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2005.05.31
▼ヒデは本日合流▼
ヒデは30日に合宿地UAEに向けてイタリアを出発、同日夜にアブダビに到着し、31日の練習から合流する。
 
▼宮本、ヒデと会談志願▼
日本代表・宮本は「ヒデには話をするつもり。フィオレンティーナもセリエAに残留したし、前向きに来てくれるんじゃないかな。今のチーム状況を言葉で伝えることで、スムーズになることもある」と語った。また、「2、3人くらいの小さいグループで話し合うことも大事。3年間やってきたことが2試合で崩れるわけじゃない。自信を持っていきたい。環境が変わって気分転換になるでしょう」と語った。
 
▼ヒデのコンディションは?▼
2ヶ月間公式戦に出場していないヒデの試合勘が不安視されるが、関係者によればコンディションは上向いており、日本代表も主軸としての受け入れ態勢を整えているらしい。日本代表スタッフはヒデの契約する個人トレーナーと連絡を取り、情報を収集。昨年の股関節痛の影響もほぼなくなり、体調は万全との回答を得た。「試合には出ていないが、体は切れているとのこと。あとはこっちで合流してみてから」とスタッフは手応えを口にした。
 
▼代表のフォーメーションは?▼
バーレーン戦で想定できるヒデのポジションは…@3―5―2のトップ下、A3―6―1のトップ下に中村と並べる、B右ウイングバック、C4―4―2のトップ下などいくつか考えられる。いずれにしてもヒデがキーマンになることは間違いない。
 
▼田嶋技術委員長▼
日本サッカー協会の田嶋幸三技術委員長はフィオレンティーナの残留について、「本当にうれしい。練習前に聞きました。」とホッとした表情をみせた。ヒデが出場機会に恵まれていないことについては「その分、代表で思いっきりやってもらわなくては」と話した。
 
▼ゾフ監督コメント▼
「この勝利は相応しい結果だ。苦しんだが結果を残せて良かった。ここ2ヶ月間、我々はいいサッカーをしていた。それが報われたんだ。ファンとクラブの関係者達全員でこの喜びを分かち合いたい。これで来シーズンに目を向けられる。私がここに残るかは分からないが、私の任務は終えた。ボジノフが出られなかったのは非常に残念だ。彼に対する期待は大きかった。」
 
▼ミッコリのコメント▼
「試合前日は本当に怖かった。時間が長かった。ピッチでも他会場の結果を気にしなければならなかったからね。本当に残留できて嬉しいよ。」
 
▼アンドレア・デッラ・バッレ会長コメント▼
「この残留は、我々にとってのスクデットのようなものだ。今シーズンの結果や我々のミス、そのほかの要素は貴重な経験として大事にする。来年は大きなミスを犯さないように、もっと勢いをつけて再スタートしなければならない。来季監督については、現状ではゾフのほかに3、4人候補者がいる」
 
▼ガッリGMコメント▼
「我々はセリエA残留を果たしたからといってそんなにお祭り騒ぎすることはできないよ。だって、このチームはこれほどまで苦しむために構成されたわけじゃなかったからね。最終的な結果は、我々に満足感をもたらしてくれる。なぜなら、我々は大きなリスクを背負ったからね。ポジティブな面は、我々がセリエAに残ったということだけ。我々は今季起こったことに対して、満足であることは出来ないよ」
Q:どんなミスを冒したのでしょうか?
「あらゆる面でミスを冒した。もしこれぐらい価値のあるチームがいい結果を得られなかったなら、何かミスを冒したという意味になるはずだからね。」
Q:来季の目標は?
「まずはクラブがどのような決断を下すか、どんなスタッフ陣になるのか、まず状況を見てみることにしようよ。チームに残る人もいれば、去る人も出て来るかもしれない。クラブは当然の如く、しっかりした判断を下すために時間をとった。あと2〜3日すれば、どんなスタッフ陣になるかがはっきりするだろう。」
Q:選手陣の変更は?
「私の見解では、チームワークがもっと必要だけど、今のままでも最高のチームだと思う。今の戦力でもいい再スタートが切れると思う。私は大幅な改革はないと思う。」
 
▼ブレシア、ディ・ビアッジョのコメント▼
「自分たちの可能性を越えて戦ったが、残念ながらこういうことになってしまった。結果を出せるとみんな信じていたが、うまくいかなかった。前半はよく戦っていたが、後半に崩壊してしまった。いずれにしても、チームを大幅に再構築する必要はない。僕の今後のこと?まだ答えられない」
 
▼カバジン監督コメント▼
「ここで勝利できていれば、快挙になっていただろう。我々は全力を尽くしたが、相手の方が勝っていた。フィオレンティーナを祝福するが、我々は一つのミスにやられてしまった。数ヶ月間調子がよかっただけに、この結果は残念だ。今後のことについては考えていないが、これからコリオーニ会長と話し合うだろう」
 
▼ヴィオラ戦士の食事会▼
残留決定から一夜明けた30日夜、フィオレンティーナのメンバーは市内のレストランで共に食事をとった。ボジノフ、ヨルゲンセン、ヒデら代表に召集されている選手は主席できなかった。
 
▼フィオレンティーナの各国代表招集選手▼
・キエッリーニ:イタリア代表(6月4日、対ノルウェー)
・ドナデル:U21イタリア代表(6月3日、対ノルウェー)
・パッツィーニ:U21イタリア代表(6月3日、対ノルウェー)
・アクイランティ:U20イタリア代表(6月10日〜Wユース)
・ヨルゲンセン:デンマーク代表(6月8日対アルバニア)
・ウイファルシ:チェコ代表(6月4日対アンドラ、8日対マケドニア)
・中田英寿:日本代表(6月3日対バーレーン、8日対北朝鮮)
・オボド:ナイジェリア代表(6月5日対ルワンダ)
・ボジノフ:ブルガリア代表(6月4日対クロアチア)
 
▼来季監督▼
ゾフ監督の解任は決定的であり、注目される来季の監督候補には複数の名前が挙がっています。ガゼッタ紙は、グイドリン、プランデッリ、デル・ネーリの3名の名前が挙げ、その中でもグイドリンが最も好ましいと思えると伝えています。一方、SKYスポーツは、プランデッリの「他からのオファーもあるが、フィオレンティーナが第一」というコメントを掲載しています。
 
2005.05.30
▼圧勝!そして残留!▼
最終節、ホームで行なわれたブレシア戦は3-0で圧勝した。今季のフィオレンティーナの戦績は9勝15分け14敗で勝ち点を42とした。残留争いは前節までで19位と降格濃厚だったが、ブレシアに勝利することでまずはブレシアを抜き、パルマ、ボローニャがそれぞれ引き分けたため、フィオ、パルマ、ボローニャの3チームが16位タイの勝ち点42で並んだ。このうち直接対決で1番成績のよいフィオレンティーナが残留を決定し、パルマとボローニャの間でプレーオフが行われることになった。パルマかボローニャのいずれかが勝利していればプレーオフにまわる所だったが、奇跡的な残留決定となった。最終節結果と順位表は以下の通り。
シエナ-アタランタ 2-1
ユベントス-カリアリ 4-2
ローマ-キエーボ 0-0
パレルモ-ラツィオ 3-3
メッシーナ-リボルノ 1-1
ウディネーゼ-ミラン 1-1
レッチェ-パルマ 3-3
インテル-レッジーナ 0-0
ボローニャ-サンプドリア 0-0
◆順位表
ユベントス 86
ミラン 79
インテル 72
ウディネーゼ 62
サンプドリア 61
パレルモ 53
メッシーナ 48
ローマ 45
リボルノ 45
レッジーナ 44
レッチェ 44
カリアリ 44
ラツィオ 44
シエナ 43
キエーボ 43
フィオレンティーナ 42
ボローニャ 42
パルマ 42
ブレシア 41
アタランタ 35
 
▼ヒデは9戦連続出番なし▼
最終節もヒデの出番はなかった。デッラ・バッレ会長ら経営陣も「今季中に中田が出るチャンスは必ずくる」と後押しをしていたが、最後まで声は掛からなかった。ヒデは第29節インテル戦(3月20日)以来、9試合出場機会がなく、04/05シーズンを終えた。今季のヒデの成績はリーグ戦19試合出場0得点2アシストという結果だった。(他にイタリア杯で3試合出場0得点0アシスト)
 
▼初の無得点シーズン▼
ヒデはプロ11年目で初めて無得点でシーズンが終わった。95年に平塚でプロ生活を始めてから10年間、必ずゴールを奪ってきた。また、自己ワーストタイの23試合連続無得点中で、昨年4月10日のアンコナ戦から1年以上も記録していない。

 
▼試合詳細▼
フィオレンティーナ3−0ブレシア 
 
得点:(前半43分)ミッコリ(PK)、(後半14分)ヨルゲンセン、(後半21分)リガノ
 
フィオレンティーナ:ルパテッリ、ウイファルシ、ダイネッリ、ヴィアリ、キエッリーニ、ディ・リーヴィオ(アリアッティ、後半42分)、マレスカ(オボド、後半37分)、ドナデル、ヨルゲンセン、ミッコリ(リガノ、後半18分)、パッツィーニ、監督:ゾフ
 
ブレシア:カステッラッツィ、ゾボリ、ディ・ビアージョ、ドミッツィ(フォンランテン、後半17分)、マルティネス、スタンケヴィチウス(マンニーニ、後半13分)、ミラネット、ザンブレッラ(ショップ)、ウォメ、デル・ネーロ、カラッチョロ、監督:カヴァジン
 
イエローカード:ドミッツィ、デル・ネーロ、ヴィアリ
レッドカード:ミラネット
 
主審:コッリーナ
 
気温33度と暑い中、運命の一戦は静かに始まった。フィオレンティーナは強引には攻めず、ボールを大事に繋いでいる印象があった。前半10分に最初のチャンスを迎える。ミッコリが蹴った右からのフリーキックをダイネッリ、キエッリーニが頭で合わせようとするもそのままゴールラインを割った。しかし可能性を感じさせるフリーキックだった。負ければ降格もありえるブレシアも前半16分、ウォメのセンタリングをカラッチョロが頭で落としデルネーロが拾って抜け出す。しかしハンドの判定でチャンスを生かせなかった。前半19分、この日プレーが冴えたマレスカが右サイドのディ・リービオに出し、そのクロスを頭で狙うが相手DFに体を寄せられヘディングシュートはバーを越える。前半23分にはキエッリーニから受けた中央のマレスカが迷わずミドルシュート。しかしポストにはじかれてしまう。この頃から攻撃のリズムが出てきたフィオレンティーナは、前半28分、マレスカが左サイドのキエッリーニにスルーパス、キエッリーニはダイレクトでクロスを上げ、パッツィーニがニアで合わせたが惜しくも左にそれてしまう。前半29分、マレスカからのロングクロスがエリア内でパッツィーニに渡り、ワントラップシュートするがDFにブロックされてしまう。前半43分の先制点はエリア内でパッツィーニが倒されて得たPKをミッコリが落ち着いて決めた。後半、得点を狙うブレシアが押し込むようになる。フィオレンティーナはやや引き気味になった。後半12分、ブレシアの左からのコーナーキックをディビアッジョが頭ですらし、ファーサイドのショップに渡る。しかしシュートを打つ直前でパッツィーニがクリアする。後半14分、右サイドでDFをかわしたマレスカがエリア内をドリブル突破。シュートしたがキーパーにはじかれる。しかしファーサイドのヨルゲンセンが無人のゴールに蹴りこみ待望の追加点をあげた。後半21分には、前がかりになったブレシアディフェンスの隙を突くようにヨルゲンセンのクロスをフリーのリガノがヘディングシュート。一度はキーパーにはじかれるも再びヘディングシュートし、ゴールラインを割ったか微妙だったが決定的な3点目をあげた。ブレシアも果敢に攻めに出るが、次第に焦りも見え始め、決定的チャンスを作り出すことはできなかった。ゲームはフィオレンティーナが完全に支配。マレスカのドリブル突破、ディ・リービオの独特のリズムによる貢献が印象的な一戦だった。
他チームよりも早く試合が終わったため、選手たちはセンターサークルに集まり結果待ち。残留決定の知らせに笑顔をはじけさせた。出番のなかったヒデもその輪の中にいたが、チームメイトがサポーターと喜びを分かち合うのを横目に、早めにロッカールームへ消えた。
 
▼fiorentina.itの採点▼
ルパテッリ:6 ヴィアリ:6 ウイファルシ:6 ダイネッリ:6+ キエッリーニ:7 ディ・リービオ:7.5 マレスカ:8 ドナデル:6.5 ヨルゲンセン:6+ ミッコリ:6.5 パッツィーニ:6.5 リガノ:6.5 アリアッティ、オボド:採点なし ゾフ監督:7
 
▼会長コメント▼
アンドレア・デッラ・バッレ会長は試合後、「これから2日間を楽しむよ。来季は順位表の左側(10位以内)を目指す。監督人事を含めたフロントの話はできない。数日のうちに明らかになる。」と語った。
 
▼来季監督▼
パレルモを率いているグイドリン監督の就任が噂されています。
 
▼ヒデ、UAEへ▼
日本代表は29日、事前合宿を行うアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに到着し、初練習した。6月3日のバーレーン戦に向け、31日まで暑さ対策など最終調整を行う。ヒデや俊輔らの欧州組もこの合宿から合流予定。代表チームは6月1日にバーレーンのマナマ入りする予定。
 
2005.05.29
▼最終調整▼
28日午前、フィオレンティーナは合宿地セスト・フィオレンティーノで約50分間の最終調整を行なった。紅白戦ではヒデは控え組でプレー、9戦連続ベンチスタートが確実な状況だ。また、前日に続き、ウィファルシとミッコリがともに控え組に入り、ブレッシャ戦でのベンチスタートとなる可能性が出てきた。その場合はヴィアリとボジノフが先発で起用されることが予想されている。ちなみにガゼッタ紙はウイファルシ、ミッコリともにスタメンと予想している。最終調整でのフォーメーションは以下のとおり。
≪主力組≫
GK:ルパテッリ
DF:アリアッティ、ヴィアリ、ダイネッリ、キエッリーニ
MF:ディリーヴィオ、オボド、マレスカ、ヨルゲンセン
FW:ボジノフ、パッツィーニ
≪控え組≫
GK:セハス
DF:ウィファルシ、デッリカッリ、サヴィーニ、ビソリ・コーチ
MF:ファンティーニ、ドナデル、ピアンジェレッリ、中田
FW:ミッコリ、リガノ
 
▼ゾフ監督コメント▼
ディノ・ゾフ監督は28日、試合前日の定例会見に臨み、以下のように語った。
「チームの取り巻く雰囲気はいい。我々はいい準備が出来ている。気合も十分に入っているよ。明日、ピッチでその結果を見てみようよ。過去にも私は体験したが、決定的な試合を前に、まずは精神との戦いを制さなければならず、私はチームと共にそれを分かち合おうと努力した。フィオレンティーナは他会場の結果に耳を傾けむけるべきではない。このブレッシャ戦に勝つことだけを考えるべきだ。それから、他会場の結果を待つよ。いかなる恐れもないし、ポジティブな結果を得ることができるという確信を持ってピッチに入るよ。ミッコリとウィファルシはベンチスタートかって?そんなテストはしていないよ。控えと主力をミックスして練習をしたまでだ。とにかく、私はすでにフォーメーションを考えた。すでに頭にある。カバジン監督について?一人の人間として、また、監督として彼を高く評価している。指揮したチームでは、常に最高の仕事をしていた。私は何も恐れてはいない。我々は自分らのことだけを考えるべきだ。おかしな考えを持つのはよそう。そして、いつものように観衆が我々を後押ししてくれるだろう。フィオレンティーナと固い絆で結ばれ、我々を支えてくれた全ティフォージの激しい情熱に包まれたここフィレンツェでは、勝利を手にするためのさらなる支援を得ることができると確信している。審判問題について、どの審判とも何かの問題が生じた。たとえ、コッリーナに確定したと言っても私の考えは変わらないだろう。スタジアムの治安問題?すべてがうまくいくように、我々は最善を尽くすだろう。決定戦でもいい?いいえ。私は決定戦のことは一切、考えていない。ブレッシャ戦だけに集中したい。」。
 
▼ジョバンニ・ガッリGMコメント▼
28日、フィオレンティーナのジョバンニ・ガッリGMは対ブレッシャ戦について以下のように語った。
「フィオレンティーナは明日、試合に勝たなければいけない。そうでなければ絶対にいけない。我々は他チームのことを気にせず、我々の試合だけに集中してきた。最大の難点は、まさにこれだ。自分らの試合だけに集中することだ。選手もそのことについては、合宿でよく理解していた。いい準備が出来たし、みんな落ち着き払っている。コッリーナ?とてもいい。彼は信頼が置ける審判だ。ファン?我々のファンはとても行儀がいい。試合の結果がすべての緊張を解き放ってくれると期待している」
 
▼観客動員▼
本日、フィレンツェのアルテミオ・フランキで行われるフィオレンティーナ対ブレッシャ戦のチケットが、残り1千枚であることがクラブの公式サイトの発表により明らかとなった。現時点で4万4千人の観客動員が見込まれている。また、約5千人のブレッシャファンが訪れる予定だという。なおフィレンツェ警察庁は当日、約400人の警官隊を動員する模様。
 
▼雑誌ネタ▼
週刊文春6月2日号に『日本代表メンバーが中田英寿を「あの人、イタいよね」』という記事。
月刊プレイボーイ7月1日号に『村上龍のヨーロッパ快楽紀行−旧ユーゴとイタリアで酒と美食とサッカー』という記事。
◆週刊現代6月4日号に『W杯最終予選、ジーコジャパン「キーマン不調」で黄信号』という記事。
 
2005.05.28
▼ヒデメール▼
昨日付けでヒデからメール「最終節!!」が届いています。こちらからどうぞ。
 
▼追加招集&スタメン示唆▼
ヒデが27日のUAE戦後、W杯最終予選のバーレーン戦(6月3日)と北朝鮮戦(8日)の追加メンバーとして招集された。すでに招集されている選手らは、29日に日本を出発し、直前合宿地のUAEへ向かう。ヒデは30日にも合宿地で合流することになりそうだ。また、ジーコ監督がヒデのスタメン出場について、「アブダビでの事前合宿の状況を見ての判断になるが、今のところ、ベンチスタートは考えていない。ポジションに関しては、まだ決めていない。コンディションを見てから配置を決めたい」と先発起用の方針のようだ。
 
▼ザ・ジーコ・ジャパンvol.2▼
週刊サッカーマガジン 別冊初夏号【ザ・ジーコ・ジャパンvol.2】が5月23日に発売になっています。私個人的には「3つのNがクロスする」と題した中澤、中田英、中村俊輔の記事や、サルミーンのインタビュー「ナカタは過去の選手」などに興味を持ちました。
 
