな思考が戻ってきた? それは月曜日の朝からあった。騒動はもう終わりにする必要がある」
 
≪カルミニャーニ監督≫
「フィオレンティーナが勝って当然の試合だった。それは我々が決定的なチャンスを外しすぎたからだ。先制点を許すまでは互角な試合だった。その後すぐさま追いつくチャンスもあったが、ルパテッリが見事だった。」
 
≪マルキオンニ?≫
14日、地元ラジオ局が、「来年、マルキオンニがフィオレンティーナに加入する約束ができている」と報道した。しかし本人は全て否定しているそうだ。
 
≪アンケート結果≫
Brain News Networkが実施した「中田英寿はジーコジャパンに必要ですか?」というアンケートの結果が出ました。
投票者は男性934人、女性150人の計1,084人。結果は以下のとおりです。
・不可欠 380票 35.1%
・体調次第 379票 35.0%
・必要ない 282票 26.0%
・リーグ戦の先発が前提 25票 2.3%
・分からない 18票 1.6%
私個人は「体調次第」に投票しました。
 
2005.02.14
≪抗議そして歓喜!≫
第24節パルマ戦の試合前、スタンドのヴィオラティフォージが100ユーロ札の拡大コピーを一斉に掲げ、審判の公平さを訴えた。試合はキエッリーニ、ミッコリ、ジラルディーノが得点を挙げ、2−1でフィオレンティーナの勝利!!フィオレンティーナは2005年初勝利!6勝8分け10敗の勝ち点26とした。順位は16位と変わらず。
 
≪試合詳細≫
フィオレンティーナ出場メンバー:
GK:ルパテッリ
DF:マッジョ、ヴィアリ、ダイネッリ、キエッリーニ
MF:アリアッティ、中田、ドナデル、オボド
FW:ミッコリ(82分ヨルゲンセン)、リガノ(56分パッツィーニ)
 
前半1分、マッジョとヴィアリが重なりこぼれ球をジラルディーノがいきなりシュート!ルパテッリ足で止める!
前半5分、ヒデが浮き球をダイレクトでミッコリへスルーパス!ミッコリ抜け出すがシュート弱くGKキャッチ。
前半6分、リガノがエリア内右から強烈シュート!しかし右にそれる。
前半9分、ペナルティエリアわずかに外で浮き球がバウンドした所をパルマDFと競り合ってミッコリが強烈シュート!右にそれる。
前半16分、パルマジラルディーノへクロス。ルパテッリとマッジョ、ジラルディーノが競り合う危ない場面。流れてゴールキックに。
前半22分、ジラルディーノがDFを背負いながらシュート!バーを越える。
前半25分、ヒデからミッコリへのパスはきわどくオフサイド。
前半26分、ドナデルのミドルシュートはキーパーキャッチ。
前半30分、パルマ、ベッタリーニのFKは左にそれる。
※前半序盤はフィオレンティーナが果敢に仕掛けたがゴールに結びつかず。中盤以降はパルマがシンプルにジラルディーノに合わせる攻撃でボールを支配した。
 
後半2分、ドナデルからサイドチェンジのパスが左サイドのキエッリーニへワンバウンドで渡る。キエッリーニの左足一閃!!ホップしたシュートは右サイドネットを鮮やかに揺らしフィオレンティーナ先制!キーパー一歩も動けず。1−0。
後半4分、マルキオンニがルパテッリと1対1!ルパテッリファインセーブ!
後半5分、キエッリーニからのクロスをオボドがヘディングシュートするも左にそれる。
後半12分、ジラルディーノ、胸トラップからのシュートはバーを越える。
後半15分、ミッコリからのクロスにパッツィーニが飛び込むがDFがクリア。
後半16分、ゴール正面、ミッコリのFKは右にそれる。
後半23分、ヒデからミッコリに繋ぎ、ミッコリえぐる。中央でオボドが待っていたがパスが出ない。オボド、ヒデ天を仰ぐ。
後半27分、ミッコリからパッツィーニへ、中央にオボドがいたが、ミッコリの上がりを待ち、ミッコリがシュート!DFにあたる。
後半32分、マルキオンニがドリブルからシュート。ルパテッリがセーブ。
後半33分、ミッコリがドリブルで持ち込み、パッツィーニの中央からの強烈シュートはキーパーパンチング。
後半36分、パッツィーニが股抜きスルーパス!ミッコリがキーパーをかわしゴール!2−0。
後半39分、ジラルディーノがフリーに!クロスをバックヘッド!追撃ゴールで2−1。
後半44分、パルマの波状攻撃からカンナバーロがシュートするも右にそれる。
後半45分、ヒデからパッツィーニへ裏をつくパス!パッツィーニ抜け出し折り返しはDFにカットされる。
※後半早々にフィオレンティーナが先制したこともあり、パルマは猛攻を仕掛ける。しかし、寸前のところでなんとか持ちこたえ、ミッコリの追加点を呼び込んだ。しかし、フィオレンティーナのDF陣はもたつく場面が多く、今後に不安を感じさせた。
 
フィオ-パルマ
▼枠内シュート:5/13-5/11
▼オフサイド:6-2
▼コーナーキック:4-7
▼ファウル:17-19
▼イエローカード:1-1
▼支配率:47%-53%
 
≪ヒデ先発フル出場≫
ヒデはMFとして先発フル出場。ドナデルが中央やや下がり目のポジションでプレーし、ヒデはその前で左右に動いてプレーした。目立ったのはワンタッチプレー。常にミッコリを意識し、DFの裏を付くパスを繰り出した。後半はパルマに押し込まれたこともありやや下がったが、バランスを取り、チームの勝利に貢献。常に危険なパスを狙っていた。
 
≪fiorentina.it採点≫( )内は私の評価です。
ルパテッリ:7
(開始早々のジラルディーノのシュートをはじめ、マルキオンニとの1対1も見事にセーブ!:7)
マッジョ:5.5
(バタバタしたディフェンスの一要因。能力的にはセリエAのレベルにない。成長が待たれる。:5)
ビアリ:5.5
(連携がイマイチ。:5.5)
ダイネッリ:5.5
(DF陣の軸になって欲しいが、序盤のような安定感がない。以前イタリア代表にも選ばれたのに…:5.5)
キエッリーニ:7
(お見事!糸を引くようなシュート!果敢にドリブルで上がった。クロスの精度がもう少し上がればなお良し:7-)
アリアッティ:6
(ちょっとミスが目立ったかな。前線に上がる動きがもう少しだが無難にプレー:6-)
オボド:6
(運動量も多く再三エリア内でフリーになったがボールは来なかった。:6)
ドナデル:5.5
(確かにあまり目立たなかったか。しかし先制点は彼のサイドチェンジから:6)
中田:6.5
(常に少ないタッチで危険なパスを狙っていた。運動量も多くバランスを取った:6.5)
ミッコリ:9
(坊主頭はただものじゃない!しかし9点ってすごいね・笑:8)
リガノ:5.5
(チームは細かく繋いでいた。彼をポストにするゲームプランではなかったのかも。DFを背負ってのジラルディーノとの差が歴然。仕方ないか:5.5)
パッツィーニ:6
(競い負けする場面もあったが、可能性を感じさせる。股抜きアシストは狙っていましたね:6.5)
ヨルゲンセン:s.v
.(短い出場時間では評価できず:s.v.)
ゾフ監督:6.5
(初勝利おめでとう!次もヒデを先発で使ってね:6)
 
≪審判≫
パパレスタ主審は良かった。私が目に付いたのは、過去フィオレンティーナでもプレーした事のあるベッタリーニが、キエッリーニともつれて言い争いをしそうになった場面。ボールを持つたびにブーイングを受けたパルマのベッタリーニが感情的になることも考えられたが、パパレスタ主審は、すかさず2人の間に入り大事に至る事はなかった。ちょっと考えすぎかな?やはり「ポスト・コッリーナ」と呼ばれるだけはある。
 