▼27日の練習、ヒデ1アシスト▼
27日、フィオレンティーナはセスト・フィオレンティーノでの午後の練習を1時間繰り下げて16時から開始した。ウォームアップ後、ボールを使った練習を軽く行い、その後、スタメン組と控え組をミックスさせた50分間の紅白戦を行った。チーム編成は以下の通り。
オレンジ組:セーハス、サヴィーニ、ウイファルシ、デッリ・カッリ、ドナデル、中田、ビソーリ(コーチ)、ピアンジェレッリ、ファンティーニ、ミッコリ、リガノ
グレー組:ルパテッリ、ヴィアリ、ダイネッリ、キエッリーニ、アリアッティ、マレスカ、オボド、ヨルゲンセン、ディ・リーヴィオ、ボジノフ、パッツィーニ
 
得点はミッコリが2点マークした。1点目はヒデのアシストから、空中でトラップしてから右足を振りぬきゴール。2点目はウイファルシとのパス交換からもう1度右足でシュートしてゴールを決めた。ゲーム終了後、ディノ・ゾフ監督はCKからのポジション取りや動きについての確認を行った。練習は17:30頃に終了し、チームは宿舎に戻った。また、練習にはアンドレア・デッラ・バッレ会長やルッケージGMらが見学に訪れた。なおチームは試合当日の午前まで現合宿地に留まる予定。
 
▼ブレシア警察署長▼
ブレッシャ警察署長が27日、2日後に迫ったフィオレンティーナ対ブレッシャ戦に向け、ブレッシャファンに対して「チケットを持っていない人はフィレンツェに行かないように」との呼びかけを行った。同一戦は両チームにとって、セリエA残留がかかった大事な一戦。ファンのボルテージが上がることは必至。それに対して同署長は両チームの衝突を避けるためにも、同様の警告を発した。なおブレッシャ市は試合当日、広場に巨大スクリーンを設置することを決定している。
 
▼予想スタメン▼
ミッコリ、ボジノフ、パッツィーニの3トップという噂もあるが、前節出場停止だったDFダイネッリの復帰を省き、フォーメーションに変動はないものと見られている。
(4−4−2)
GK:ルパテッリ
DF:アリアッティ、ウィファルシ、ヴィアリ、キエッリーニ
MF:ディリーヴィオ、オボド、マレスカ、ヨルゲンセン、
FW:パッツィーニ、ミッコリ
 
▼主審はコッリーナ氏▼
明日の最終節、ブレシア戦の主審はコッリーナ氏に決まった。コッリーナ氏は定年のため今季最終節で引退する予定であり、セリエA残留がかかった大一番を任された。同氏が今シーズン、フィオのゲームを裁いたのはアウェーでのブレシア戦とホームでのユヴェントス戦で、いずれも引き分けに終わっている。一方、ブレシアのゲームでは1勝1分け3敗となっている。これまでコッリーナ主審が担当した試合の通算では、フィオ3勝5分け2敗、ブレシア7勝12分け7敗となっている。ちなみに前節でハンドを見逃したロセッティ主審は今節はいずれの試合からも外されています。
 
▼コッリーナ主審データ▼
◆担当試合数:26試合(セリエA1位)
◆ホームチーム勝利:14試合
◆アウェーチーム勝利:3試合
◆引き分け:9試合
◆イエローカード:111枚
◆レッドカード:7枚
◆ファウル:1230回
◆PK:10個
◆平均採点:6.21

 
▼レッチェ・サポーターが応援▼
レッチェのサポーターが「フィレンツェは第2のチーム。我々は一緒に残留する」とフィオレンティーナにエールを送った。フィオレンティーナにはレッチェ出身のミッコリや元レッチェのダイネッリ、ヴィアリ、ピアンジェレッリ、ボジノフ等が在籍する。
 
▼シエナのデ・ルカ会長▼
ライバルチームであるシエナのデ・ルカ会長が「シエナとリヴォルノとフィオレンティーナ、そしてBから昇格するエンポリ。来季はセリエAのトスカーナ州のチームは4つだ」とフィオの残留を応援するコメントをした。
 
▼イタリア代表リッピ監督▼
イタリア代表のリッピ監督も「私はトスカーナ人だ。フィオレンティーナを応援する。Bに行くチームではない」とフィオの残留を祈願した。
 
▼残留争いまとめ▼
セリエA残留争いは勝ち点43〜39の9クラブが、最終節に結論を持ち越した。20チーム中下位3チームがセリエBに降格する。順位は勝ち点で決める。18位に2チームが並んだ場合はプレーオフ(6月14、18日)が行われる。3チーム以上が並んだ場合は、当該チーム同士の(1)対戦成績(2)得失点差、リーグ戦の(3)得失点差(4)総得点の順で順位を決め、上位クラブが残留し、プレーオフはあくまで2チームで行う。(1)〜(4)すべて同じ場合は抽選で決まる。フィオレンティ−ナは現在19位(勝ち点39)につけるが、29日の最終節が引き分け以下なら降格が決定。勝っても、他クラブの結果次第ではセリエAに残留できない。
 
▼徹底比較!▼

    フィオレンティーナ 

セリエA 2004/05 第38節

ブレシア

39

        勝ち点

41

19

         順位

16

1.05

    1試合平均獲得ポイント

1.11

39

         総得点

37

1.05

      1試合平均得点

1.00

406

総シュート数

370

43%

枠内シュート率

38%

13737

総パス数

12742

75%

パス成功率

72%

950

総クロス数

796

20%

クロス成功率

22%

50

総失点

51

1.35

      1試合平均失点

1.38

1405

総インターセプト数

1497

63%

インターセプト成功率

60%

1654

ファウル数

1735

最多○○選手

ミッコリ94

最多シュート選手

カラッチョロ78

キエッリーニ1343

最多パス選手

ミラネット1379

キエッリーニ240

最多インターセプト選手

スタンケビチス169

キエッリーニ81

最多ファウル選手

カラッチョロ100

 

 
2005.05.27
▼地元紙がヒデに同情▼
ヒデが地元紙からも同情された。25日付のガゼッタ・デロ・スポルト紙は「フィオレンティーナはBに落ちたら5000万ユーロ(約67億5000万円)が煙になる」という記事を掲載。これは、高い移籍金で選手を集めたクラブを皮肉ったものだ。ヒデに対して同紙は「フィオレンティーナで自分の価値を高めようとしてるのに、かわいそう。Bでプレーすることになれば、2006年のW杯の日本代表にも影響する」と同情的だった。
 
▼本日夕、合宿地移動▼
フィオレンティーナが、本日午後の練習後から合宿地をフィレンツェ近郊セスト・フィオレンティーノに移して最終戦の対ブレッシャへ向け調整を行う。明日ははセスト・フィオレンティーノのコムナーレ・スタジアムで非公開練習が行われる予定。土曜日は午前にに試合前の最終チェックを行った後、11:45から監督の記者会見が開かれる。
 
▼26日の練習▼
26日、15:30からフィオレンティーナはコヴェルチャーノのテクニカル・センターで練習を開始した。ウォームアップ後、ボールを使っての技術的な練習を行い、その後、ディノ・ゾフ監督は10人対10人のミニゲームで以下のようなメンバーを起用した。黄色のビブスを着用したチームがセーハス、ウイファルシ、ギグー、デッリ・カッリ、サヴィーニ、オボド、マレスカ、ディ・リーヴィオ、パッツィーニ、ミッコリであるのに対し、もう一方のオレンジのビブスを着用したのはルパテッリ、ダイネッリ、エルゲラ、アリアッティ、キエッリーニ、ドナデル、ピアンジェレッリ、リガノ、ボジノフ、ヨルゲンセンとなった。ボジノフのアシストからリガノがゴールを決め、その後もダイネッリが個人技から得点を決めてオレンジ組が勝利を手にした。ヒデはこのミニゲームには出場しなかった。
続いてのゲームでは、両チーム共に何人かのメンバーの入れ替えが施された。黄組がセーハス、ギグー、ウイファルシ、サヴィーニ、デッリ・カッリ、ディ・リーヴィオ、ファンティーニ、オボド、リガノ、ミッコリとなり、オレンジ組はルパテッリ、アリアッティ、ダイネッリ、キエッリーニ、ピアンジェレッリ、ヨルゲンセン、ドナデル、中田、パッツィーニ、ボジノフとなった。このゲームでは、リガノの2得点とオボドのゴールで3−1と黄組が圧倒した。オレンジ組はピアンジェレッリが得点を記した。
 
▼ヴィアリ別メニュー▼
26日、ヴィアリは依然として別メニューを消化。ガゼッタ紙によると、ブレシア戦でのDFラインの構成はセンターにウイファルシが入り、右サイドはアリアッティになるだろうと予想している。また、ウイファルシはミニゲーム中の接触プレーから背中を打ち、アクイランティと交代しピッチから退いた。幸いにも怪我は大事に至らなかった。
 
▼予想先発▼
(4-4-2)
Lupatelli
Ariatti
Ujfalusi
Dainelli
Chiellini
Di Livio
Maresca
Donadel
Jorgensen
Miccoli
Bojinov
某日本メディアは、ガゼッタ・デロ・スポルト紙が「ゾフ監督はまだブレシア戦のフォーメーションを決めかねているもようだ」と報じたことを受けてヒデの出場の可能性を報じています。しかし、同紙が掲載した「フォーメーションを決めかねている」というのはディフェンスラインのこと。ヒデの出場は可能性はゼロではありませんが、低いでしょう。
 
▼データいろいろ▼
◆5月に強いゾフ監督:ゾフ監督はこれまでの監督キャリアで5月に29試合で14勝9分け6敗という好成績を残している。1試合平均獲得勝ち点は1.76となっている。最後に負けたのは1993年5月23日で、それ以来負けておらず、14試合9勝5分けとなっている。
◆フィオは歴史上「5月29日」にホームで負けたことがない。1930年、1932年、1975年と5月29日にホームで戦っているが、いずれも勝利している。対戦相手はそれぞれスペツィア(4-1)、モデナ(5-0)、トリノ(3-1)で、いずれも圧勝している。
◆ブレシアは今季セリエA最多タイの10人の退場者を出している。その他はラツィオ、パルマ、キエーボも10人の退場者を出している。
◆ブレシアは今季アウェーで5勝を挙げており、クラブ記録を更新している。5勝の内訳はウディネーゼ、サンプドリア、レッジーナ、シエナ、ボローニャである。これまでは1967/68、1969/70、2001/02、2003/04シーズンに挙げたアウェー4勝が最多だった。
◆ブレシアはカバジン監督になってからアウェー7試合で13得点と1試合平均2ゴール近くを挙げている。
 
▼ブックメーカー予想はフィオ有利▼
ブックメーカー、ウイリアムヒルによる最終節フィオレンティーナvsブレシアの予想は、フィオの勝利に1.70倍、ブレシアの勝利もしくは引き分けに3.75倍の掛け率が設定されている。同様にSNAI社の予想でもフィオの勝利に1.55倍、ブレシアの勝利もしくは引き分けが4.30倍となっており、フィオレンティーナ有利と予想されている。
 
2005.05.26
▼ヒデ最終節もベンチ濃厚▼
8試合連続で出番がないヒデだが、次戦・最終節もベンチスタートが濃厚。6月3日のドイツW杯最終予選バーレーン戦にぶっつけ本番となれば、公式戦出場は実に3月30日のバーレーン戦以来、約2カ月ぶりとなり試合勘に不安を残す。
 
▼25日の練習▼
コベルチャーノで合宿中のフィオレンティーナは25日午後3時半から1時間半の練習を行なった。ここ2週間の週始めは別メニューを消化していたFWミッコリは順調な調整を続けている。MFアリアッティは足首の問題、DFヴィアリは膝の問題で別メニューを消化した。
ウォーミングアップ、技術練習の後、8人ずつ3つのチームに分かれて、3/4コートでのミニゲームを行なった。試合のないグループはハーフコートでボールを用いて技術練習やシュート練習を行なった。チーム編成は以下の通り。
黄色組:ロッカーティ、サヴィーニ、パッツィーニ、中田、ファンティーニ、ウイファルシ、ドナデル、ガルビアーティ(トレーナー)
オレンジ組:ルパテッリ、ディ・リービオ、ピアンジェレッリ、デッリ・カッリ、キエッリーニ、ボジノフ、ヨルゲンセン、マレスカ
グレー組:パルミエーリ、ダイネッリ、アクイランティ、ギグー、オボド、エルゲラ、ミッコリ、リガノ
 
◆試合結果
第一試合オレンジvsグレー:得点者キエッリーニで1対0。
第2試合黄色vsオレンジ:得点者ドナデル(2)、パッツィーニ、ファンティーニ、ボジノフで4対1。
第3試合グレーvs黄色:得点者ミッコリ(2)、リガノ(2)、オボド、ダイネッリ、パッツィーニ、ファンティーニで6対2。
 
▼金曜より合宿地変更▼
コベルチャーノで合宿中のフィオレンティーナは、明日、金曜日から場所を移して、よりフィレンツェに近いセスト・フィオレンティーノで合宿が行なわれる。また、試合前日にゾフ監督が会見を開く以外は選手を外部と接触させない方針が発表された。金曜日は午後から練習、土曜日は午前に最終調整が行なわれ、厳戒態勢で最後の一戦に残留への望みを託す。
 
▼最終節も超満員▼
フィオレンティーナの公式サイトによると、28日にフィレンツェのアルテミオ・フランキで行われるフィオレンティーナ対ブレッシャ戦の前売りチケットが、25日の時点で1万4千枚売れているという。ここ数試合同様、超満員になることが予想されている。
 
▼ヨルゲンセン代表召集▼
24日、ヨルゲンセンがデンマーク代表に選ばれた。デンマークはフィンランドとの親善試合(6月2日)、および2006年W杯欧州予選のアルバニア戦(8日)に臨む。
 
▼ブレシア・ガバジン監督▼
対戦相手ブレシアのガバジン監督は昨季途中にフィオレンティーナの監督を解任されるなど因縁も深い。同監督は「フィンレツェには素晴らしい思い出がたくさんある。でも、私は今、ブレッシャの監督で、チームを残留させなければいけない。フィオレンティーナはセリエAに上がるのは早すぎた。真のチームづくりは時間が必要だ」と古巣に対して容赦しない構えを見せている。
 
▼ブレッシャ会長、残留なら全裸で帰途▼
ブレッシャのコリオーニ会長が、チームがA残留すれば全裸で帰途に付くことを明言した。ブレッシャはA残留をかけ、最終節にフィレンツェでフィオレンティーナと対戦するが、この試合に向け同会長は、「もしブレッシャが残留すれば、私は裸でフィレンツェから帰るよ」と笑みを浮かべながら語った。
 
2005.05.25
▼合宿初日▼
24日、フィオレンティーナはフィレンツェ郊外のコベルチャーノで非公開の3日間の合宿をスタートした。この合宿は木曜日まで行なわれる予定。週末のスケジュールについては近く発表される。
この日の練習は、15時30分から行なわれた。ミッコリはアキレス腱痛のため別メニューをこなしたが、それ以外の全選手が練習に参加した。2つのグループに分かれてウォーミングアップを行ない、ラツィオ戦に参加した選手は軽めの調整を行なった。それ以外の選手はボールを用いてフィジカル練習、技術練習を行ない、最後にミニゲームを実施した。ガゼッタ紙は、リガノとボジノフが良いコンディションにあると報道した。
 
▼ディ・リービオ語る▼
フィオレンティーナのキャプテン、ディ・リービオは24日の午後、地方のラジオ番組に生出演し、オリンピコでの出来事やヴィオラの“不運”なシーズンについて話をした。
「僕はハンドに気づいた瞬間、線審の近くにいたので彼のところへ向かった。それから、ロゼッティ主審のもとに行き、彼は何も見なかったと答えた。その後、彼は線審の方へと行こうとしていたのだが、ジャンニケッダが頭でボールをクリアーしたと言ったんだよ。あれだけ明らかなハンドだっただけに、ビデオで再確認する必要すらなかったよ。ローマの記者たちもピッチから300メートル離れている記者席からでも全てが見えたと語っていたんだ。ただ、僕が最も不快に感じたのは今朝の新聞を読んだ事とシビーリア(ラツィオ)のコメントだ。フィオレンティーナ−ラツィオとラツィオ−フィオレンティーナの試合では、僕らに都合の悪い出来事ばかり起こったということを彼には記憶しておいて欲しい。ただ、今はブレシアを倒す事だけに集中しなければならない。僕たちはまだこのわずかな望みにすがっていて、少なくとも1度は僕たちにツキが回ってくると期待している。今は最後の90分間に全力で戦うしかないよ。」
 
▼暴動が起これば…▼
誤審問題を受けて、フィオレンティーナサポーターが最終節でピッチ侵略を計画しているという噂があるそうです。あくまでも噂です。乱入や、ピッチに物を投げ入れたりすると、もしそこがたとえそれが静かなものだとしても、自動的に0−3で負けになってしまいます。
 
▼いまだ大論争中▼
イタリア全国放送のサッカー討論番組「プロチェッリ・ビスカルビ」内で、フランコ・カラーロ同国サッカー協会会長の「ビデオカメラを持ち込むなど判定にテクノロジーを持ち込むことに賛成する」との文書による意見が紹介された。
 
▼降格率67.5%▼
24日付ガゼッタ・デロ・スポルトはフィオレンティーナのセリエB降格確率を67・5%と伝えた。
 
2005.05.24
▼最終節勝てば▼
22日の対ラツィオ戦で引き分けB降格が現実味を帯びてきたフィオレンティーナだが、A残留の確立はまだまだ高いという。もちろん、それにはホームで行われる最終戦、対ブレッシャ戦に勝つことが絶対条件。この試合に勝てば、フィオは勝ち点を42に伸ばし、この時点で今節降格が確定したアタランタに続き、41ポイントブレッシャのB降格が決定。従い、降格枠3つのうち2つが埋まるわけだが、その場合に考えられる81パターンの結果のうち実に74パターンまでが、フィオレンティーナA残留を示しているという。つまり、最終戦に勝った場合、フィオは91.3%の確立でA残留を果たせる計算だ。なお残りの2パターンはB降格、6パターンは決定戦を強いられる。
 
▼ディ・リービオのコメント▼
「黙っていられないね。相当、重大なことだ。僕らにかなりの被害を与えるエラーだ。ミスは与えられなかったPKだけではない。だってあの時点から、ザウリが退場になって僕らは数的有利な状況で戦えたからね。一人多い状況で、僕らはこの試合をモノに出来ただろう。こういったミスは何も初めてではない。ホームのラツィオ戦でもいくつかミスがあった。我慢できないね。開幕から僕らは審判から酷い扱いを受け続けた。僕はこれまでのキャリアで、審判を批判したことはなかった。だけど、このチームのために、僕はかなりの犠牲を捧げた。セリエC2でプレイした。だから、今回は批判するのもある程度許されると思う。会長のリーガでの闘争が関係している?そうでないことを願うよ。ロセッティ主審に何を言ったかって?ハンドのファールを見なかったのかって言ったよ。主審と副審以外は全員見たにもかかわらずね。僕ら選手はみんあ、ピッチで見たよ。ラツィオの選手も僕らにあれはPKだって言ってたからね。もしB降格するようなことがあれば、審判のせいだとは言いたくない。一番の責任は、僕らは選手となるだろう。僕はキャプテンだから、その中でも一番だ。ブレッシャ戦は何が何でも勝たなければいけない。死ぬ気で戦うだろう」
 
▼ガリアーニ氏コメント▼
レガ・カルチョのガリアーニ会長(ミラン副会長)は23日、前日のラツィオ対フィオレンティーナ戦で、ロセッティ主審がラツィオDFのエリア内のハンドを見逃したプレイについて言及。「酷いミス」だとフィオレンティーナに遺憾の意を示した一方で、「でも、残念ながらそのミスも受け入れるべきだ。私はミラネッロ(練習場)でTVを観ていたが、あのファールを確認することが出来なかった。リプレイでようやく確認できた。VTR判定などのルールが適用されない限り、審判のミスは起こりえる。それは起こりえるもので、残念ながら受け入れる必要がある」と判定が覆らないことを明確にした。
 
▼元国際審判コメント▼
元国際審判で、現在はテレビ解説などを行っているパオロ・カザリン氏が、22日のラツィオ対フィオレンティーナ戦でラツィオDFのエリア内でのハンドを見逃したロセッティ主審を強烈に批判した。同氏は、「ロセッティはとんでもないミスをおかした。あの瞬間、彼が何を見ていたか知りたいよ。第4審判を含めた4人の審判団は、問題なくあのハンドを見ることができたはずだ。このようなミスは、練習試合でしか起こらないようなものだ」と語った。
 
▼ロセッティ主審▼
ラツィオ対フィオレンティーナ戦でラツィオDFのエリア内でのハンドを見逃したロセッティ主審。直属の上司、パイレット、ベルガモ両氏に対しては、「すいません。ハンドは見なかったです」と弁明しているというが、このことで候補に上る2006年W杯本大会出場が遠のいたとする見方が強まっている。国際審判であるロセッティ主審は、今季限りで定年となるコッリーナ氏の後継者候補にも挙げられるほど評価は高く、デサンティス主審とともに2006年W杯本大会出場有力候補に挙げられていた。ちなみに主審は各国1枠。
 
▼誤審の波紋▼
ラツィオのエリア内でのハンドを見逃されたことをうけて、フィオレンティーナのサポーター団体は弁護士を立てて主審を訴えることも検討しているらしい。また、フィレンツェ市長は「本来ならPKだ。主審は間違いを認めてもう1度やり直すべきだ」と再試合を要求した。
 
▼ウィファルシが代表招集▼
ウィファルシが、6月のW杯欧州予選2試合、4日の対アンドラ戦、8日のマケドニア戦に向けチェコ代表に招集された。2試合はいずれもチェコのホームで行われる予定。
 
▼今週も合宿▼
フィオレンティーナは今週も、フィレンツェ郊外コヴェルチャーノで合宿を行うことになった。火曜日から金曜日まで行われる予定。そして28日の対ブレッシャ戦に臨む。
 
▼ブレシア・ミラネットのコメント▼
ブレッシャMFオマル・ミラネットがA残留プレイオフとも題されている最終戦の対フィオレンティーナ戦に向け自信を覗かせた。前節の対メッシーナ戦では自ら得点を記録するなどチームの勝利に貢献したミラネットは、「僕は、僕らがアドバンテージを持って試合に臨めると思う。僕らは今季、ホームよりアウェイでの方がより効果的なゲーム運びが出来ることを証明している。フィオレンティーナはファンを声援をバックに、開始早々から攻めてくるだろう。僕らはこの試合に勝つために、注意深く、そして頭を使った試合運びをしなければいけないね」と意気込みを語った。
 
▼ブレッシャはフィオに負けても残留の可能性あり ▼
ブレッシャは最終節の対フィオレンティーナに負けても残留が決定する可能性がある。勝ち点41で並ぶパルマとボローニャがともに負ければ、ブレッシャを含めた3チームが並ぶ。その場合、3チームの直接対決でもっとも勝ち点を稼いだ1チームが自動的にA残留となり、他の2チームが直接対決を強いられるわけだが、この自動的にA残留となるチームが、ブレッシャというわけだ。一方のフィオレンティーナは、残留にはまず勝つことが最低条件となる。
 
▼ブレッシャファン2500人 ▼
28日にフィレンツェのアルテミオ・フランキで行われるフィオレンティーナvsブレッシャ戦に、約2500人のブレッシャファンがやって来ることが明らかとなた。フィオレンティーナが同数のチケットをブレッシャ側に送る予定という。なおブレッシャ市は当日、市内に大型テレビを広場に設置する予定とも報じられている。A残留プレイオフと題されたこの一戦に向け、両チームのボルテージは徐々にマックスに達しつつある。
 
▼ブレッシャも合宿入り▼
ブレッシャもフィオレンティーナ同様、先週に続き今週も合宿入りすることになった。24日の練習をブレッシャで行ったあと、エミリア・ロマーニャ州で合宿を行うという。金曜日まで当地で練習し、試合前日の27日に決戦地フィレンツェ入りする模様。
 
2005.05.23
▼ドローそして出番なし▼
第37節アウェーで行なわれたラツィオ戦は1-1のドローに終わった。フィオレンティーナは勝ち点を1つ伸ばし39とした(8勝15分け14敗)。しかし、前節までともに18位タイだったブレシアがメッシーナに勝利したため、フィオレンティーナは単独19位となった。ヒデは8戦連続で出場機会が与えられていない。22日に行なわれた第37節の結果と順位は以下の通り。
Atalanta-Roma 0-1, Brescia-Messina 2-1, Cagliari-Udinese 1-1, Chievo-Bologna 1-0, Livorno-Juventus 2-2, Parma-Siena 0-0, Reggina-Lecce 2-2, Sampdoria-Inter 0-1
◆順位表
Juventus 83
Milan 78
Inter 71
Udinese 61
Sampdoria 60
Palermo 52
Messina 47
Roma 44
Cagliari 44
Livorno 44
Lazio 43
Lecce 43
Reggina 43
Chievo 42
Bologna 41
Brescia 41
Parma 41
Siena 40
Fiorentina 39
Atalanta 35
 
▼残留争い▼
第37節を終えて勝ち点44を得ている上位10チームまでの残留が決定した。しかし、ラツィオ以下の10チームは最終節に命運をかけることになった。フィオレンティーナは自力残留の目は消えた。残留には最終節nの勝利が絶対条件で、その上で勝ち点41のパルマ、ボローニャなど複数のチームが負ける、引き分けるなどの条件を待つ以外に道はない。残留争い中チームの最終節の対戦は以下の通り。
Bologna-Sampdoria
Fiorentina-Brescia
Inter-Reggina
Lecce-Parma
Palermo-Lazio
Roma-Chievo
Siena-Atalanta
 
▼試合詳細▼
気温24度と暑い中、試合はハイペースで始まった。前半2分、ミッコリが蹴った右からのフリーキックをウイファルシが頭ですらし、ファーサイドのキエッリーニが足で押し込もうとするが、ボールはバーを叩く。しかし跳ね返りをマレスカが頭で押し込み先制した。前半5分、ラツィオはゴール正面のフリーキックを得、オッドが直接狙うもわずかにバーを越えた。立ち上がり早々、セットプレーが明暗を分けたかに思えたが、前半18分、ラツィオは早くて低いコーナーキックをニアサイドでアントニオ・フィリッピーニがすらして、シビーリアがヘディングでゴールネットを揺らし同点に追いついた。前半30分、ミッコリのワンステップミドルシュートがキーパーの手をはじき、バーを直撃。リバウンドをヨルゲンセンが強烈に蹴りこむが、ラツィオ・ザウリのクリアにあう。これは明らかにハンドだったが笛はならなかった。前半30分過ぎから両チームのペースは落ち、ラツィオは引いて守り、カウンター狙いに転じていった。フィオレンティーナは引いた相手を崩せず体力を奪われていくように見えた。後半はそうしたゲーム展開がいっそう顕著になり、見どころは数えるほどしかなかった。後半20分、ヨルゲンセンのシュートは左にそれ、23分のシュートはブロックされてしまう。これ以後、フィオレンティーナの足は止まり、交代出場したボジノフ、リガノ、アリアッティもコンディションもイマイチでチャンスを作ることはできなかった。フィオレンティーナはボールを支配したが、ゲームはラツィオに支配されていた。指令塔不在を痛感した一戦だった。
 
◆ラツィオ-フィオ
得点:1-1
オフサイド:1-1
枠内シュート:3-5
コーナーキック:6-6
ファウル:16-20
イエローカード:3-1
支配時間:26分02秒-29分49秒
 
▼fiorentina.itの採点▼
ルパテッリ:6.5 ヴィアリ:6 ウイファルシ:6+ デッリ・カッリ:5.5 キエッリーニ:4 ディ・リービオ:6+ マレスカ:6.5 ドナデル:5 ヨルゲンセン:6 ミッコリ:5.5 パッツィーニ:5 ボジノフ:4.5 リガノ:採点なし アリアッティ:採点なし ゾフ監督:4
 
▼ゾフ監督コメント▼
「この状況についてなんといっていいか分からない。コメントできない。我々は良いプレーをし、有利に試合を進め、そして試合を終わった。」
 
▼会長コメント▼
アンドレア・デッラ・バッレ会長は試合後、「一月のラツィオ戦もそうだったが、信じられないようなセンセーショナルな出来事だ。明らかなハンドだった。思えば今季は機能不全を起こしたようなシーズンだった。選手達はこのシーズンでいろんなことを学んだよ。しかし我々は次の試合のことを考えなければならない。」と語った。
 
▼ディ・リービオのコメント▼
「あれはPKだ。ハンドだった。そして退場に値する。俺達は最後の望みがある限りプレーするさ。」
 
2005.05.22
▼スタメン報道あるが…▼
本日のラツィオ戦、日本の一部報道では、「中田は19日の練習で主力組でプレー。スタメン復帰の朗報も…」とありました。また、地元紙「ラ・ナツィオーネ」が「驚きだ。レギュラー組でプレーしていた」と報道するほどでした。しかし、ヒデの先発は厳しそうです。確かにヒデは19日の練習で、ビブスをつけてプレーしましたが、チーム編成を見てみると、マレスカ、ヨルゲンセン、ミッコリがビブスなし組に所属しており、明らかに主力組、控え組が混合されていました。私は、ヒデの起用はあくまでもオプションとして考えています。参考までに、以下、19日のチーム編成です。
ビブス組:ルパテッリ、ビゾーリ、デッリ・カッリ、ウイファルシ、キエッリーニ、中田、ディ・リービオ、ドナデル、パッツィーニ、ボジノフ。
ビブスなし組:セーハス、ダイネッリ、サヴィーニ、アリアッティ、オボド、マレスカ、ヨルゲンセン、ミッコリ、ファンティーニ、リガノ。
もし、ヒデが3月20日のインテル戦以来8試合ぶりに起用されれば、それこそ驚きです。ゾフにとっての大博打に期待しましょう(笑)
 
▼最終調整▼
フィオレンティーナは21日午前、翌日のラツィオ戦に向けローマで最終調整を行った。ダッシュ、そしてボールを使った個人技の練習を行った後、締めとしてハーフコートでのミニゲームを行った模様。ミニゲームは主力組、控え組混合で行なわれた模様。
 
▼先発予想▼
21日付けのガゼッタ紙によると、2トップはミッコリとパッツィーニ。中盤は右にディ・リービオ、ボランチにはここ数試合先発していたオボドではなくドナデルがマレスカとコンビを組み、最終ラインはアリアッティが右SBに入り、デッリ・カッリがウイファルシとセンターDFを務めるとされている。
(4-4-2)
Lupatelli
Ariatti
Ujfalusi
Delli Carri
Chiellini
Di Livio
Maresca
Donadel
Jorgensen
Miccoli
Pazzini
(控え)
Cejas
Viali
Obodo
Nakata
Fantini
Rigano
Bojinov
 
▼ゾフ監督会見▼
かつてラツィオで監督や会長を務めていたディノ・ゾフが初めて敵としてオリンピコでラツィオと対戦する。そのゾフ監督が21日、会見で冷静さを強調した。「チームは気合いが入っており、程よい緊張感に包まれているようだ。とにかく、自分たちを信じなければいけないよ。ヴィアリとアリアッティは元気だが、彼ら二人を試合開始から出場させるような危険な真似はできない。だから、彼らのうち一人はベンチに行くことになるだろう。とにかく、一般的に見てもチーム状態はいいよ。アタランタ戦と比べ、状況は良くなり、非常に気合の入っている様子だ。結果を出せるという自信はある。信じることが必要だよ。もし、物事をうまく運べると信じていない者がいれば、すぐに諦めた方が良いだろうね。だが、チームも私もそのような考えは持っていない。全員が全力でプレーする準備ができているんだ。手持ちのカードを切る準備はできている。ラツィオには多くの思い出がある。だが、大切なのは今だから、我々に都合の悪いことなら、何も考えないようにする。自分の事を話すのは好きじゃないんだ。我々は他のゲームの結果を気にしたり、計算しながらゲームをするのではなく、自分たちの試合に集中しなければいけない。最近の試合では、フィオレンティーナは常にいいゲームを見せてきたし、明日は決定的な働きをしてくれると確信しているよ。我々は気合が入っており、やや緊張しているのも当然のことだ。私は生まれながらの楽観主義者で、このような順位に甘んじるとは思いもしなかったが、ここから脱出できる条件はすべて揃っていると信じている。」
 
▼喪章▼
フィオレンティーナが、ラツィオ戦で、先日亡くなった元フィジカルトレーナー、バッカーニ氏を追悼のため、喪章をしてプレイすることになった。
 
▼2000人のサポーター▼
本日のラツィオ戦、オリンピコには約2000人のヴィオラ・サポが応援に駆けつける模様。ラツィオ側は、フィオレンティーナに約2500枚のチケットを用意しているという。
 
▼パパドプロ監督会見▼
「フィオレンティーナ戦は難しいゲームだが、選手たちには全力を尽くしてほしいと思っている。他のチームを気にすることなく、この試合で残留を決めなければならない。大事なのはチームの団結力だ。こういう時期には、チームのまとまりが何より大事なものになる。」
 
▼ラツィオ・リヴェラーニのコメント▼
ラツィオの元イタリア代表MFファビオ・リヴェラーニが、21日の一般紙「ラ・ナツィオーネ」でフィオレンティーナ戦に向け以下のように語った。
「この位置にフィオレンティーナがいるなんて、想像すらしなかったよ。B降格に対する恐怖が、チームも含め、チーム取り囲む状況すべてを巻き込んだようだね。あとはツキの問題にもよる。例えば、メッシーナ戦、彼らは勝ちに値するゲームをした。ラツィオとフィオの戦力は同等だと思う。僕らはもっと出来たと思う。明日の試合は、僕らにとってとても重要だ。今季のホーム最終戦だからね。フィオレンティーナはシーズンをかけて戦うだろう。ものすごい意気込みで挑んでくると思う」
 
2005.05.21
▼ヒデ、採点なし▼
20日付けのコリエレ・デッロ・スポルト紙は、フィオレンティーナ各選手の今季ここまでの通知表を発表した。評価はおおよそ落第、及第点、良い、合格、優秀の5段階評価。ヒデは、「姿が完全に消えた。モンドニコ、ブーゾ前監督指揮下では不動のレギュラーと思われたが、今はまったくプレイしていない。プレイしているときも疑問があったことは事実だが、今は完全にしまい込まれてしまった。デッラ・バッレ一家はそれでも、彼と日本に賭けているように思われるが」と採点なしのNGを付けられた。いか、各選手の評価ですが、現在の順位も反映してか、やや厳しいですね。
 
アリアッティ:良い
ボジノフ:落第
キエッリーニ:落第
デッリカッリ:NG
ディリーヴィオ:NG
ドナデル:及第点
ファンティーニ:良い
ルパテッリ:良い
マレスカ:及第点
ミッコリ:不可欠、落第
中田:NG
オボド:良い
パッツィーニ:優秀
リガノ:落第
サヴィーニ:NG
ウィファルシ:際立った
ヴィアリ:良い
 
▼8試合連続ベンチスタート確実▼
ヒデは明日のラツィオ戦(アウエー)も8試合連続となるベンチスタートが濃厚です。練習では得点、アシストと好調をアピールしているけど、完全に構想外ですね。
 
▼20日のフィオ▼
コベルチャーノでの合宿3日目となる20日は、午前10時30分からわずか45分間の練習を行なった。ウォーミングアップから始まって、技術練習、ハーフフィールドで、8対8のミニゲームを行なった。ミニゲームのチーム編成は主力、控えの混合だった。その中でボジノフが2点マークし、ヒデ、ドナデルもそれぞれゴールを決めた。練習にはデッラ・バッレ会長の姿も見えた。アリアッティ、サヴィーニ、ピアンジェレッリは別メニューだったが、ヴィアリはグループと共に練習を行なった。ダイネッリとボジノフは居残りで練習を行なったようだ。12時半には選手達で昼食をとり、15時半には決戦地ローマに向かった。ゾフ監督は予定した会見をキャンセルした。
 
▼予想先発▼
20日付けのコリエレ・デッロ・スポルトによると、FWミッコリがベンチスタートとなる可能性があるという。以前から抱えるアキレス腱痛が原因。その場合は、パッツィーニとボジノフが先発起用されるものと見られている。一方、ガゼッタ紙は、ミッコリ、パッツィーニの先発を予想。ボジノフが控えにまわるとしている。右MFはディ・リービオとファンティーニで争い、右サイドバックにはアリアッティ、センターDFには、今週、膝に違和感を訴え別メニューを消化していたヴィアリが復帰するとしている。以下、予想先発メンバーです。
(4-4-2)
GK:ルパテッリ
DF:アリアッティ、ウィファルシ、ヴィアリ、キエッリーニ
MF:ディ・リービオ(ファンティーニ)、オボド、マレスカ、ヨルゲンセン
FW:パッツィーニ、ミッコリ(ボジノフ)
 
▼徹底比較!▼

    ラツィオ 

セリエA 2004/05 第37節

フィオレンティーナ

42

        勝ち点

38

10

         順位

18

1.17

    1試合平均獲得ポイント

1.06

44

         総得点

38

1.22

      1試合平均得点

1.06

309

総シュート数

392

48%

枠内シュート率

42%

14309

総パス数

13303

76%

パス成功率

75%

900

総クロス数

919

20%

クロス成功率

20%

49

総失点

49

1.36

      1試合平均失点

1.36

1234

総インターセプト数

1379

60%

インターセプト成功率

63%

1436

ファウル数

1620

最多○○選手

ロッキ59

最多シュート選手

ミッコリ92

リベラーニ1376

最多パス選手

キエッリーニ1286

ジャンニケッダ179

最多インターセプト選手

キエッリーニ236

ジャンニケッダ83

最多ファウル選手

キエッリーニ79

 
▼ラツィオはこんなチーム▼
◆ラツィオはここ5試合勝利なしの2分け3敗。最近の勝利は4月17日のボローニャ戦(2−1)。19節から23節の間に記録した(1分け4敗)今季の未勝利試合に並んでいる。
◆ラツィオはここ2試合無得点だが、今季は16人の選手が得点を経験しており、その人数はセリエA最多である。
◆ラツィオはここまで10人の退場者を出しており、パルマ、キエーボ、ブレシアと並んでセリエA最多である。
◆ラツィオは今季ホームで7敗。これはクラブ史上2番目のワースト記録で、1952/53シーズンの記録に並んでいる。最多は1960/61シーズンのホーム11敗である。
 