≪ルッケージGMコメント≫
「チーム全体で重要な仕事をした。ミッコリは最高だ。ティフォージは偉大だ。いまはこの勝利を楽しみ、明日からはシエナ戦のことを考えるよ。」
 
≪ゾフ監督コメント≫
「この勝利は重要だ。しかし我々はここで止まっていてはいけない。今日のチームは非常に良かった。今日の3-5-2のフォーメーションはこのチームに適合していると思っている。同点に追いつかれる心配もあったけどチームは良く持ちこたえた。ルパテッリは決定的な仕事をしたね。」
 
≪ミッコリコメント≫
「チームはしばらく勝利を収められていなかったので満足しているよ。このようなゲームができたのも観衆のおかげだ。長い間、勝利に飢えていたし、今日は狡賢さを持って勝ちを得られたね。このゴールをインフルエンザのために4日間家で休んでいる娘に捧げるよ。フィオレンティーナはいつでもいい試合ができるんだからこのようなプレーをしなくちゃいけないんだ。そして、ピッチに入ってすぐに活躍したパッツィーニにはよくやったと言いたい。」
 
2005.02.13
≪先発ほぼ確実≫
本日のパルマ戦、ヒデの先発がほぼ確実と見られています。一説にはボランチの一人にはドナデルが確定、もう一人はヒデかピアンジェレッリとも言われていたが、ゾフ監督は、12日の会見で「中田はかなり高い確率でプレーする」とスタメン起用を示唆しました。先発すればリーグ戦2試合ぶりとなる。
 
≪最終調整≫
12日午後、フィオレンティーナは最終調整を行なった。まずストレッチなどで体をほぐし、ハーフコートでの11対11のミニゲームが行なわれた。システムは4-4-2を採用、右サイドにディ・リービオ、左サイドにはヨルゲンセンを試した。マレスカもミニゲームに参加したが、ベンチ入りメンバーからは外れた。予想先発は以下の通り。
GK:ルパテッリ
DF:マッジョ、ヴィアリ、ダイネッリ、キエッリーニ
MF:ディリーヴィオ、中田、ドナデル、ヨルゲンセン
FW:ミッコリ、リガノ
尚、ガゼッタ紙は右MFにアリアッティ、左MFにギグーを予想しています。
 
≪ゾフ監督会見≫
12日、ゾフ監督が会見を行なった。
「悪い考えはジェノバに置いてきた。日曜日の試合では絶対に勝つことが大事だ。順位のためだけではなく、自信とポジティブ思考を取り戻すためにも3ポイントが必要だ。これらはサッカーの基本となる要素だ。出場停止の選手や怪我人がいて全員は揃っていない。だから、試合に出られる選手の力で勝利を掴まなければいけない。攻撃とディフェンスをスムーズにできるよう基本的に中盤の構成をよく考える必要がある。ヨルゲンセンはいい状態だ。もう一度コンディションを確認する必要はあるが、スタメンで出場することができるはずだ。ルパテッリは自信を取り戻しつつあり、GKには引き続き彼を起用するつもりだ。中田も出場するだろう。いずれにしても、負傷者や順位の影響もあり、我々はまだ理想的なシステムを採用することができない。全ての選手が戻ってきたところでできるようになるだろう。マレスカの怪我は完治したと言える。だから、マレスカがミニゲームに参加することに問題はない。でも、練習を再開させたのは木曜日からだ。だから、このような重要な試合に臨むのに必要な体力はないと判断した。」
 
≪大荒れの予感?≫
本日のパルマ戦、最近フィオレンティーナに不利な判定が多いと主張するサポーター集団約1万5000人が、審判団らに対する抗議行動を計画しており、大荒れになる可能性がある。つつがなく試合が行なわれることを願う。
 
≪アンケート途中経過≫
Brain News Networkが今週初めから行なっているWebアンケート、「中田英寿はジーコジャパンに必要ですか?」の途中経過報告です。『体調次第』が35.3%、『不可欠』が34.8%、『必要なし』が26.2%、『先発が前提』が2.2%、『分からない』が1.5%となっています。 
≪雑誌ネタ≫
フライデー2月25日号に『「必要な海外組」「いらない海外組」誰だ!?W杯最終予選』という記事があります。ヒデの扱いは小さいかも。また、週刊現代2月19日号に『セルジオ越後「W杯北朝鮮戦の死角」−中田など海外組は必要なのか』という記事があります。大きくヒデが取り上げられています。
 
2005.02.12
≪1アシスト、先発濃厚≫
ヒデは11日のミニゲームで主力組でプレー、スルーパスに飛び出しゴール左サイドに迫ると、中央のFWミッコリに短くパスしてアシストを決めた。ガゼッタ紙、ラ・ナツィオーネ紙によると、明日のパルマ戦、ヒデの先発が濃厚なようです。ガゼッタ紙の予想先発は以下の通り。
(4-4-2)
Lupatelli
Maggio
Viali
Dainelli
Chiellini
Ariatti
Nakata
Donadel
Guigou
Miccoli
Rigano
 
また、GKにセハスが起用される可能性もある。ゾフ監督は怪我で欠場した以外は今季ここまでほぼゴールマウスを守り続けているルパテッリのここ数試合でのミスを考慮、この試合で1月には移籍も噂されたアルゼンチン人GKセハスにチャンスを与える意思を持っているという。ふくらはぎを痛めているマレスカは11日も別メニュー、召集はないとみられている。
11日付コリエレ紙の先発予想に関する記事はこちらから。
 
≪主審はパパレスタ≫
パルマ戦の主審はパパレスタ氏が務めることになった。セリエA通算94試合で笛を吹き、ホームチーム成績は36勝34分け24敗。今季は3勝8分け3敗という結果が出ている。PKは通算34回(今季は3回)、退場は通算21回(今季は3回)出している。
また、この主審がジャッジした試合では、フィオレンティーナは0勝4分け2敗、パルマは7勝1分け5敗という成績を残している。今季は第13節アウェーのメッシーナ戦で笛を吹いている。(1-1のドロー)
 
≪カルミニャーニ監督≫
カルミニャーニ監督が10日の会見で、ヒデについて語った。同監督は「中田はブラフ(見せかけ)か?」との問いに、「中田は偉大だ。私は彼を指導する幸運を得た。彼はトップ下としてプレイするのが習慣づいていた。ペルージャではシャドーストライカーとしてもプレイしていた。私は彼を5人で形成された中盤で起用した。ド真ん中ではなく、ド真ん中の横にだ(3ボランチの端という意味)」と語った。
 
≪ボビー・チャールトン≫
日本を訪れていたボビー・チャールトン氏(元イングランド代表、現マンチェスター・ユナイテッド取締役)がヒデについて、「彼のプレースタイルはプレミアに合っているのでは。ああいうプレースタイルはプレミアがいい。獲得については、自分が決めることではない。でもアジアの有能な選手には興味がある」と語った。将来、ヒデがマンUのユニホームを着る可能性はゼロではないだろう。
 
≪ミッコリ会見≫
11日の練習前にFWミッコリが会見を行なった。
「今、重視すべきものはグループだよ。今の流れを変えるために前を向き、楽観的に考えることが必要だね。僕は心配なんかしてない。成績が悪くたって楽観主義者でいなくちゃいけないよ。大切なのは悪い流れを変えるよう努めることだ。言うまでもなく、ジラルディーノは最高の選手であるということを示している。でも、パルマは全体的にコンディションがいいね。日曜日のホームでのゲームは降格を免れるための試合だ。だから、このチャンスをモノにしなくちゃいけないよ。時々僕たちはミスをし、また時には予想もしていなかった事が起きた。だから僕たちはこの順位にいるんだよ。個人の面では、僕のやりたいことを人々が褒めてくれるのはうれしいことだ。でも、勇気を与えてくれるのは仲間だし、今、大切なものはグループだ。代表に呼ばれなかったおかげで試合に向けて一週間仲間と共に練習することできた。サポーターに満足感を与えられるようにするよ。」
 