▼フィオのデータいろいろ▼
◆5月に強いゾフ監督:ゾフ監督はこれまでの監督キャリアで5月に28試合で14勝8分け6敗という好成績を残している。1試合平均獲得勝ち点は1.78となっている。最後に負けたのは1993年5月23日で、それ以来負けておらず、13試合9勝4分けとなっている。
◆ルパテッリはラツィオ戦に出場すれば、セリエA通算100試合出場となる。デビューはASローマ在籍時の2000年3月25日で、その対戦相手はラツィオだった(1-2で敗戦)。
◆フィオレンティーナは1998年5月10日以来、ラツィオのホーム試合で336分間得点がない。
 
▼ロセッティ主審データ▼
◆担当試合数:24試合(セリエA2位)
◆ホームチーム勝利:8試合
◆アウェーチーム勝利:6試合
◆引き分け:10試合
◆イエローカード:121枚(セリエA1位)
◆レッドカード:8枚(セリエA2位)
◆ファウル:1005回(セリエA2位)
◆PK:12個(セリエA1位)
◆平均採点:5.90
…とはいっても担当試合数が多いから仕方ないですね。1試合あたりを計算するのが面倒なのでやめておきますm(__)m
平均採点が5.9という平均採点を見ても普通の審判かな?…と、思ったら今季セリエA審判の中では最高点の7.5をもらったことがある審判です。
 
▼名誉会長、合宿地を訪問▼
フィオレンティーナのディエゴ・デッラ・バッレ名誉会長が19日夜未明、チームが合宿を張るコベルチャーノを訪れた。数分に渡ってスタッフ以下選手と会話を交わし、激励したという。
 
▼B降格で52%収入ダウン▼
米国の経済マネジメント会社デロイツアンドタッチがセリエB降格時の経済打撃を初算出した結果、総収入が52%ダウンすることが分かった。セリエA全クラブを対象に、まずテレビ放映権料は46%、入場料で58%、スタジアムなどの広告料で71%もダウンするという。さらにスポンサーが減少し24%、グッズなどの売り上げが13%ダウン。総収入で52%もダウンと世界的にみてもダントツの下げ幅になることが分かった。今季のフィオレンティーナの予想収入は4000万ユーロ(約54億4000万円)。だが同社によればB降格の場合、来季は1920万ユーロ(26億1120万円)に暴落するという。
この報道を受けて、垣内一之さんが「天国と地獄の別れ道」というコラムを書いています。降格した場合、ヒデを含めて多くの選手がクラブを去っていくだろうと語っています。こちらから進んでください。
 
▼フィレンツェに残って調整▼
DFダイネッリは出場停止のためフィレンツェに残り、最終節のブレシア戦に向けて練習を続けるようだ。また、ピアンジェレッリも怪我のためローマへは向かわなかった。
 
▼元フィオのMF「ゾフは残留争いに相応しくない監督」▼
元フィオンレティーナMFディマウロ氏が、ディノ・ゾフ監督がセリエA残留争いに不向きな指揮官であると指摘した。地元ラジオ局「Ladyradio」に電話出演した同氏は、「ゾフからこのような結果を予想した?そうだね。まさにこうなると予想していた。リスクを背負うだろうことを想像していたよ。彼は残留争いに向かない指揮官だ。フロントが彼を招聘したとき、彼らはチームは残留争いをするとは考えていなかったはず。わずかだがミスをおかした。あと2試合で修復可能なミスだとはいえね」と語った。またフィオレンティーナのMF陣については、「国内でそれほどいないように、チーム内にも違いを見せれるMFはいないね。ピルロだけで、他はそれほどいない。外人が多く、イタリア人のタレントがいない。中盤で判断できる選手がいない。とても残念だ」と語った。
 
2005.05.20
▼ヒデ1アシスト&PKゲット▼

コベェルチャーノでの合宿2日目の午後、紅白戦が行なわれた。ヒデはボジノフの先制点をアシスト!そしてエリア内でマレスカの倒されPKを獲得しボジノフの2点目を導いた。
 
▼19日の練習▼
合宿2日目は午前・午後の2部練習が行なわれた。10時30分から開始された午前の練習では、休養を取ったヴィアリとアリアッティを除く選手たちはクロスやシュートなどの技術アップを計った練習で汗を流した。また、午後3時30分からは10対10の紅白戦を行なった。チーム編成は以下の通り。
ビブス組:ルパテッリ、ビゾーリ、デッリ・カッリ、ウイファルシ、キエッリーニ、中田、ディ・リービオ、ドナデル、パッツィーニ、ボジノフ。
ビブスなし組:セーハス、ダイネッリ、サヴィーニ、アリアッティ、オボド、マレスカ、ヨルゲンセン、ミッコリ、ファンティーニ、リガノ。
 
ゲームはヒデのアシストでボジノフが1点先制し、続いてウイファルシが追加点を決めた。その後も、ヒデがエリア内でマレスカに倒されて与えられたPKをボジノフが決めて3−0とする。しかし、オボドのパスを受け取ったファンティーニが強力かつ正確なシュートを突き刺して反撃に入る。2分後には、エリア内でのリガノのポストプレーからまたもやファンティーニが決めて2−3とし、試合は終了した。
 
▼ディ・リービオ先発か?▼
ディ・リービオが、次節の対ラツィオ戦で久々となるスタメン復帰を果たす可能性が出てきた。A残留にはもうひとつも負けられないフィオレンティーナはこの大事な試合で、ゾフ監督は経験豊富でキャプテンでもある同選手を起用する可能性が報じられている。ガゼッタ紙は右MFのポジションにファンティーニの可能性も示唆しつつも、にディ・リービオを予想している。また、センターDFにはウイファルシとデッリ・カッリ、右サイドバックにはアリアッティを予想している。
 
▼会長「まだ信じている」▼
アンドレア・デッラ・バッレ会長が、一般紙「ラ・ナツィオーネ」紙を通じ、ファンにメッセージを送った。同会長は、「私はまだ残留できると信じている。信じていないのは、君たちじゃないのか…。まだ2試合残っている。合宿は、落ち着きを取り戻すにはとても重要だ。火曜日、カンピーニ(練習場)で何が起こったかを考えれば、それは尚更のこと。理解して欲しい。今はかん口令を敷いている。今日(19日)、もしかしたら少し話すかもしれないけど」と語った。
 
▼主審はロセッティ氏▼
第37節、22日にローマのオリンピコで行われるラツィオ対フィオレンティーナの一戦は、ロセッティ主審が笛を吹くことになった。同氏が今シーズン、フィオのゲームを裁いたのはホームでのシエナ戦で、その試合は無得点の引き分けに終わっている。これまでロセッティ主審が担当した試合の通算では、フィオ2勝3分け3敗、ラツィオ6勝5分け4敗となっている。
 
▼バティが激励▼
フィオレンティーナがバティストゥータから激励を受けた。19日のコリエレ・デロ・スポルト紙はバティストゥータ氏のコメントを掲載。ヒデともASローマでチームメートだったバティは、残留争いを続けるチームに対し「フィオレンティーナのことはいつも気になっている。残留することを信じている。本来なら残留争いをするようなチームじゃない」とエールを送っていた。
 
▼プレーオフの場合…▼
フィオレンティーナは現在、降格圏の18位につけているが、勝ち点で他クラブと並んだ場合、セリエA残留決定戦を行う可能性がある。
ルッケージGMは「選手には決定戦の可能性を伝えてある。6月10日まではチームに残ることになるだろう」と残留へ、あらゆる事態を想定していた。
 
▼アントニオーニのインタビュー▼
Goal.comが行なった独占インタビューです。
フィオレンティーナの元キャプテン、ティフォージから最も愛された、かつてのフィオレンティーナのヒーロー、ジャンカルロ・アントニオーニ。現在、彼は、彼のフィオレンティーナが微妙な局面に立たされていること、さらにはその状況に対して、彼自身には何もできないことに心を痛めている。
 
―現在の順位からすると、フィオレンティーナはかなり危機的な状況にあります。セリエA残留できるか否か、あなたの意見は?
「残念ながら非常に厳しい状況だが、私は残留が絶対不可能だ、とは言わない。残り2試合で、何がなんでも勝ち点4を稼がなければいけない」。
 
―オリンピコでのラツィオ戦、ホームでのブレシアとの最終戦、どちらがポイントでしょう。
「ラツィオ戦が鍵だね、もしここで勝てなきゃ、セリエAとはおさらばだ」。
 
―降格圏脱出をかけてのこの一戦、フィオレンティーナにとっての焦点はどこだと思いますか。
「私はこういう状況に慣れていない、つまり、降格しないために闘うという考え方には馴染みがないんだ。ただいずれにしろ、チームはたくさんの優秀な選手を抱えている。彼らにしたって、今この状況を変えるのは簡単ではないけれどもね。こういうことから考えると、ベストなフィジカル・コンディションで試合に臨むこと、それが一番大切なことだろう」。
 
―フィオレンティーナが降格争いに参加することになってしまった一番の原因はなんでしょう。
「まず言えるのは、監督が3回も代わったこと。その他の原因もあるけれど、こんなにしばしば監督が代わるのは、決していいことではない。また、チームは若手中心だし、こういった惨憺たる状況に慣れていない」。
 
―キャプテンのアリアッティについてですが、彼は常にチームに大きく貢献はしていますが、まだチーム全体をまとめるには至っていないのでは?
「彼は、常に全力を出し切ってチームのために闘っている。キャプテンという役割に向いているかどうか、それを第三者が判断するのは難しいよ」。
 
―このラスト2戦、ディ・リービオの“経験”もまた、ひとつの武器にはなりませんか?
「ディ・リービオは、チームの役に立てるだろうが、いずれにしろ彼を出すか出さないかは監督が決めることだ」。
 
―セリエC1からB、そしてAへという昇格が、早すぎたということはありませんか。
「おそらく、フィオレンティーナはまだセリエAで戦うだけの準備ができていない。チームをきちんと作り上げる前に昇格してしまった」。
 
―今シーズンを振り返って何を思いますか?
「話題は大きくわけると3つ、まずは、もはやスクデットは確実といえるユベントス。次は、皆を驚かせたパレルモ、メッシーナ、ウディネーゼ、サンプドリアの健闘と躍進。最後は、降格争いをしているチームの中に、いくつかのビッグチームが含まれたことだ。彼らが降格圏脱出のために必死になっているなんて、本当に信じられないことだ」。
 
―ティフォジたちはまた、フィオレンティーナのアントニオーニを見たがっていると思います。その可能性は?
「私だってフィオレンティーナに戻れたらうれしいし、今はサッカーからは遠ざかっているけれど、いつだって戻れたらいいと思っている。いろいろなことが噂されているけれど、今のところは何も具体的に決まっていない」。
 
―でも、あなたは会長からアプローチを受けて、少なくともスタジアムに招待されていましたが…。
「そう、スタジアムには行ったし、首脳陣にも会った。でも今のところは、何も決まっていない」。
 
―あと2回の試合日に、あなたはティフォジとしてどう過ごしますか。
「微妙な日曜日になるだろうからね、気晴らしにゴルフでも行くよ」。
 
―つまり、テレビでも試合は観ないということですか?
「もちろん、もちろん観るさ。でもゴルフは気持ちを落ち着かせるのに最適なんだ」。
 
▼ウイリアムヒルは同掛け率▼
英ブックメーカーのウイリアムヒルは、ラツィオvsフィオレンティーナの結果予想は、ラツィオの勝利に3.20倍、フィオの勝利に3.20倍と同じ掛け率を設定した。引き分けは2.00倍となっている。
 
2005.05.19
▼逆転敗訴▼
宮沢りえとのキス写真を「週刊現代」に掲載され、プライバシーを侵害されたとして中田英寿が発行元の講談社などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁の秋山寿延裁判長は18日、120万円の賠償を命じた1審東京地裁判決を取り消し、請求を棄却した。問題となったのは中田が女優の宮沢りえと会員制のクラブでキスをしている写真。最初に別の雑誌に掲載され、週刊現代も2003年9月20日号で「中田と宮沢りえ『深夜のディープキッス』が裁判に!」との見出しで掲載した。判決理由で秋山裁判長は「キス写真はクラブ内の他人が見ている状況でクラブ経営者に撮影され、中田選手も撮影に同意していた」と指摘。「既に別の雑誌にも掲載され、プライバシー侵害の程度は大きいとはいえない」と判断した。さらに「記事は予想される裁判の成り行きなど公共の利害に関することについて、公益目的で掲載されたと認められる」と述べた。昨年11月の1審判決は「裁判の内容を読者に知らせる必要はあるが、キスの状況などを詳細に伝える必要はない」とプライバシー侵害を認めたため、講談社側が控訴していた。
 
▼世界選抜辞退▼
ヒデは6月のW杯最終予選2試合に完全集中するため、今月31日に行われる世界選抜vs欧州選抜戦の参加オファーを辞退したことが18日、明らかになった。関係者によると、ACミランFWシェフチェンコも参戦するオールスター慈善試合は同日、ミラノ・サンシーロスタジアムで予定されており、ヒデにも出場依頼が届いていた。セリエA最終節29日のホーム、ブレシア戦からわずか2日後の実戦。3月30日の日本―バーレーン戦以降、リーグ戦7試合連続で出場機会なしという苦境を迎えているヒデには、欠如した試合勘を取り戻す絶好機でもあった。だが、ジーコジャパンに一刻も早く合流することを選択し、イラン、バーレーン戦で露呈した連係不足を補うことを最優先に選択した。
 
▼ルッケージGM会見▼
17日に行なわれた会見の内容です。
「明日(18日)の昼食の時間から金曜日までフィオレンティーナはコヴェルチャーノ・テクニカルセンターの近くで練習を行い、金曜日の昼食後、ローマに向けて出発する。土曜日はそこで試合前の最終確認を行い、日曜日にラツィオと戦う。その理由はこのようなシーズンの重要な局面では、チームを外界からシャットアウトするのが一番良いと考えたからだ。サポーターからではないよ。彼らはとてつもない力を我々のために示してくれたしね。ラツィオとの試合に集中するため、共に過ごす時間をより長くするためだ。そして次回、記者会見に参加するのは監督のディノ・ゾフだ。土曜日、ローマでの合宿地から直接にね。クラブのメンバーで質問に応じるのは彼だけだろう。後で、選手たちの下へ行き、先ほど決まったこの決定を伝える。いずれにせよ、私はフィオレンティーナが残留すると確信している。年の初めに、我々がこのような順位に甘んじるとは考えたこともなかったけどね。この合宿には会長も姿を現すだろう。彼はいつもチームと非常に親しい関係にある。我々は全員が最大の力を発揮するよう期待しているし、常に我々の味方であるサポーターの支えもね。街からの大きな応援を求めている。これは残り2試合のためにも非常に重要な要素だ。」
 
▼18日のフィオ▼
合宿に参加したのは以下の21名。アリアッティ、ボジノフ、セハス、キエッリーニ、ダイネッリ、ディ・リービオ、ドナデル、ファンティーニ、ヨルゲンセン、ルパテッリ、マレスカ、ミッコリ、中田、オボド、パッツィーニ、ピアンジェレッリ、リガノ、サヴィーニ、デッリ・カッリ、ウイファルシ、ヴィアリ。
尚、ギグー、エルゲラ、ロッカーティは招集されなかった。
 
18日昼食後、休養をとって15時からミーティングを行なった。15時30分から約1時間半の非公開練習が行なわれた。ウォーミングアップの後、技術練習、戦術練習を行ない、45分間、ハーフコートでの10対10のミニゲームを行なった。アリアッティ、ヴィアリは前日に続いて別メニュー調整、ミッコリはビゾーリ・フィジカルコーチとアキレス腱回復のメニューをこなした。ただ、ミッコリはミニゲームには参加したようだ。練習後はキエッリーニ、ボジノフ、ヨルゲンセンはクロスに対する動きの練習を居残りで行なった。
本日19日も午後15時半から練習が行なわれる予定。
 
▼18日のヒデ▼
ヒデは15時からのミーティングの前に、ウイファルシ、ボジノフと共に早出で練習を行なった。ミニゲームでは1ゴールを挙げ、練習終了後もウイファルシ、オボドと共に居残りでパス、シュート練習を行なうなど真摯に練習に取り組んだ。
 
▼ミニゲーム▼
45分間、ハーフコートで行なわれたミニゲームのチーム編成は以下の通り。
黄ビブス組:ルパテッリ、ビゾーリ・コーチ、ウイファルシ、サヴィーニ、キエッリーニ、ディ・リービオ、マレスカ、ドナデル、パッツィーニ、ボジノフ
ビブスなし組:セハス、ダイネッリ、デッリ・カッリ、ピアンジェレッリ、中田、オボド、ヨルゲンセン、ファンティーニ、リガノ、ミッコリ
 
試合は6−4でヒデの所属したビブスなし組が勝利した。得点者はリガノ、ミッコリ、ボジノフがそれぞれ2得点、ウイファルシ、マレスカ、中田、オボドが1得点ずつ挙げた。
 
▼会長も合宿入り▼
アンドレア・デッラ・バッレ会長が18日夜、合宿地コベルチャーノに到着した。19時45分からの夕食は選手と共にしたようだ。
 
▼予想メンバー▼
ガゼッタ紙によると、ラツィオ戦では、サヴィーニがウイファルシと共にセンターDFを務め、ディ・リービオが右MFに入る可能性があるらしい。恐らく18日のミニゲームのメンバー構成から考察したのであろう。
(4-4-2)
Lupatelli
Ariatti
Ujfalusi
Savini
Chiellini
Di Livio
Maresca
Donadel
Jorgensen
Miccoli
Pazzini
 
▼ダイネッリ出場停止▼
スポーツ裁判所はダイネッリへ1試合の出場停止(累積警告により)を言い渡した。また、あとイエローカード1枚で出場停止になるのはヴィアリ、ウイファルシ、ミッコリ、サヴィーニである。
 
▼マッジョ退院▼
18日午後、膝の靭帯再建手術を受けたDFマッジョが退院した。本日19日からリハビリテーションが開始される。
 
▼予想はフィオ有利▼
ブックメーカーSNAI社が発表したラツィオvsフィオレンティーナの結果予想は、ラツィオの勝利に3.00倍、フィオの勝利に2.90倍の掛け率が設定された。引き分けは2.00倍となっている。
 
2005.05.18
▼早期合流困難▼
日本サッカー協会・川淵キャプテンは、ヒデの日本代表早期合流が極めて厳しい状況にあることを明かした。同キャプテンは「ほとんどダメ。早期合流をあてにしてない。中田も試合に出さないなら日本代表へ出せと言いたいよ、本当に」とイラ立ちを隠さなかった。また、田嶋幸三技術委員長は「今後の経過の中で、1日でも早く合流できるよう交渉していきたい」と話した。
 
▼緊急合宿▼
フィオレンティーナは18日から3日間、緊急キャンプを張ることになった。場所はイタリア代表なども使用するフィレンツェ郊外のコベルチャーノ。当初は20日に敵地ローマに入りミニ合宿を行う予定だったがルッケージGMが「次の試合は非常に重要になる。選手を集中させるため行うことになった。選手達が平穏に取り組めることを望む。」と説明した。またラツィオ戦まで選手達は会見に応じないことも明らかにした。フィオレンティーナはピリピリムードだ。
 
▼17日の練習▼
17日は公開予定だった練習を急遽、非公開にした。アタランタ戦に出場した選手は軽めの調整を行ない、それ以外の選手とボジノフははボールを用いて技術練習やハーフコートでのミニゲームを行なった。また、ヴィアリとアリアッティは予防的見地から練習を欠席し、アキレス腱痛のミッコリは別メニューで調整した。
 
▼ラツィオ・パパドプロ監督▼
次節の対戦相手ラツィオのパパドプロ監督は「残り2試合で6ポイントが欲しい」と語り、フィオレンティーナ戦も必勝の構えだ。
 
▼将来のアッズーリ2トップ▼
かつてユベントス、チェルシーでFWとして活躍し、チェルシーの監督も務めたジャンルカ・ビアリは、将来のイタリア代表のFWとしてパッツィーニとジラルディーノ(パルマ)の名前を挙げた。ビアリはガゼッタ紙のインタビューで「パッツィーニとジラルディーノは切り札だ。そして、ローマのデ・ロッシも将来を約束されている」とコメントした。
 
2005.05.17
▼ミニ合宿▼
フィオレンティーナは次節(22日)はアウエーのラツィオ戦を控えるが、ルッケージGMは20日にローマ入りしてミニ合宿を行うことを発表した。チームは本日から練習を再開する。
 
▼名誉会長コメント▼
ディエゴ・デッラ・バッレ名誉会長は「まだ信じている。3つのファイナルの最初に引き分けただけだ」と強気のコメントを残した。
 
▼ゾフ監督コメント▼(修正掲載)
「あり得ない展開だった。やるべきことはすべてした。4、5回は決定的なチャンスを作ったが、決めることができなかった。残留を争っているほかのチームの結果により、苦しくなってしまった。勝ち点は取れるところで取らなければならない。残留のためにはまだ何ポイントか足りない。キエーボ戦よりも厳しい試合になるというのは事前に言っていた通りだ。」
 
▼アタランタ・ロッシ監督コメント▼
「残留の望みはまだある。両チームともに勝てた試合だった。この結果が相応しいと思う」
 
▼残り2節展望▼
サイト「TIFOSISSIMO!!!」さんよりの引用です。
・アタランタ(35):ローマ、シエナに連勝した時のみ、プレーオフに持ち込むチャンスあり。
・ブレシア(38):たぶんメッシーナには勝つので、フィオレンティーナとの最終戦がすべて。
・フィオレンティーナ(38):次のラツィオ戦で勝てれば残留も見えてくるが、勝てなければ地獄。
・キエーヴォ(39):ボローニャ、ローマのどちらかに勝てれば……。
・シエナ(39):次のパルマ戦が実質プレーオフ。これで負けて、最終戦でアタランタがまだ希望を残しているとかなりやばそう。
・パルマ(40):次のシエナ戦が実質プレーオフ。ただし、最終戦はレッチェに勝たせてもらえそうなので、危険度は相対的に低し。
・ローマ(41):アタランタとキエーヴォに連敗しないとは限らないところが怖い。
・ボローニャ(41):キエーヴォに負けると、最終戦がCLのかかったサンプだけに、プレーオフに巻き込まれる可能性も……。
 
▼ダイネッリ出場停止?▼
詳細は確認できていませんが、DFダイネッリが次節出場停止になるようです。スポーツ規律委員会の裁定かな?ガゼッタ紙は右サイドバックにデッリ・カッリを起用し、センターはウイファルシとヴィアリが務めるだろうと予想しています。
 
2005.05.16
▼ドローそして再び降格圏、ヒデの出番なし▼
第36節ホームで行なわれたアタランタ戦は0-0のドローに終わった。フィオレンティーナは勝ち点を1つ伸ばし38とした(8勝14分け14敗)。しかし、ブレシアがボローニャに、キエーボがシエナにそれぞれ勝利したため、18位タイとなり、再び降格圏に飲み込まれてしまった。ヒデは7戦連続で出場機会が与えられていない。第36節の結果と順位は以下の通り。
 
Fiorentina-Atalanta 0-0, Juventus-Parma 2-0, Lecce-Milan 2-2, Udinese- Sampdoria 1-1, Roma-Lazio 0-0, Inter-Livorno 1-0, Siena-Chievo 0-1, Palermo-Reggina 1-1, Messina-Cagliari 2-1, Bologna-Brescia 1-2
 
Juventus 82
Milan 77
Inter 68
Udinese 60
Sampdoria 60
Palermo 51
Messina 47
Cagliari 43
Livorno 43
Lazio 42
Lecce 42
Reggina 42
Bologna 41
Roma 41
Parma 40
Siena 39
Chievo 39
Fiorentina 38
Brescia 38
Atalanta 35
 
▼試合詳細▼
アタランタの会場入りが警備の関係で遅れたこともあり、試合開始が約10分遅れた。前半7分、オボドがボジノフとのワンツーから抜け出す時に相手DFがハンドを犯し、フリーキックを得る。ミッコリが蹴ったボールは壁に当たりゴールマウスに吸い込まれそうになるが惜しくも右にそれた。続いて得たコーナーキックはマレスカが頭で狙うが枠をそれた。前半11分、ダイネッリとルパテッリがお見合いをしてしまい、危うくマキンワに詰め寄られそうになる。23分、ミッコリが左隅を狙ったフリーキックはGKカルデローニにセーブされる。24分、オボドのミドルシュートは再びGKカルデローニにキャッチされる。32分、ミッコリの入れたクロスにボジノフが狭いエリアでオーバーヘッド。これもカルデローニがポストとの間にボールを挟みセーブする。33分、ウイファルシ、ボジノフがワンタッチでつなぎ、ミッコリがボレーシュートするも大きく枠を越えた。37分、カウンターからヨルゲンセンがミッコリのパスを受け、シュートするも左にそれてしまう。43分、コーナーキックのこぼれ球をミッコリがシュート。しかしこれも大きく枠を越えてしまった。前半はアタランタに決定機を与えないまま終了した。
後半1分、アタランタが攻撃に出る。マルコリーニのミドルシュートは大きくそれた。直後、ウイファルシが右からミドルシュートを狙うが右にそれた。後半4分、ブダンが右から切れ込みシュートするもルパテッリが足でセーブ。直後、ボジノフとのワンツーからミッコリが狙うが大きく浮かしてしまう。後半7分、アタランタのコーナキック。マキンワが中央で競り勝ち、ファーサイドのサーラがフリーでヘディングシュート。しかしバーを越えてしまう。後半8分、右サイドを上がったブダンのマイナスのクロスからマルコリーニがミドルシュートを放つが、わずかにバーを越える。後半10分、マレスカのミドルはキーパーがパンチング、後半12分にもマレスカが狙うがキーパーにセーブされた。後半14分、右サイドからのフリーキックにマレスカとボジノフが飛び込むが二人重なってしまいゴールラインを割った。このときマレスカがアゴから出血してしまう。後半16分、ミッコリがエリア内でシュート。しかし再三好セーブを見せているカルデローニに止められてしまう。後半18分、ブダンのシュートをルパテッリがファインセーブ。激しい攻防の中、両チームのキーパーが試合を引きしめた。後半19分、マレスカがドリブルで独走。キエッリーニにパスを出すがタイミングが合わずオフサイドとなりチャンスを逃した。アタランタも中距離のシュートを放つが枠をとらえることはできなかった。ゾフ監督はボジノフに代わりパッツィーニ、ヨルゲンセンに代わりファンティーニ、ヴィアリに代わりリガノと4トップとも思える布陣で得点を狙う。後半45分、左からのコーナーキック。ニアで競り合ってこぼれてきた所にいたのはパッツィーニ。劇的ゴールかと思いきや、またもカルデローニが至近距離からのシュートを止めた。ロスタイム3分も生かすことができず試合終了。
 
▼fiorentina.itの採点▼
ルパテッリ:7 ウイファルシ:6 ヴィアリ:5.5 ダイネッリ:5 キエッリーニ:5.5 アリアッティ:6.5 オボド:6.5 マレスカ:6+ ヨルゲンセン:5.5 ボジノフ:6 ミッコリ:6 パッツィーニ:6 ファンティーニ:5.5 リガノ:採点なし ゾフ監督:5.5
 
▼パッツィーニのコメント▼
「残念ながら今日の試合でレッドゾーンに逆戻りしてしまった。でもまだ2試合残っているし、僕達は残留できると信じているよ。僕達は平静さを保って残り2試合を戦わなければいけない。足首?少し違和感はあるけど歯をくいしばって頑張るよ。」
 
▼ゾフ監督コメント▼
「4、5回得点するチャンスがあった。しかし得点を挙げることができなかった。それが引き分けに終わった理由だよ。あと2勝することが非常に重要だ。選手達は怯えていなかったと思うよ。キエーボ戦よりタフな試合だった。残留が厳しい状況になったが、残り2試合にすべてを懸ける。」
 
▼超満員▼
フィオレンティーナvsアタランタが行なわれたアルテミオ・フランキスタジアムには43384人の観客が訪れた。
 
▼残留争い残り試合▼
●残留争い中チームの今後の予定は以下の通り。
■[16位/勝点39]シエナの残り試合
 第37節 パルマ(AWAY)
 第38節 アタランタ(HOME)
 
■[16位/勝点39]キエーボの残り試合
 第37節 ボローニャ(HOME)
 第38節 ローマ(AWAY)

■[18位/勝点38]フィオレンティーナの残り試合
 第37節 ラツィオ(AWAY)
 第38節 ブレシア(HOME)
 
■[18位/勝点38]ブレシアの残り試合
 第37節 メッシーナ(HOME)
 第38節 フィオレンティーナ(AWAY)
 
■[20位/勝点35]アタランタの残り試合
 第37節 ローマ(HOME)
 第38節 シエナ(AWAY)
 
2005.05.15
▼7戦連続ベンチスタート確実▼
ヒデが、本日のアタランタ戦で7試合連続ベンチスタートとなることが確実になった。14日付の伊各紙の先発予想メンバーにnakataの名前はなかった。14日のミニゲーム(30分)では控え組ボランチに入り、1アシストとアピールしたが先発は難しそうだ。
 
▼フィオに残留▼
14日付の地元紙ラ・ナツィオーネは「中田の代理人とアンドレア・デッラ・バッレ会長は来季残留することで話がついている」と報道した。ヒデは2007年6月までフィオレンティーナと契約している。
 
▼ゾフ監督会見▼
14日、ゾフ監督が記者会見に応じた。
「キエーヴォ戦の時のように、観衆の後押しを受けながらプレーできるのは本当に有利だ。だが、我々はアタランタを非常に警戒しているし、キエーヴォよりも手強い相手だ。試合に勝たなければいけないが、当然、それで全てが決まるわけではないだろう。結果を待ってから今後の事を考えるよ。私たちはアタランタを非常に警戒しているのでかなり難しいゲームになるだろうね。私たちは高いモチベーションと集中力を持ち、そしてフィレンツェの観衆の応援を背に自分たちの試合をするんだ。先発はミッコリとボジノフで行く。その後、彼らのうち一人とパッツィーニを交代させるつもりだ。クリスティアン・マッジョが戦列を離れたのは残念だよ。とてもフィジカルに優れ、人間としても成長していた良い時期だっただけにね。彼が復活できると我々は確信しているし、彼のためにもいいプレーをする。あと1枚もらうと累積警告により出場停止になるボジノフ?チームにとってマイナスになる事はグループに必要の無いことだ。以上。」
 
▼観衆は4万人超か▼
フィオレンティーナvsアタランタ戦のチケットが前日までに19000枚売れている。本日もアルテミオ・フランキは4万人規模の観衆が応援に駆けつけると見られている。

▼予想先発▼
ウイファルシが右サイド、2トップはミッコリとボジノフでほぼ確定でしょう。気になる交代枠3人だが、ゾフ監督は、FWパッツィーニを途中出場させることを明言している。リードして終盤を迎えると、お得意のデッリ・カッリ投入になるだろうが、激しい試合になることは必至で、疲れが見えた中盤の選手に代わってヒデの途中出場の可能性を感じる(個人的観測です)
(4-4-2)
Lupatelli
Ujfalusi
Viali
Dainelli
Chiellini
Ariatti
Maresca
Obodo
Jorgensen
Miccoli
Bojinov
(控え)
Cejas
Delli Carri
Nakata
Donadel
Fantini
Pazzini
Rigano
 
2005.05.14
▼ヒデmail▼
昨日付けでヒデからメール”コンシェルジュ”が届いています。今回は漫画の話題です。こちら
 
▼ヒデに出番?▼
6試合連続出場機会のないヒデは、明日の次節アタランタ戦でもベンチスタートが濃厚だ。一方、ディエゴ・デッラ・バッレ名誉会長が「シーズン終了までに彼の出番はある」と、残り3試合でヒデの出場機会があることを断言した。また、「今季はポジションの理由もあり出場機会が少なかったが、技術は高い。来季はもっと楽しませてくれるだろう」と来季もチームの構想に入れていることを明かした。
 
▼ヒデ、来季も残留▼
ルッケージGMはヒデが来季も残留すると示唆した。「今季は故障で彼とクラブにとってついてない1年だった。我々は彼の獲得に満足しているし、将来はもっといいいプレーができると信じている」と放出の意思がないことを明かした。しかし、「中田の今後に関してはシーズン終了後に話す」と6月から本格交渉を始める方針であるようだ。
 
▼13日の練習▼
フィオレンティーナは13日午後3時30分より練習を行った。ウォーミングアップの後、戦術練習とボールを使った技術練習を行なった。
 
▼マッジョの手術成功▼
3日前の練習中に膝を負傷し、前十字靭帯損傷の診断を受けたマッジョは13日午後、靭帯再建術を受けた。手術は無事終了し、3日間の安静の後、リハビリテーションプログラムが開始される。
 
▼ディ・リービオのアキレス腱▼
12日の練習中に、アキレス腱の痛みを訴えたディ・リービオは13日、大事を取り練習には参加せずに休養を取った。少なくとも3日間はマッサージ等の治療を受けながら、チームとは別メニューの調整を余儀なくされ、アタランタ戦への出場は不可能となった。
 
▼パッツィーニ回復▼
キエーボ戦で足首を捻挫したパッツィーニは13日のチーム練習に参加した。ベンチスタートが濃厚だが、古巣であるアタランタ戦に間に合ったようだ。
 
▼予想スタメン▼
GK:ルパテッリ
DF:ウイファルシ、ビアリ、ダイネッリ、キエッリーニ
MF:アリアッティ、マレスカ、オボド、ヨルゲンセン
FW:ミッコリ、ボジノフ
(控え:セハス、デッリ・カッリ、中田、ドナデル、パッツィーニ、リガノ)
 
▼アリアッティ会見▼
13日、アリアッティが定例会見に出席し、「日曜の試合には勝たなければならない。我々にとって残留のために重要なゲームだし、フィレンツェ市民、そして怪我したマッジョのために勝利を提供したい」と語った。
 
▼主審はロドモンティ氏▼
フィオレンティーナvsアタランタの試合を裁くのはロドモンティ氏に決まった。同氏の裁いた試合でフィオレンティーナは11勝7分け5敗、アタランタは8勝5分け5敗となっている。以下、ロドモンティ主審の今季データです。( )内は通算。
◆担当試合数:20(185)
◆ホームチーム勝利:9(93)
◆引き分け:9(59)
◆アウェーチーム勝利:2(33)
◆PK:7(63)
◆退場:4(58)
◆平均採点:6.03
 
▼プランデッリとは白紙▼
今シーズンの初めに妻の病状を理由にローマの監督を辞任したプランデッリ氏は、監督業に復帰する準備ができていると明かした。
「まだどこからもオファーは受けていない。以前のように私に興味を持ってくれる人はいなくなった。現場から離れた者はその理由が何であれ、すぐに忘れられる時代なのかもしれない」とプランデッリ氏はコメントした。さらに以前噂されていたフィオレンティーナの監督説に対し、「以前は話があったことは事実だが、今はもうない。私はただ監督業に復帰したいだけだ」と語った。
 
▼データいろいろ▼
◆5月に強いゾフ監督:ゾフ監督はこれまでの監督キャリアで5月に27試合で14勝7分け6敗という好成績を残している。1試合平均獲得勝ち点は1.81となっている。最後に負けたのは1993年5月23日で、それ以来負けておらず、9勝3分けとなっている。
 
◆フィオレンティーナは昨年12月19日のキエーボ戦(2-0)以来、ホームでの無失点試合はない。9試合で17失点している。
 
◆過去13節に限ればアタランタは勝ち点23(7勝2分け4敗)を獲得しており、ミラン、ユーベ、インテル、サンプドリアに次いでセリエA5位である。
 

アタランタはシーズン17敗。明日の試合に負ければ 1937/38, 1948/49 . 1993/94.シーズンに記録した18敗のクラブワースト記録に並ぶ。
 
◆今季のアタランタは13人が得点を挙げている。レッチェ、ラツィオの16人に次いでリーグ2番目の得点者数だ。
 
◆アタランタとの対戦は過去101試合あり、フィオレンティーナの43勝32分け26敗(138得点83失点)である。フィオレンティーナのホームゲームに限れば、50試合で32勝10分け8敗(87得点28失点)。
 
2005.05.13
▼ヒデ、1GOAL!▼
12日午後、フィオレンティーナは紅白戦を行い、ヒデが1ゴールを挙げた。紅白戦は控え組とプリマヴェーラを混合してチーム編成され、ボジノフ、ヒデ、ファンティーニ(PK)がゴールを決めた。試合はヒデの所属したチームが3−0で勝利した。カンピーニ練習場には、多くのティフォージが詰めかけ練習を見守った。主力組は紅白戦には参加せず、技術・戦術練習を行なった。チーム編成は以下の通り。
黄色組:Lupatelli, Gatto, Vagnoli, Delli Carri, Billeri, Obodo, Nakata, Donadel, Guigou, Bojinov. Fantini.
緑組:Cejas, Savini, Aquilanti, Salvadori, Santini, Di Livio, Helguera, Piangerelli, Spinetti, Zuppardo. Rigano
 
また、12日の練習で試された主力組のフォーメーションは以下の通り。
DF:ウィファルシ、ヴィアリ、ダイネッリ、キエッリーニ
MF:アリアッティ、マレスカ、オボド、ヨルゲンセン
FW:ミッコリ
尚、ガゼッタ紙は2トップに、ミッコリと、もう一人はボジノフを予想しています。
 
▼再度交渉へ▼
日本サッカー協会・田嶋技術委員長は12日、ヒデのキリン杯招集について「クラブから再度断りの手紙は来ました」と明かした。同技術委員長は、「あらためて要望を出す準備をしている」と話し、今後も継続して交渉する意向を示した。またフィオレンティーナがセリエA残留争いでプレーオフに回った場合は「そうなってほしくはないが、その場合はFIFAの規則に従って招集することになると思う」と語った。
 