≪アンドレア・デッラ・バッレ会長≫
10日の練習後、アンドレア・デッラ・バッレ会長が練習場に現れ「最悪な時は過ぎた。選手たちよ、笑おう」と呼びかけた。
 
≪リガノのインタビュー記事≫
11日コリエレ紙に掲載されたリガノのインタビューはこちら
 
2005.02.11
≪地元紙の皮肉≫
イタリア地元紙は半ページを使ってヒデを特集。「プレーの出来は悪いがスポンサーや商業面で貢献している」と皮肉めいた内容が大半を占めていたが、最後には「ゾフ監督になってプレーは上向きで、次節はスタメンで90分出てほしい」と今後への期待も掲載した。
 
≪調整マッチ≫
10日、フィオレンティーナは前日に続いて午前・午後の2部練習を行なった。午前練習のあと、午後はプリマベーラと調整マッチを行なった。ヒデは4-4-2の左ボランチで先発フル出場。先発復帰に向けて好調をアピールした。試合は前半、ヒデのパスを受けたファンティーニが得点を挙げ、1−0で勝利した。
 
≪パルマ戦スタメンは?≫
日曜日のパルマ戦のスタメンは未だ不透明だ。左MFにはギグーもしくはヨルゲンセン、ボランチ一枚はドナデルでほぼ確定だが、もう一枚をヒデ、マレスカ、オボド、ピアンジェレッリで争う事になるだろう。で、別メニュー調整中のマレスカだが、調整マッチも欠場し、「復帰への確率は言えない。パルマ戦に間に合うかは分からない。つまりピッチに立てるかどうかだ」とパルマ戦復帰に消極的な態度を示した。また、ここまでルパテッリが正GKだったが、ここに来てセハスの起用も噂されている。
 
≪会長コメント≫
アンドレア・デッラ・バッレ会長は10日の調整マッチをガッリ強化部長、ルッケージGMとともに観戦。試合後、「我々には、この厳しい状況を上手く管理できる権威ある監督がいる。日曜日は、ファンの大きな声援がチームには必要だ。我々は今、とても落ち着いている。私の兄(名誉会長)が言ったように、論争はもうここでストップさせよう」と語った。
 
≪リガノ会見≫
「僕の個人的な状況については聞かないでください。僕に最初にすべき質問は、チームについて。現時点で重要なのは、チーム、そして順位。パルマとの直接対決に集中しようよ。個人的なことを話すべきではない。それは新聞のページを埋めることにしか役に立たない。今は落ち着きが必要。もちろん、プレイしたい気持ちはある。僕はスタメンの座を獲得するために戦う。でも、以前からスタメンが確約されていたわけじゃないし、今もベンチが定位置なわけではない。僕らはA残留を果たさなければいけない。僕の目標はA残留だ。ジェノバで起こったことについては、ちょっとした失望感はある。でも、試合開始早々で9人での戦いを強いられたのは、僕らにも原因があった。今は日曜日のデリケートな試合になるだろう。最近の数試合を見てみても、僕たちは大事な場面で力を発揮しなくちゃいけない。ここ最近、僕たちは幾度と無く仕切り直しをしたけど、最後の最後までリードを保てなかった。僕たちがブレシア戦で引き分け、順位が上がらなくなったと同時にパルマはいつも順位を上げている。これが彼らとの違いだ。よく練習し、準備を整えるよ。でも、力が入りすぎても良くないね。おしゃべりはもう十分。僕らは一致団結してピッチに向かう必要がある。こんなに短期間で苦労して手に入れた物すべてと共にセリエAの座を失ってたまるものか。ここ数試合では良い内容のプレーもあったけど、リードを一度も守りきれなかった。勝てるという確信はあるし、パルマとのゲームは最近とは違った結果が待っていると願っているよ。日曜日に勝つための望み、確信はある。勝てると信じている」
 
≪Happy Birthday≫
本日はマレスカの25回目の誕生日です!
 
≪データいろいろ≫
▼23節を終了して交代枠69人(3人×23試合)があったが、フィオレンティーナは57人しか使っていない。
▼フィオレンティーナが過去7試合で獲得したポイントは勝ち点「1」、630分間で失点13、得点5。
▼ファンティーニがパルマ戦で出場すれば、プロ生活300試合出場となる。ファンティーニは1995年5月28日のデビュー以来、9クラブに在籍、セリエA38試合、セリエB152試合、セリエC1で84試合、イタリア杯21試合、他のトーナメント4試合に出場している。
▼パルマは37失点のうち35%にあたる13失点を76分から90分の間に喫している。
▼フィオレンティーナ-パルマ:
順位:16位−16位
勝ち点:23-23
勝利:5-5
負け:10-10
引き分け:8-8
総得点:21-24
総失点:30-37
 
2005.02.10
≪nakata.net TV≫
本日22時よりnakata.net TV 2月号が放映されます。今回の内容は、風間八宏さんとシーズン前半戦のプレーを振り返ります。また、「ナカタノナカミ」のメイキング映像等も放映予定です。詳細はこちら
 
≪ヒデMail≫
昨日付けで「Tsunami Disaster」が到着しています。連敗中のフィオにいて次節への決意を「とにかく走る」と語っています。!また、チャリティマッチへの招待についても触れています。Let's go!
 
≪また雑誌に登場≫
2月24日発売の「UOMO」創刊号(集英社)にヒデが登場します。
 
≪プレゼントはワイン≫
去る、2月3日、ヒデはいつもお世話になっている歯科医の山口先生の結婚式に保証人として参加したそうです。ヒデから山口先生への結婚のプレゼントは、彼の生まれた年の1966年のイタリアワインだったそうです。
 
≪次節先発争い≫
ガゼッタ紙によると、ヒデの次節先発はマレスカ次第のようです。マレスカは回復の兆候を見せてはいるものの、まだボールを使った練習をしておらず、フィジカルトレーナーと調整しています。しかし、ガゼッタ紙はマレスカの先発を予想しています。
(4-4-2)
Lupatelli
Ariatti
Viali
Dainelli
Chiellini
Di Livio
Maresca
Donadel
Guigou
Miccoli
Rigano
 
≪午前・午後練習≫
9日のフィオレンティーナは、午前と午後の2部練習を行なった。また、午前の練習後にはスタッフ以下選手全員が昼食を共にした。
 
≪ディ・リービオの涙が出るような会見≫
午後の練習前に、キャプテンであるディ・リービオが会見に臨んだ。
「長い間、口を閉ざしていたが、今回は自分自身で会見に出ると決めた。パルマ戦、僕らに失敗は許されない。基本は勝つことだ。誰も今のような順位を予想していなかった。だって、クラブはとてもいい補強したからね。残念ならが、けが人が多発し、その影響をモロに受けたかたちだ。キャプテンとして、そしてチームいちのベテランとして、もう無駄なおしゃべり十分だと言いたい。試合のことだけを考えようよ。僕らは、誰にも贈り物、または優遇を要求したことはない。僕らに帰属するものが欲しいだけ。僕自身、そして僕の現状については話したくない。だって、今重要なのは、グループだからね。このようなケースでは、個人的なことは話すべきではない。僕がきょうこう皆の前で話しているのは、チームを助けるためだけ。残念ながら、チームは現在、多大なる困難を強いられている。何もアピールするためにここに来たわけじゃない。だって、ファンはいずれにせよ、僕らを応援してくれると知っているからね。僕らはチームのために全力を尽くすよ」
 
≪終結?≫
8日付けガゼッタ紙は、5日のサンプドリア戦後にゾフ監督が「政治的な圧力で不利な判定を受けた」と発言したことについて、ディエゴ・デッラ・バッレ名誉会長が「この問題は終わった。政治とサッカーは関係ない。我々はいいサッカーをして勝たなければならない。」と終結宣言を伝えた。一方、ラ・ナツィオーネ紙は、ルッケージGMとゾフ監督が近日中にもイタリアサッカー協会の検査官から呼び出しを受け、尋問が行われると報じている。
 