▼マッジョ今季絶望▼
DFマッジョが左膝の前十字靭帯損傷で今季絶望と診断された。近日中にも手術を行う予定で、日程などはできるだけ早く決定される模様。復帰には5〜6ヶ月を要すると見られている。
 
▼ディ・リービオはアキレス腱痛▼
MFディ・リービオは12日の練習を途中で切り上げた。クラブの発表によると、アキレス腱に痛みが走ったことが原因という。
 
▼パッツィーニは回復傾向▼
足首を捻挫しているFWパッツィーニは、12日、別メニューながらもピッチ上でボールを使った練習を行なった。特に痛みの訴えもなく、練習強度を上げているという。
 
▼パッツィーニ会見▼
「この2,3日、チームとは別メニューの練習ながらも、調整はすごくうまくいっているし、日曜日の試合に出るため全力を尽くす。元チームメイトとの対決をとても心待ちにしているんだ。このような状況に、再びめぐり合うとは思いもしなかったよ。フィレンツェにやって来た時、残留争いから少し抜け出せると期待していた。しかし、いろいろな要因が重なり、僕たちは残りの3試合で全てを賭けなければいけない。その1試合目が、事もあろうにアタランタとは。僕はベルガモでキャリアをスタートさせた。アタランタは、僕が所属した最初のチームだったし、多くのすばらしい思い出が残っている。だから、敵として古巣チームと対戦するなんて間違いなく大興奮するだろうね。しかし、僕は今もこの先もフィオレンティーナと共にある。一度ピッチに入れば、頭にあるのは勝利だけだ。アタランタは闘争心があり、新監督の就任と共に、チームの状態は明らかに良くなった。彼らは若く、才能豊かだ。プレーしにくいピッチながらも、多くの勝ち点を挙げ、前にいるチームに追いついてきた。だから、日曜日に彼らは全精力をぶつけてくるだろう。だが、フィレンツェでは別だ。ここでの雰囲気は非常に熱いものがある。ヴェローナでは、ティフォージが僕たちを勇気付けてくれたし、今度の日曜日のフランキでも、信じられないくらいの応援を待っている。ここの観衆はとても情熱的だし、ユーヴェ戦でのあのゴールの興奮とスタジアム全体が観衆の足踏みで地鳴りしていたのはすばらしい記憶だよ。でも、今は多くの勝ち点を奪い、フィオレンティーナの残留という今の事を考えよう。」
 
▼ルッケージGM会見▼
「我々は目標を達成するため努力を重ねているところだ。シーズン終盤残り4つの決戦で、まずはひとつめの試合を突破することができた。しかし、まだ、何も決まってはいない。この先、非常に難しい3試合が待っている。我々は一試合をクリアしたに過ぎず、最低限の目標である残留に向けて、まだ集中力を切らしてはいけない。日曜日には、失う物のない絶好調のチームと対戦する。したがって、最大限の集中力とガッツが必要だ。チームは一日早く金曜日に集合する。我々にとって重要なのは結果だ。個人の結果でなくグループのだ。シーズン最後の時期になり、警戒心を弱めたことはない。我々がこの状況に置かれているというのは、先に、何か間違いを犯したからなのだろう。しかし、先週の日曜日は我々の義務を果たした。過去を振り返るべきじゃないよ。ゾフの手腕には満足しているよ。もし、我々が彼を卓抜な監督だと見なしていなかったら、誰も彼を監督の座に引き止めさせていなかっただろう。全てが正しい方向に行かなかった時も、彼は献身的に自分の役割を果たしていた。シーズンが大詰めにさしかかり、フィジカル・コンディションがついてこないという理由でなく、モチベーションを失うチームがある。我々の運命は自分たちで決める。だから、自分たちで未来を創るんだ。現在、最もすばらしいことはフィオレンティーナのティフォージたちのプライドとチームへの愛着心だ。先週の日曜日、ヴェローナはフランキ・スタジアムのような雰囲気だった。そして、来週のアタランタとの決戦地、正真正銘のフランキには、多くの観衆が応援に詰めかけるだろう。そして、すばらしいゲームを成し遂げられるという“恩義”を感じたチームがさらにモチベーションを高めてくれるだろう。ボジノフのタトゥーはポジティブなものだと思うよ。なぜなら、彼は若く、フィレンツェに来て間もないにもかかわらず、チームへの大きな愛着を示しているからね。」
 
▼アンドレア・デッラ・バッレ会長の会見▼
「残留を信じているよ。シーズン最後のこの段階に来て、チームは根性とモチベーションを持っている。我々はこの状況から脱するだろう(残留するだろう)。最終節のブレシア戦の前に残留が決まることを願っているよ。マッジョの離脱は非常に残念だ。今季の不幸の象徴ともいえるよ。」
 
▼ウイリアムヒル▼
ブックメーカーのウイリアムヒルはフィオレンティーナvsアタランタ戦の予想で、フィオの有利を予想した。フィオの勝利に1.66倍、引き分けに3.50倍、アタランタの勝利には4.20倍を付けた。
 
▼アタランタも好調▼
アタランタは12日、次節の対フィオレンティーナ戦に向け、地元アマチュアチームのプレセッツォと調整マッチを行い、6−0で勝利した。2トップのマキンワとブダンが活躍した模様。また足首の捻挫で戦列を離れていたMFミンガッツィも復帰を果たし、気合のこもったプレイを見せたという。
 
▼アタランタファンは3000人▼
次節のアタランタ戦では約3千人のアタランタファンが押し寄せることが分かった。主催者側のフィオレンティーナが、ビジターのアタランタに対して3千枚のチケットを渡したという。
 
2005.05.12
▼キリンカップ欠場決定!▼
ヒデが、5月下旬のキリンカップ2試合を欠場することが11日、決定した。日本サッカー協会が出場機会のない現状から早期代表合流を再打診したが、ルッケージGMは「29日まで残らせる。これまで起用されていないからといって、今後使われないとはかぎらない。監督にはすべての選択肢を残す」と明言。ヒデの合流は最速でも29日のブレシア戦後となることがクラブの公式HPでも報道された。
 
▼ヒデはフィオ残留へ▼
関係者によると(この関係者が誰だかは不明)、ヒデはチームが降格を免れた場合、来季もフィオレンティーナに残留することになるという。また、アンドレア・デッラ・バッレ会長も監督更迭を条件にヒデを強く慰留しているらしい。
 
▼次期監督候補にグイドリン浮上▼
フィオレンティーナ次期監督候補に、現パレルモ監督フランチェスコ・グイドリン氏の名前が浮上している。5日付けの週刊紙「コントロカンポ」が報じた。フィオレンティーナのオーナー、ディエゴ、アンドレアのデッラ・ヴァッレ兄弟が最近、巻き返しを目指す来季に向けグイドリンの名前をリストアップ。そして同監督の所属するマネージメント会社、QEAのアレッサンドロ・モッジ会長(ユヴェントスのルチアーノ・モッジGMの息子)に対して彼についての情報を求めたという。またパレルモのザンパリーニ会長もこの事実を否定していない模様で、さらに「彼(グイドリン)には、『もし彼ら(デッラ・ヴァッレ)に近づきたいのなら、私はそれを阻むことはしないだろう。早めにそれを伝えてくれるなら、キミを手放す用意もある』と言った」と同監督を譲渡する構えさえも見せている。グイドリン監督は最近パレルモと契約を更新したばかり。グイドリン氏は、「クラブとの間に問題はないが、私的な問題もあり、来季も指揮を続けるか分からない」とも語っている。
また、チェザーレ・プランデッリ氏の噂も絶えることはない。昨冬まで所属したパルマ時代に、右サイドでのプレーを高く評価するプランデッリに対し、中央での出場をかたくなに希望したヒデと確執が表面化。もし、プランデッリが次期監督に就任した場合、「フィオレンティーナ残留」の方針変更を余儀なくされる可能性は高い。とにかく、今夏の移籍市場はヒデにとっては他クラブからのオファー以上に、来季監督が最大の懸案事項となりそうだ。
 
▼日本ツアー▼
セリエA残留が前提条件ではあるが、フィオレンティーナの日本での親善試合の日程が11日、明らかになった。ペルージャ、パルマ時代に続く、3度目の凱旋となるヒデはチームとともに7月26日にも来日。同28日に大阪・長居スタジアムでC大阪戦を行い、同30日に広島戦(広島ビッグアーチ)、8月1日には東京V戦(味の素スタジアム予定)を行う日程だ。また、他クラブに移籍時にも親善試合出場の義務があるらしい。
 
▼nakata.net TV▼
本日22時から放映のnakata.net TV、ゲスト対談はスポーツライターの増島みどりさんです!
 
▼来季はプーマ?▼
フィオレンティーナが、来季からプーマ社とテクニカルスポンサー契約を結ぶ可能性が出てきた。クラブは今季限りで契約が切れるアディダス社と契約を延長しない方針を示しているという。
 
▼11日は2部練習▼
11日午前はアスレティックトレーニングを中心に2時間弱の練習を行なった。午後は、技術練習、そしてボールポゼションのトレーニングを行った後、3チームに別れハーフコートでのミニゲームを行った。この日、ミッコリはチーム練習に合流。ウイファルシは午前の練習で行った激しいトレーニングによる予防措置のため午後の練習を欠席。足首を捻挫しているパッツィーニもピッチには姿を見せなかった。
 
▼マッジョ離脱か?▼
11日午後の練習でマッジョは、ひざを地面に打ちつけ、練習を途中で切り上げた。膝の捻挫と診断されたが、本日さらなる検査を行い、全治などケガの詳しい状況がはっきりする模様。11日のガゼッタ紙はすでに右サイドバックの予想先発にはウイファルシの名前を挙げ、センターDFにはヴィアリとダイネッリを予想している。
 
▼前売りチケット12000枚▼
15日にフィンレツェのアルテミオ・フランキで行われるフィオレンティーナ対アタランタ戦の前売りチケットが、飛ぶように売れている。11日午後には1万2千にまで到達。この調子でいけば、先日の対ミラン戦で更新した観客動員記録(45909人)を再び塗り替える可能性もあるという。
 
▼若手GKに注目▼
フィオレンティーナは17歳のハンガリー人ゴールキーパーに注目しているようだ。名前はBalazs Bodor。ハンガリー国内リーグでプレーしているが、イタリア滞在の間にフィオレンティーナのU−17チームでチャンスが与えられる見込み。
 
2005.05.11
▼ヒデ、ベンチ外も?▼
ヒデが15日のアタランタ戦でベンチから外れる可能性が出てきた。次節はホームの試合で、絶大な人気を誇るMFディ・リービオのベンチ入りが濃厚。はじき出される形で、ヒデがベンチから外れれば、腰痛で欠場した1月15日のブレシア戦以来17試合ぶりとなる。
 
▼練習再開▼
フィオレンティーナは10日、アタランタ戦に向け練習を再開させた。午後からスタジアム横の練習場、カンピーニで練習を開始。キエーヴォ戦に出場した選手らは疲れを取る程度の軽い練習メニューを消化、一方の出場しなかった選手らはランニングを行った後、8対8のミニゲームを行った。なお、キエーヴォ戦に出場したオボドもミニゲームに参加した。アキレス腱痛が完治していないミッコリは先週の始め同様、室内で別メニューを消化。またケガのFWパッツィーニはプールでトレーニングを行なった。ガゼッタ紙によると、パッツィーニがアタランタ戦に出場できるか否かは木曜日か金曜日に判断され、少なくともベンチ入りはするだろうと予想されている。
 
▼ヨルゲンセンのコメント▼
ヨルゲンセンが10日、地元ラジオで以下のようにコメントした。
「僕らは残留に成功すると思う。でも、それにはこの残り3試合で勝ち点を稼がなければいけない。ウディネを去ったことに対する後悔はないよ。彼らは欧州CLをかけて、僕らはA残留をかけて戦っている。でも、これは人生の選択で、後戻りすることは出来ない。自分の持っている力を存分に発揮できなかった。でも、1シーズンで3人の指揮官を変えると、それも難しくなるよ」
 
▼ルパテッリ会見▼
10日、ルパテッリが定例会見を行ない、以下のように語った。
「何も決まってないし、まだ、僕たちは残留を決めたわけでもない。僕たちは大一番をモノにした。残りはあと3試合だ。身体的な緊張感は高いままだ。今日から僕たちは練習を再開し、この集中力を維持していくよ。僕の意見では、今度の日曜日のアタランタ戦はキエーヴォ戦より難しいものになるだろう。キエーヴォ戦でピッチに入った時、異常な興奮を覚えたんだ。古巣との初めての対決だからという理由だけでなく、とりわけ、残留争いにおいて、結果の重要性が高かったからね。僕たちはいいプレーができた。だから、直接対決で貴重な勝ち点を手に入れることができたんだ。繰り返し言うが、チーム全員がよく分かっているように、これは残留を決める道のりの単なる始まりに過ぎない。アタランタは若く、スピードのあるチームで、順位を見れば分かるように、何も失う物がないグループだ。だから、戦意を失った状態でここに乗り込んでくる事はまずないよ。後半戦で、彼らは非常に多くの勝ち点を稼ぎ、日曜日にメッシーナを下した時もチームはトップ・コンディションにあるという印象を与えた。僕たちはこのままトレーニングを続けなければいけない。最近の試合では、練習の成果が表れているようだしね。」
 
▼イエロー累積状況▼
次節の対戦で、あと一枚イエローカードをもらうと累積警告により出場停止になるのはダイネッリ、ミッコリ、サヴィーニ、ウイファルシとなっている。
 
▼アタランタサポーター2000人▼
15日に行われるフィオレンティーナ対アタランタ戦に、アタランタサポーターが大挙して訪れる可能性が出てきた。その数、約2千人とも予想されている。
 
▼アタランタGKカルデローニのコメント▼
アタランタGKカルデローニが、要注意人物としてFWミッコリを名指しした。「日曜日の対フィオレンティーナ戦は、A残留決定戦となる。勝った方が、80%の確立で残留できるだろう。僕らは真のカンピオーネ、ミッコリに細心の注意を払わなければいけないだろう。彼のFKは強烈だ」と語った。
 
▼デリオ・ロッシ監督コメント▼
アタランタのデリオ・ロッシ監督が、地元ラジオ局のマイクに向け、「もう星取り勘定は出来ない。残留には勝ち続けるしかない。フィレンツェにも勝ちに行く」と意気込みを語った。またフィオレンティーナの印象については、「FWにはパッツィーニでなく、ボジノフがプレイするだろう。それにリガノもいる。フィオレンティーナがこの位置にいるなんて、驚きだよ。個人個人の能力を比べれば、フィオレンティーナはウチより遥かに強い。でも、リズム、そしてチームワークでそれをカバーできるよう心がけたい」と話した。
 
▼予想はフィオ有利▼
イギリスのブックメーカー、SNAI社は、フィオレンティーナ対アタランタ戦について、フィオレンティーナの圧倒的有利を予想した。フィオレンティーナの勝ちに1.57倍、アタランタの勝ちには5.30倍の掛け率を設定。引き分けは3.50倍としている。
 
2005.05.10
▼日本代表メンバー発表▼
9日、キリンカップ(22日ペルー戦、27日UAE戦)に臨む日本代表メンバーが発表された。5月29日にセリエAで最終節を迎えるヒデの名前はなく、バーレーン戦(6月3日)の前に加わる可能性が濃厚だ。
 
▼ジーコ監督、ゾフに異論▼
日本代表・ジーコ監督はヒデを“飼い殺す”フィオレンティーナに不満を示すとともに、最終的に招集することを明言した。ジーコ監督は「中田は試合に出ていないが、なぜなのか、ゾフ監督に聞きたいよ。招集?みなさんに言った通りです」と語り、ヒデのW杯予選招集を明言するとともに、82年スペインW杯で対戦もした元イタリア代表の伝説的GK(ゾフ)の起用法に珍しく“異論”を唱えた。
 
▼センターMF(ボランチ)起用か▼
代表メンバー発表の会見の席でジーコ監督は、ボランチについて「このポジションには福西、小野、遠藤、中田英、稲本もいる」と表現した。3月30日のバーレーン戦で初めて先発起用された1列下がった位置での指令塔的役割「レジスタ」を今後も継続する意向のようだ。 ジーコ監督は中田英のポジションについてすでにイメージできている様子だ。
 
▼早期招集は困難▼
日本サッカー協会・田嶋技術委員長も「ヒデは中心的選手であることに間違いないし、ジーコ監督もそう考えている」と強調する。
同委員長は「使わないなら…ということはわれわれも考えている。チーム状況を調べた上で交渉していきたいと思っている」とヒデの早期帰国に向けて、フィオレンティーナ・ルッケージGMとの交渉に乗り出す意向だ。だが、「中田は絶対に必要な選手とGMに言われている」と渋い表情で語り、早期招集は厳しいことを改めて明かした。
 
▼パッツィーニは軽症▼
8日のキエーヴォ戦で足首を痛め途中でピッチを退いたFWパッツィーニだが、9日の検査の結果、足首前部の距骨靭帯捻挫だと明らかになった。ただ、関節の怪我の程度は軽く、今後の回復次第では、残りの試合でピッチに立てる可能性もあるそうだ。ただ、ガゼッタ紙はすでに、次節アタランタ戦の先発にはパッツィーニではなく、ボジノフの名前を挙げている。
 
▼フィオの予定▼
フィオレンティーナは、9日は休息し、10日から15日の対アタランタ戦に向け練習を再開させる。今週も通常通りの練習であれば、11日は2部練習、12日は調整マッチ、13日は午後練習、14日は最終調整となる。
 
▼キエーヴォ・ベレッタ監督コメント▼
キエーヴォのベレッタ監督は試合後、「キエーヴォは決して悪くなかった。自分らのゲームをした。フィオレンティーナのカンピオーネの1プレイにしてやられた。ミッコリの魔術がなければ、試合は0−0で終わっていただろう。我々は得点チャンスを2度得たが、彼らは1度だけだった。それからあのFKが試合の流れを変えた。終了間際に怪しいエピソードがエリア内であったけど、私は主審のジャッジについてコメントするのは好きじゃない」とコメントした。
 
▼ブレシアMFミラネットのコメント▼
最終節でフィオレンティーナと対戦するブレッシャのMFミラネットが、地元紙に対し、「僕らは最後の最後まで戦うよ。残留ラインとは勝ち点でわずか2差だ。だから、残留できると信じるのは当然のことだよ。決済はフィレンツェでプレイし終わった5月29日にすることになる。この試合が決め手となるだろうね」と、その試合に向けた決意を語った。
 
▼残留には勝ち点41〜42▼
9日付けのラ・レプブリカは、Football Data社のデータをもとに、A残留のボーダーラインが勝ち点41もしくは42になると報じた。A残留を争いを繰り広げるチーム同士の直接対決(7)が残されていることがその理由。なおこのデータに基くと、フィオレンティーナがA残留を果たすには、あと勝ち点4または5の獲得が必要となる。つまり、残り3試合を1勝2分け、もしくは2勝することが義務付けられる。
 
●残留争い中チームの今後の予定
■[16位/勝点39]シエナの残り試合
 第36節 キエーボ(HOME)
 第37節 パルマ(AWAY)
 第38節 アタランタ(HOME)
 
■[17位/勝点37]フィオレンティーナの残り試合
 第36節 アタランタ(HOME)
 第37節 ラツィオ(AWAY)
 第38節 ブレシア(HOME)
 
■[18位/勝点36]キエーボの残り試合
 第36節 シエナ(AWAY)
 第37節 ボローニャ(HOME)
 第38節 ローマ(AWAY)
 
■[19位/勝点35]ブレシアの残り試合
 第36節 ボローニャ(AWAY)
 第37節 メッシーナ(HOME)
 第38節 フィオレンティーナ(AWAY)
 
■[20位/勝点34]アタランタの残り試合
 第36節 フィオレンティーナ(AWAY)
 第37節 ローマ(HOME)
 第38節 シエナ(AWAY)
 
2005.05.09
▼勝利!しかしヒデは6戦連続出場なし▼
第35節アウェーで行なわれたキエーボ戦は1−2で勝利。フィオレンティーナの得点はミッコリとボジノフ。フィオレンティーナは8勝13分け14敗の勝ち点37とした。ヒデは6戦連続で出場機会がなく、3月20日のインテル戦以来、約1ヵ月半、出場機会が与えられていない。
 
▼17位浮上▼
今節から最終節までセリエAは一斉開催となった。キエーボに勝利したフィオレンティーナは17位に浮上、ひとまず降格圏からは抜け出したが、依然厳しい状況に変わりはない。そして残留争いをしているライバルチームの結果は・・・アタランタはメッシーナに2-1と逆転勝ち、パルマもローマに2-1と逆転勝ち、シエナは大量6点を奪ってリボルノに勝利。ブレシアはインテルに0-3で敗れた。順位は以下の通り。
順位表(第35節終了)
Juventus 79
Milan 76
Inter 65
Udinese 59
Sampdoria 59
Palermo 50
Messina 44
Cagliari 43
Livorno 43
Bologna 41
Lazio 41
Lecce 41
Reggina 41
Roma 40
Parma 40
Siena 39
Fiorentina 37
Chievo 36
Brescia 35
Atalanta 34
 
▼試合詳細▼
試合開始20秒でキエーボが左サイドからシュートを浴びせ、これは枠外にそれる。4分、コーナーキックのこぼれ球をアリアッティがミドルシュート。しかし大きくそれてしまう。10分、キエーボが中盤の奪い合いに競い勝ち、ザンケッタがミドルシュート。揺れるシュートをルパテッリが足でセーブする。13分、右サイドからのフリーキックをゴール正面でマッジョがヘディングシュート。しかしバーを越える。18分、前線に入れたハイボールをミッコリが強烈シュート。これはキーパー正面ではじかれるが帰ってきたボールを再びシュート。しかし相手ディフェンダー3人に囲まれブロックされてしまう。その後、両チームとも決定機を演出できないままゲームは進むが、43分、パッツィーニが倒されて得た右45度からのフリーキックをミッコリが鮮やかにニアサイドに決めて先制する。フィオサポ1万人が訪れたスタジアムが爆発する。前半ロスタイム、フリーでシュートを浴びるがルパテッリが手に当ててピンチをしのいだ。前半はキエーボが中盤で拾ってからのカウンター攻撃やトップのコッサートに当ててサイドに展開するなどリズム良くボールを回した。
後半1分、キエーボのコーナキック。キエッリーニが頭でクリアしたボールはふわりと浮き、あわやオウンゴール。ゴールネットの外側を揺らした。後半2分、キエーボ、右サイドからのフリーキックがエリア内に入る。アリアッティが相手を倒したかに思えたがキエーボのファウルとなる。この試合、ややフィオレンティーナに有利な笛が多かったかもしれない。後半18分、ヨルゲンセンのクロスをパッツィーニが戻りながらのヘディングシュート。ボールは枠外にそれた。しかし、着地時に左足首をひねり、負傷交代となってしまう。交代出場したボジノフが後半23分、右から狙う。ニアサイドを狙ったシュートはキーパーにセーブされた。後半24分、ボジノフがエリア内で倒されたが笛は鳴らず。後半34分、オボドからのクロスをマッジョが折り返し、フリーとなっていたボジノフが追加点を決める。ボジノフはシャツを脱ぎ逆エンドのティフォージが陣取るスタンドまで走った。このまま終われないのが今季のフィオレンティーナ。後半42分、コッサートが頭で繋いだボールをマンデッリが頭で決め、1点差に追い上げられる。ロスタイム表示は4分。キエーボはコーナーキック、ロングボールでエリア内に侵入するが、ディフェンス陣が踏ん張った。
 
キエーボ1-2フィオレンティーナ
得点:ミッコリ(前半42分)、ボジノフ(後半34分)、マンデッリ(後半42分)
オフサイド:4-7
枠内シュート:5-5
コーナーキック:5-6
支配時間:26分4秒-16分31秒
 
▼fiorentina.it採点▼
ルパテッリ:6 マッジョ:6+ ウイファルシ:6+ ヴィアリ:6.5 キエッリーニ:5 アリアッティ:6+ オボド:6 マレスカ:7 ヨルゲンセン:6+ パッツィーニ:6 ミッコリ:7 ボジノフ:7 ファンティーニ:6 サヴィーニ:評価なし ゾフ監督:6
 
▼ボジノフのコメント▼
MVPに選ばれたボジノフは試合後、「試合に出られるようになって、また怪我前のような調子に戻って嬉しく思う。ここまでくる間に僕の傍で励ましてくれた人全員に感謝している。このチームは残留できると強く確信しているよ。そしてこの勝利をティフォージ、デッラ・バッレ会長をはじめとしたスタッフに捧げるよ。」と語った。
 
▼ミッコリのコメント▼
「フリーキックでとても重要なゴールを決めることができた。今季僕はフリーキックで得点を決めていなかったからね。今夜はこの勝利を喜びたいね。そして、僕がプレーできるように尽くしてくれたメディカルスタッフに感謝している。」
 
▼ゾフ監督コメント▼
「順位についてはコメントはない。しかし今日、我々は重要なステップを踏んだんだ。ディフェンシブになりすぎず良い結果を得ることができたよ。ルパテッリを選んだのはキエーボの高い攻撃陣に対応するためだよ。」
 
▼アンドレア・デッラ・バッレ会長コメント▼
「我々、そしてティフォージの貴重な勝利だ。フィオレンティーナは偉大なゲームをした。ミッコリの信じられないようなゴール、ボジノフが再びゴールを見せてくれた。チームをサポートしてくれた1万人のティフォージに感動したよ。この勝利は多くのメリットをもたらす。チームに帯同したここ数日間、我々は集中することだけを試みた。そして集中し続けなければならない。シーズンはまだ終わっていないんだからね。」
 
2005.05.08
▼ヒデmail▼
本日付けで『Last One Month!!』が到着しています。ヒデは残留のためには「最低でも3勝」と考えているようです。なにより嬉しいのは、ヒデのコンディションがようやく「怪我前」に戻ってきたということです。ここからがトップギアです!あとは監督次第…。メールはこちらから。
 
▼ヒデ6戦連続ベンチスタート▼
ゾフ監督が7日の会見で「ミラン戦の4−4−2でいく」と布陣を変えないことを明言したことにより、ヒデの6戦連続ベンチスタートが決定的となった。当のヒデは緊迫感漂うチームの中でも、サポーターのサインに笑顔で応じるなど落ち着いた様子だった。
 
▼ミッコリのコメント▼
ミッコリがキエーヴォ戦に向け、「今は言葉でなじり返したりするときではない。今必要なのは、勝つことだけだ。もちろん、これ以上ないほどツキに見放されたのも事実だ。でも、今は行動に移す必要がある」と語った。
 
▼ボジノフのコメント▼
ボジノフ が「調子はいいよ。みんなに本当のボジノフを見せるための準備はできている」と語った。
 
▼リガノは軽症▼
大腿屈筋を痛めキエーヴォ戦の招集メンバーから外れたFWリガノは、7日午前に検査を受けたが、その結果、恐れていた肉離れではなかったことが判明した。
 
▼7日最終調整▼
7日午前、敵地ヴェローナで最終調整が約1時間にわたって行なわれた。ウォーミングアップの後、ボールを使った練習とミニゲームで選手の動きを確認した。
 
▼デッラ・バッレ兄弟▼
ディエゴ・デッラ・バッレ名誉会長とアンドレア・デッラ・バッレ会長が、ミニ合宿を行なっているヴェローナを訪問し、キエーヴォ戦について、「キエーヴォ戦は最後のチャンスではない。まだプレイすべき4つの決勝戦の1つ目だ」と選手達を叱咤激励した。アンドレア・デッラ・バッレ会長は最終調整を手伝い、キエーヴォとの決戦までチームに帯同する予定。また、ディエゴ・デッラ・バッレ名誉会長は「今後のチーム体制の見直しを前向きな方向で考えている」と話し、大幅なリストラなどは行わない方針を示唆した。
 
▼ゾフ監督会見▼
ゾフ監督は7日、試合前日の定例会見で以下のように語った。
「明日の試合はとても重要だ。もしかしたら、今シーズンでもっと重要な試合かもしれない。我々の試合のみならず、他会場の結果も残留問題に非常に関係してくる。この試合が決定的か否かは、あとになって分かることになるだろう。この試合も他と同様、しっかり準備をした。ピッチでその効果が出るように願っているよ。何人かの選手が引き分けについて語った?私は新聞を読まない。だから、誰がそう言ったかは知らない。私が言いたいのは、この試合は我々にとってとても重要だということだけ。チームのモチベーションは高く、全員がベストを尽くして練習に取り組んでいる。今朝、練習で最終チェックを行い、全選手がベストの状態で試合に臨めるようだ。ドナデルは今日練習をこなした。だから、怪我から回復したと考えている。ボジノフも良くなった。途中出場でチームを手助けしてくれるだろう。ドンダリーニ主審?私は審判について心配したことはない。誰が笛を吹くかさえも見ないからね。全ては我々次第だ。ピッチに立ち、勝利する事以外考える時じゃないよ。ゲームとしてはとても重要なのだが、我々は気負いすぎる事もなく、普段通りのやり方で試合の準備を進めてきた。単に、現地入りする日を早めて合宿に入っただけだ。」
 
2005.05.07
▼ヒデ今節もベンチスタート確実▼
このところ5試合連続でベンチ入りも出番のないヒデだが、明日のキエーボ戦もベンチスタートが確実だ。今年1月にゾフ監督が就任して以降、ヒデは14試合で出場はわずか5試合に限られている。また、ヒデと同じように出番のない主力選手がゾフ監督に「体調が整っている選手をなぜ、使わないんだ」と訴えていたことが発覚。選手の声がヒデにも追い風になるのだろうか?
 
▼6日の練習▼
フィオレンティーナは6日午前に練習を行ない、午後にヴェローナに向かい、2日間のミニ合宿に入る。6日午前の練習はウォーミングアップの後に技術・戦術練習を行ない、ハーフコートでのミニゲームを行なった。この日、ドナデルは体調不良のため別メニューを消化した。回復しない場合はオボドがスタメン出場するものと予想されている。
 
▼リガノ招集メンバー外▼
リガノが対キエーヴォ戦の招集メンバーから外れた。リガノは6日午前に行われた練習で太腿屈筋に痛みを訴えていた。2週間前にも同じ痛みを感じていた。明日の朝に、症状の程度を調べるための検査を受ける。また、3日に臀部を打撲したデッリ・カッリも招集メンバーから外れた。
 
▼予想先発▼
キエーボ戦も前節ミラン戦と同じメンバーが予想されている。しかし、6日に別メニュー調整のドナデルに代わってオボド、アキレス腱を傷めているミッコリに代わってボジノフが先発する可能性もある。予想先発は以下の通り。
(4−4−2)
GK:セハス
DF:マッジョ、ウィファルシ、ヴィアリ、キエッリーニ
MF:アリアッティ、ドナデル、マレスカ、ヨルゲンセン
FW:ミッコリ、パッツィーニ
 
▼パッツィーニ会見▼
「恐れはない。単に、いいプレーがしたいし、慎重ながらも楽観的に考えている。深刻な状況というのは確かだ。でも、僕たちは自分たちの力を心得ているし、僕は楽観主義者だよ。特に、ミランやユーヴェのようなチームとの対決で、最高の試合をしたという事を考えてみれば、このグループの能力を信用することができる。前節ミラン戦の後半95分に倒されたシーンはPKだった?パンカロに押されたのは明らかだったよ。僕を倒したと彼も考えを改めるよう期待する。だが、過去の事は気にしない。過ぎ去った事件について考え続ければ、その事が頭から消えなくなる。僕たちは日曜日のゲームに集中しているんだ。キエーヴォ戦の主審が抽選の結果ドンダリーニ(サンプドリア−フィオレンティーナを裁いた主審で、ゲーム開始からわずか3分の間に、ボジノフとデッリ・カッッリを退場処分とした)に決まった事について話をしよう。ドンダリーニに決まったことについて、ロッカールームでは嫌な顔をする者や皮肉を言う者がいた。いずれにしても、全ては僕たち次第だよ。ミランとのゲームでは、セーブ、バーへの直撃、そして、入ったと思われたシュートがミラン・ディフェンダーの足に偶然当たってゴールが決まらなかったりと、ゴール下での運が本当に無かった。その他の事については、僕は満足しているよ。というのも、その前の2試合で、やや精彩を欠いているように感じていたのだが、輝きと俊敏性を取れ戻せたからね。チームがこのような状況に置かれているのは残念だが、最後の最後まで残留を確保するために、僕たちは戦うというのは確かなことだ。キエーヴォは堅実なチームで、最も僕が試合で恐れる事はまさしく、彼らのプレースタイルと先週日曜日のキエーヴォvsパレルモの試合でも僕は気づいたのだが、彼らの精神的強さだ。僕らはアウェーゲームで一度も勝ったことがないし、簡単な試合でないのも確かだ。勝ち点3を奪うために戦いに行くのは明らかなんだけど、他の直接対決を考え、結果次第では、引き分けは最悪の結果というわけではないかもしれない。」
 
▼主審はドンダリーニ氏▼
キエーボvsフィオレンティーナの試合を裁くのはドンダリーニ氏に決まった。同氏は今季、アウェーのサンプドリア戦で、試合開始早々、ボジノフとデッリ・カッリを退場させた主審です。フィオレンティーナの試合をアウェーで2度担当しており、対ローマ、対サンプドリアといずれも敗戦している。以下、ドンダリーニ主審の今季データです。( )内は通算。
◆担当試合数:15(45)
◆ホームチーム勝利:10(25)
◆引き分け:1(8)
◆アウェーチーム勝利:4(12)
◆PK:5(16)
◆退場:6(14)
◆平均採点:5.63
◆フィオレンティーナ担当試合:0勝1分け4敗
◆キエーボ担当試合:2勝4分け2敗
 
▼データいろいろ▼
◆残留争いに強いキエーボ:キエーボはホームで戦った残留争いをしているチームとのホームの対戦では、シエナに1−3で敗戦しているものの、アタランタ(1−0)、ブレシア(3−1)、パルマ(2−0)と勝利している。
 
◆キエーボとは互角:キエーボのホームでの両チームの最近の対戦は、01/02シーズン、2-2のドローになっている。過去3試合の対戦成績は1勝1分け1敗、得点4失点4と全くの互角である。
 
◆初対決:キエーボのベレッタ監督とゾフ監督の対戦は初めて。
 
◆最多退場者クラブ:キエーボは、ラツィオ、パルマと並んで退場者が最も多いチームで、今季10人が退場になっている。
 
◆ここ7節勝ち星なし:フィオレンティーナは今季2度目の7節連続勝ち星なしの3分け4敗中である。今季クラブワースト記録に並んでいる。
 
◆交代選手の得点が少ない:フィオレンティーナの途中出場選手が得点を挙げたのは、リガノとマッジョのわずかに2回。ボローニャ、パレルモと同じく今季セリエA最低である。
 
◆5月に強いゾフ監督:ゾフ監督はこれまでの監督キャリアで5月に26試合で13勝7分け6敗という好成績を残している。1試合平均獲得勝ち点は1.77となっている。最後に負けたのは1993年5月23日で、それ以来負けておらず、8勝3分けとなっている。
 
◆アウェーに弱すぎる:フィオレンティーナはアウェー過去12試合で獲得した勝ち点はわずかに4(4分け)。アウェーで勝利したのは10月27日のレッジーナ戦以来ない。
 
▼キエーヴォFWペリシエのコメント▼
キエーヴォFWペリシエが「キエーヴォは今とてもいいプレイをしている。両チームとも是が非でも勝ちたい試合だ。個人的にはとてもいい状態にあるけど、チーム全体も体調、そしてプレイ内容が良くなっている。順位表は、僕らは同レベルにあると言っている。実際は、彼らの方がポテンシャルで遥かに上回っているけどね。両チームともツキに左右されたシーズンだったね。とにかく、日曜日の試合はとても重要だ」
 
▼キエーヴォDFランナのコメント▼
キエーヴォDFランナが「A残留はシーズン当初から常に、僕らの目標だった。チームは昨季まで、とてもいい成績を残していたとはいえね。一方、フィオレンティーナがこんな状況に置かれるとは、あまり予想できなかったことだよね。とにかく、僕らはホームで戦う。だから、間違いなく勝利を目指して戦うよ。決定的な試合ではないとはいえ、とても重要な試合だからね」
 
2005.05.06
▼4日の練習後▼
ヒデは練習終了後、ガルビアーティ・コーチと懇談していたようです。何を話していたのかは不明です。
 
▼調整マッチ▼
フィオレンティーナは5日午後、若手選手との混合チームで調整マッチを行なった。ヒデはサブ組中心のチームに入り、4―4―2のボランチの一角でプレー。威力あるシュートを放つなどコンディションの良さをアピールしていた。55分間行なわれた調整マッチは、オボド、ファンティーニ、ボジノフらの得点で緑組が4-2で勝利した。チーム編成は以下の通り。
オレンジ組(控え中心):Cejas, Billeri, Falivena, Dainelli, Savni, Guigou, Helguera, Nakata, Gatto, Rigano, Pettinari
緑組(主力中心):Lupatelli, Aquilanti, Salvadori, Pachetti, Santini, Guigou, Obodo, Piangerelli, Bellazzini, Bojinov, Fantini.
 