≪代表召集メンバー≫
▼ドナデル:イタリアU-21イタリア代表としてロシアとの親善試合に先発フル出場。2−1で勝利をおさめた。
▼ボジノフ:親善試合ブルガリア vs セルビア・モンテネグロに先発フル出場。0−0のドローでした。
▼ヨルゲンセン:2006年W杯ヨーロッパ予選、ギリシャ vs デンマークに召集されたが、ベンチスタート。後半35分を終わって2-1で負けています。
▼キエッリーニ:親善試合イタリアvsロシアに召集され、後半23分から途中出場。2-0で勝利しました。
 
≪9日付けコリエレ紙≫
各選手の現状がよく分かります。コチラから。
 
2005.02.09
≪津波被害チャリティマッチ≫
2月15日にインド洋津波の被災者のためのチャリティー試合「Football for Hope」がバルセロナで開催される。以前からヒデの参加も伝えられてきていたが、2月8日付けの日本の報道では、「中田英寿の参加は見送られた模様」となっている。また、FIFA公式HPの2月5日付け参加メンバーには、ヒデの名前がない。一方、フィオレンティーナ公式HPでは2月8日付けで「参加要請を受け、招待を受けた」と報じている。
 
≪ヒデ次節先発へ≫
ガゼッタ紙では、ヒデの次節パルマ戦での先発が予想されている。同紙は、マレスカが8日の練習も別メニューであったことを受けて、ヒデを先発メンバーに名前を並べた。予想先発は以下の通り。
(4-4-2)
Lupatelli
Maggio
Viali
Dainelli
Chiellini
Ariatti
Nakata
Donadel
Jorgensen
Miccoli
Rigano
 
≪練習再開≫
8日午後、300人のサポーターが見守る中、練習が再開された。FWパッツィーニはチーム練習に合流したが、マレスカは別メニューだった。本日も午後練習が予定されている。
 
≪1試合出場停止≫
スポーツ規律委員会は8日、5日のサンプドリア戦で相手選手にひじ打ちをしたとして退場処分を受けたボジノフに対して、1試合の出場停止処分を言い渡した。なお同じく退場処分を受けたデッリ・カッリにも同処分が下された。
 
≪ルッケージGM≫
スポーツ規律委員会は、ルッケージGMが5日のサンプドリア戦とのハーフタイムに審判の控え室に許可なしで勝手に入り、ドンダリーニ主審に対して数々の暴言を吐いたとして、今年6月30日までの活動の停止、1万ユーロ(約140万円)の罰金を科した。ルッケージ氏は、サンプドリアの役員を突き、さらに皿を壁に叩きつけたとも伝えられている。これに対し、ルッケージ氏は「報道されたものと事実とが、いくつか異なる点がある。すべてが興奮した状況で起こり、さらに審判団のロッカルームには自分以外にも他にも何人かいた。出きり限り早く異議を申し立てたいと思っている」と異議を申し立てることを明らかにした。
 
≪パルマ・バラルディ氏≫
パルマのスポーツ・ディレクター、バラルディ氏は、フィオレンティーナとサンプドリアとの試合後に巻き起こった騒動を受け、「フィレンツェの雰囲気を心配している。試合後の発言は理解できるが、その後はトーンが変わらなければならない。我々にとっても、サポーターや審判にとっても、フィレンツェがサッカーの試合をできる雰囲気にあることを願っている」とコメント。次節の試合を取り巻く環境を憂慮している。
 
≪ルッケージGM会見≫
ルッケージGMが8日会見を行ない、「今日、練習を再開したのだが、今週は大切な一週間だ。この状況にさまよい込んだのは私達なので、私達の力でここから抜け出せるだろう。我々が言いたい事はすでに言った。我々は試合での疑惑の判定について、ただ単に審判の権限を今より軽くし、一貫性のある判定を求めたいだけだ。」と語った。
 
≪新GKコーチ≫
8日、フィオレンティーナは新しいGKコーチ、リド・ヴィエリ氏(65)の就任を発表した。同氏は70年メキシコW杯でゾフの控えの第3GKだった。
 
2005.02.08
≪発売!≫
nakata.net で連載中の『Italy Walk』の書籍第2弾、『nakata.net ITALY WALK 2005』(角川書店)が2月5日より発売されています。詳細はコチラ。また本日、中田英寿公認BOOK「ナカタノナカミ」(マガジンハウス)が発売されます!前者は1680円、後者は1000円です。
 
≪ミッコリ高評価≫
サンプドリア戦の採点で、ガゼッタ紙とコリエレ紙は、ミッコリに両チーム通じて最高点タイとなる7点を付けた。フェイント、ドリブル、ロングシュート等で孤軍奮闘、途中交代時にはアウェーながらもスタンディングオベイジョンを受けました。
 
≪ゾフ監督の進退は?≫
6日付の全国紙コリエレ・デロ・スポルトは早くも1面で「辞任の危機か」という大見出し付きの進退問題を報じた。試合後の会見で同監督は、「自分から言うことはない。チームが決めること」と話し、ルッケージGMは「今はアンラッキーが続いているだけ」と現時点での解任を否定した。
 
≪名誉会長コメント≫
ディエゴ・デッラ・バッレ名誉会長は、「政治がカルチョの世界に入っているとは信じない。ゾフ監督の辞任はない。彼はひとつのケースを言っただけだ。我々は、選手がコンディションを整え、いいプレーが出来るようにケアしたい」とコメントした。
 
≪キエッリーニのコメント≫
イタリア代表に召集されたDFキエッリーニは7日、地元ラジオ局のインタビューに答え、「不幸にも僕達は非常にネガティブな時期にある。僕達は1月から自分達の望む結果を生み出していない。全ての審判は自身の信念に基づいて振る舞うものだよ。ドンダリーニも同様さ。審判は僕達にペナルティーを課したけど、僕達も多くの失敗をした事を言っておかなければならない。僕達プレイヤーは政治的意図について語るべきではないし、ピッチ上でベストを尽くす事だけを考えている。ティフォージ達も失望しているだろうけど、僕たちも失望している。サポートを続けてくれる事を望むよ。過去の失敗を繰り返してはいけない。2人出場停止だけど次のパルマとの対戦で勝利を得るさ。」とコメントした。
 
≪本日のフィオ≫
本日午後に練習が再開されます。ゾフはウイファルシを使えない。彼はまだ膝に故障を抱え別メニューを行なっている。次の日曜日はボジノフとデッリ・カッリが出場停止で使えない。しかし、マレスカとパッツィーニが戻ってくるだろう。スタメンで使うかもしれない。ゾフがシステムを変えるか、サンプ戦の最初の9分間のように4-4-2で望むかは、練習を見てからの判断になる。
 
2005.02.07
≪ヒデ画像≫
サンプドリア戦のヒデの画像があります。この無表情は…こちらへ
 
≪アンケート≫
Brain News Networkで「中田英寿はジーコジャパンに必要ですか?」というWebアンケートが実施されています。私が投票した時には大きくパーセンテージが変動したので、まだ投票数は少ないと思います。さぁ世論を作るんだ!Let's go!
 
≪ヒデ無言≫
北朝鮮戦の日本代表メンバーが発表された3日の翌日、練習前に報道陣に囲まれたがヒデは無言を貫いたそうだ。
 
≪雑誌ネタ≫
週刊現代2月12日号に「ジーコ・ジャパン、采配と海外組に死角あり−北朝鮮戦は楽勝できない」という記事があります。ヒデに関しても触れられています。こちらから紙面のイメージくらいは見ることが出来ます。
 
≪休み&代表召集≫
フィオレンティーナは試合翌日に続き、本日も練習は休みの模様。また、ヨルゲンセン(デンマーク)、ボジノフ(ブルガリア)、キエッリーニ(イタリア)、ドナデル(U-21イタリア)は代表チームに招集された。
 
≪会長コメント≫
デッラ・ヴァッレ会長は試合後、客観的に見てもかなり理不尽な2つの退場に対し「これはフィオレンティーナに対する迫害だ」というコメントをした。
 
≪Tifosissimo!!!≫
Tifosissimo!!!」にてサンプドリア戦のレビューがあります。
 
≪気になる順位≫
2月6日、第23節の日程を消化して順位が確定しました。フィオレンティーナはパルマに並ばれましたが、変動なく16位です。24節、25節はパルマ、シエナと対戦します。どちらも絶対に負けられません。セリエA下位の順位は以下の通り。
11位 Lecce 29
12位 Chievo 28
13位 Livorno 27
13位 Messina 27
15位 Lazio 24
16位 Fiorentina 23
16位 Parma 23
18位 Siena 21
19位 Brescia 20
20位 Atalanta 14
 
2005.02.06
≪負け×6≫
第23節サンプドリア戦は、開始10分までにボジノフとデッリ・カッリが退場し、なす術もなく敗戦。フィオレンティーナは4連敗。引き分けをはさんで6連敗(号泣)
 
≪ヒデ不出場≫
先発にも予想されていたヒデだが、ベンチスタート。途中出場が期待されたが、ゲームプランが変わったこともあり出場機会はなかった。
 
≪試合詳細≫
出場メンバー:
GK:ルパテッリ
DF:デッリ・カッリ、ダイネッリ、ヴィアリ、サヴィーニ
MF:アリアッティ、ドナデル(オボド)、ピアンジェレッリ、ギグー(キエッリーニ)
FW:ボジノフ、ミッコリ(ヨルゲンセン)
 
前半8分、センターライン近くでボールを奪ったボジノフがヴォルピに引っ張られたことに報復の肘打ちで一発退場!
前半10分、ドナデルのファウルの判定に対しデッリ・カッリが暴言を吐き一発退場!
前半15分、サンプドリア、トネットのクロスをエリア内でロッシーニが胸トラからシュート。フラーキの足に当たりそのままゴール。1−0。
前半20分、フラーキが左からのクロスをボレーシュートするも枠外。
前半21分、フラーキが右からのクロスをヘディングシュート。枠外。
前半22分、サンプドリアのバックパスが乱れ、CK獲得するもクリアされる。
前半25分、フィオ正面からのFKはクリアされる。
前半26分、フィオ右からのFKがクリアされる。
前半28分、サンプ、パロンボのミドルがバーを叩く。
前半33分、トネットが抜け出してルパテッリの股抜きゴール。2−0。
前半35分、ミッコリのFKはキーパーが難なくキャッチ。
前半40分、カウンターからフラーキがシュートするもルパテッリがセーブ。
前半44分、ミッコリの遠めからのシュートは枠外。
前半ロスタイム、フィオのCKからのこぼれ球をミッコリがシュートするも枠外。
 
後半3分、トネットが左からシュートするも枠外。
後半10分、ミッコリが左サイドを突破してCKを得るも、こぼれ球をギグーが持ち込みすぎてゴールラインを割る。
後半12分、パロンボが左から切れ込み折り返しをディアナがシュートするもルパテッリがセーブ。
後半24分、交代出場のガスパローニから走りこんできたトネットに渡りシュート。枠外。
後半29分、ガスパローニが左から崩し、フリーでディアナがゴール。3−0。
後半40分、S・インザーギから受けたガスパローニのシュートはルパテッリがキャッチ。
後半ロスタイム、オボドが左サイド深くで倒されFK。壁に当たってこぼれたボールをヴィアリがフリーでシュートするも枠をそれる。
 
サンプドリア-フィオレンティーナ
▼枠内シュート:8-1
▼オフサイド:0-1
▼コーナーキック:2-4
▼ファウル:8-11
▼イエローカード:2-0
▼レッドカード:0-2
▼ボール支配:36分35秒-27分7秒
 
≪fiorentina.itの採点≫
いつもは厳しい現地サイトの採点も、今節の戦犯以外は判官びいきです。
ルパテッリ:4.5 デッリ・カッリ:3 ヴィアリ:6 ダイネッリ:5.5 サヴィーニ:5.5 アリアッティ:6+ ドナデル:6 ピアンジェレッリ:6 ギグー:6 ボジノフ:5 ミッコリ:7.5 ゾフ監督:s.v. オボド、キエッリーニ、ヨルゲンセン:s.v.
 
≪現地記者の反応≫
早々に退場者を2人出してゲームを壊してしまったドンダリーニ主審に対して、現地記者は不満の様子だ。ボジノフの退場に処分に関しては「伏線なっていたプレーがあったわけではない。イエローが妥当。明日の新聞1面はドンダリーニに決まり。おそらく採点は4点くらいだろう。ドンダリーニは2〜3試合くらいは出場停止になるだろう。200万円前後の減収になるね。」と話していた。
 
≪ドンダリーニ主審のコメント≫
ドンダリーニ主審はハーフタイムには異例とも思われるコメントを残した。「彼(デッリ・カッリ)は不適切な言葉を使った。私は非常に侮辱された」と語った。
 
≪ゾフ監督コメント≫
ゾフ監督はハーフタイムにチーム全体に対して、「自分達の力を信じていこう。みんな、一人で頑張っているミッコリに続いていくんだ」と激励した。しかし、結果は既に決まっていた。
 
≪ボジノフのコメント≫
肘打ちで一発レッドのボジノフは、「何も語ることはないよ。家に帰ってビデオを見れば全て分かるさ。審判も家に帰れば分かるだろう。僕はヴォルピに対して、悪いことは何もしていない。僕は相手が引っ張ったから、多くのFWがやるように振り払っただけだ。彼は抗議さえもしなかったからね。サンプドリアの選手は落ち着き払って家に帰るけど、僕らは穏やかではない。フィレンツェは試合に勝たないと、その翌週は厳しい一週間を過ごさなければいけない。ドンダリーニ主審とは話をしていない。話すケースでもなかった。彼は主審で、こういう選択を下したんだ。今は出場停止が1試合で済むことを願うだけ。チームメイト、クラブ、サポーターの前で謝るよ。そして次のパルマ戦では勝利を願っている。」とコメントした。
 
≪ゾフ監督試合後コメント≫
「もし私の存在が迷惑なら、フィオレンティーナにとって、オーナーにとって邪魔なら、私はフィオレンティーナに損害を与えるのを避けるためにチームを去ることもできる。悪い予感が脳裏をよぎった。今もそれが頭の隅に残っている。私はいくつかの態度について、チームを激しくとがめた。最初はそうじゃなかったが、信用のおけないものになったかもしれない。繰り返すが、悪い予感が脳裏をよぎった。ドンダリーニ主審?彼の職業は主審で、彼は自分の信じるようにやっている。彼に退場処分などについて説明を求めることはできない。悪い予感?私のポジションに対して疑いを持ったんだ。確信じゃない、疑いだ。さっきも言ったように、私の存在はそんなにチームの役に立たないのかもしれない。辞任?私はクラブの職員。自ら自由を得ることはない。悪い予感がするだけ。試合に負け、次節に向け選手をも出場停止で失った。強い権力に嫉妬?悪い予感で、確信ではない。でも、疑いは持っている」
 
≪ルッケージGMのコメント≫
「我々が何らかの過ちを犯したのは事実。でも、ここ数試合で、審判の判定が我々に対して不利に働いているのも確かだ。フィオレンティーナのファン、そしてフィンレツェという町はもっと尊重されてしかるべきだ。審判が8分の間に選手を退場させ試合流れを変えるなんてありえないことだ。ゾフのコメント?彼に同意している。チーム?最後まで諦めずに反撃した。ファンは落ち着いて欲しい。この状況から必ずや脱出するよ」
 
≪ノベリーノ監督≫
「チームは今日もよく戦った。ボジノフの爆発によって容易になった異例のゲームだった。我々もシエナに対して9人で戦った事がある。」
 
≪サンプ、パロンボのコメント≫
「僕らはフィオレンティーナの2つの退場によって大きなアドバテージを得た。変わった試合だったよ。ヴィオラとの対戦は、いつも特別な感情を覚えんだ。彼らにとっては残念だけど、サンプが勝って僕はとても満足している」
 