▼ミッコリがキエーボ戦出場に意欲▼
FWミッコリが、8日の対キエーヴォ戦に出場する準備が出来ていることを明らかにした。ミッコリは「歯を食いしばるよ。対インテル戦からそうしている。今回も出場するつもりだ。もちろん、決めるのは監督だけどね」と試合への意気込みを語った。
 
▼ウイファルシのコメント▼
DFウィファルシが地元紙「ラ・レプブリカ」に以下のように語った。
「キエーヴォ戦は厳しいものとなるだろう。彼らは前節、パレルモ戦でいい結果を得たからね(アウェイで2−2のドロー)。これまでのキャリアでこのような状況に置かれたことがあるかって?正直言ってないね。チェコでシグマ・オロモウックに所属したときに1回、残留争いをしたことがある。でも、当時の状況は今ほど複雑ではなかった。昨夏、こんな状況になるとは、想像すらしなったよね。僕らにこれ以上のミスは許されない。でも、ちょっとはツキを得てもいいかもしれないね。僕の来季はセリエB?降格したらどうなるかについては、話したくもないね」
 
▼バルディーニGMと接触▼
ASローマ時代(2000年)にGMとしてヒデをスカウトした理解者、フランコ・バルディーニ氏が来季、フィオレンティナのGMに就任する可能性が浮上した。5日付のイタリアのスポーツ紙「QS」が、フィオレンティーナが先週、バルディーニ氏と接触し、セリエA残留決定後に交渉の結論が出ると伝えた。今年3月24日をもってASローマを退団したバルディーニ氏はヒデの実力を評価する理解者。ヒデにとって朗報といえるだろう。バルディーニ氏就任のためにもセリエA残留が必須となる。
 
▼ヴィアリ会見▼
5日、DFヴィアリが定例会見に出席した。
「ヴェローナでの試合で有利になるためには最大限の集中が必要だ。重要な試合だが、勝ち点を考えると他にもう3試合あるので勝利だけが結果ではない。引き分けでも非難されないだろう。勝利のために?点を取って点を与えないことだとしか言えないね。僕達はミラン戦やユベントス戦のような態度で試合に臨まなければならない。昨夏はこんな順位になるとは想像もしていなかったけれども、これがスポーツさ。いずれにしてもまだ何も決まっていないんだ。」
 
▼キエーボ好調▼
前節キエーボとホームで対戦し、2-2のドローに終わったパレルモのDFヴァルツァーリは、「キエーボは好調、要注意だ」と語っている。そのキエーボは5日の調整マッチでも13-0と勝利し、好調をアピール。FWペリッシェルは「ヴィオラ戦が天王山」と意気込んでいる。
 
2005.05.05
▼1ゴール2アシスト!▼
4日午後に行なわれたミニゲームでヒデは、マレスカ、リガノ、アリアッティらとともに黄色のビブスを付けて左MFプレイし、1ゴール2アシストを記録した。ゴールは右サイドからグラウンダーのシュートでGKルパテッリの股を抜きゴール。アシストはいずれもFWリガノに供給されたもので、1つ目がヒールでのスルーパス、2つ目は右からのどんぴしゃクロスだった。
 
▼日本ツアー発表延期▼
今週に予定されていた7月下旬のフィオレンティーナ日本ツアーの日程発表が延期された。ベルティ広報は「残留すれば問題ないが、降格したら分からないのでまだ発表できない」と語った。詳細発表は残留決定後になる見通しです。降格すればツアーは中止でしょう。
 
▼4日の練習▼
フィオレンティーナは4日、午前と午後の2部練習を行なった。午前は室内で汗を流し、午後は3チームに別れ、トーナメント形式で8対8のミニゲームを消化した。ミッコリはアキレス腱痛により、4日の練習も前日に続き別メニューを消化した。ミッコリは練習場には姿を現さず、室内でマッサージを受けた。ただし日曜日の対キエーヴォ戦の出場には問題ないものと見られている。また3日の練習で打撲を負ったDFデッリ・カッリは治療に専念し、気になる怪我の状態も昨日と比べると著しく良くなった。試合に出場できる可能性があるかどうかは、本日判断される見通し。
 
▼1日早くヴェローナ入り▼
フィオレンティーナが次節の対キエーヴォ戦に向け、予定より1日早い6日(金)に決戦地ヴェローナへ出発することが決まった。金曜日の午前にフィレンツェで練習を行った後、午後早くに出発する予定という。なお試合は現地時間8日の15時にヴェローナの“ヴェンテゴディ”でキックオフされる。
 
▼アウェーのホーム化計画▼
フィオレンティーナの1万人のサポーターがセリエ残留を目指して8日、アウエーのキエーボ戦に集結する。4日付地元紙ラ・ナッツィオーネが、「アウエー戦では記録的な人数の1万人がベローナに行く」と報じた。ゴール裏入場券をアウエー側18ユーロ(約2400円)に対し、ホーム側5ユーロ(約700円)の割引料金で発売していたが、フィオ側サポーターの抗議があってアウエー側も10ユーロ(約1400円)への値引きが3日、決定。アンドレア・デッラ・バッレ会長はサポーターの移動バスの手配を開始した。
 
▼ウイファルシ会見▼
「容赦なく僕たちを苦しめたリーグ戦だったよ。何度もいい試合をしたにもかかわらず、ミスを犯し、正確性を欠いたために、僕たちはあまりに高い代償を払わされてしまった。土曜日のミラン戦の1点目の失点はおそらく、僕が正確な位置取りができなかったからだ。でも、ミスではない。ボールに触るためにもっと中に入ることもできたが、触れたボールがゴールマウスの方向へそれる危険性があったんだ。逆に、2点目の失点は、僕たちがシェフチェンコをうまくマークすることができず、ゴールを決められてしまった。ここフィレンツェに来た時、僕は最高のチームを目にしたよ。順位表において、もっと上位を確保できると期待していた。だがしかし、今や僕たちの現状はこれなんだ。日程や成績表を見たり、敵について深く考えている場合じゃない。単に勝利が必要なんだ。現在に至るまで、幾度となく、事がうまく運ばず、多くの不運に見舞われた。だが、これからは流れが変わっていくだろう。」
 
▼予想スタメン▼
ガゼッタ紙によると、キエーボ戦の予想スタメンは、ここ最近のスタメンと変化がないようだ。
(4-4-2)
Cejas
Maggio
Ujfalusi
Viali
Chiellini
Ariatti
Maresca
Donadel
Jorgensen
Miccoli
Pazzini
 
▼ウイリアムヒルもキエーボ有利を予想▼( )内はSNAI社の予想。
SNAI社と同様、イギリスのブックメーカー、ウイリアムヒルは、キエーボ対フィオレンティーナ戦について、ホームチーム・キエーボの有利を予想した。キエーボの勝ちに2.20倍(2.30倍)を、フィオレンティーナの勝ちには3.20倍(3.15倍)の掛け率を設定した。なお引き分けは2.80倍(2.75倍)に設定されている。
 
2005.05.04
▼3日の練習▼
フィオレンティーナは3日の午後、8日の対キエーヴォ戦に向け練習を再開した。フィジカルトレーニングを行ったあと、8対8のミニゲームを行なった。なおFWミッコリはアキレス腱痛のため別メニューを消化。ファンティーニは予防的見地から欠席したとのこと。また、DFデッリ・カッリは練習中にお尻部分に打撲を負い、途中で練習を引き上げている。検査の結果、損傷の程度は深刻なものではなかったとのことだ。4日は午前・午後の2部練習が行なわれる予定。
 
▼アンドレア・デッラ・バッレ会長▼
フィオレンティーナのアンドレア・デッラ・バッレ会長が3日の練習を手伝った。同会長は今週毎日、チームの練習に帯同する予定だという。
 
▼ブックメーカー予想はキエーボ有利▼
イギリスのブックメーカー、SNAI社は、キエーボ対フィオレンティーナ戦について、ホームチーム・キエーボの有利を予想した。キエーボの勝ちに2.30倍を、フィオレンティーナの勝ちには3.15倍の掛け率を設定した。なお引き分けは2.75倍に設定されている。
 
▼フィオ日本遠征計画▼
コリエレ・デロ・スポルト紙は、フィオレンティーナが7月25日から日本遠征を行うと報じた。正式発表は近日中に行われる予定だが、日本ツアーはセリエA残留を条件に7月25日から。同28日に東京V、同30日にC大阪との対戦が有力。その他に、大分なども候補に挙がっている。 ヒデもチームに帯同して来日するとの契約が盛り込まれている模様で、チームは来季もヒデを残留させる意向であることが改めて証明された。
 
▼マッジョ会見▼
「もうミスはできない。非常に重要な残りの4試合だ。ミラン戦と同じスピリットで立ち向かわなくちゃいけない。もし、あのようなプレーをすれば、僕たちを倒せるチームはいないよ。このような現状でも、ひとつにまとまり続けることが必要だ。全力を尽くす以外、ピッチでやるべき事などないよ。ミラン戦でも、僕たちは集中してピッチに入った。それでも、期待していた勝ち点を取ることはできなかった。それに獲得可能だったと思う。多くの物事がねじれてうまくいかない一年だよ。でも、この事で僕たちは低迷しているわけではない。実を言えば、あまりにも多くの不可解な判定に泣かされたんだ。でも、今は挽回するしかないよ。ゾフの手腕は確かだ。最近の試合では、最大限の力を発揮するために、彼はチームを鼓舞し、常にチームをまとめ続けている。今はティフォージも僕たちにガッツを与えてくれるだろう。ヴェローナへも数多く詰めかけ、ホームで試合をするような雰囲気になるだろうね。勝利を地元に持ち帰るという確信と、プレーについて言えば、ずるさを持って試合に臨まなければいけない。いずれにしても、最終節まで決戦は続く。このような混戦状態では、僕たちの上に着けているチームだって落ち着いてなんかいられないよ。」
 
2005.05.03
今日はニュースが少ないですm(__)m
▼雑誌ネタ▼
週刊サッカーマガジン5月17日号 No.1025に『04-05シーズン総括 海外組 それぞれの戦い』で日本人9選手の今季を総括。この一年はどうだったのか、来季の移籍などについて触れられています。もちろんヒデの1年も振り返っています。
 
▼2日も休み▼
フィオレンティーナは2日(月)も練習は休み。現地時間3日の午後よりキエーボ戦にむけて練習が行なわれる。
 
▼ドナデル▼
3日ドナデルがインタビューに答え、「残り4試合で僕達の能力を見せなければならない。直接対決ではミスは許されない。もし、ホームのアタランタ戦、ブレシア戦に引き分けたり、負けるようなことがあればセリエAに値しないということだろう。僕達はセリエAに値するチームだと言うことを証明しなくてはならない。」と語った。
 
2005.05.02
▼ヒデ、第三国開催に言及せず▼
ヒデは、30日の練習後に報道陣の前で足を止めたが、W杯予選北朝鮮戦の開催地が第三国に変更され、無観客になることについては言及しなかった。チームは最終節までの残留争いがほぼ確実になり、代表への早期合流も絶望的だ。
 
▼デッラ・バッレ名誉会長▼
30日、ディエゴ・デッラ・バッレ名誉会長は「100%残留してみせる。2年以内にUEFA杯出場を狙えるチームにする」とオフの積極補強をも示唆した。しかし、ミラン戦に負け、チームはセリエB降格危機に片足を突っ込んでいる状況に違いはない。
 
▼順位表▼
第34節の全日程を終了してフィオレンティーナは19位となった。シエナ、アタランタは敗戦を喫したものの、パルマはリボルノとの乱戦を制して勝利、ブレシア、キエーボはアウェーでの上位との対決をドローに持ち込み勝ち点を上乗せした。残留争いをしているクラブの1日の試合結果と順位表は以下の通り。
パルマ6-4リボルノ
インテル2-0シエナ
ローマ2-2ブレシア
ウディネーゼ2-1アタランタ
パレルモ2-2キエーボ
 
順位表(第34節終了)
ミラン 76
ユベントス 76
インテル 62
ウディネーゼ 56
サンプドリア 56
パレルモ 49
メッシーナ 44
リボルノ 43
カリアリ 42
ラツィオ 41
レッチェ 41
ボローニャ 40
ローマ 40
レッジーナ 40
パルマ 37
シエナ 36
キエーボ 36
ブレシア 35
フィオレンティーナ 34
アタランタ 31
 
▼10000人▼
ガゼッタ紙が報じたところによると、5月8日に行なわれる第35節アウェーでのキエーボ戦には10000人のティフォージが応援に訪れる見込み。選手達は1日、2日と休養し、3日火曜日からキエーボ戦に向けての練習が開始される。
 
▼雑誌ネタ▼
週刊ポスト5月13日号:中村俊輔VS中田英寿「もはや孤高のキラーパスは不要」
フライデー5月20日号:ジーコの流儀(第13回)クラブと代表の狭間
 
2005.05.01
▼逆転負け、ヒデは5戦連続出場機会なし▼
第34節ホームで行なわれたミラン戦は1−2の逆転負け。フィオレンティーナは7勝13分け14敗の勝ち点34のまま。本日、アタランタが勝利すれば最下位タイになってしまう。ヒデは3月20日のインテル戦以来、出場機会が与えられていない。
 
▼試合詳細▼
首位チームとの戦いはフィオレンティーナの各選手が激しく動き有利に試合を進めた。オープニングシュートは前半2分、アリアッティがコスタクルタに対面するもそのままシュート。バーを越えたが攻撃に出る姿勢がうかがえた。4分、ヨルゲンセンが中央をドリブル突破するもガットゥーゾに後ろから止められフリーキックを得る。ミッコリが蹴った24mのフリーキックはミランGKジーダに難なく止められた。6分、ミランが攻撃に出る。ルイ・コスタが蹴った右サイドからのフリーキックをセーハスがパンチングでクリア。しかしフィオレンティーナはひるまなかった。前半11分、パッツィーニからエリア内でパスを受けたミッコリがDFを背負いながらもシュート。スタムに寄せられゴールマウスをそれた。16分にはヨルゲンセンのシュートがジーダにキャッチされた。そして決定機が訪れる。18分、キエッリーニのクロスをヨルゲンセンがゴールライン手前で首だけで折り返し、パッツィーニがスタムに競り勝ちヘディングシュート。これがバーを叩いた。先制点はフィオレンティーナ。25分、ミッコリが蹴った右からの早いコーナーキックをキエッリーニがスタムと競い、こぼれ球がネスタの足に当たる。これを飛び込んできていたマレスカが頭で合わせ待望の先制点を挙げた。まだまだフィレンティーナの攻勢は続く。36分、キエッリーニのックロスが逆サイドに流れアリアッティが折り返したところをヨルゲンセンがヘディングしたが、またもジーダにセーブされてしまう。37分、アリアッティがカカーのパスをインターセプト。ドリブルで駆け上がり、右のミッコリ、左のパッツィーニを使える状況に。左のパッツィーニに出したがクリアされる。40分、シェフチェンコの40mFKは押さえがきかず大きくバーを越えた。45分、ミッコリが左サイドライン沿いでカフーとガットゥーゾを置き去りにしクロスを上げる。パッツィーニがスタムの頭の前で鮮やかにヘディングシュートするもボールは右にそれた。前半はミランのプレーに粘りがなく、決定機を全く与えなかった。
 
後半開始1分、ミランの攻撃が牙を剥く。左サイドセルジーニョのクロスがニアに入ったトマソンから流れ、ファーサイドのシェフチェンコに。これを落ち着いて決められあっさり同点とされた。フィオレンティーナも攻めに出る。左ライン沿いでミッコリからパスを受けたヨルゲンセンが中央のマレスカにパス。しかしマレスカのシュートはジーダの正面だった。後半9分、またしても右サイドを起点にゴールを奪われる。セルジーニョのクロスがキエッリーニの頭の上を越え、シェフチェンコのヘディングゴールが生まれた。後半わずか9分で逆転されてしまった。この後、やや引き気味になったミランに対しフィオレンティーナはシュートを浴びせる。後半12分、ミッコリの蹴ったFKが逆サイドに流れ、ヨルゲンセンがクロスを入れる。ファーサイドでフリーのマレスカがワントラップした所にミッコリが飛び込みシュート。味方のボールを奪ったシュートは大きく右にそれてしまった。58分、エリア内でスタムの腕にボールが当たったかに見えたが笛は鳴らず。後半19分、ヨルゲンセンがダブルタッチのドリブルでエリア内に侵入しキエッリーニにラストパス。キエッリーニのシュートはわずかに左にそれた。後半20分、パッツィーニのボレーシュートはクリーンヒットせず、後半21分のミッコリのインフロントにかけたシュートは右にそれる。後半22分、スローインからパッツィーニのミドルシュートはジーダにセーブされる。後半29分、エリア内でパッツィーニが抜け出しシュートするも、コスタクルタのつま先にわずかに当たりコースが変わる。後半30分、コーナーキックのこぼれ球をヨルゲンセンがシュートするもセーブされる。後半31分のキエッリーニのミドルシュートもDFに当たってしまう。後半41分、交代出場のボジノフが左足を振りぬき、DFの股を抜いてシュートするもジーダがコーナーキックに逃れた。総シュート数、枠内シュート数ともにミランを上回り、ボール支配率も五分五分であったが同点に追いつくことはできなかった。ミランの決定力、ゲームの進め方にしてやられた感じだ。交代出場のボジノフは前節より少しはマシであったがパスミスが目立った。
 
≪FIORENTINA≫
GK:セハス
DF:マッジョ、ウィファルシ、ヴィアリ、キエッリーニ(後半32分ボジノフ)
MF:アリアッティ、ドナデル、マレスカ、ヨルゲンセン
FW:パッツィーニ、ミッコリ
 
フィオ−ミラン
◆総シュート数:19-8
◆枠内シュート数:9-4
◆オフサイド:0-4
◆コーナーキック:10-5
◆イエローカード:2-4
◆支配率:50%-50%
 
▼fiorentina.it採点▼
セハス:5.5 マッジョ:6 ウィファルシ:5 ヴィアリ:5.5 キエッリーニ:4 アリアッティ:6+ ドナデル:5.5 マレスカ:6+ ヨルゲンセン:7 パッツィーニ:6.5 ミッコリ:5.5 ボジノフ:評価なし ゾフ監督:6
 
▼観客動員記録更新▼
第34節ミラン戦では45909人の観客が訪れ、これまでの45614人(4月9日ユベントス戦)を上回った。
 
▼ゾフ監督コメント▼
「我々は多くのチャンスを生み出した。そして、ミランはエリア内に入れたたった二つのクロスで得点した。ディフェンスや攻撃のミスの責任は私達自身によるものだ。もちろんがっかりしているさ。ミランに対して有利に立っていながらポイントが得られなかったんだから。スタムのハンド?PKであろうとなかろうと、それについて責める事、語ることはしたくない。ミランやユーヴェに対していい試合をしたけどポイントを集めることができなかった。優勝争い?たとえ最終節までもつれたとしても私は観ないよ。我々は降格の恐怖をなげうち、自分たち自身を信じ続けるよ。」
 
▼ヨルゲンセンのコメント▼
「ミランは二つのクロスを上げ、僕達は2点を与えた。これは今季の僕達の典型的なパターンだよ。良いプレーをして、行動を起こして、そして得点される。次週からの直接対決には最大の根性と注意力を持って挑むよ。」
 
▼アンチェロッティ監督コメント▼
「我々はカフーとセルジーニョによるサイドからの圧力でフィオレンティーナを攻めたかった。後半の危険なクロスが試合を変えたよ。今日のフォーメーションは攻撃的なもので、最終ラインに多少のリスクがあったことは受け入れていた。選手達はいつも決して諦めないで最後まで勝利を目指してくれる。前半のパフォーマンスは確かによくなかったし、ドラマを作ることができる要素はなかった。みんな自分達のプレースピードが遅く、創造できなかったという意見に一致していたよ。今日のヴィオラは我々を困難に陥れ、大きく成長していることを証明した。」
 
▼シェフチェンコのコメント▼
「僕達は非常に多くの努力を要したよ。フィオレンティーナは得点できるいくつかのチャンスがあったね。しかし僕達は決定的なチャンスを生かしたんだ。」
 
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