2005.02.05
≪会食≫
ディエコ・デッラ・バッレ名誉会長が3日夜、選手全員をフィレンツェ郊外のレストランでの食事会に招待し、チームメートとの結束を高めた。同時間帯にスタジアムでCM撮影の予定が入っていたヒデも、撮影の時間を変更して食事会に参加した。その後、スタジアムでのCM撮影に向かったそうだ。
 
≪ヒデ先発か?≫
本日、第22節サンプドリア戦でのヒデの先発は不透明です。イタリア各紙によって意見は分かれているようです。ガゼッタ紙は4-4-2システムで中盤にアリアッティ、ドナデル、中田、ヨルゲンセン(マッジョの可能性もあり)と予想しています。また、ダータ・スポルトも同様に予想しています。オボドは先発落ちのようです。一方、fiorentina.itはヒデの先発ではなくオボドを予想しています。いずれにしても4-4-2システムでミッコリとボジノフの2トップは確定と見ていいでしょう。ガゼッタ紙の予想は以下の通り。
(4-4-2)
Lupatelli
Delli Carri
Viali
Dainelli
Chiellini
Ariatti
Nakata
Donadel
Jorgensen
Miccoli
Boijnov
 
≪怪我人≫
ウイファルシはまだ膝を痛めており、あと3週はかかる見込み。マレスカはふくらはぎを痛めており復帰まで1週、新加入のパッツィーニは1週を要すと見られているが、別メニューで練習している。3日の練習で筋肉を痛めたディ・リービオは4〜5日、GKのロッカーティは風邪をひいて4〜5日かかると見られている。また、キエッリーニは昨日の練習を休んだようです。場合によっては最終ラインの左にサヴィーニが入ることもあるでしょう。
 
≪ゾフ監督会見≫
「今の状況を意識して楽観主義でむかうよ。いつもポジティブでいく。会長は我々を勇気付けてくれ、ポジティブに考え、最大限にトライするよう言われた。選手達は敗戦のあとでハッピーではない。ターンオーバーについては言及しない。その時点で最高の選手をピッチに送り出すよ。」
 
≪サンプ戦見どころ≫
▼主審はドンダリーニさん。今季の開幕ローマ戦でジャッジした人です。この主審が笛を吹いた試合で、サンプドリアは通算1勝1分2敗、フィオレンティーナは1分3敗です。
▼サンプドリアはココまでリーグ23得点を挙げているが、そのうち半数以上(56.5%)が31分から45分に挙げている。前半31分から45分には6得点、後半31分から45分には7得点を挙げている。
▼サンプドリアはセリエA通算1999ゴール。2000ゴールを挙げさせるな!
▼ヨルゲンセンが出場すればセリエA200試合出場。1997年8月31日ウディネーゼvsフィオレンティーナがセリエAデビューだった。
▼今季ここまでフィオレンティーナは、現在の上位7チームに対して3分6敗と勝ち星ナシ。
▼フィオレンティーナが最近6試合で獲得した勝ち点はわずか『1』ポイント。
▼イギリスのブックメーカーの予想はサンプドリアの勝ちは1.90倍、引き分けは2.90倍、フィオレンティーナの勝ちは4.15という掛け率を設定した。
 
≪パレルモがマレスカに興味≫
パレルモがマレスカ獲得に向け乗り出していることが明らかとなった。パレルモのザンパリーニ会長が、「マレスカは私のお気に入り選手。獲得ができないとは限らない」と語った。マレスカは昨夏、フィオレンティーナがユヴェントスから所有権を半分勝ち取るかたちで現所属チームに移籍。従い、パレルモがユヴェントス所有の残り半分を買い取れば、マレスカがパレルモのユニフォームを着る可能性も出てくる。また同会長は、「ミッコリ獲得は困難を極めるだろう。でも、ミッコリはトーニの相棒に最適だ」とマレスカと同じパターンでフィオレンティーナに移籍したミッコリにも興味を示していることを明らかにしている。ちなみにデル・ピエロに関しても「出場させないなら俺にくれ」とのコメントもしていた(笑)
 
≪ドナデルU−21に選ばれる≫
MFドナデルがイタリアU-21代表に選ばれた。U-21イタリア代表は、8日(火)にロシアU-21とのテストマッチに挑む。
 
≪新強化部長?≫
4日付けのラ・ナッツィオーネは、フィオレンティーナが改革のために新強化部長の招聘を画策していると報じた。ベネチアの強化部長時代に名波浩を加入させた現サンプドリアのマルトーラ氏、キエーボのサルトーリ氏ら4人の名前を挙げた。
 
≪ジーコ欧州組について語る≫
北朝鮮戦に召集しなかった欧州組について、ジーコ監督は、「コメントしにくい。彼らの活躍があって、ここまでがある。ただ、前にあったことを考えてみても、試合直前に日本に戻って責任や圧力を背負わなくてはならないのは厳しいこと。それに1人、2人ならいいが、3人、4人、5人…となると、連係の部分で難しい。去年を踏まえて今回は見送った。だが、彼らの力が必要になってくることは必ずある。力をたくわえておいてもらいたい」 と語った。また、川淵キャプテンは、「サブで起用することは中田に対して失礼だ。イラン戦には中心選手として戻ってきて欲しいと思う」と完全復活に期待を寄せていた。
 
≪中田の現状≫
2月3日(木)に発売された『SPORTS Yeah!』No.111に、ヒデの現状についての記事があります。こちらですが、ネット上で記事は読めません(涙)
 
2005.02.04
≪パレルモ戦ヒデ採点・評価≫
意味のないことかもしれませんが、個人的興味により、今回はヨルゲンセンの採点も掲載します。
▼ガゼッタ・デッロ・スポルト:6 出場した45分間、期待を裏切ることなく自分自身の仕事をこなした。まい進し、前線にいくつかのいいボールを送り込むことにも成功した。(ヨルゲンセン6)
▼コリエレ・デッロ・スポルト:5.5 ピッチに登場する前にブーイングを受けた。いいスタートを切り、FWに対して攻撃を組み立てた唯一の選手だった。それから勢いを失い、ゾフは予定どおり交代を命じた。(ヨルゲンセン5)
▼トゥット・スポルト:5 最初はヨルゲンセンより優先され出場。いいスタートを切ったが、そのあと姿を消した。(ヨルゲンセン5.5)
▼コントロカンポ 4 前線と中盤のつなぎ役をすべきだったが、これまでのシーズン同様、何もないまま終わった。(ヨルゲンセン5.5)
 
≪ゾフ監督コメント≫
「うまくいかないことがいろいろとある。前の試合まで3連敗を喫していた影響もあり、残念ながらリードを許すと憶病になってしまい、冷静さを失ってしまう。開始直後は良かったが、それからゴールを決められてしまい、自分たちの恐怖心に負けてしまった。チームのバランスを崩したのは私のせいでもある。精神面でもフィジカル面でも、あらゆる点で努力が必要だ。ボイノフ? デビュー戦を勝利で飾らせてあげたかった」
 
≪代表召集されず≫
日本サッカー協会は3日、9日の北朝鮮戦に臨む日本代表候補24人を発表した。ヒデは召集されなかった。
 
≪3日のガゼッタ紙≫
以下、3日のガゼッタより要約です。
「3日、チームは15時から軽めの練習を行なった。ゾフ監督には良いニュースはない。マレスカとパッツィーニは第24節パルマ戦には回復する見込み。ウイファルシは依然離脱中です。DFヴィアリは累積警告により次節サンプドリア戦は出場停止。ゾフ監督はサンプドリア戦でシステムを変えるかもしれない。キエッリーニをDFラインに下げ、マッジョ、ダイネッリ、デッリ・カッリと4バックを用いるかもしれない。ミッコリは『セリエBに落ちるようならプレーを止めるよ。』とコメント。 来週には新しいGKコーチが採用されるだろう」
あ、ちなみに第23節サンプドリア戦は2月5日(土)18時(現地時間)にキックオフです。お間違えのないように。
 
≪ミッコリ会見≫
「ゴールを挙げたけど成功には至らなかった。僕達は結果を残さなければならない。ボジノフとはすでに理解が出来ている。いい場面もあったけど結果はしばしばネガティブだ。サンプドリア戦ではプレーしなければならない。悪くても勝利しなければならない。もしメンタリティーを伴なわなければ結果は悪くなる。残り試合はどんどん少なくなるから、さらに困難になってくる。パレルモ戦では2−0となった後に得点をあげ、少なくとも引き分けを目指したけど、エリアの中に10人が守る相手を崩すことはやさしいことではない。僕達は少しのことを改善しなければいけないし、グループとしてチーム作っていかなければならない。」
 
≪アリアッティ会見≫
「僕達はこういう状況を予期していなかった。でもこの数字は事実だ。難しい時期だよ。言い訳をしないで、責任を果たさなければならない。問題は多いよ。でも結果を残さなければならない。コンパクトにまとまり勝利を得なければならない。フィジカルコンディションに多くの問題はない。ナーバスなエネルギーがコンディションに影響する。」
 
≪会長・ボジノフを獲得して≫
アンドレア・デッラ・ヴァッレ会長がボジノフを獲得して語った言葉です。
「今わたしは、F1のモナコグランプリでゴールしたドライバーのような気分だ。疲れたね。我々はヴァレリー・ボジノフの獲得に成功した。彼は世界的に屈指の才能を持つ選手だよ。この交渉で、私は確実に何キロか痩せたと思うよ。たくさんの人が私に聞くんだ。一体どうやってボジノフにイエスと言わせたのか、とね。そう、これは我々にとって最も重要な勝利だ。ボジノフのようなトップクラスの選手が、チェルシーではなくフィオレンティーナを選んだということは、我々のチームにある重要な何かを彼が感じ取ったということ、また、彼のキャリアにおいて最高のこの時期を、我々のチームで過ごしたいと彼が考えているということだ。とてもうれしいね。アブラモビッチの誘いを断るのは簡単ではないはずだし。ボジノフはどんな選手かって?彼はアドリアーノのような才能をもち、やる気があって、さらにはビエリのような強さも兼ね備えている。いや、むしろ、昨夏に我々が口説いた大型ストライカー、チェバントンに通じるものがあるかもしれない。ボジノフとミッコリは、完璧なコンビネーションをみせてくれるはずだ。さらにはパッツィーニもいる。彼のことを忘れちゃいけないよ。パッツィーニは、昨シーズンの最優秀新人選手に選ばれたばかりで、現在、また将来においても重要なもうひとつの戦力だ。我々は強力なトリオを得たと思わないか?我々はいま、彼らのゴール力も武器にして、順位表上のこの微妙な位置から早いところ抜け出さなければいけない。勝ち点と爽快さが我々には必要だ」
 
2005.02.03
≪負け負け負け!≫
第22節、ホームで行なわれたパレルモ戦は1−2で敗戦。これでリーグ3連敗!第19節ブレシア戦の引き分けをはさめば、5連敗。ここ6試合で得た勝ち点はたったの1ポイントである。降格圏までわずか1ポイントの16位。
 
≪ヒデ先発・前半で後退≫
スタメン出場が微妙だったヒデは2列目の右で先発。立ち上がりわずか20秒で右サイドからクロスを上げ、ボジノフの移籍後初シュート(ヘディング)を引き出した。直後から果敢に前線のミッコリ、ボジノフに好パスを出し攻撃の軸となった。コンディションも良さそうで、躍動感も出てきており、後半が期待されたが、ヨルゲンセンとの不可解な交代でベンチに下がった。
 
≪ヒデの評価≫
現地サイトfiorentina.itの評価は「6+:フランキでよいパフォーマンスを見せた一人」と評価された。得点を挙げたミッコリに次いでチーム2番目の評価だった。また、現地イタリア人ジャーナリストの評価は意見の分かれるところであったが、「中田、ミッコリ、ボジノフがかみ合っていたのに交代は不思議。あいつ(オボド)を交代させるべき」との声もあった。
 
≪試合詳細≫
出場メンバー:(3-5-2)
GK:Lupatelli
DF:Dainelli, Delli Carri, Viali, Chiellini
MF:Ariatti, Obodo (29' st Rigano), Donadel, Nakata (1'st Jorgensen)
FW:Bojinov, Miccoli
 
前半1分、ヒデが右サイドからクロス。ボジノフがヘッドで叩きつけるもキーパー正面。
前半4分、ヒデは立て続けにFWへボールを出し、ミッコリ、ボジノフのコンビでゴールを狙うも相手DFに阻まれた。
前半13分、ミッコリ、アリアッティと繋ぎ、クロスをボジノフがヘディングシュート打つもゴールならず。
前半17分、パレルモ、トーニからポッサンツィーニにわたり、シュート。ルパテッリがセーブする。
その後、中盤のつぶし合いからパレルモが攻勢に出るが、フィオレンティーナもしのいでいた。
前半38分、ビアリからの浮き球をボジノフがバイシクルシュート。枠をそれる。
前半40分、パレルモのCKからフィオのカウンター。ミッコリが持って上がりDFに倒されるも笛は鳴らず、オボドが拾い中央にパスを出すがDFにクリアされる。
前半42分、ミッコリのシュートはキーパー正面。
後半11分、パレルモFKからトーニがヘディングシュート。わずかに右にそれる。
後半13分、トーニのヘディングシュートはポストに当たるが、ルパテッリにあたりゴールへ吸い込まれる。パレルモ先制!0−1。
後半24分、途中出場のマリアノ・ゴンザレスがワンツーから一人で持ち込み、DFをかわして追加点。0−2。
後半26分、FKからのこぼれ球をオボドが競って落ちた所をミッコリが蹴りこみゴール!1−2。
後半31分、トーニが左からのクロスに合わせシュート。ゴールポストに助けられる。
フィオは3トップで反撃を試みるが、バランスのいいパレルモのDFを崩すことができず、試合終了。
 
フィオ-パレルモ
▼枠内シュート:6/9-5/10
▼オフサイド:2-4
▼コーナーキック:5-6
▼ファウル:33-26
▼支配率:57%-43%
 
≪fiorentina.it採点≫
ルパテッリ4.5 デッリ・カッリ4.5 ダイネッリ5 ヴィアリ5 キエッリーニ5 アリアッティ5 オボド4.5 ドナデル5.5 中田6+ ボジノフ6 ミッコリ6.5 ヨルゲンセン5 リガノ5.5 ゾフ監督5
 
≪雑感≫
試合序盤はヒデが起点となり、ミッコリ、ボジノフのコンビで崩しにかかり得点の匂いは漂った。攻守の切り替えの激しい好ゲームだったが、次第にチームとしてのまとまりのあるパレルモが攻勢に出た。夏・冬で74億円超とも言われるフィオレンティーナはタレントは抱えるものの、イマイチかみ合っていない。ここに来てDF陣の脆さが目に付いてきている。簡単にクロスを上げられたり、FWに競り負ける場面が多々見られた。まだまだチームとしてまとまらなければならない。それにしてもヒデの交代は納得できません!
 
2005.02.02
≪ヒデ先発落ちか≫
1日、フィオレンティーナは軽いサーキットトレーニングを行った後、混同チームでミニゲームを行った。本日のパレルモ戦のスタメンは、前線がミッコリとボジノフ、DFがデッリカッリ、ヴィアリ、ダイネッリ、中盤は右からアリアッティ、オボド、ドナデル、キエッリーニ、ヨルゲンセンが務めるものと予測されている。ヒデは召集メンバーには入ったが・・・。なおマレスカ、ウィファルシ、パッツィーニは怪我のため練習を休んでいる。ガゼッタ紙の先発予想は以下の通り。
(3-5-2)
Lupatelli
Delli Carri
Viali
Dainelli
Ariatti
Jorgensen
Donadel
Obodo
Chiellini
Miccoli
Boijnov

≪練習場に300人!≫
1日、フィオレンティーナの練習場には、FWボジノフを一目見ようと約300人のファンが詰め掛けた。ピッチにはルッケージGM、メヌクッチ取締役、ガッリ強化部長も登場。
 
≪ゾフ監督会見≫
「クラブは移籍市場でものすごく骨折った。獲得された選手はみんな素晴らしく、しかも将来性豊かな選手ばかりだ。難しい移籍市場の中で、クラブは本当にベストを尽くしてくれたよ。カリアリ戦での敗戦はもう忘れてしまったと願っている。我々は決して悪い試合をしたわけじゃないしね。でも、もっと良くなるように心がけたい。ファンがその手助けしてくれこと願っているよ。クラブは移籍市場で(金銭面で)多大なる犠牲を払った。このようなレベルの選手の加入は、いつでも喜ばしいもの。DF陣の補強?多くのことが噂さされたが、私は満足しているよ。クラブは全力を尽くした。ドナデル、ボジノフ?すでに準備が出来ていて、まだ多大な伸びシロがあるプレイヤーだ。スタメンで起用するかはまず状況を見てみよう。まずはじっくり考えたい。決断はそれからだ。明日の試合では、2人のCF、ボジノフとリガノが起用できる。私は、リガノが(ボジノフの加入で)必然的にスタメン落ちしたとは考えて欲しくはない。私は彼を、他の選手と同様に考慮している。除外されたと考えるべきではない。きのう、インテル戦のパレルモをビデオで見た。(パレルモはインテルに)負けたけど、内容は良かった」
 
≪背番号決定≫
ボジノフの背番号が「99」に決定した。またアタランタから加入のパッツィーニは「20」、ドナデルは「16」をつけることが決まった。
 
≪移籍市場まとめ≫
ヴァレリ・ボジノフ:レッチェから完全移籍
ジェイム・サパタ・ヴァルデス:レッチェに完全移籍
アンドレア・デ・ファルコ:ピサにレンタル移籍
ダリオ・ダイネッリ:ブレシアから完全所有権獲得
ジャンパオロ・パッツィーニ:アタランタから完全移籍
マルコ・ドナデル:サンプドリアからレンタル移籍(ミランから買い取りのオプション付)
 
≪ボジノフ会見≫
こちらへどうぞ。
 
≪レッチェ会長コメント≫
レッチェのリコ・セメラーロ会長はこの移籍について以下のように語った。
 「(ボジノフ放出は)とても心が痛む選択だったよ。とくに人間面においてだ。21試合で11ゴールを記録したこのような優秀なプレイヤーを失うことになるとはいえね。彼は我々のもとで育った。だから(彼の移籍は)ハートの一部分が失うようなものだよ。だけど、その実力に相応しいだけのキャリアを我々が阻むことは出来なかった。今、(我々のもとから)巣立っていった。我々はヴチニッチに期待をかけたい。彼は(今季これまで)たった500時間のプレイで7ゴールをも決めている。素晴らしいタレントだ。それから、ヴァルデスもやって来る。彼はボジノフの放出により失う技術面の問題を最小限に抑えてくれるだろう、重要な選手だ。それに、レッチェはひとりの選手に依存するべきではない。今日のサッカー界において、我々のようなクラブ、また選手はチャンスを逃してはいけない。ボジノフがイタリアのクラブ、デッラヴァーレのような偉大な企業家のもとに移籍するというのが、私にとってはせめてもの救いだ」
 
2005.02.01
≪視聴≫
既に発売されているヒデのコンピアルバムの収録曲4曲が公式HPで試聴できます!こちら。
 
≪激安!?46,000円也!≫
昨日、都内某所で、難病と闘う子供達の夢をかなえるためにと、世界で活躍する一流アスリート達がそれぞれの思い出のユニフォームなどを持ち寄り、競りにかける「チャリティオークションナイト」が開かれた。ヒデは、2003年12月に出場したFIFA公式チャリティマッチ「ロナウドフレンズvsジダンフレンズ」で着用したユニフォームを出品。最終的にこのユニフォームは46,000円で落札した。ここで得られた収益金は、ボランティア団体「メイク・ア・ウイッシュ」を介して、病気と闘う子供達の夢を叶える資金として役立てられる。詳細はこちら。メチャ安い!俺なら倍の金額出すぜ(笑)
 
≪カリアリ戦採点・評価≫
第21節カリアリ戦の評価は各紙によって大きく異なった。
▼ガゼッタ・デッロ・スポルト:6.5 チームで一番の出来。チームがメートルを稼ぎ始めたまさにそのとき、疲労にツケを払わされた。
▼コリエレ・デッロ・スポルト:6 いいダイナミズムを保障し、そしてとくに責任感を持ってプレイ。移籍後初めて、試合を肌で感じ、受けに回ることはなかった。
▼トゥット・スポルト:5 存在感なし。
▼コントロカンポ:5 左サイドよりに広がってプレイしたが、相手を抜けず、そしてプレイの中心に入っていくことができなかった。
▼コリエレ・デッラ・セーラ:6.5 掲載なし
▼ラ・レプブリカ:5 アーモンド型の目をした幽霊。ピッチ上にいる様はいらだだしくもある。走る代わりに散歩。タックルにいくべきときは、足を引っ込める。アイディアについては話すこともない。持ったことはないのだから。2トップの後ろでプレイしたことにより、いつもよりボールタッチ数が多かったのは確か。だが、ただそのひとつでさえもうまく処理できなかった。
※1月31日付けのコリエレ・デッラ・セーラとラ・レプブリカの記事はこちらから
 
≪代表召集見送りか?≫
1月31日、日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンは、W杯アジア最終予選の北朝鮮戦に欧州から招集する選手について、腰痛などで万全でない中田英寿は見送る見通しを示し、MF稲本潤一、MF中村俊輔、FW高原直泰の3人を挙げた。川淵キャプテンは、「まだジーコ監督と話していないが、3人だと思う」とコメント。ヒデについては「今回は呼ばないでしょう。3月以降の試合になると思う」と述べた。
 
≪次節も先発か≫
ミッドウィークに行なわれる明日のパレルモ戦のスタメンについて、ゾフ監督は「マレスカが戻ってきてからもナカタを使うかは彼次第」と語った。一方、31日のガゼッタ紙はヒデを先発候補に挙げている。同紙は、MFマレスカのふくらはぎの回復にまだ1週間要するだろうとし、3ボランチは新加入のドナデル(31日の練習から参加)、オボド、ヒデを予想している。前線に新加入のボジノフ起用はあるのだろうか?予想先発は以下の通り。
(3-5-2)
Lupatelli
Delli Carri
Viali
Dainelli
Jorgensen
Donadel
Obodo
Nakata
Chiellini
Miccoli
Rigano
 
≪ボジノフ!!!≫
フィオレンティーナは冬のメルカート最終日に、レッチェからFWエミロフ・ヴァレリー・ボジノフ(18)を獲得した!ブルガリア代表FWボジノフの移籍金は1300万ユーロ(約20億円)+ヴァルデスの保有権半分(残り半分はバーリが所有)。契約は2009年6月までの4年半。入団会見は現地時間2月1日の12時から行われる。
ディノ・ゾフ監督は、「ボジノフの獲得には非常に満足している。彼は若く、重要な選手だ。」とコメントした。
 
≪移籍情報≫
▼MFデファルコ(イタリアU−20代表)をセリエC1のピサにレンタルで放出したと発表した。
▼MFギグー、MFエルゲラ、FWファンティーニの3選手については、クラブが放出を望んだが、移籍を拒否し、少なくとも今季終了まではチームに残留する。
▼アタランタから獲得したパッツィーニは、「フィオレンティーナは偉大なチーム。プレイできることを常に夢見ていた」と喜びを語った。
年棒400万ユーロ(約5千万円)の5年契約を結んだ模様。
▼ディノ・ゾフ監督は、「今回のメルカートでディフェンダーの獲得は優先しなかった」とコメント。
 
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